2018/02/27 - 2018/02/27
2222位(同エリア4343件中)
みなみんさん
京都市観光協会主催の「京の冬の旅」ではないが京都の世界遺産に冬とは言え春を感じる陽気の日に会社をサボって行ってみた。二条城はこのあいだ行ったばかりだが平日の空いている時に堪能しておかないとという強迫観念に苛まれ、再び京都検定合格者特典をフル活用してみた。
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今日は改めて三条通を西進。まずは麩屋町にある弁慶石。武蔵坊弁慶はこのあたりに住んでいてこの石を溺愛していたと。義経とともに奥州平泉衣川で頼朝に討たれた弁慶であるがこの石も平泉に移されたが夜な夜な京に帰りたいと泣いたと。そのうち平泉で疫病蔓延しこの石の祟りとのことで最終的にこの三条のビルの前にあるとのこと。
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京都文化博物館別館。辰野金吾設計の旧日銀京都支店。京都検定ではこれは頻出。
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続いて中京郵便局。ここは誰の設計であろうか。
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烏丸通を渡って室町を過ぎると左手に路地、これが了頓図子。衣棚通だが中ほどに広野了頓邸跡がある。広野了頓は桃山期の茶人。一帯は了頓邸であったが中に小路を通して人の通りを許した。
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釜座通では大西清右衛門美術館。千家十職のお釜を作っていたところ。ここは昨年秋の博物館デーで入場している。
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堀川通に出ると通りの向こうは三条商店街となってアーケードのある商店街が千本通まで続いている。二条城はここから北上。
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今シーズン二度目の二条城へと。前回は妙心寺東海庵というメーンイベントがあったためザッと見て回っただけだが、今回はじっくりと時間を掛けて観てみよう。もちろん免費で。
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さすがに冬の日の平日、お天気が最高なれども人少なし。唐門前もガーラガラ。
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この唐門は国宝ではなくて重文。しかし手が込んだ作り込みがされている。
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これが国宝の二の丸御殿。車寄も国宝。じっくりと障壁画を見て歩いたがやはりここも複製。日焼けを防止するためか薄暗い室内でよく見えない部分もあったが、立体的な欄間には驚くばかり。狩野派を堪能させてもらった。
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遠州が作庭した(奉行として)二の丸御殿庭園。
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天守閣跡から本丸、その向こうには左大文字、比叡山。
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本丸の南側にあたる梅林で梅の花が咲き初めとなっていたので行ってみると。やはりまだ少々早いようで。チラホラ。天守閣の石垣の方が絵になる。この二条城、離宮という名称が付いているがこれは徳川家が立ち退いてからは宮内庁が管理したことから離宮となり、のちに京都市に移管されたため。本来はお城である二条城は破却の対象のはずが宮内庁所管であったために破却を免れて国宝になったという。
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二条城には2時間弱居た後に神泉苑へと。ここも人がいません。
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鯉塚、亀塚。
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お堂の鬼瓦はなまず。
さて、これからは京都市中心部西縁部を歩くことに。これまでは東山や中心部ばかりで西の方は来てなかったということで。 -
三条通でお食事の後は南に。壬生寺も空いていて先日の壬生大念仏狂言の時とは全く違うお寺のような。新撰組が活躍した折もこのような人のいない状況だったであろう。
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どんどん下って坊城通から千本通へと筋を変えて歩く。これがかの朱雀大路跡の千本通。
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五条通を越えると島原へ。まずは置屋の輪違屋、完全観覧拒否で個人宅のよう。建物は立派なもので維持費も相当掛かりそう。
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大門へ。ここから先が島原の遊郭であったところ。区画内は今でも旅館が多い。昔の遊郭の建物に泊まれる旅館もある。
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揚屋の角屋へ。残念ながらお休みながらお代が千円とはちと高い。島原はちらほらと昔の建物が残っていて興味深いのだが普通の市街地になってしまっておりそうそう観光という雰囲気でもない。
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花屋町通を東に向かって大宮通へと。西本願寺側に渡ると龍谷大学の大宮学舎。レトロな校舎が立派。さすがに浄土真宗の大学だけはある。
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西本願寺の唐門を北小路側から。日暮門と言われるだけあって見飽きない。
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右側にある麒麟は某ビール会社の商標のお手本となったもの。左の唐獅子もどこかで見たことのあるデザイン。
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北小路は細い通りながら唐門、大玄関門があって見どころ大。
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大玄関。御影堂も立派だがこちらも立派。このような建物があるとは。この奥は幼稚園になっており進入不可。
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唐門の内側。日光の関係で少々暗い。やはり見るなら北小路から。表も裏も同じように見えるが。
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御影堂や阿弥陀堂の廊下には木の節などにいろいろな形の補修がなされている。この区画はお魚シリーズ。どうもハートもあるらしいが見付けられず。
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廊下は鴬張り。
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広い境内で平日なのでとてもスッキリ。
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お隣の興正寺では紅白の梅が見ごろ。
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ちょうど梅の見ごろと重なっていたよう。
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本願寺伝道院。もとは本願寺の檀家向け生命保険会社の建物とのこと。
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伊東忠太設計でいろいろ変な動物の彫刻がある。
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薮内家は茶道の家元で本願寺に庇護されてきた。この門の中には燕庵があるが見れない。
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京都駅でお買い物をして塩小路を七条駅まで。七条を下ったあたりの鴨川は昔は処刑場や晒首が置かれた場所であったのであろうか、とか想像しながら歩くとすぐであった。
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