雪景色の札幌中島公園を歩く

2018/01/31 - 2018/01/31

雪景色の滅多に見られない地方に住んでいる私は、札幌まで雪景色を見るために来て３泊滞在した。予定はほとんど決めていないので、朝ゆっくり起きて、それから中島公園に行こうということになった。他の季節なら２回ほど歩いた記憶があるところだ。最初行った時は日本庭園的なところで、誰もいないので、バロック・フルートをカバンから出して演奏したのを記憶している。ロンドンのハイド・パークなどでも演奏したことがある。ある時期は一本楽器をカバンにいつも入れていた。

ところで、今回は家内と雪だらけの公園を一周した。途中でコンサート・ホールや豊平館も見た。上海から来た中国人達が下手なスキーをやっていた。一向に前に進まないのに、誰も助言しない。。思わず、横から女の子に口を出した。スティックも使わないで同じ場所でばたばたしていたからだ。この公園内はスキーのコースもできていた。池は水が見えなかった。ブリューゲルの冬景色を一瞬思い浮かべた。 　　

エリア 札幌(北海道)

• 旅行の満足度: 5.0

公園の地図

地下鉄を出るとすぐにこの公園入口がある。

後ろを振り返る

雪が積もっていて、どこから公園が境が不明。

ここは明らかに公園内だろう。

中島公園 公園・植物園

見覚えのある景色にならない。一面雪だらけだ。

右は池のはずだ。

こういう景色に憧れる。

公園の記念碑

正面は大きな池のはずだが。。。

向こうは池があるはず

藤棚だろう

豊平館

豊平館 名所・史跡

この配色は見覚えがある。サンクトペテルブルグ郊外の冬のエカテリナ宮殿だ！規模は違うが。。

ここは音響の評判高いホールだが、いつ来ても演奏会をやっていたことがない。。札幌交響楽団も月一度くらいでは、一生聞けそうにない。ロンドンのオーケストラなどは、シーズン中は一週間に何度か演奏会に出ていると思うが。。。演奏家は暇でしょうがないだろう。。それとも同じ曲の練習ばかりしているのだろうか？という嫌味をいいたくなる。。

ロビーのなかにはいっていみる。

立派！

日本のオーケストラやコンサートホールは稼働率をもっとあげて、チケット代を安くしろといいたい。ロンドンやウィーンを参考にしてほしい。。

置いてあるパンフレットの料金を見ると唖然とするくらいチケット代が高い！一度コンクールで賞を取ったくらいでいきなり吹っ掛けてくる。ロンドンだと、ポリーニやロンドン交響楽団などが３千円くらいで聞けるのだ。ウィーン国立歌劇場などは、立見席ならコーヒー代で入れる。今度５－６月に、ロンドンで聞く演奏会はラトルとベルリン・フィルのチケットを二日連続で買ったが、これは多少高い。でも、５千円と７千円だ。そんなに安い席ではない。安いのは普通千円代からある。売れ残り切符は学生やシニアには大幅割引というのもしばしばある。生活に根付いている国だ。

だから、私は日本では滅多に音楽会には行かない。。。ヨーロッパではライブの記録帳を見ると今まで合計すると２００回近くは聞いていると思う。ウィーンやロンドンに行って１０日間くらい聞くと飛行機代がただの感覚になる。

再び雪の中を歩く。シューベルトの「冬の旅」でも口ずさめばよかった。。。人がいなければ歌ったかも。。。勿論、歌うなら最後の曲「ライエルマン」だろう。。。この雰囲気はそれにぴったりだ。

シューベルトの「冬の旅」の世界！

冬の太陽もシューベルトが歌っていた。。

シューベルトの「冬の旅」の世界！

こういう冬景色を見るために札幌まで来たのだ！

スキーコースがつくってある。

思わず女の子に声をかけた。前に進まないからだ。ストックを使わないのに、だれも助言しない。上海からきたとのこと。誰もやったことがないようだ。

ハルニレ

目の前は普通なら池がある。

この中の日本庭園で昔トラベルソを演奏したものだ。

中島公園を退出。次ぎの場所、テレビ塔に向かう。雪の中の散歩を満喫した！