首都リスボン、大航海時代と大地震から復活した美しい街の歴史をたどります！

2018/01/15 - 2018/01/22

１月２０日（土）快晴　今回の旅の最終になりました。１日しかありませんが、首都リスボンの歴史の僅かでも触れてみたいとの気持ちで歩きます。大航海時代の世界遺産、ベレン地区の「ジェロニモス修道院とベレンの塔」、そして１００年超のレトロなエレベーターに乗って、リスボンの中心部を高い処から臨み、美しい街を歩きます。

　表紙は、ジェロニモス修道院

エリア リスボン(ポルトガル)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 観光バス 飛行機
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: JTB

アグアス・リブレス水道橋

１月２０日（土）快晴　日本は大寒波との情報ですが、こちらは気温１７℃の予報。マリオットホテルを出て水道橋を通過しました。リスボンの南西、ベレン地区に向かっています。
　
この水道橋はローマ時代のものではなく、１７世紀から１８世紀に造られたもので今は閉鎖されています。

ベレン地区に到着、車窓だけですが、この施設は悲惨な戦争の歴史を刻んでいる博物館とのことです。

テージョ川に沿うベレン公園

ベレンの塔が見えてきました。

ベレンの塔と１９２２年に初めて南大西洋横断に成功したサンタ・クルス号のレプリカ。

ベレンの塔

ベレンの塔

１６世紀、テージョ川を行き来する船の監視と、河口を守る要塞として建てられた。

ベレンの塔 建造物

発見のモニュメント

モニュメント前の広場に描かれた世界地図

発見のモニュメント

大航海時代の幕開けを導いたエンリケ航海王子没後５００年の１９６０年に建てられた記念碑。

発見のモニュメント モニュメント・記念碑

発見のモニュメント

大航海時代に活躍した偉人たち

こちら側、左前より、エンリケ航海王子、アフォンソ５世、ヴァスコ・ダ・ガマ、アファンソ・バルダイア、フェルナン・デ・マガリャインス（マゼラン）

エンリケ航海王子没（１４６０年）後、５００年の１９６０年に建てられた。

ジェロニモス修道院

ヴァスコ・ダ・ガマのインド航路発見を記念してエンリケ航海王子が建設した礼拝堂を基に、マヌエル１世によって造られた修道院。東方交易によって得た巨万の富がつぎ込まれ１５０２年の着工、幾度か中断され３００年以上かけて完成した。

ジェロニモス修道院 寺院・教会

ジェロニモス修道院

ジェロニモス修道院　

中央上部に幼いイエス・キリストを抱く聖母マリア像、その左右に２４人の聖人像が並ぶ、下の入口中央にエンリケ航海王子像。

ジェロニモス修道院

ジェロニモス修道院　
サンタ・マリア教会

ヴァスコ・ダ・ガマの石棺

ジェロニモス修道院　聖母子像のステンドグラス

ジェロニモス修道院

ジェロニモス修道院　廻廊

ジェロニモス修道院　アズレージョが施された廻廊

ジェロニモス修道院　廻廊と中庭

ジェロニモス修道院　壁の彫刻、右上に注目！

ジェロニモス修道院　１９世紀に出来た建物の壁に、現在の誰かに非常によく似た顔が刻まれている！建築当時何を暗示したのか？

ジェロニモス修道院　廻廊

ジェロニモス修道院　上層階より。

ジェロニモス修道院前に停車するトラム１５番

いつも大変な行列というベレン銘菓、バステイス・デ・ナタと呼ばれるエッグタルト

私たちが修道院見学の間に、ＪＴＢ添乗員さんがこの近くにある発祥の老舗に並んで買ってきて頂いた出来立ての温かいエッグタルト、ここでしか味わえないものです、ありがとうございました！

