2017/12/14 - 2017/12/14
184位(同エリア571件中)
ぬいぬいさん
常に私の行ってみたい先ランキングの上位に入っていたモロッコ
サハラ砂漠、青い街シャウエン 迷宮都市フェズ・・・行ってみたい先が多すぎて、10日間くらいの日程を組まないと回りきれそうにない・・・
ゼネコンの営業の統括責任者の私は、そんなまとまった休みを取ることができず、なかなか実現しそうにない永遠に憧れの場所の一つでした。
今年の10月に定年を迎え、顧問の立場に変わったことと、個人的に半期を経過する前に年間目標を大きく上回った実績を残せたこともあり、定年まで頑張った自分へのご褒美として、仕事が一段落した12月12日より5日間のリフレッシュ休暇を取得して、モロッコに出かけることになりました。
計画を思い立ったのは仕事の目処が見えてきた2か月前
休暇の日程については仕掛り中の仕事の予定を考えると、12月の10日から20日までの間であれば何とか休んでも仕事に影響がなさそう。
その時点では行先はモロッコに絞らずに中欧周遊、キューバも検討していました。
この日程の中で毎日格安チケットのチェックをしていましたが、なかなか安いエアチケットが見つからない。
1ヶ月を経過した10月の末に毎月送られてくる某旅行社のパンフレットの中に モロッコ周遊一人旅限定ツアー 15万5800円から そんな格安ツアーを見つけました。
でも、団体行動が苦手で、気軽な一人旅をこよなく愛する私は、画一的に決まった先を回るツアーは大嫌い。
国内の格安ツアーはともかく、海外のツアーは10数年行ったことがありませんでした。
でも、内容を見ると、私の行ってみたい場所がほぼ網羅されていて、しかも全行程の食事もすべてついている。
そして一人旅では8日間の日程で行くことの難しい周遊コースになっていたためとりあえず申し込みすることに。
予約金を払った翌日、カタール航空ウェブサイトでカサブランカ往復80000円のチケットを見つけツアーをキャンセルするかどうか悩んだものの個人旅行ではシャウエンとサハラ砂漠の両方行くことは難しそうなので、結局ツアーに参加することに。
でも通常10日間はかかりそうな周遊コースを8日間に詰め込み、しかも行きは羽田発の深夜便を使っての出発で、帰りは国内移動を含め、ほぼ2日間に渡る移動の連続の行程
実質5日間で2400キロを移動する超ハードなスケジュールの旅でした。
でも迷宮都市フェズ、青い街シャウエンの散策 サハラ砂漠の朝日 アイト・ベン・ハッドゥの世界遺産のカスバ トドラ渓谷の渓谷美の絶景を堪能でき、それなりに満足した旅になりました。
こちらでは今回のモロッコの旅のメインの一つでもある、迷宮都市フェズの街歩きを紹介します。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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予定を1時間超えて青い街シャウエンを堪能した後は、250キロ移動して迷宮都市フェズへ
ホテルにチェックインできたのは20時30分過ぎ
中庭を囲んで部屋が配列されたホテルです。 -
21時からとかなり遅めの夕食はホテルで
モロッコビールのフラッグスペシャル
ラバトのホテルよりも良心的でしたが、こんな小瓶で500円 -
メインはビーフタジン
すりおろした玉ねぎのソースに乾燥プラムがのったモロッコの定番料理です。 -
部屋はトリプルルームでゆったりでしたが寒い
お湯のでもちょろちょろでバスタブは付いているもののお湯がたまらずシャワーを浴びるだけ
夜の街を散策しようと表に出たもののホテルの周りのお店はすでに閉まっていたのでおとなしく寝ました。 -
まだ薄暗い街を早朝の散歩
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昨日の夜一回りした広場の周りは人影なし
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イスラムの国モロッコでは早朝の5時に礼拝の呼びかけの『アザーン』が聞こえてきて、毎朝この声で起こされました。
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昨日何もないと思ったホテルの周辺でしたが、実は旧市街のメディナがすぐそばで
狭い路地を通り抜ければこの世界遺産のブージュルード門がありました。 -
さすがにこの時間はメディナのお店は閉まっています。
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朝食後は8時にホテルをチェックアウトして
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薄茶色一色のフェズの街
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この辺りがメディナでしょうかね
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フェズのメディナを一望した後はフェズ焼きの工房を見学
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フェズブルーと呼ばれる深い青色がメインの陶器です
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こちらはタイルを細かく砕いてモザイク絵をつくる職人さん
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完成したものがこちら
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そしてこちらは皿に絵柄を描き込でいる職人さん
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絵柄のかき込まれたお皿に釉薬を塗ってから焼きあげると完成
メディナでは粗悪品を安く売っていましたが、こちらで結構高くて小さな器を2つ買いましたが、日本円で3500円程度
エアパッキンで包んでくれたので安心してスーツケースに仕舞ったら帰国後に開けてみたら底が抜けて割れてました。
結構気にって買ったのに残念 -
今朝泊まったホテルの目の前まで戻ってフェズのメディナを散策します。
最初は泊まったホテルの目の前にあったラ・メゾン・ブルーという高級リヤドへ -
リヤドというのは「庭を囲って住まうかたちの伝統的な中庭式住居」お金持ちの民家などを改修した伝統的モロッコのゲストハウスで、五つ星ホテル並みの高級なものもあります。
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こちらはその中でも高級なリアドで1泊17000円程度します。
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中も見せてもらって建物好きな私は大満足
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フェズは迷宮都市と言われるだけあって、メディナの中は車の通れないこんな細い路地ばかり
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細い路地が縦横無尽に入り乱れホント迷路のようです。
道が狭すぎて上を見上げても何も見えないので、一度迷ったらなかなか表に出ることは難しい -
イチオシ
今朝散歩のときにも来たメディナの入口の世界遺産のブージュルード門
これがメディナのランドマークで、迷ったときはこれを目指すようです。
でも、路地が狭すぎて遠方から全く見えないので目印にはなりにくいかも。 -
イチオシ
アーチの中央にブー・イナニア・マドラサ 神学校のミナレットを2本入れて写真を撮るのがポイントなんです。
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この紫色したイチジクのようなものはなんでしょう?
