2018/01/26 - 2018/01/27
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ちびのぱぱさん
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元興寺や十輪寺を訪れました。
京都の雑踏に疲れた旅人は、奈良に来るとほっとするのではないでしょうか。
古民家の続く住宅街の細い路地を彷徨っていると、ふと世界遺産にぶつかることもあります。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
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耳が千切れそうな寒風の吹く京都から、いくらか南にある奈良。
もしかしたら、少し温かいのではと思いましたが、やっぱり寒かった。
当たり前か。
近鉄京都の駅で、奈良行きというのがあまりなくて、漸く見つけたら、特急ですけど、と駅員さんに念を押されました。
?
特急券を購入してお乗り下さい、とのこと。
近鉄って、なんとなく旧国鉄みたいな私鉄だな。
快速で行くと乗換が必用ですが、近鉄奈良駅というのは観光地が近く旅行者にとってとても便利。
駅チカのすき家で牛丼を食べていたら、廻りは皆お年よりのお一人様ばかり。
お年寄りが一人で牛丼を食べたら行けないということはないのですが、ちょっと不思議な光景。
この年代の一人暮らしは、めんどくさがって昼食を抜いたりする方がいますから、ありかもと思いました。
餅飯殿商店街を抜けてしばらく南に歩くと、世界遺産の元興寺が住宅街に身を潜めるようにありました。元興寺 寺・神社・教会
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かつては奈良市街の南東部をしめる大伽藍があったそうですが、いろいろあって今はこちらの極楽堂と禅堂が国宝にして、世界遺産となっています。
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すぐとなりに寄り添うように禅堂。
昔は繋がって宿坊をなしていたようですが、鎌倉時代に今のように改築されたのだとか。
屋根瓦は奈良時代、禅堂の部材は法隆寺より古い西暦582年伐採のものが使われているらしい。
入場料500円をケチって垣根の間から覗いているので、空き巣が物色しているよう。
もう少しよく見える場所はないかと、垣根に沿って進んでみる。 -
真正面の門から、千何百年か前の瓦を載せた極楽堂が鎮座しているのがよく見えました。
遠足か何かのようで、こどもたちが走り回っている。
もとは蘇我馬子が建てた日本最古の飛鳥寺が前身とか。
考えてみれば、仏教はこの少し前くらいに外国から導入されたものということになるのでしょうか。
京都や奈良に来ると神社や寺を見る機会が多いのだけど、一生懸命に祈っている人を見かけるのはどちらかというと、神社の方が多いような気がする。
どうしてなんだろう。
神社というのは生き方がどうのということはあまり言わないのに対して、仏教は哲学というか人の生き様に深く関わろうとしている気がする。
導入の過程も、インテリが教えに感激して持ち込んだイメージがある。
いっぽう神社の方は、原始的というか、あまりうるさいこと言わずにお賽銭を投げ込んで柏手を打って(多少の作法がある)祈れば万事オッケイなイメージ。
普段道徳的な生活を営んでいるかどうかなどと言うやっかいなテーマが持ち出されることもない感じ。
まあ、仏教の方も大乗だの小乗だのいろいろ考え方の相違があったみたいに聞いている。
いずれにしても、人間というのは現金なものなのだという結論を勝手に出しました。
金も払わずにとやかく言うのはこのぐらいにして、奈良公園の方に向かう。 -
途中奈良ホテルの敷地にある庭園の脇を通る。
旧大乗院庭園だそうですが、整備中の観があります。 -
鹿の姿を探して青葉茶屋の辺りに来ました。
あまりの寒さに、鹿も引っ込んでしまったのか。 -
茶屋と言いますが、宿泊もでき、異次元のくつろぎを提供してくれそう。
いつか泊まってみたい。 -
ようやく鹿発見。
これを見ないと相方が納得しない。 -
宿のある南袋町の方に下ってゆくと、十輪寺があります。
国宝です。 -
作家の松本清張さんがここのことを書いていました。
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南袋町にある「はる家ならまち」という古民家を利用したゲストハウス。
奈良にはこういう古民家を活用した宿がたくさんできて、外人に大した人気です。
料金は概して安めに抑えてあります。はる家 ならまち 宿・ホテル
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この土蔵はドミトリになっています。
ここが一番温かかった。 -
土間のスタッフに受付を済ませ、家の中を散策。
スタッフはとても丁寧です。 -
館内は昔の民家そのままに調度類などが置かれている。
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ずいぶん立派な屏風絵(?)が飾られていますが、スタッフにいわれを聞いてもご存じありませんでした。
庄屋の家だったとか。 -
2階の屋根裏的なスペースが共用スペースで、いろいろ便利です。
他に泊まっている方たちは全員外人さんでした。 -
とても雰囲気がありますが、冬場はとにかく寒い。
本州の古い家というのはこんな感じでしょう。
生まれも育ちも北海道の相方が悲鳴をあげている。 -
竈や炊事場があって、往時の生活を偲ばせます。
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中庭を見て廊下を進みます。
その先にお風呂場。 -
今日は風呂場を使わせていただきます。
風呂場は猛烈に寒い!
これは脳卒中になる。
シャワーを出したらもうもうとして雲の中にいるような感じに。 -
風呂から上がると、日が暮れていました。
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朝食は近くのスーパーで仕入れたご飯と納豆、漬け物。
それに、大好きな永谷園の赤出し味噌汁。
粉末です。
これがなかなか売っていないんですよね。 -
旅行に出る時はいつも永谷園の赤だし味噌汁(粉末)を持参。
香りが堪りません。
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