４月２５日橋の下をくぐってリスボン中心部に向かいます。橋の向こうに見えるのは、クリスト＝レイ像です。

リスボンの中心部に入ってきました。

グロリア線のケーブルカーに乗って、サンペドロ・デ・アルカンタラ展望台へ行きます。

サンペドロ・デ・アルカンタラ展望台から、サン・ジョルジェ城方面を臨みます。

サンペドロ・デ・アルカンタラ展望台

サン ペドロ デ アルカンタラ展望台 広場・公園

再びケーブルカーに乗って下へ降ります。

レスタウラドレス広場の解放記念塔

１６４０年にスペインの支配から解放された記念塔

ロシオ駅

ロシオ駅前の通り、イエローカーが並んでやってきました。

セグウエイの行列です。

ドン・ペードロⅣ広場

アウグスタ通り、正面はコメルシオ広場と交差するところの「勝利のアーチ」と呼ばれる「アルコ・ダ・ルア・アウグスタ」。　

ＯＵＲＩＶＥＳＡＲＩＡ　ＤＡ　ＭＯＤＡ（オウリヴェザリア・ダ・モーダ）

プラタ通りにある創業１９０６年の宝飾店

ポルトガルの彫金技術は凄い！国内の金は全て１９.２０金、そして彫金の形が異なっていても重さのみで価格が決まります。毎日１３時で金を扱う店舗は全て閉店します、繊細な技術が施された彫金のネックレスを記念に求めました。

サンタ・ジュスタのエレベーター

１９０２年こちら側の低い所と向こう側の高い所を結ぶ市民の生活の足として造られたもの、４５ｍの高さの眺望スポットとしても人気で休日には長蛇の列とのことです。あとで乗る予定です。

ロシオ広場（ペドロ４世広場）

鉄道、地下鉄の駅、バス停などが集まるリスボンの中心部、塔の頂きには初代ブラジル皇帝を努めた国王ペドロ４世の銅像。

ロシオ広場のすぐ近く、目抜き通リに人気のイワシの缶詰専門店、最近日本のテレビ、２度目のリスボンで出ています。

ちょっとのぞいてみます。

缶に書かれた年号順にたくさん並んでいます、その年に起こった出来事が書かれています。中身は全て同じ、製造年とは関係ありません。みやげに家族、知人の生誕年で選べますね。

一つ頂きます。

このようになっています。

土曜日なので人が出てきています。

サンタ・ジュスタのエレベーター

休日は１時間以上もの行列があるとのことですが、今日は約２０分待って乗れました。

サンタ ジュスタのエレベーター アクティビティ・乗り物体験

レトロな趣のエレベーターです。

決して詰めません、１００年以上も経っているからでしょうか、わずかの人数を載せただけで、係員がカバンから鍵を取り出して施錠します。ゆったりとした雰囲気でゆっくり上昇していきます。リスボンカードで乗れます、高台の地区へは到着した所から連絡路で渡れます。

屋上展望へは、５０セント追加してこのらせん階段を昇って行かなければなりません、高い所が苦手の人はムリですね。

サンタ・ジュスタのエレベーター屋上に到着、マンション１５階の屋上といったところです。

１７５５年１１月１日の大地震で、悲惨な火災と津波にもみまわれ、リスボンは当時２７万５千人の人口を数えたが、最大９万人が亡くなり、建物の８５％が破壊されたと云われています。２６０年の月日が流れたところです。

ロシオ広場方面

リスボン大聖堂

先ほどアウグスタ通りから見た「勝利のアーチ」と呼ばれる「アルコ・ダ・ルア・アウグスタ」です。向こうは海と間違えるほどの大きな川、テージョ川はイベリア半島中央部を西に向かって大西洋にそそいでいます。

カルモ修道院

サン・ジョルジェ城

土曜日の午後、ゆっくりと時間が過ぎていきます。

テージョ川方面

カルモ修道院

サンタ・ジュスタのエレベーターのらせん階段を降りて、高台地方面へ連絡路を通りここに出ます。

カルモ修道院

カルモ修道院前の広場

坂道を降ります。

三輪タクシー、トゥクトゥクが狭い坂道を通過していきます。

地下鉄、レスタウラドレス駅からグブル―ラインの４つ目の駅まで行きます。

ここレスタウラドレス駅、ブルーラインのサン・セバスチャン駅まで行きます。

電車に乗ります。

サン・セバスチャン駅に降りてデパートのエル コルテイングレスへ、みやげを買ってタクシーでホテルに入ります。明日のホテル発はAM２時３０分のため早めにホテルイン、荷物を整理し、仮眠をとります。

エル コルテ イングレス スーパー・コンビニ

１月２１日（日）AM５時リスボンを発ち、まもなく乗り継ぎのフランクフルトへ、翌２２日AM８時３５分関空着予定です。実質５日間のスペイン、サンチャゴ・デ・コンポラステーラとポルトガルの素晴らしい旅でした。

スペイン、ポルトガル両国と日本の関係をあらためて見つめてみました。先人の偉業に敬意を表します。