2017/12/04 - 2017/12/05
153位(同エリア1017件中)
ひらしまさん
私の旅のきっかけはテレビの紀行物ということが結構多く、今回は2年前に放送されたNHKスペシャル「アジア巨大遺跡・バガン」だった。
バガンは、ミャンマー初の統一王朝の都。中部エーヤワディー川のほとりに11世紀から13世紀に栄えた。それから七百年以上たった今でも、そこには三千もの仏塔が立つという。
そんなに数多くの仏塔が建った背景には「功徳を積む」という仏教思想がある。しかし、その中で王が建てさせたとわかるのは30ほどの塔に過ぎず、平民が建てた塔も多いと考えられる。
番組では、王族が仏塔建設を通じて労働者に富を再配分し、それによって豊かになった平民階層もまた施主となって仏塔建設に励み、その結果、格差是正社会をつくっていったという見方を伝えていた。
緑の中に仏塔が林立する景色は魅力的だったし、格差社会日本で聞く千年も前の富の再配分システムの話にはロマンがある。
三千の仏塔の古都バガンへ行ってみよう!
〈旅行時の実質レート 100チャット≒8.4円〉
- 同行者
- カップル・夫婦
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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旅の2日目。
ヤンゴンからバガンへは飛行機で1時間20分。バガン空港でバガン入域料25000チャット×2を払う。
ニャウンウー村の少し先の宿までタクシー6千チャット。
車内でバガンめぐりを勧誘され、思っていたよりは安かったものの今回は馬車に乗るつもりだったので辞退する。
Ananta Baganは緑に囲まれたリゾートっぽい宿。2泊168米ドル。
すぐに入れてもらえたので、機内食とウェルカムフルーツで昼食にする。 -
夕方から3時間ほど馬車で仏塔巡りをしようと宿に頼んでおいたのに、時間になっても来ない。
馬にえさを食べさせているので30分遅くなるという説明の真偽はともかく、それでは暗くなってしまうので2時間に短縮し12000チャットとしてもらう。
現れた御者はチョーチョーさん。40代で子ども6人とか。
ちょっと聞き取りにくい英語だが、なんとか意思疎通はできる。こちらの行きたいところリストを見せ、その中から今日行くところを選んでもらった。 -
チョーチョーさんが最初に連れて行ってくれたのは、オールドバガン方向に少し行って左側にあるShwe Leik Too。
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「歩き方」には載っていないが、どなたかの旅行記に眺めのよい寺院がこのあたりにあると記されていて、行こうと思っていたのだ。
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2階に上ると目に飛び込んできたのは、広い緑の野にそびえ立つ仏塔の群れ。そう、これが見たかったのだ。
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畑の向こうにはお隣の寺院がある。
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北にはエーヤワディー川も見える。
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このShwe Leik Too寺院はかなり傷んでいる。でも、観光客が少なく、ゆっくり過ごせるのがいい。とても平和な気分だ。
ここで、日本語を話すベトナム女性と出会った。仲間3人で来ているという。ベトナムの人も観光で海外へ出かける余裕ができてきたんだなあ。
日本へはまだ行ったことがないという彼女に、いつか日本にも来てくださいとお願いした。
寺院の庭で砂絵を売っていて、妻は観光が始まったばかりなのにいきなり衝動買い。 -
2番目に行ったのはティーローミンロー。
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ここは規模が大きいが、上には上れない。
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装飾が立派な寺院だ。
続いて、その隣にある壁画が見どころだというウパリ・ティエンに向かったが、4時半で閉まったばかりのようではいれなかった。
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タラバー門をくぐってオールドバガンにはいる。
サンセットビューで有名なシュエサンドー・パヤーは、雨で傷んでその修復工事のために閉鎖しているとのことで、代わりにチョーチョーさんが選んだのはシュエグージーだった。
夕方5時のシュエグージーはすでに人がいっぱい登っていた。ただ、2階のバルコニーは広いので、すし詰めというわけでもない。
夕日の真下にある大きな屋根は、地図で見ると考古学博物館かな。 -
南側に回ると仏塔群が夕日に輝く眺めがいい。
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東側。黄金色に輝いてそびえるのはアーナンダ寺院。
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北方向に見える建物は何だろうとあとで調べたら復元された王宮だった。
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西側に戻る。ゴドーパリン寺院のシルエットが美しい。
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夕日が考古学博物館の向こうの山並みに沈んでいく。
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日が沈むと急速に暗くなり、私たちも馬車に戻った。
ホテルに着いて、御者のチョーチョーさんに12000チャットを払い、あす日の出から日の入りまで途中休憩ありでいくらかと尋ねると、答は35(千チャット)と意外に安かったので、彼に明日の仏塔巡りも依頼して別れた。 -
夕食はニャウンウーまで行くつもりだったけれど面倒になってやめ、近くの食堂をいくつかのぞいてみたけれど、とても高そうな店か庶民的すぎて英語が通じなさそうな店ばかりで、結局ホテルのレストランで8米ドルの定食を食べた。
私はミャンマー料理で、これは野菜の天ぷら。Tenpuraは今や英語になっていたが、残念ながらサクッとはいかない。 -
