ザルツブルク４日目　ヴィラトラップ

2017/08/27 - 2017/09/05

ヴィラトラップは　サウンドオブミュージックのトラップ一家が　実際に住んでいた住宅です。

こちらの住宅は　映画の中には　出てきませんが　ここに住んでいたトラップ大佐一家が　サウンドオブミュージックの物語のモデルとなったのです。
家の中のそこらじゅうに　家族の写真が　飾ってありました。

エリア ザルツブルク(オーストリア)

• 旅行の満足度: 5.0

シュロスレオポルドスクロンをチェックアウトし
フロントでタクシーを呼んでいただいて　ヴィラトラップに向かいます。

アイゲンという静かな住宅街の中にあるお屋敷です。

映画の中では 使われていませんが 実際のトラップ一家が
1923年から1938年 アメリカに亡命するまで 住んでいた家です。

一時 ナチスに接収され 戦後は修道院の施設になり

一般には公開されていませんでした。

（ヴィラトラップの敷地内からみた前の住宅)


ここを 資料館にする計画もあったようですが 静かな住宅街に
観光客が押し寄せることを危惧した住民の方々の反対に会い
限られた宿泊客が訪れるホテルとしての形態なら・・ということで
2008年 ホテルとしての営業が始まりました。

このお屋敷は 1863年に建築されたようですが
現在は 改装されて 22室のホテルになっています。


私は Booking.comから予約しました。

こちらが玄関ドアですが お部屋のキーがないとあけることが
できません。雨の降る中 タクシーから降りて どうしようかと
思っていると 右側の勝手口？の方からスタッフが現れ
玄関ドアをひらけてくれました。

玄関からまっすぐ奥は リビング兼ライブラリーになっています。

まだ このとき 1時前で チェックインタイムのずいぶん前だったので
どなたも いらっしゃいませんでした。

ずいぶん早く着いてしまって 雨だし お部屋に入れなかったら
どうしようと思ってましたが すぐに あたたかく迎い入れて下さり
とってもありがたかったです。

ホテルスタッフは 常時在住ではないので 19時までにチェックインする
必要があります。でも なにかあったら ここに電話してくださいと
名刺をいただけますので 心配ありません。

では お部屋のある2階に行ってみましょう。

トラップ大佐には 実際7人の子供がいましたが
この階段の手すりを滑り降りていたんでしょうね。

階段を昇って白いアーチの入口のお部屋が マリア先生が 実際に使っていたお部屋です。

マリア スィートのお部屋を 1年前に予約しました。

お部屋の中にも 廊下にも トラップ家族の写真が
たくさんありました。

トラップ大佐は 映画と同じように 7人の子供がいて
母親を亡くしてから この7人の子供達とこの家に住むように
なりました。

そこに マリアが 修道院から派遣された家庭教師としてやってきて

大佐47歳 マリア22歳の時に結婚したようです。

その後 マリアとトラップ大佐の間にも 3人の子供ができ

トラップ一家は 12人の大家族となりました。

1933年 オーストリアを襲った金融恐慌で 全財産を預けていた銀行が

破産し トラップ一家は 全財産を失います。

マリアは トラップ邸の空き部屋を神学生に貸し出し

得意だった歌で生計をたてようと考えます。

1935年のザルツブルク音楽祭で優勝した一家は
やがて「トラップ室内聖歌隊」という名前でコンサートツァーを
行うようになりました。

１９３８年、オーストリアがナチス政権下のドイツに併合され、

反ナチスの立場だったトラップ一家はアメリカに亡命します。
　トラップ邸はナチスに接収され、ナチスの高官ハインリッヒ・ヒムラーの屋敷となりました。アドルフ・ヒトラーもしばしばこの屋敷を訪れたそうです。

戦後は地元修道院に渡り一般には長く公開されませんでしたが、
2008年からホテルとして生まれ変わり、(私たちもその一組でありますが)
多くの『サウンド・オブ・ミュージック』ファンを集めています。

