フランスSNCFで行くロワールの古城とシャモニーモンブラン（Jour 4）

2016/09/16 - 2016/09/22

2016年の夏休み。
今年の海外旅行はどこに・・・と思っていたところにテレビでロワールの古城を特集している番組が。
そうそう、前回のフランスでTGV乗って、今度は鉄道旅行もいいな、と思っていたし、以前からアルプスの山々は見てみたかったし、今回はフランス鉄道旅行で決まり！

ところが、いざプランニングをすると、なかなかTGVのチケットが取れずに四苦八苦。
だったらもう予約不要のTERでのんびりっていうのもありかな、と思い、日本の青春１８きっぷの旅、ならぬフランスレイルパスの旅ってことにしました。

日本だったらいくらでも・・・という旅でも、いざ海外となると、なかなかスリリングな旅となってしまい。
それでもなんとか無事に戻ってくることができて本当によかった。
ほとんどフランス語は話せないし、英語だってままなりませんが、それでもこれだけ出来る、っていう見本のような旅でした（笑）

１日目　成田→（JL415）→シャルル・ド・ゴール→パリ
２日目　パリ→ブロワ城→アンボワーズ城→（トゥール）→シュノンソー城→ヌヴェール
３日目　ヌヴェール→リヨン→アヌシー→シャモニー
４日目　シャモニー（エギュイユ・デュ・ミディ）
５日目　シャモニー→アヌシー→ベルガルド→パリ
６日目　パリ（サント・シャペル、ノートルダム大聖堂）→シャルル・ド・ゴール→（AF1118）→フランクフルト→（JL408）→
７日目　成田

旅行記アップの間が開きすぎましたが、４日目、エギュイ・デュ・ミディ展望台に向かいます。

エリア シャモニー(フランス)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

いよいよ、ロープウェイでエギュイユ・デュ・ミディ展望台に向かう日。
前日の雨がどうなったか・・と思いつつ外に出てみると、うっすらと晴れ間が。
これなら大丈夫かも？と思いつつ、目の前のロープウェイ乗り場まで向かいます。

同じように大丈夫かと思いつつ来ている人はかなり多く、すでに結構な行列になっていました。

列に並ぶ前にモンブラン・マルチパスを購入。
行った時はすでに夏の営業をほとんどのロープウェイで終えていたところだったので、ちょっともったいない感がありましたが、都度、ロープウェイごとに購入するのは面倒でもあったので、２日券を購入。
係員さんからも、ほとんど使えないけどいいの？みたいなことを言われ、いいと言って購入です。

並んでいるうちに晴れ間が広がってきて、これは行ける！って感じに。

いよいよゴンドラが来ました。
このゴンドラでまずは中腹のプラン・ド・レギュイユまで向かいます。
2,000m近くまで上がるのに70人も乗れるゴンドラで、しかも結構なスピード。
大丈夫なのかな・・・と思いながら乗り込みます。

乗っているうちにもどんどん雲が晴れていきます。

もう間もなく到着、というところでロープウェイとかリフトでよくある鉄柱のところ（写真の鉄柱）を越えるんですが、これを越えたところでゴンドラが前後に大きく揺れて、思わずドキッとしました。
乗っている全員が「おおっ」みたいな声を上げています。

まずはプラン・ド・レギュイユに到着。
すぐに乗り継ぎのロープウェイの列に並びます。

朝早いので、まだ中腹のカフェはお休み。
本当は午後、ここからモンタンヴェールまで３時間程度ハイキングをして、メール・ド・グラス氷河の見学をしたかったんですが、この夏の見学は終了、そこからシャモニーモンブランの街まで戻るモンタンヴェール鉄道も運休のため、今回はあきらめることに。

氷河なんてめったに見る機会がないので、見てみたかったんですが・・。

急な勾配を１本の支柱もなく、ロープのみで上がっていきます。
こんなところでいきなり止まったら・・と思うとゾッとします。

いよいよエギュイユ・デュ・ミディ展望台も近く。
尾根には夏山？冬山？登山を楽しんでいる方の姿が。

そしてロープウェイは到着。
最後はこのエレベーターで3,842mの展望台を目指します。

エレベーターには早く並ぼうと、ちょっと小走りで歩いたんですが、いきなり、目の前がクラクラして、息苦しく・・・。
そうか、もう高度3,700mに近いところだから、空気も薄いんだ、ってことに気づき、ゆっくり歩くことにしました。

