富士山のビューポイントにある電波塔

2018/01/16 - 2018/01/16

　円海山入口は富士山のビューポイントであり、国土交通省関東地方整備局が定める「関東の富士見百選」の「71　瀬上市民の森」に当たる。ここには、「瀬上市民の森は、円海山の近く、横浜市南部から鎌倉方面に走る尾根道で、ここから丹沢山塊を越えて富士山が見られる。瀬上市民の森は、ハイキングコースの入口として、多くの市民に利用されている。」と記載されている場所で、ここから鎌倉・天園に向かうハイキングコースに入った「いっしんどう広場」脇にある「関東の富士見百選」の看板は場所が異なっているニセ看板である。尾根の頂きに当たり、横浜市では磯子区、港南区、栄区の区境があり、かつての武蔵国と相模国との国境でもある。したがって、看板を立てられる場所もなく、結果、栄区が立てた看板は位置が200m余りずれてしまっている。
　海上保安庁関東統制通信事務所の入口扉のコンクリートに座って休んでいると、親子がやって来て休憩する。「ここは富士山のビューポイントなのですが、もう午後になって雲に隠れて見えませんけど。」すると、「いえ、見えますよ。」そう言われて見ると富士山のシルエットが微かにか見える。午前中ならばはっきりと富士山が見えたことであろう。しかし、カメラを向けたのは分かれた後だったので、富士山が見えるかどうか怪しいものだ。
　この親子は父と娘で、父親は90歳だという。思わず「お元気ですね。」と言葉が出た。「この近くに住んでいるのでまた一緒に来ます。」と言われて別れた。
（表紙写真は海上保安庁関東統制通信事務所の電波塔）

エリア 戸塚・いずみ野・港南台(神奈川)

海上保安庁関東統制通信事務所の電波塔。

「関東の富士見百選」の「71　瀬上市民の森」。中央に富士山のシルエットが見えるか見えないか？