ドアを入ったところに 真っ白なクローゼットが
ならんでいます。

こちらが マリア スィートのリビングです。

前日の宮殿仕様のレオポルドスクロンと比べると

こちらも もちろん 広いお部屋ですが 現代的に改装されています。

昔からあると思われるカップボードにテレビが置いてあるのも

愛嬌ですね。

こちらが ベッドルームです。

ベッドルームにも ピンクのストライプのかわいいソファーセットが
あります。こちらには 実際 座ることはなかったですが・・・

意外にベッドは低いタイプです。

ベッドルームの机の上に お茶のセットは 置いてありました。

マリア スィートのバスルームには シャワーのみで
バスタブはついていません。

あれ？ アメニティは ついていなかったかしら？

今までもホテルで ついていたのを 持参してきたので
なんの不便も感じませんでしたが・・・

窓の外は 緑が広がっています。

まだ 雨が降っていますので ザッハーホテルでいただいた
ザッハートルテで ちょこっと ティータイムにしましょう。

さて 一息ついたところで 食事の算段でも しなければ・・・

ヴィラトラップのあたりは　大きなお屋敷ばかりの住宅街なので
近くに　レストランがありません。

スタッフの人に教えてもらって　アイゲン駅の近くにあるスーパーに
買出しにいきました。

こちらのスーパーは　日曜日は休みですが
この日は 土曜日だから大丈夫でした。

ザルツブルクのお料理にはニンジンを多く使うのかな？
一袋に とってもたくさん入っています。


3色の玉ねぎを ネットにセットした 売り方も 日本にはないですね。

3色のピーマンも セット売りされているわ。

そうそう お水も買わないと・・・

お部屋にお水は 置いてなかったよね。

どの大きさにしようかな？ばかり 気にしてて
間違って ガス入りのお水 買ってしまった。

こんなローカルなスーパーにも お寿司が売ってあるよ。

こちらでは ハムや 揚げ物が 売ってますね。

レジは 商品をカートから出して ベルトコンベアの上にのせます。

前の人の商品と区別するために 仕切り棒を置きます。

日本には ないスープが いっぱいあったので
これを お土産に買いました。

クノールって ドイツ発祥の食料 飲料メーカーなんですね。

これは わさび豆？ ザルツブルクで わさび？

珍しいので これも お土産に。

スーパーまでは 5分ほどです。

早速 お昼ごはんとして お寿司をいただきましょう。

見た目は 美味しそうなのですが すし飯が やっぱり・・・

さて 何もすることが ないので 雨が降るけど

お庭の方に ちょっといってみましょうか？

共有施設のリビングから お庭に行きましょう。

ここから トラップ家の子供たちも お庭にとびだして行ったのでしょうね。

左手にあるのが 教会のようです。

修道院のものになった時に つくられたのでしょうか？

今でも こちらで 結婚式が できるようですよ。

雨さえ降ってなかったら お庭の向こうまで歩いていきたかったのですが
寒いし（9月始めなのに) 諦めました。

夜は スーパーで買ってきた シュニッツェル マカロニサラダ

日本から 持ち込みの青菜ごはん カップヌードル

夜は テレビ観たり パソコンで みなさんのブログ拝見したり・・・

机の上は 充電するもので いっぱいです。

日本から 延長コード持って行きます。これ 便利ですよ。

ベッドカバーをとると このようなセットになっているのが
オーストリア流？

さあ 朝です。宿泊者は この長～いテーブルで

家族のように 朝食をいただきます。

普通の家庭の朝食って感じのメニューが うれしいです。

ハム・ チーズ・ ヨーグルト ・サラダ ・・・

トラップ家の頃から使われていたカップボードかしら？

パンが置かれています。

こんな可愛いコーナーもあります。

食後に 新聞を読むところかな？

トラップ一家のように みんなで 和気あいあいと お話ししながら

食べました。私たちは 聞いているだけでしたが・・・

Good morning! の挨拶だけは しましたが・・・

窓のところには フルーツスタンド

チェックアウトの11時まで ゆっくりと お部屋で過ごして
普通のホテルとは 一味違った1日を過ごせました。


ザルツブルクでの最後の2日間は ずっと雨に降られましたが
そのおかげで どこにも行かずにホテルの中で
サウンドオブミュージックの世界に浸れたかな？

チェックアウトの後は ザルツブルク駅まで タクシーで戻って
ウィーンまで ウェストバーンで 戻ります。


ここで 後になって わかった失敗が・・・


ユーロの現金が 残り少なくなっていたので
タクシーで カードを使えるかと聞いたところ OK.
一度 カードを 機械に通して レシートが でてきたんだけど
うまく 処理されてないとかで もう一度 カードを機械に通されたのです。


日本に帰って 請求を見ると まったく同じ金額で 2回引き落とされて
いました。
ガ～ン・・・
だまされたのか 運転手さんの手違いか・・・？


人のよさそうな高齢の運転手さんだったんで カード払いに慣れてなかって失敗したんだと思います。13ユーロのことですから よかったものの ・・・


外国で タクシーに乗るときは 現金払いが いいですね

この旅行記へのコメント （6）

• クリスチャンさん 2018/01/16 13:03:15

  あけましておめでとうございます！

  あけましておめでとうございます。
  今年もどうぞ宜しくお願いいたします。
  
  マリアスイートに泊まったんですね！(笑)
  懐かしく、また様子がわかり嬉しいです！
  インテリア等も変えていて、さすがです！
  実際にマリアさんの部屋だったと思うと感動ですよね！(笑)
  夜中、シーン…として恐くなかったですか？
  私は、夜中一人おきていたら恐かったです(笑)しかし、とっても清々しい朝を向かえました。
  元々サウンドオブミュージックのファンですが、ここに泊まってからマリアさんの自伝を読み更にファンになりました！
  バーモント州のロッジも素敵そうです！
  (4トラさんが記しています)
  