正解はサボテンの実
小さな種がいっぱいでしたが酸味があって美味しかった
観光客価格で1つ10デルハム
120円もします。 -
門をくぐるとしばらくはスークと呼ばれる市場が続きます。
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何の肉か?
足が原形のまま吊るされて売っています。 -
黒いヤギの頭売ってます。
モロッコではヤギの脳みそを食べるようです -
こちらのスークも猫の楽園
あたかも店先で猫が店番をしているよう -
ニワトリは生きたまま売っています。
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路地裏にもお店がたくさんあります。
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イチオシ
この旅唯一の有料拝観施設 ブー・イナニア・マドラサ 神学校
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ここは13世紀のマリーン朝の時代にブー・イナニア王によって建てられた神学校です。
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ガイドさんがお祈りの前のお浄めのやり方をレクチャー
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中に入って見れるのですが時間の関係で中央の広場から四方を眺めるだけ
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建物大好き人間の私にはめちゃくちゃ琴線に触れる光景
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イチオシ
でもツアー故団体行動を乱すことはできないためさらっと眺めるだけで我慢
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それにしてもこの壁の装飾見事です。
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じっくり見たかった建物でした。
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フェズの街はアルジェリア出身のベルベル人のマリーン族が
1258年に興したマリーン朝の都 -
この王朝はペストの流行や各地の反乱によって200年後には滅亡してしまいます。
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メディナの周辺は13世紀から15世紀にかけて造られた建物がそのまま残っています。
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ファティマの手のドアノッカー
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イチオシ
車の入れないメディナの輸送手段はロバ
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それにしても本当に迷路のようで今どこを歩いているのかよくわからなくなってしまいます。
同じような道と同じような建物ばかりなので一人で歩いたら絶対に迷子になりそう。 -
メディナの中には小さな幼稚園があちこちにあり、中に入って子供たちの様子を見ることができます。
中に入った途端、子供たちは元気に歌を唄いはじめました。 -
イチオシ
フェズの昔からの代表的な産業に革なめしがあります。
その作業場であるタンネリーはメディナの中心にあります。 -
丸形や四角形のプールがいくつも連なった作業場では中世の頃と変わらず、男達が手作業で革をなめしています。
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タンネリーを見ることができるのはタンネリーを囲むように、革製品のお店が並んでいて、お店の屋上から革なめしの作業の様子を見学できます。
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なめしに工程の中でハトや牛の糞を使っているのと染料の匂いが入り混じって周辺に強烈な悪臭が漂っています。
革製品のお店でミントの葉っぱもらえるので鼻の穴にミントの葉っぱを詰めて異臭対策をしないと、臭すぎてタンネリーの写真は撮れません。 -
モロッコの定番お土産といえばこれバブーシュ
革製のスリッパですが安いものは革の匂いがきついので100デルハム以上のものを購入したほうが無難です。 -
メディナの中にあったモスク
ここも中には入れないため入口から覗くだけ -
また別な幼稚園
入口に募金箱があって募金を募っていたので小銭を協力 -
そろそろお腹が空いてきたけど食事はまだかな?
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タペストリーや敷物を織っているお店を見学
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ツアーには付き物のお土産屋さん巡り
今日はここで4軒目
何も買うものないんだけど・・・ -
迷路のようなメディナを抜けてレストランへと移動します。
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何処をどう歩いてここに出たのかはよくわかりませんが、迷路のメディナを脱出して広場へ
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ブージュルード門とは別な門から表に出ます。
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この日の遅めのランチはメディナそばにあるPALAIS LA MEDINAで。
お店の内部の装飾が見事です。 -
ディナータイムでは正面のステージで踊りや演奏が行われているようです。
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モロッコに来てからお昼も夜もタジン料理ばかり
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この日の料理もチキンのタジンでした。
もうそろそろタジン料理も限界
全然食べる気にならない -
食事が終わるとこの旅で一番長い移動が待っています。
取りあえず65キロほど走って、モロッコの高原の避暑地イフレンへ -
昔ここに絶滅してしまったアトラスライオンが生息していたという記念のライオン像
-
モロッコの警察官はフランスの植民地だった頃の名残でフランスの警察と同じ制服を着ているそうです。
-
イチオシ
高原の避暑地だというだけあって冬のこの時期は雪が積もっていました。
北アフリカのモロッコ アフリカは灼熱の国のイメージがありましたが、実は日本とほぼ緯度は変わらないので、日本と同じように四季があって、12月のこの時期は東京と変わらないくらい寒いんです。 -
またこの辺りはコウノトリの生息地で屋根の上にはコウノトリの巣もありました。
この後バスはここから約400キロ、6時間移動して8時半頃この日の宿泊地、サハラ砂漠の入口のエルフードまで移動しました。
明日はいよいよサハラ砂漠
楽しみです。
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