2018/02/18 - 2018/02/19
98位(同エリア1492件中)
玄白さん
写真好き仲間8人で、冬の絶景を撮影しようと、霧ヶ峰へ一泊撮影旅行に出かけてきた。狙いはカラマツ林の霧氷、そしてウンと冷え込んでくれれば、サンピラーに出会えるかもしれないなどと期待しながら、宇都宮を午前4時に出発。ところが、あまりに天気が良すぎて、期待していた霧氷を撮影することはできなかったが、乾いた空気の好天のおかげで、北アルプス、中央アルプス、南アルプス、八ヶ岳、富士山など名だたる名峰を一望することができた。
夜も晴天に恵まれ、星空撮影したいというメンバー3人から指導してほしいと頼まれ、夕食後、撮影実習。一旦宿に戻り、ひと眠りした後、3時に起床。一人で再び星空撮影に出たが、氷点下15℃の厳寒のせいで風邪をひいてしまった。あまり良い写真は撮れなかったが、趣味を同じくする仲間たちとの楽しい撮影旅行であった。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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10人乗りのバンを借りて、レンタカーでの移動。良い撮影ポイントを見つけたら、すぐに撮影できるような機動力が必要なので、車での移動はMustである。
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午前8時に白樺湖に到着。
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白樺湖は全面結氷している。
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対岸には車山が見えている。だが、白樺湖は、あまり写欲をそそるような風景ではないので、早々に霧ヶ峰に向かうことにした。
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ヴィーナスラインに入ると、すぐにこんなカラマツ林が目に入って来たが、ここ数日、好天が続いたために、霧氷は見られない。
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ヴィーナスライン。きれいに除雪されていて、なんら通行に問題はない。
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白樺湖が見下ろせるヴィーナスライン最初の駐車場にて。
八ヶ岳がくっきり見えている。 -
白樺湖を俯瞰
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車を進め、富士見台駐車場へ。名前の通り、ここからは富士山が望める。こんな日には太陽が高く昇ると、靄がかかって富士山は見えないことが多いのだが、今日はよく見えている。富士山をはさんで左側が八ヶ岳、右が南アルプスの山並みが連なっている。
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さらに右方向には、中央アルプス。
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中央アルプスの右端には、真っ白に雪化粧した御嶽山。
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しつこく、もう一枚富士山をパチリ
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ヴィーナスラインをさらに昇っていく。正面に中央アルプス。
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車山肩駐車場付近
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ヒバ(?)林。霧氷で真っ白に化粧している木々を期待していたのだが、わずかに枝に残雪があるのみ。残念!
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霧ヶ峰スキー場に向かう途中からみたカラマツ林。ここも霧氷を期待したところだが、冬枯れのカラマツが連なるのみ。
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ヴィーナスラインを離れ、池のくるみ踊り場湿原が見下ろせる場所へ。ここからの富士山、八ヶ岳の眺めもなかなかよろしい。昼間はあまりフォトジェニックではないので、夕暮れ時に、もう一度ここに来ようとなった。夕陽に染まった八ヶ岳や紅富士を期待したい。
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今宵の宿、「ヒュッテ霧ヶ峰」。まだ午前10時過ぎなので、チェックインはできないが、ここでスノーシューを借りる。
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年配者がほとんどなので、あまりアップダウンがあるコースは歩けない。そこで、八島ケ原湿原をちょっとだけ歩いてみることにした。
初めてスノーシューを履くという人が半分以上なので、スノーシューを履くだけでも時間がかかり、大変である。 -
湿原入り口で、記念撮影してから、いざ出発。スノーシューを履いたのは実に3年ぶりである。
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湿原を一周するには案内板では1時間20分とあったが、積雪時で年配のスノーシュー初心者が多く、撮影しながらなので2時間はかかりそうだ。
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冬の湿原は単調な風景で、撮りたいと思わせるようなシーンには出くわさない。
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なにかの野生動物の足跡があちこちに見られる。湿原の周囲は植生保護のため、鹿除けネットが張られているので鹿ではなさそう。タヌキ?、キツネ?