  タクシーは、悔しいですね！
  お金より、気持ちが……
  私も何度もタクシーで怖い目に合いました……
  後で思うとお金だけで良かったと…
  多くのタクシーは、移民の人でトラブルと物凄く怖いです！！
  それでもまだオーストリアは安全な方だと思います！(笑)
  次回も楽しみにしています！
  

  ぎっちゃんさん からの返信 2018/01/16 17:14:09

  Re: あけましておめでとうございます！

  クリスチャンさん あけましておめでとうございます。
  
  マリアスィート クリスチャンさんの泊まられた時と 壁の色も 変わっているでしょう？
  家具の配置も 変わったようですね。
  いつも 綺麗にメンテナンスしているんですね。
  夜？ シュロスレオポルドの夜に比べると 現代的な住宅なので
  そんなに怖くはなかったです。
  というか もう旅も最後の方になってまして 疲れてて すぐに眠ったように思います。
  ずっと 雨が降っていましたので お庭の向こうの方まで行けなかったのが残念です。
  
  マリアさんの自伝の本ってあるのですか？ 読んでみたいです。
  バーモンド州のヴィラも 素敵なんですね。
  ちょっと そこまでは 行けないかな？
  旅行記で 探してみますね。
  
  いつも コメントいただき 嬉しいです。
  

• kikiさん 2018/01/14 13:32:14

  今日は

  ぎっちゃん 様
  
  ここ数日、雪雪でえらい事になってます～
  そちらは如何ですか？
  
  ヴィラトラップは、素敵なお屋敷ですね
  何部屋くらいあるのかしたら？
  でも、もちろんエレベーター無いですよね
  トランク持って上がったのかな
  (パパ様が？)
  
  ワカメご飯とカップ麺
  きっと素晴らしく美味しいでしょうね
  (トランクの中、謎いてみたいです～)
  
  また、次の夢の世界
  楽しみにお待ちしております
  
  kiki (^^)
  

  ぎっちゃんさん からの返信 2018/01/15 19:36:18

  RE: 今日は

  kikiさま こんにちは〜
  
  昨日から 福井の芦原温泉に行ってきました。
  福井も 70年ぶりの大雪だそうで 70センチも 積もっていました。
  おかげで 雪を見ながらの露天風呂になりましたが
  毎日 あの雪の中で 暮らすのは 大変でしょうね。
  
  富山も 雪には慣れているとはいえ 今年は 大変でしょうね。
  あわらも 立往生していた車が たくさんいました。
  車を 駐車場から 出すだけでも 大変なんですね。
  
  ザルツブルクも 今頃 雪に覆われているでしょうね。
  ヴィラトラップは 20室ぐらいだと思ってましたが
  朝食会場に 出てきてたのは 5家族ぐらいだったので
  もしかすると もっと 少ないのかも しれませんね。
  長テーブルが 1台あるだけでしたし・・・
  
  やっと オーストリア旅行記も 終わりが見えてきました。
  これが おわると ハワイ旅行記になります。
  もう すでに 忘れかけている・・・・どうしましょう？
  写真をみながら また ハワイ気分 取り戻しますね。
  
  ありがとうございました。
  
  

• たらよろさん 2018/01/13 16:48:37

  素敵なホテルですねー

  こんにちは、ぎっちゃんさん
  
  遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
  今年もよろしくねー♪
  
  サウンドオブミュージックは、あまりストーリーは知らないのですが、
  歌がいっぱい登場するミュージカル映画ってことだけは知ってます。
  なるほど、、、家庭教師の方が来られてそういうことだったんですね。
  
  本当に調度品の素晴らしいお家に住んでいるみたいなホテルで、
  ステキなホテルです。
  出入り時間が制限されたり、少し不便もありますが、
  でも、本当に歴史ある場所に滞在しているってだけでも、値打ちありますねー♪
  
  ファンならなおさら嬉しいんだろうなぁ。
  
  たらよろ

  ぎっちゃんさん からの返信 2018/01/13 22:21:12

  Re: 素敵なホテルですねー

  たらよろさん こんばんは～
  いつも コメントいただいてありがとうございます。
  今年もよろしくお願いいたしま～す。
  
  ザルツブルクは サウンドオブミュージックの当時のまま
  ロケ地が残っているんですよ。
  モーツァルトと サウンドオブミュージックで 観光地になっていますね。
  
  ヴィラトラップは ホテルという感じではなく トラップさんのお宅に
  遊びに行って 泊めていただいたという感じでした。
  憧れのヴィラトラップに泊まることができて ほんと嬉しかったです。