茶葉のサラダと野菜のサラダがこんなふうに出てくるとは、ずいぶんおしゃれじゃないの。
主菜はミートボールのカレーに米飯がつく。 -
妻はイタリア料理を選び、きのこのスープとフィットチーネ。
味は悪くないけれど二人とも半分くらいしか食べきれなかった。 -
就寝後、蚊音がすると妻が言うので、虫よけスプレーを借りて来てシュッとして眠る。
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旅の3日目。
真っ暗な朝5時半にチョーチョーさんの馬車でブルティ・パヤーをめざす。途中の暗い道では私のヘッドランプで前方を照らした。
到着するとすでに車やバイクがたくさん並んでいて、入域チケットの検問まである。
パヤーの階段の上の方は人で埋まっていた。きのう空港で会った日本人青年とここで再会。彼は大きな望遠レンズを抱えている。 -
地平線の向こうが少しずつ赤みを増してきた。
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斜め前の仏塔にも多くの人が同じように朝日を待っているらしい。
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大雑把に調べてきた日の出時刻の6時20分を過ぎても太陽は現れず、地平線のあたりは霞んでいる。朝日は雲に隠れているのか。
あきらめて帰る人もでてきた。 -
もう少しだけと待つうちに、正面の仏塔の向こうの空が赤みを増してきた。
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6時36分。ついに太陽が顔をのぞかせた。
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仏塔越しに輝くバガンの朝日。
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左手から観光気球が次々と上がっていく。
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昇る太陽が気球で一瞬隠れ、また現れた。
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朝の光を受けて浮かび上がるバガンの木々と仏塔たち。
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左手の仏塔に登っていた人たちもはっきり見えるようになった。
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西の空に残る月と朝日に輝く仏塔。
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大小さまざまな三千の仏塔が緑に囲まれて輝くこの眺めは、七百年以上前の格差是正システムの遺産なのだという。いいなあ。
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ブルティ・パヤーのあとも仏塔巡りを続けるつもりで、朝食代わりの煎餅など用意してチョーチョーさんにも渡していたのだけれど、妻の治りかけていたやけどの水ぶくれが破れてしまったので、予定を変更してホテルに戻ることにした。そして、人間も馬も朝食をとることにする。
朝食の席で日本人男性に話しかけられた。今朝の気球に乗ったとのことで、その素晴らしさを熱く語ってくれる。
正直バカ高い料金の気球に興味はないけれど、一人旅で感動を誰かに語りたい気持ちはわかる気がした。 -
本日第2部は9時半スタート。
オールドバガンまでは馬車で30分ほどかかるため、午前は逆方向にあるニャウンウーの市場とシュエズィーゴン・パヤーへ行くことにする。
残念ながら馬車は車のような機動性はない。馬が食事をとる場所と時間も必要だし。観光ポイントでも馬車より車の方がずっと多かった。
バガン観光は馬車という時代は終わろうとしているのかもしれない。
でも馬車は楽しい。なにより、あのバガンの風景には車より馬車の方がよく似合う。 -
市場の入口。この付近は土産物屋が多い。
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右方向に行くと奥は地元の人相手の店がぎっしり続く。
ミャンマー料理に欠かせない唐辛子の山。 -
名前はわからないけどサラダに出てきた野菜。
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ナスだよね。
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花も売られていた。
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突き当たりは肉屋だ。ちなみに売り手はどこも女性ばかり。
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リアル!
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魚屋はハエがすごかったけれど、みんな気にしていない。
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アジアの市場の雰囲気をしっかり味わった。
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黄金のシュエズィーゴン・パヤーに来た。ここは大寺院だ。
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ミャンマー人が多く、観光スポットである以上に信仰の場だ。
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ミャンマーでは仏塔は4層の宇宙を表すそうだがその最上部。ありがたい感じがしてくる。
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広い境内を裸足で回る。
一眼レフを持っている人が来るのを待って写真を撮ってもらう。気さくな中国人で写真も上手だった。ありがとう。 -
お供えの台もいい感じ。
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馬車に戻るとチョーチョーさんは蹄鉄の調整をしていた。
このあとは宿に帰り、昼食をとって昼寝だ。
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