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春光園近くの旧旭川偕成社・中原悌次郎記念彫刻美術館が昨年に修復工事が終了したということを知り、雨の1日、旭川市内へ出かけました。旭岳ロープウェイも強風のため午後3時まで止まっていたそうです。旭岳から旭川駅までの「いで湯号」が約1時間半ほど往復していますが、今日の大雨で、雪道が泥濘んだため、バスに支障が出て出発が遅れ、途中で新しいバスに乗り換え、旭川市内の交通渋滞に嵌り、結局2時間ほど掛かってしまいました。駅から春光園へ行くバスは少ないので、タクシーを利用しました。以前、この隣の井上靖文学館へ来たことがあり、旭川市内はかなり歩き回ったことがあります。<br />

中原悌次郎記念旭川市彫刻美術館へ

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2018/03/09 - 2018/03/09

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belledune

belleduneさん

春光園近くの旧旭川偕成社・中原悌次郎記念彫刻美術館が昨年に修復工事が終了したということを知り、雨の1日、旭川市内へ出かけました。旭岳ロープウェイも強風のため午後3時まで止まっていたそうです。旭岳から旭川駅までの「いで湯号」が約1時間半ほど往復していますが、今日の大雨で、雪道が泥濘んだため、バスに支障が出て出発が遅れ、途中で新しいバスに乗り換え、旭川市内の交通渋滞に嵌り、結局2時間ほど掛かってしまいました。駅から春光園へ行くバスは少ないので、タクシーを利用しました。以前、この隣の井上靖文学館へ来たことがあり、旭川市内はかなり歩き回ったことがあります。

旅行の満足度
4.0

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  • この建物は、旧陸軍第7師団が旭川に設営された時に、将校たちの社交場として明治35年(1902)に建てられたものです。設計は陸軍臨時建設部で、施工は大倉組。<br />建物は、主に師団関係者の会議、研修会、講演会、宴会、結婚披露宴、宿泊などに使用されました。皇太子時代の大正天皇や昭和天皇が旭川に来られた折の行在所としても使われたそうです。

    この建物は、旧陸軍第7師団が旭川に設営された時に、将校たちの社交場として明治35年(1902)に建てられたものです。設計は陸軍臨時建設部で、施工は大倉組。
    建物は、主に師団関係者の会議、研修会、講演会、宴会、結婚披露宴、宿泊などに使用されました。皇太子時代の大正天皇や昭和天皇が旭川に来られた折の行在所としても使われたそうです。

  • 終戦後は、一時アメリカ軍の将校クラブとなり、昭和24年(1949)に国から旭川に移管された後は仮校舎などに使われていました。

    終戦後は、一時アメリカ軍の将校クラブとなり、昭和24年(1949)に国から旭川に移管された後は仮校舎などに使われていました。

  • 昭和43年(1968)に博物館に転用するために、復元修理工事が行われ、市立旭川郷土博物館として24年間活用されていました。平成5年(1993)博物館が新築移転となったため、新たに彫刻美術館として翌年6月に開館しました。平成24年(2012)から平成29年(2017)まで半解体して、耐震補強工事がなされ、ここに再び入館することができました。

    昭和43年(1968)に博物館に転用するために、復元修理工事が行われ、市立旭川郷土博物館として24年間活用されていました。平成5年(1993)博物館が新築移転となったため、新たに彫刻美術館として翌年6月に開館しました。平成24年(2012)から平成29年(2017)まで半解体して、耐震補強工事がなされ、ここに再び入館することができました。

  • 旭川彫刻美術館は、旭川ゆかりの彫刻家・中川悌次郎を記念したものとなっています。中川悌次郎の12点の彫刻の他、悌次郎に影響を与えたオーギュスト・ロダンの「ジャン・デールの裸体習作」や萩原守衛の「坑夫」、旭川や北海道に所縁のある作家の作品が展示してあります。

    旭川彫刻美術館は、旭川ゆかりの彫刻家・中川悌次郎を記念したものとなっています。中川悌次郎の12点の彫刻の他、悌次郎に影響を与えたオーギュスト・ロダンの「ジャン・デールの裸体習作」や萩原守衛の「坑夫」、旭川や北海道に所縁のある作家の作品が展示してあります。

  • エントランスから玄関を見たところです。<br />中原悌次郎は、明治21年(1888)釧路で生まれ、9歳の時に叔父の養子となり、旭川に移り住んでいます。その後、札幌中学校に進学して、17歳で画家を目指して、上京します。白馬会洋画研究所、太平洋画会研究所で研鑽し、ロダンの影響を受けた彫刻家・萩原守衛に出会ったことから、彫刻家を志すこととなったそうです。大正10年(1921)に32歳の若さで亡くなるまで、25点の作品を制作していますが、自ら壊すということがあり、現存するものは12点のみとなっています。