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雪の上の木立の影を撮ってみたり・・・
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冬枯れの山野草を撮ってみたり・・・
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湿原に冬枯れしたシシウドを撮ってみたりしたが・・・
どうにも単調な風景で、すぐに皆さん飽きてしまった。ここは、積雪時も木道以外は歩くことはできず、しかも木道はいたるところ傷んでいるので、歩きにくいところがあって、スノーシューに慣れないメンバーは木道を踏み外したり、自分のシューを踏んで転んだりするアクシデントも発生。 -
そこで、湿原一周はあきらめて、1㎞も歩かないうちにショートカットで湿原入り口に戻ることになった。
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湿原駐車場から北アルプス遠望。真っ青な空に北アルプスの山並みが白く輝いている。
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一旦、宿の近くの霧ヶ峰スキー場のレストハウス「高原の店」で軽く昼食を済ませたあと、チェックインまでヴィーナスラインを行ったり来たりしての撮影タイム。
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イチオシ
八ヶ岳をアップで。
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珍しく、午後になっても富士山がよく見えている。アップで一枚。
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御嶽山
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再び池のくるみ踊り場湿原近くへ。
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池のくるみ踊り場湿原。八島ケ原湿原もそうであるが、やはり湿原歩きを楽しむのなら、初夏から秋がよさそうだ。
八島ケ原湿原は冬でも散策はできるが、ここは冬は閉鎖になっているようだ。 -
除雪された路肩の雪を踏み越えて、白樺の根元から仰ぎ見て一枚パチリ。
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踊り場湿原と蓼科山
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再び、ヴィーナスラインを白樺湖方面に戻り、車山肩の手前付近で。
八ヶ岳と富士山 -
同じところで、同じ方向を向いて撮影しているので、おそらくみんな同じような写真になってしまうだろうな・・・
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車山肩駐車場まで来た。そろそろ、宿のチェックインタイムとなったので、ヒュッテ霧ヶ峰へ戻る。
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ヒュッテ霧ヶ峰は、山小屋風の宿で、建屋はいささか古ぼけているが、清潔ではある。うれしいことに温泉まであるが、何しろ宿代がとても安く、コスパ抜群。当然、料理はそれなりで、あえて料理の写真を撮影するほどでもなく、写真は撮っていない。写真は食堂の様子。この日は宿泊客は3組しかいなかった。
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チェックイン後、しばらく温泉に浸かったりしてのんびり過ごす。夕食の時間は少し遅らせてもらい、夕景撮影のために、再びヴィーナスライン沿いへ。
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イチオシ
再び、踊り場湿原を見下ろすところへ。夕日に染まった八ヶ岳や紅富士を撮ろうというのである。
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イチオシ
日が傾き、湿原の枯れススキやカラマツ、八ヶ岳がほんのり朱色に色づいてきた。
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富士山の背後の空も少しほんのり焼けてきた。
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夕日を浴びる八ヶ岳。期待していたほどには色づかなかった。
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まもなく山裾に日が沈む。
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日の入り。ドラマチックな夕焼けとはならなかった。
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夕食を済ませ、9時ごろに、星空撮影指導のため、宿の近くの霧ヶ峰スキー場が見渡せて外灯が少ないところに集合。スキー場上空の冬の星座の定番、オリオン座とシリウスを撮る練習をしてもらう。
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30分ほど、撮影実習してから宿に戻り、いったん就寝。
夜明け前午前3時に起床。再び一人で星空撮影へ。南東の空が見渡せるところまで、夜道を移動。夜明け前の薄明が始まる直前に東の空、八ヶ岳上空に見えるであろう夏の天の川を撮影しようというのである。
しかし、東の空には薄雲が広がり、天の川は見えそうにない。 -
反対側の西の空には雲がない。冬空のダイヤモンドの半分(こいぬ座プロキオン、ふたご座ポルックス、ぎょしゃ座カペラ)が残っているが、オリオン座リゲル、おうし座アルデバラン、おおいぬ座シリウスは地平線に沈んでいる。
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夏の天の川は望めそうにないので、北極星を中心にした日周運動を撮っておこう。
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日周運動を撮り終えたところで、偶然流れ星をキャッチ!
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イチオシ
宿の前にて一枚。今回の星空撮影では、これが星景写真としては一番まともかな・・・
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一時間ほど仮眠してから、5時半起床、全員で夜明けの撮影に出かける。
撮影場所は、昨日下見しておいたヴィーナスライン富士見台駐車場である。
ブルーアワーの時間帯の一枚 -
みるみる東の空が明るくなっていく
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ここは、朝の撮影ポイントらしく、我々以外にも10人ほど撮影に来ていた。
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イチオシ
富士山はやや靄がかかっているが、空は朱に染まって来た。
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富士山の左側手前の山。カシガリ山という。
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八ヶ岳上空の雲もオレンジ色に色づいてきた。
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まもなく日の出
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日の出 6:50
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ヴィーナスライン沿いの朝日に照らされた風景を撮影しながら宿に戻る。
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イチオシ
朝日に照らされオレンジ色の枯れススキと反対側の影になっている青みを帯びた雪原のコントラストが美しい。
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山の斜面の一角だけ朝日が射している。
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朝の南アルプス
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イチオシ
カーブが続くヴィーナスライン
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ヴィーナスライン
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ヴィーナスライン。雪原が朱に染まっている。
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このヒバ(?)の林の前を何回通ったことだろう。
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枯れた山野草も、朝日が当たると昼間とは違う美しさを纏う。
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イチオシ
カラマツ林の上部に日が射してきた。
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宿に戻り朝食を摂り、早朝からの撮影で冷えた体を温めるために朝風呂に浸かる。
9:00にチェックアウト -
来た時と同じルートで、ところどころ気ままに撮影しながら帰途につく。
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車山肩駐車場に立ち寄り。
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同じような景色だが、誰かがここで撮影したいというと、路肩に停車して数分の撮影タイム。
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こんな冬枯れの木立の写真も何枚撮ったことだろうか。
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蓼科山上空にぽっかりクロワッサンのような雲が浮かんでいる。これもつるし雲と言うのだろうか?
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ヴィーナスラインを抜け大門街道(国道152号)、中山道(国道142号)から中部横断道南佐久ICに入り、上信越道、関越道、北関東道経由で宇都宮に戻る。
途中、浅間山がくっきりと見えた。
今回の撮影旅行では、気に入った写真は撮れなかったが、いつもの連れ合いとの二人旅とは違った楽しい旅であった。
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