2018/02/17 - 2018/02/19
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miharashiさん
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2017年に夫婦そろって70歳。年末にスイスとイタリア・ドロミテへスキーに出かけたものの、やや滑り足りなかったので、年が明けた2月の天気のいい時期を見計らって、ブレンタ・ドロミテの代表的なスキー場、マドンナ・ディ・カンピリオとその近くのアンダーロ(Andalo)に行くことにしました。ちょうどフランスのマントンやニースのカーニバルの時期と重なっていたので、カーニバルを見学してから帰ろうということで、今回も欲張りな旅行となってしまいました。
第七部は、スキーの後のコートダジュール旅行記その3で、マントン市内の散策とレモンフェスティバルを見学したときのものです。(表紙写真は、レモンフェスティバルの展示会場)
本旅行の全日程は以下の通り。
2/5 成田22:00->エミレーツ、ドバイ経由ー>べニス(2/6)
2/6 ベニスー(鉄道)->トレント(泊)
2/7 トレントー(バス)->マドンナ・ディ・カンピリオ(3泊)
2/8~2/10 マドンナ・ディ・カンピリオでスキー
2/10 マドンナ・ディ・カンピリオー(バス、タクシー)->
サンロレンツォ(泊)
2/11 サンロレンツォー(タクシー)->アンダーロ(4泊)
2/11~2/14 アンダーロでスキー
2/15 アンダーロー(バス)->ジェノバー(鉄道)->マントン(3泊)
2/16~2/18 マントン・エズ・トゥルビ観光
2/19 ニースー(エミレーツ、ドバイ経由)->成田(2/20)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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マントンで毎年開催されるレモンフェスティバル。2018年は2月17日~3月4日までの20日間の開催で、ちょうどスキーを終える時期に一致することを知った。スキーと靴が入ったバックがお荷物だったが、長距離バスの利用とか駅近くのホテルに宿泊することでなんとか訪れることができた。フェスティバルのテーマは年ごとに変わり、今年はインドがテーマになっているという。事前にネットで18日の展示見学とゴールデンフルーツパレードの立見席を予約しておいた。(写真はゴールデンフルーツパレード)
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マントンは、今までの旅では通過しただけで、実際に訪れるのは二人とも初めて。かつてモナコ王国が所有していたところで、モナコとは約7キロしか離れていない。イタリア国境にも近い。フェスティバルが開始される17日の昼間に、旧市街を散策してみたが、そのたたずまいは思いのほかすばらしいものだった。ただこの日の天気はいまいちだったので、良く晴れた翌日の朝に再び旧市街を訪れることになった。(写真は、古城跡の墓地近くから撮影した旧市街)
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17日夜、主人だけホテル横の展示会場のライトアップの撮影に出かける。私は部屋で休憩。今日はオープニングの日で、大勢の観光客が訪れていたようだ。写真はライトアップの会場前。開場は8時半とあったが、その時間を過ぎてもなぜか大勢の人が入場を待っていた。
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チケットを購入していないので、会場の中には入れず、すべて塀の外から撮影。最初は、マハラジャの王宮。
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象のマハラジャ?
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展示のライトアップは刻々と色を変化させていた。
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同上。
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象の姿も。
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2月18日、三日目にしてようやく朝から青空。早めに旧市街に向かった。まずは海岸沿いの遊歩道を歩きジャン・コクトーの美術館へ。写真は銅像ごしに見る旧市街のサン・ミッシェル教会。
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遊歩道の突き当りが旧ジャン・コクトー美術館。
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来た道を振り返って。海の向こうにはマントンの新市街。
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新市街を拡大して。
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旧ジャン・コクトー美術館。要塞を美術館としてオープンしたのがコクトーの死後3年目の1944年4月だったという。外から見ると、美術館とはわからない。
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旧ジャン・コクトー美術館の正面で。
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二人ともジャン・コクトーの絵には興味がないので、中には入らず、外側から撮影することにとどめた。(中は撮影禁止らしい。)
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外の壁にはジャン・コクトーの絵。海岸の小石が使われたようだ。
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ジャン・コクトーの旧美術館を背にして海沿いの遊歩道を先に進む。
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来た道を振り返ると、カラフルな壁が並ぶ旧市街が見えた。
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遊歩道から埠頭が突き出ていたので、その先端まで行ってみることに。写真は、埠頭の途中から撮影した旧市街。
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埠頭の先端近くから撮影。水面に建物が映っていた。
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旧市街のパノラマ(画像をクリックしてください)。きれいに水面に映っている。
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サン・ミッシェル教会を中心に広がる旧市街。壁の色が統一されていて、きれいだ。
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旧市街の素晴らしい眺めをバックに記念撮影。
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埠頭から旧市街にもどり、途中から素敵な階段を登り、サン・ミッシェル教会へ。
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教会前の広場。ここへは昨日も来ているが、今日は青空がバックになり美しかった。
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昨日もやってきた墓地横の展望台からの旧市街の眺め。バックの青空と地中海がきれいだが、街はやや逆光なのが残念。写真の右上端に墓地が写っている。
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昨日に続いて、墓地の中に入ってみる。
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手前には立派なお墓。その向こうは紺碧の地中海。
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同上。
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とりわけ立派なお墓に立つ彫像。どなたの墓なのだろう?
