2000/07/11 - 2000/07/13
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itaruさん
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NYプチ滞在で国連本部を見学の後、JFKからベネズエラのカラカスへ。ここから世界一の落差を誇るというエンゼルフォールをはじめとした絶景が溢れるギアナ高地へ向かいます。DC-3という骨董品級のプロペラ機に乗ってたどり着いたのは、これまで見たものとはまるで別の世界。コナン・ドイルの「失われた世界」のモデルとなった雄大な自然は見るものを圧倒する迫力にあふれていました。
7月10日 NH10便 成田11時→ニューヨーク10時30分着
AA935便 NY17時25分→カラカス22時10分着
★11日 VC602便 カラカス6時45分→カナイマ10時20分着
~13日 ギアナ高地観光
VC601便 カナイマ13時30分→カラカス17時着
14日 AA2128便 カラカス7時14分→サンファン8時50分着
AA114便 サンファン21時25分→NY翌1時14分着
15日 NY観光
16日 NH7001便 NY12時→成田翌14時45分着
(UA便)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 船 徒歩 飛行機
- 航空会社
- アメリカン航空 ANA ユナイテッド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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夕方のAA便でJFKからカラカスに深夜到着。当時の「歩き方」にはベネズエラ入国にはツーリストカードが必要で、航空会社のカウンターで手に入れることができる、との記載があった。だからカウンターで「ツーリストカードは?」と尋ねると、「えっ、入国カードのこと? 機内で配るけど」。どうなっているの、と不安を覚えつつ、機内で配られた入国カードのみ提出。結果、何も問題なく入国審査終了。一体なんだったんだろう
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シモンボリバル空港はカラカス市街から約30キロ。翌日は早朝便でギアナ高地のカナイマに飛ぶので街まで出るのはちと厳しい。今のようにネットで宿を検索して予約というわけにいかず、情報もなかったのでタクシーのドライバーに空港周辺の宿を紹介してもらう。
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カナイマ行きは朝6時台。眠い目をこすりながら4時過ぎには宿を出て空港へ。チェックインしようと思ったら、「ここじゃない。カナイマ行きは別の空港よ」との答え。へっ!。どういうこと、ここの空港以外にカラカスに空港があるの? JTBの通販で購入したチケット(34200円+手数料5000円)にはCARACAS-CANAIMAとしか書かれていない。「歩き方」にも別の空港があるなんて説明は一切ない
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とはいえ、もう一つの空港に行かなきゃギアナ高地に行くという今回の旅が終わってしまう。いつのまにかカウンターにいたタクシードライバーが空港の場所を聞き、大急ぎでもう一つの空港へ。小型機ばかりが集まっている空港というより飛行場というのがぴったり。何はともあれ間に合ったけど、ここはどこ? 市街に近づいたようだけど
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カラカスの地図を見てみるとラ・新市街にカルロタ政府空港というのがあるらしい。ここだったのかな? ただ、これまでカラカスの別空港に関する旅行記とか見たことない。誰か知っている人がいたら教えてほしい。さて搭乗したのは当時はベネズエラのメジャーな航空会社だったAvensaの子会社Servivensa。残念ながら2004年には倒産してしまいますが。窓越しに見えるのはギアナ高地のテーブルマウンテン?
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ところで、この時に乗った飛行機は何ともレトロな機材でした。揚力を得るために停車中の飛行機は斜めに傾いています。クラシックなハリウッド映画に出てくるよう。珍しいなあ、と思って機内に入って安全のしおりを見るとDC-3の文字が。DC-3って戦前に就航した機材では? こんな機材が現役なの
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などと驚いたものの、時代を感じさせる機材は思いのほか快調。座席は30くらいだったかな。ただカラカスからの乗客は10人もいなかったような。経由地(どこか不明)があったため、カナイマまでは3時間を超すロングフライト。遠かった
カナイマ国立公園 国立公園
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カナイマに到着したらまずは国立公園入場料8000ボリバル(当時のレートで14ドルくらい)。「失われた世界」の舞台、ギアナ高地の入り口に到着です
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ギアナ高地の旅は個人で何とかできるものではない。旅行会社にお世話にならないと。「歩き方」には各旅行会社のコンダクターがいるから、よく条件を聞いて比較してから決めよう、って書いてあるけど、とても選べるような雰囲気でもない
カナイマ湖 滝・河川・湖
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セスナに乗って上空からエンジェル・フォールをみたい気もしないではないけど、豪華な旅ってことはない。ボートでエンジェルフォールに向かい、ハンモックの宿に泊まるという2泊3日のツアーを申し込む
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ってことで、早速ツアー開始。まずはカナイマ湖の滝めぐり
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ウカイマの滝、ゴンドリーナの滝、ワダイマの滝、アチャの滝と4つの滝が流れ込む
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どの滝もなかなかの勢いでカナイマ湖にそそぐ
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ボートでカナイマ湖の対岸に渡り、茂みの中の途を歩いていく。目指すのは滝の裏を歩いて行けるエル・サポの滝
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水のカーテンの裏を抜ける道。これって整備した道、それとも自然そのまま?
