2017/12/03 - 2017/12/04
152位(同エリア1433件中)
ひらしまさん
ビジネスクラスなんてお金持ちかエリートが乗るもので、我々には無縁だとずっと思っていた。
ところが、近年、妻が機内で過ごす時間をずいぶんつらく感じるようになってきて、もしビジネスクラスでゆったり行ければ違うんだろうなと、チラッと思ったりしていた。
そして今回、ミャンマー旅の計画を始めてANAマイルの残高を計算してみると、ヤンゴン往復ビジネスクラスの必要マイルをほぼぴったり満たしているではないか。これは乗れってことか?
というわけで、ビジネスってどれほどのものか試してみよう、というのがこの旅の隠れテーマとなった。
〈旅行時の実質レート 100チャット≒8.4円〉
- 同行者
- カップル・夫婦
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
成田空港のチェックインカウンターで、ミャンマーのビザ承認書を見た係員から、バーコードの印刷が薄くて入国審査でひっかかるかもしれないからラウンジで印刷し直すように勧められ、彼女は結局ラウンジまで来て手伝ってくれた。
残念ながら印刷はできなかったのだけれど、ビジネスクラスにはここまで丁寧に対応するのかと驚いたスタートだった。
帰りのヤンゴン空港のラウンジでも、チャットの残りの再両替を忘れていることに気づいて両替所の場所を尋ねると、受付の職員がどこかで両替してきてくれて、とてもありがたかった。
ビジネスクラスのいいところって、シートや食事だけじゃないんだな。
いつもは前方に見る翼が後方にあるから視界は広い。もちろんシートも広い。帰りは夜便だったので、寝返りも打てる水平に近いシートの寝心地を満喫。 -
楽しみにしてた食事。
妻は「海老と白身魚のココナッツミルクソース」がすごく美味しいと大満足。 -
僕はぶりの煮付けが主菜の和食。料理屋で食べているようだ。
妻が料理の写真を撮っていると、乗務員が我々二人を撮ってくれる。でも、まわりを見回すとビジネスマン風男性ばかりで、はしゃいでいるのは我々だけなのがちょっと気恥ずかしかった。
と、ここまでビジネスクラスのいいことばかり書いてきたけれど、案外よくないこともあったので書いておく(機材によって違うのかもしれないけど)。
まず、シートが広いのはいいが、隣席とは少し離れるし仕切り板もあるので、同行者と話がしづらい。
エコノミーなら前席下に置ける荷物は頭上の棚に入れなくてはいけないので不便。
そして、モニターが遠くなるので映画は見づらいといったところかな。
そうはいっても、帰国したあとの身体の軽さは期待以上だった。 -
7時間半ほどのフライトでヤンゴン空港に着いた。
入管でバーコード印刷の不安を押し隠して書類を出し、笑顔でミンガラーバーと挨拶。女性係員も小声でミンガラーバーと返してくれた。彼女の緑色のきれいなハンドバッグを見ながら待つこと1分。スタンプが押され、無事通過。
次は米ドルをチャットに両替する。事前情報通り米ドルの金種によってレートが違うが、それもきちんと表示されており明朗会計だ。
ここで350米ドルを47万チャットに替えて、実際使ったのは35万チャットに収まった(飛行機と宿泊は別払い)。
ヤンゴン市内観光はしないので、宿は空港から4kmのホテルを予約していた。
近いんだからタクシー代は3千チャットくらいだろうと見込んでいた。両替屋の前で声をかけてきた客引きは10米ドルというので問題外だったが、正規係員らしき男も渋滞で40分かかるから1万チャットだという。仕方がない。
その上チップを要求するのでそれは笑顔で断った。ミャンマーにチップの習慣はないと案内書は書いているが、もらえるチャンスがあれば試みたくなるのも無理はないな。
乗ってみて渋滞はまんざら嘘ではないとわかった。
普通は空港を出ると何もない土地に広い道路が延びているものだが、ヤンゴンは違った。いきなり路地に突入だ。人と自転車とバイクと車が狭い路地にひしめく。
ようやく広い道路に出たものの、渋滞は続く。
写真のような自転車タクシー(シクロ)とか、小型トラックを使った乗り合いバスとか、見ていてなかなか楽しい。1万チャットは市内遊覧料だ。 -
建築現場かな。人海戦術だ。昔の日本もこうだったような気がする。
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1960年代はこんな感じだったかな、なんてきょろきょろしているうち、30分ほどで宿に着いた。
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Holly Hotel。1泊72米ドル。
ミャンマーは仏教国のイメージが強かったが、ロビーにクリスマス飾りがあるのに驚いた。「ひいらぎホテル」だから?