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彫像と地中海。
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墓地の中から、マントンの新市街地の方角を見る。
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新市街地の拡大。
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その左側に広がるコートダジュールの海岸線。
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墓地から旧市街の狭い路地をぬけて再びサン・ミッシェル教会へ戻ってきた。この教会は17世紀にHonore Ⅱによって建てられたそうだ。
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教会前から海の方角を望む。教会前の広場には美しいモザイクがあった。モナコ大公家の紋章をかたどったものだそうだ。
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海と反対側には、別の教会。
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ホテルへと戻る途中。昨日はここから旧市街の散策を開始した。
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16日に訪れた市役所の前を通り、ホテルへ。市役所は結婚の間が有名だが、今は平日でも改修中で公開されていなかった。ホテルに戻ったのはまだ10時前。部屋で休んで12時少し前にチェックアウト。荷物をフロントに預け、いよいよレモンフェスティバルへ。
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最初は、ホテル横の公園内の展示会場へ。公園は道路で南北二カ所に区切られていて、互いに歩道橋でつながっていた。入場したのは南側の公園だったが、まずは歩道橋を渡って北側の展示を見ることに(写真は、歩道橋の上から見た北側の展示会場)。
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歩道橋を下り、昨夜も撮影した像の顔をしたマハラジャの前へ(展示その1)。
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その横を通りすぎる。おびただしい数のレモンとオレンジの実が上手にはめられているのにはびっくり。すごいとしか言えない。
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拡大して見るとレモンが一個ずつゴムバンドで固定されているのがわかる。かなり手間がかかっているようだ。調べてみると、75万本のゴムバンドが使われて、作業に要した時間は2万時間、使われた柑橘類の量は140トンにも及ぶそうだ。
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上記の展示の後側にも二匹の像の展示(その2)。
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その横で記念撮影。
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展示場ばかりでなく、レモン製品の販売所が数カ所設けられていた。
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再び歩道橋を渡り、南側の展示会場へ。こちらの方が広くて、展示物の種類は多い。最初は鳥をモチーフにした展示(その3)。
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春の花も。
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説明できないようなこんな展示(その4)。
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展示その5。
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会場内の片隅にもきれいな花。
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展示その6。マハラジャの宮殿?
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展示その7。馬車?
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展示その8。蓮の花を持つお釈迦様?
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展示その9。マハラジャの象。
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展示その10。踊るマハラジャと獅子。
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正面からの展示その10。
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展示その10の右側。これで展示物見学は終了。青空をバックにすると、レモンとオレンジの色が鮮やかに映えて、美しかった。一番大事な時に晴れてよかった。(またしても晴れ女の本領発揮か?)
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疲れたのでホテルのロビーで休憩。展示場横に、ゴールデンフルーツパレード開始の1時間も前から長い列ができていたのが気になったので、あまりのんびりもできず、列に並んで待つことにした。なかなか列が進まないので、みんなイライラ。入り口では男女別でボディチェックと荷物チェック(大きなバック類は入る前に預け場所が用意されていた)。ようやくパレード会場に入れた。会場内はすでに大勢の人が場所を確保していた。私達も開いている場所へ。前から二番目の列に陣取って、開始を待った。
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2時半開始のはずが、なかなか始まらず、20分くらい遅れてパレードが動き出した。
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展示と同じようにレモンやオレンジで飾り付けられた動く出し物(その1)も現れた。
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出し物その2。
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その2の後ろ側も素晴らしい。
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マグパイプの演奏も。
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踊り子を連れた変な乗り物のパレード。
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踊り子の一人。
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竹馬のようなものに乗り踊る女性。これでパレード会場を一周するのは大変そうだ。
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出し物その3。動物たちの行進。
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その3の後ろから。
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また別の踊り子。
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出し物その4。この象がすごかった。
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象の足もまるで歩いているかのように動いていた。
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目の前を象が通過していく。
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象の仮面を頭上に掲げた美しい女性たち。
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拡大して。
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6本の腕を持つ仏?のコスチュームをまとった女性が続いた。
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同上。
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ひときわ美しさが目立った女性。
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拡大して。
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こちらも美しい。
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レモンフェスティバルの女王か?