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いやあ、皆さん水着着用とは用意周到ですね。水着を用意してなかったわけではないけれど、このタイミングで使うとは思いもしなかったので……
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この滝の裏を通ることができるって、なかなか楽しい
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滝から十分マイナスイオンを浴びて、ではボートに乗って本日の宿へ
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せっかくいい雰囲気と思って写真を撮ったら指が……。フィルム写真って、その場では確認ができないから現像まで失敗が分からないので……
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夕暮れ近く、宿から眺めるテーブルマウンテン。まあ、宿といってもハンモックが並ぶだけの簡易宿泊施設。その分、ギアナ高地の自然が身近に感じられたけれど
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簡単な朝食を食べたらてエンジェルフォールを目指してボートに乗り込む
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緑深い河岸を眺めながら、ボートはどんどん進んでいく。失われた世界じゃないけれど、どこからか恐竜が顔を出すんじゃないか。そんな不思議な感覚にとらわれる
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コナン・ドイルの「失われた世界」を知ったのは小学生の時。児童用の簡易版で確か「生きていたきょうりゅう」だったけれど、10歳前後の男の子を引き付ける要素満載の物語だった。当時は作者とか、あまり気にしていなかった。実は作者がシャーロック・ホームズと同じということで後で知って驚いたなあ
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失われた世界が描かれたのは100年以上前の1912年。ドイルがギアナ高地の状況をどれだけ把握していたのかは分からないけれど、その豊かな想像力には感心するばかり
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さらに進んで麓まで来たら、ボートを降りて山道を進んでいく
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ついに到着です。エンジェルフォール
エンジェル フォール 滝・河川・湖
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世界最大の落差979メートルを誇るエンジェルフォール。あまりの落差のため、滝の下部は霧のよう。できれば、真下まで行ってみたい
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エンジェルフォールが世に知られるようになったのは1937年、アメリカ人のパイロットのジミー・エンジェルが金鉱を探して飛行している最中に遭遇、報告したことで有名になった。流れ出しているのはギアナ高地で最大のテプイ(テーブルマウンテン)のアウヤンテプイでその広さは東京23区を上回るほど
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念願叶ったという感じ。ここまで遠かったけれど、時間をかける価値がある。これまで旅した場所の中でもトップクラスの素晴らしい光景に大満足
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1000メートルもの高さを落ちてくるということは風の影響も強く受けるということ。強風が吹くと、滝の流れがカーブを描いていく
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ふと周りを見渡せば、そこには異なるテプイ(テーブルマウンテン)
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エンジェルフォールは滝壺がないけれど、霧状に下に注いだ水は川となり、自然のプールとなっている
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ということで、水着を用意しておけば
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ちょっと水は冷たいけれど、気持ちいい
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人が足を踏み入れることがほとんどなかったギアナ高地
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目の前に広がる広大な景色は圧倒的、どこか映画を見ているような錯覚を覚える
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名残惜しいけどエンジェルフォールから離れて一休み。離れて眺める滝もいい
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ギアナ高地に足を踏み入れて感じたのは2泊3日では物足りないということ
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標高2810メートルのテプイ、ロマイラ山ツアーなども興味が尽きない
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まるで紅茶のような不思議な赤茶げた川の水。これは植物から染み出たタンニンの色
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タンニン豊富な水はテプイから流れ込む
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今考えてみると、雨季のギアナ高地を訪ねたのに天候に恵まれた。ラッキーだった
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エンジェルフォールの姿を目に焼き付けて
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テプイの山頂には独特な生態系があるという。いつかテプイに登ってみたい
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さて2日目も終わり、宿に戻りますか
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おっと宿にはかわいい訪問者が
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初ハンモックだったのでハンモックって寝心地は? 安定せず寝にくかったりして、とか思っていたけれど想像以上に快適。いやあ、リラックスできました
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あっという間にギアナ高地最終日
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カラカス行きの飛行機は午後1時発
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それまでカナイマ湖周辺をトレッキング
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中身の濃い2泊3日でした
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ギアナ高地観光もこれで終わり。シンプルなカナイマ空港に戻ってきました。姉妹で仕事の手伝いかな、ほのぼのとした光景に癒されます
カナイマ空港 (CAJ) 空港
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名残惜しいけどギアナ高地を離れます
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復路も直行ではなく経由便。小型機がたくさん駐機されている
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さすがにDC-3なんて、もう乗ることはないだろう。貴重な体験、ってことで1枚撮っておこう。レトロな機材に乗る機会って今後もあるかなあ
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翌日は7時14分の便でサンファンへ。なのでカラカスを観光できるのはわずかな時間だけ。とはいえ、もう夕方。今ほどではないけれど、カラカスの治安は当時から少しデンジャラス。陽が傾いてから街中を歩くのは微妙なので、ホテル周辺をちょっと歩いただけ。ということで、次はアメリカの自治連邦区のプエルトリコへ
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