    エントランスから玄関を見たところです。
    中原悌次郎は、明治21年(1888)釧路で生まれ、9歳の時に叔父の養子となり、旭川に移り住んでいます。その後、札幌中学校に進学して、17歳で画家を目指して、上京します。白馬会洋画研究所、太平洋画会研究所で研鑽し、ロダンの影響を受けた彫刻家・萩原守衛に出会ったことから、彫刻家を志すこととなったそうです。大正10年(1921)に32歳の若さで亡くなるまで、25点の作品を制作していますが、自ら壊すということがあり、現存するものは12点のみとなっています。

  • 1階右手方向には、手前から展示室が2つあります。

    1階右手方向には、手前から展示室が2つあります。

  • 1階左手方向

    1階左手方向

  • 1階展示室の廊下の窓部分

    1階展示室の廊下の窓部分

  • 1階展示室の天井の漆喰部分<br />

    1階展示室の天井の漆喰部分

  • 1階の展示室角の柱の漆喰模様

    1階の展示室角の柱の漆喰模様

  • 1階エントランスの奥にある中央階段

    1階エントランスの奥にある中央階段

  • 階段フェチにとっては、ドキドキする瞬間です。どんな階段だろうと。

    階段フェチにとっては、ドキドキする瞬間です。どんな階段だろうと。

  • 両脇に物が置いていあるのが残念です。木製の階段手摺りです。

    両脇に物が置いていあるのが残念です。木製の階段手摺りです。

  • 階段の踊り場から2階を見上げたところです。

    階段の踊り場から2階を見上げたところです。

  • 階段途中から上部の窓を見上げたところです。天井は木製です。

    階段途中から上部の窓を見上げたところです。天井は木製です。

  • 2階に上がったところです。

    2階に上がったところです。

  • 2階の階段上の梁部分端に付けられた彫刻

    2階の階段上の梁部分端に付けられた彫刻

  • 2階の広間の入り口を内部から見たところです。

    2階の広間の入り口を内部から見たところです。

  • 2階広間の入り口正面にあるバルコニーの出入り口と窓部分。

    2階広間の入り口正面にあるバルコニーの出入り口と窓部分。

  • バルコニー部分。今日は雨なので、もし晴れていたら、綺麗だったと思います。

    バルコニー部分。今日は雨なので、もし晴れていたら、綺麗だったと思います。

  • 窓上部の装飾部分。

    窓上部の装飾部分。

  • 四角い窓の装飾部分。

    四角い窓の装飾部分。

  • 広間奥にある現在、研修室として使われている部屋。

    広間奥にある現在、研修室として使われている部屋。

  • 広間のドア部分。

    広間のドア部分。

  • 広間中央の仕切り部分。

    広間中央の仕切り部分。

  • 現在は展示のための明かりがレールにつけられていますが、当初は漆喰装飾のあるところに照明が下げられていたのでしょう。

    現在は展示のための明かりがレールにつけられていますが、当初は漆喰装飾のあるところに照明が下げられていたのでしょう。

  • それぞれ異なるデザインです。

    それぞれ異なるデザインです。

  • 研修室の照明器具の部分の漆喰は、広間のものとは異なる手法で仕上げてあります。よく見るとわかりますね。

    研修室の照明器具の部分の漆喰は、広間のものとは異なる手法で仕上げてあります。よく見るとわかりますね。

  • 玄関の6角形を合わせて作られた天井部分。

    玄関の6角形を合わせて作られた天井部分。

  • 玄関上の天井部分に作られた陸軍の印?でも、陸軍は星印なので、違いますね。

    玄関上の天井部分に作られた陸軍の印?でも、陸軍は星印なので、違いますね。

  • 玄関扉

    玄関扉

  • 玄関の左手方向

    玄関の左手方向

  • 玄関の右手方向

    玄関の右手方向

  • 玄関先

    玄関先

  • 建物側面

    建物側面

  • 旭川駅へ戻って来て、ステーションギャラリーにやって来ました。現在、木内克展を4月22日まで行なっています。駅にあるギャラリーですが、広くてなかなか良いギャラリーだと思います。時間があったので、この椅子に座ってギャラリーにある本などを読ませて頂きました。旭川は木工芸が素晴らしく、このカンディーハウスの椅子は長時間座っていても、腰が疲れず、とても素晴らしいものでした。ネットで調べたところ、同じものはありませんでしたが、高価なものでした。将来是非買いたい1点です。

    旭川駅へ戻って来て、ステーションギャラリーにやって来ました。現在、木内克展を4月22日まで行なっています。駅にあるギャラリーですが、広くてなかなか良いギャラリーだと思います。時間があったので、この椅子に座ってギャラリーにある本などを読ませて頂きました。旭川は木工芸が素晴らしく、このカンディーハウスの椅子は長時間座っていても、腰が疲れず、とても素晴らしいものでした。ネットで調べたところ、同じものはありませんでしたが、高価なものでした。将来是非買いたい1点です。

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