10月は雨季も終盤、とはいえレインウェアは欠かせないほど、
雨はよく降ります。
モーターを付けただけの木をくりぬいたボ...
続きを読むートで遡上するので、
とにかく水が自らにかかります。
いいカメラを持っている人は、ビニール袋でもいいのでカメラカバー必携。
カナイマ国立公園は、関東平野がすっぽり収まるほどの規模。
20億年前の地質を備えたテーブルマウンテンが、2億5千年前に隆起して
形成されたギアナ高地だそうです。
まさに、人智を超えた、ジュラシックパークの世界!
スケールがハンパないです!
滝の長さ976mのエンジェルフォールにたどり着くためには、
カナイマの港から総行程3~4時間かけて向かいます。
途中、30分ほどハイキングする場所があります。
(急流地帯があるため、みんなが乗ったままのボートでの遡上は危険なためだとか)
雨季はスカッとしない天候で雲が多く、テーブルマウンテンの見え隠れして、
全容が見えません。
それはそれでミステリアスを演出して大迫力なのですが、
青空バックにしたテーブルマウンテンを撮りたかったです。
乾季になると晴れ間が多い分、エンジェルフォールなどの滝の水量が乏しいので
迫力にも欠けるようです。
一長一短ですね。
通常は、一泊目はキャンプサイトで就寝、2日目にトレッキングなのですが、
一泊二日のツアーに参加すると、キャンプサイトに着いたと同時に
夕方からトレッキングが始まります。
この時期、17時半には日が沈むため、かなり急いでエンジェルフォールの展望台に向かいます。
なめてかかると怖いほど、結構しっかりしたトレッキングです。
地面もぬかるみ、木の根が張っているのでトレッキングシューズでないと、
足首等を痛めそうです。
1時間強歩くと、エンジェルフォールの展望台に到着します。
滝のミストが地面にたまってさらに滝が形成されているのですが、
そこで滝遊びができます。泳ぎたい人は水着必携。
そこからの眺望は絶景です!言葉を失います!
17時半過ぎると辺りは真っ暗、当然電灯など何もないので、
ヘッドライトが必携。
ガイドは持っていますが、自分も持っていると歩きやすいです。
キャンプサイトにはシャワールームがありますが、当然水シャワー。
簡易施設なので荷物置き場もなくいろいろ不便で、わたしは利用しませんでした。
熱帯地方とはいえ、夜はまぁまぁ冷え込みます。防寒着も忘れずに。
とにかく、このカナイマは、世界自然遺産の中でも、
きわめて稀で、貴重で、誰もが息を呑むハンパないスケールの地球の宝です。
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投稿日:2014/11/30