いよいよ展望台に到着です。

そして目の前にモンブラン！
もう感動です。

（モンブランは一番奥の一番高い山・・・のはず ^^）

ロープウェイだけで富士山より高いところに到着するなんて・・・。
人間ってすごいです。

これがレ・グランド・ジョラス。

こんな感じで見えています。

行ってみたかったメール・ド・グラス氷河の上の方も見えています。

周辺もかなり晴れてきました。
街より、雲より、ずっと上にいます。

展望台の頂上の方はすでに透き通るような青い空。

周辺にも高い山が多いです。

こんな感じで。

周辺の山々もきれいに見えてきました。

このゴンドラはイタリア国境に近い、エルブロンネ・ピークへ行くゴンドラ。
乗ると周辺の山々を見ながら空中散歩が出来るようだったんですけど、この日は運休でした。

下にはこんなクレバスが見えました。
落ちたら命はないんでしょうね・・・。

そしてエギュイユ・デュ・ミディ展望台にはこんなところも。
上下左右がガラス張りになっているボックス状の場所。
記念に撮影してもらいましたが、フラッシュの設定を忘れていたので、顔はよく分からない写真に。

これはこれで面白い（笑）

これはボッソン氷河という氷河。

しかし、よくこんなところに展望台ができたものです。
本当にびっくりです。

その他、売店を見て回ったり、ちょっと体も冷えたのでコーヒーを飲んで体を温めたあと、プラン・ド・レギュイユまで戻ってきました。
カフェも開いていて、良い天気です。

こんなところを登り降りしているんですね。

当初の予定では、ここをハイキングしていく予定でした。
良い天気だったし、モンタンヴェール鉄道さえやっていれば、とっても気持ちよさそうな感じだったんですけどね・・・。

本当に絶好のハイキング日和でした。

街まで戻ってきて、どこかでお昼にしようとブラブラしました。
結構な人出でびっくりです。
お昼はこのパニーニ屋さんにしました。

チーズとハムを挟んだパニーニ。
美味しかったです。

午後は、どうしてももう少し近くで氷河を見てみたかったので、ロープウェイが動いていることを信じて、グラン・モンテというところを目指しました。

ロープウェイの乗り場まではバスで移動。
ちなみにシャモニーモンブランのホテルに泊まっていれば、カルト・ドットというバスに無料で乗ることの出来るパスをもらうことが出来ます。

ロープウェイ乗り場の近くのバス停で降りて行ってみると、まず中腹のロニャンというところまでは動いているので、乗って移動。
ちなみにここでは自分一人しか乗っていません。

ロニャンに到着。
しかし、グラン・モンテまでのロープウェイは運休。
周囲の山々を見て帰ってきました。

人はそれなりに居て、みなさん犬とかペットをつれて、楽しく遊んでいました。
こういうとき、一人っていうのは何とも言えない気分になります。

シャモニーモンブランに戻ってきて、最後、もう一つロープウェイが開いていないかと思い、移動です。
ブレヴァンという山に向かうゴンドラです。

だけど、やっぱり運休になっていました。
１週間前くらいまではやっていたようなんですよね。ここに限らず、どのロープウェイも。
かなり惜しかったです。

ということで、もう一度エギュイユ・デュ・ミディ展望台に向かいます。

今度は街がよく見えます。

プラン・ド・レギュイユからさらにエギュイユ・デュ・ミディを目指します。

このときのロープウェイの乗車は自分一人。
朝はあんなに混み合っていたのに・・・・。

展望台からは今度は全面の雲海。
雲が出てしまっていたんですよね。

こんな雪の洞窟みたいなところもあります。
午前中は人が大勢いて、写真が取れなかったんですよね。

こんな感じで岩をくりぬいた通路もあります。

それをこんな感じでつないでいます。

モンブランはきれいに見えました。

だけど、それ以外は雲海が一面に広がっています。

普通は見えることのない飛行機も、機体がはっきり見えています。
本当に高度3,800mのところにいるんだなと、感じる場所です、

時間も過ぎ、下りロープウェイの最終案内が流れ始めたので、展望台を後にすることにしました。

その後は、お土産を探しながら、街をうろつきます。

見つけたケーキ屋さんというか、チョコレート屋さんでモンブランを購入。
モンブランだから、モンブランを売っているのか・・・（笑）
でも、日本でよく売っているような感じではなかったですね。
お味は美味しかったです。

チョコレートもちょっと高かったけど、お土産用に購入。
ちょっと自分用のも買いましたが、これまた美味しかったです。

これは、モンブランの初登頂に成功したバルマとソシュールの像。

バルマの指さす方向にモンブランがあるそうです。

雲で見えませんでしたが ^^;

これは時計塔ですかね。

夏なので、至るところこんな感じで花がいっぱい飾ってありました。
冬は冬でまた違う感じになるんでしょうね。

前日、到着したシャモニーモンブランの駅です。
そんなに大きくはないですけど、近代的な駅と違って、古いヨーロッパの街を感じさせるような駅でした。

結局、夜は近くのスーパーでサラダとサンドイッチを買ってそれで済ませました。
レストランやカフェはいっぱいあるんですが、結構、あちこち歩き回ったので、もうホテルの部屋でゆっくりしたくなってしまったので・・・。

翌日はもうパリに向かわなきゃいけないので、ゆっくり休みました。