若いベルボーイは片言の日本語を話してくれる。
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夕食時になり、軽く食べようとホテルのレストランへ。
妻の頼んだココナツスープは、見た目はマイルドだが実は結構辛い。これ以降、料理を注文する時には必ずスパイシーかどうかを確認するようになった。
僕は海老と野菜の甘酢炒めをご飯にからめ、これは美味しく食べられた。
シャワーは仕切りのない床をタオルで仕切って浴び、9時半就寝。旅先ではなぜか早寝早起きになる。 -
2日目。
朝4時頃目が覚め、クラクションの音などが次第に騒がしくなる。アジアだ。
6時過ぎに日の出を迎える。 -
朝食はミャンマー色が薄くおもしろみがなかったが、窓の外の出勤風景が興味深くて、カメラを持って道路へ。
自転車2人乗りで急いできたカップルの女性が乗り込んだのはトラックを転用した乗り合いバス。続いて男性が自転車を積み込み、自分も乗り込んだ。
車体には日本語で「三芳會」の文字。ミャンマーでは日本で使われていた車がそのまま利用されているという話は本当だった。 -
若者たちと自転車を載せ、トラックバスは動き出した。
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正規のバスの方にも人がいっぱい乗っていく。
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バス停周辺には地場ファストフードや噛みたばこを売る店が並び賑わっている。
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ステンレス製弁当箱を手に下げ、ロンジーという巻きスカートに身を包み草履をはく。どうやらこれがヤンゴンの典型的通勤スタイルらしい。
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ホテルに戻って、今歩いていたあたりを見おろす。ヤンゴン周辺部の今の姿。
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部屋から見える反対側の空き地にはいつも子どもたちが遊んでいて、昭和を思い出させた。
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9時にチェックアウト。昨日のベルボーイにタクシーを頼み、料金を聞くと5千チャット。きのうの1万チャットはやっぱり高すぎだよ。
今日のタクシーはすぐ脇道に入り、緑の中を行く。でこぼこ道や畑の間の道も通る。
写ってないけどヤンゴンは犬が多かった。 -
道を行く少年僧の笑顔がかわいい。托鉢の帰りかな。
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今朝は20分で空港到着。荷物チャックを受けてはいった国内線ターミナルは、なかなかきれいでシートもカラフルだ。
11時の飛行機で、仏塔が林立するという聖地バガンへ向かった。
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この旅行記へのコメント (2)
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- sanaboさん 2017/12/28 00:50:29
- やはりビジネスクラスは違いますね~♪
- ひらしまさん、こんばんは
ミャンマーへ行ってらしたのですね。
それもビジネスクラスご利用で~♪
流石に座席やお食事だけでなく、あらゆる場面での対応が
エコノミーとは全然異なるのですね。
帰国後の疲れ具合も随分とお楽とあっては
これはもう癖になりそうですね~(^_-)-☆
旅の隠れテーマは十分な検証結果を得られましたね!
ヤンゴン観光はなさらず、目的地はバガンだったのですね。
バガン編も楽しみにお待ちしております。
実は10月に一人旅でベルギーに行ってきました。
久しぶりの一人旅で嬉しくて楽しくて、
毎日スキップしたいくらいの足取りでした(笑)
ポルトガル編があと2つなので、その後でUP予定です。
今年も残すところあとわずかとなりましたね。
ひらしまさんとは楽しくご交流させていただきまして
ありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
奥様にもよろしくお伝えくださいませ。
sanabo
- ひらしまさん からの返信 2017/12/28 14:45:55
- Re: やはりビジネスクラスは違いますね~♪
sanaboさん、こんにちは。
お忙しい中ご訪問ありがとうございます。
>旅の隠れテーマは十分な検証結果を得られましたね!
我が家の結論としては、「今まで以上にマイルをためて乗ろう」です。
なので近々リボ払いの裏技を始める予定です。
>実は10月に一人旅でベルギーに行ってきました。
びっくりです。
>久しぶりの一人旅で嬉しくて楽しくて、毎日スキップしたいくらいの足取りでした(笑)
そんなこと書いちゃっていいんですか、ご夫君が…。
でも一人旅旅行記きっと面白そうで楽しみです。
>今年も残すところあとわずかとなりましたね。
>ひらしまさんとは楽しくご交流させていただきましてありがとうございました。
こちらこそありがとうございました。
サントリーニで家族オフ会できなかったことだけが残念ですが。
よき年をお迎えください。
ひらしま
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