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一人でこの重い飾りをつけて、行進するのも大変そう。でもひときわ美しい。
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紙吹雪がまかれるので、前列で座って見学している人の頭にも容赦なくふりそそいでいた。この紙吹雪を良く見ると、いろいろな形にカットされているからすごい。
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またまた奇妙な出し物(その5)の一団がやってきた。エレキギターが鳴り響く中、狂ったように指揮を執る男性と輪を使って、アクロバット的動きをする女性の一団。
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アクロバットの女性を拡大して。
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サンバのご一行。
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さらに美しい女性たち。
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舌を出す奇妙な人の出し物(その6)。
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ビニールでできた巨大な象の出し物(その7)。
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今まで撮影していたところはやや逆光気味だったので、海側のスタンド席が設けられているところに移動してみた。ちょうど前に通りかかった巨大な象の出し物(その4)が行進中だった。
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さきほどの女王も行進中。
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さらにまだ見ていなかったレモンとオレンジでできた象の出し物も。
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これから私達はニースへの移動が待っているので、少し早めに出口に向かうことにした。同じようなことを考えている人達が多く、行進の合間をぬって道路を横断する人達も出始めていた。
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トラの出し物の行進を最後に会場を離れ、ホテルに預けたスキーとバックを受け取り、駅へ。駅は乗客でごった返していた。ニース方面には列が3重にできていて、ホームへ入場規制が行われていた。なんとか混みあう電車に乗車。この時もスキーがお荷物。幸い周りの人達が親切な人達で、いやな顔もせず、ここに置くといいようなことをすすめてくださった。
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ニース駅に到着。空港行きのバスは目の前のバス停から出ていた(最初間違ってこの先のバス停まで無駄に歩いてしまった)。バスは予定よりも大幅に遅れて到着。バス停に収まり切れないほど乗客が待っていたので、けっこう満席に近かった。スキーとバックを持つ私達にやけに親切に近づいてきて、荷物置きに置くのを手伝ってくれた若い女性がおり、バスの奥に行くのを邪魔しているような仕草をしてきた。まだ乗りこむことができない客もいたので、私だけ後部座席近くまで突破。その後主人にぴったりついて、奥にいかせてくれない。そのうちもう一人若い女性が主人を挟むように後ろに立った。私はそのときすりかもしれないと思って、主人に、突破するように声をあげた。主人が切り抜けてきたときに、何も取られていないことを確認。後部座席に座っていた、ツアー客の女性はすりだと気が付いていたそうだ。その二人組は、いつの間にか消えていた。この路線に乗る人は2人組の若い女性には要注意だ。彼らは手ぶらで来ているのでわかりやすいかも。バスの切符は乗りこむとき運転手から買う仕組みになっているが、団体客は真ん中のドアから乗りこむこともあるので、それを利用して彼らもチケットなしで乗りこんでいたらしい。この路線を利用する人はすりに注意してください。
バスは何カ所かで止まりながら、空港に向かったが、バス停の案内放送はなく、中には間違っておりて、また、乗りこむ客もあった。フランスに来ると、案内などはほとんどなく、旅行者には不親切だといつも感じる。 -
今日のホテルは、空港すぐそばのHotel Campanile(写真)。空港インフォメーションでホテルへの行き方を尋ねたら、電話して迎えに来てもらえると言われ、電話すると迎えに行くとの返事。しかしいくら待っても迎えが来ないので、インフォーメーションにピックアップ場所を確認すると、かなり離れたところだった。そこまで行ってみたが、迎えの車がいなかったので、仕方なく歩いてホテルに向かうことに。ホテルまでの距離は思ったより近かったが、横断歩道のないハイウェイを横切って行かなければならなかった。ホテルに着くと、フロントの人が2回迎えに行ったが私達を見つけられなかったと言って謝ってくれた。とにかく、フランスは旅行者に対する案内やインフラが不十分だ。おまけにニース空港の周りは工事中の個所が多く(近い将来トラムが通ずるらしい)、特にターミナル1のまわりは非常にわかりずらいので、これから行かれる人は十分注意してください。
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ようやくホテルにチェックインできて一安心。幸いホテルにレストランがあったので、そこで最後の夕食を食べることができた。ビュッフェスタイルで手ごろな値段で食べられるし、おいしかったので、お勧めだ。人気があるらしく、遅い時間帯だったにもかかわらず混み合っていた。
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2月19日、ホテルのシャトルで空港(ターミナル2)へ送ってもらい、午後2時過ぎのエミレーツでドバイ経由で帰国の途へ。ニース空港にはプライオリティパスが使えるラウンジがあリ、そこでゆっくりすることができた。帰りのエミレーツ便は両方ともエアバス380で、座席はエコノミーとしてはゆったりしていたが、ドバイ―成田便は卒業旅行の若者の姿も多く、ほぼ満席だった。
今回もスキーと街歩きの両方を欲張った旅行だった。スキーを持っての移動はかなり大変だったが、最後に快晴の空の下、マントンの美しい旧市街(写真)とレモンフェスティバルを満喫することが出来た旅だった。(終わり)
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