ニューヨーク、80時間ドタバタ旅行記　⑩高度１万メートルからのオーロラ（おまけ）

2017/09/11 - 2017/09/15

ANAは、NH110便で飛んだニューヨーク。
アラスカ上空でオーロラを見たことは、既にレポートした通りです。
https://4travel.jp/travelogue/11283722

失ってしまった写真を諦めきれず、あれからずっと、復元にトライしてました。そのかいあってか、ようやく取り戻せた１枚がこれ！

これ以前に見たのは、成田からワシントンDC（経由フロリダ）へと飛んだとき。そのときのオーロラは、すいぶん大きかったのですが、今回はスマート。
とは言え、必ず見えるというものでもないだけに、それも、北米東海岸路線で２度、続けて見えたって、すご～く嬉しい出来事だったのです。

以下、興味のある方向けに、一連の写真が残っている2012年を参考として、オーロラ観光（？）情報をご紹介させて頂く次第です。

８月上旬のワシントンDC、９月中旬のニューヨークと、北米東海岸へ向かうANA便で、２回続けて見えたオーロラ。
きっと、アラスカ上空での飛行ルートが、オーロラに適しているのでしょうね。

エリア ニューヨーク(アメリカ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

私だけが、オーロラを見たことが無かった我が家。
古き良き時代、奥さんなど、コックピットから見せてもらったと。
留守番隊長だった私は、うらやましいなぁって思ってました。
ときは流れ、2012年8月上旬。
成田発0002便でワシントンDC乗継オーランドへの家族旅行。
今度こそ、オーロラ見るんだと宣言してみたものの、アラスカは、ギリギリ白夜が明けるかどうか…
席は、進行方向左側。
カメラも、このためだけに購入した明るいレンズをセット。
あとは、運次第？

食事を終えた機内では、皆さんお休みモード。
私ばかりが、そおっと窓のシェードを上げては急いで下ろし、ため息をつく、その繰り返し。
「白夜なんだよ～！」って、射し込む陽光が笑っています。

場所はアラスカ、アンカレッジを過ぎたあたり。
なんとなく、空が薄暗くなり、お星さまも見え始めたような・・・

「見えました！」
ちょうど、夜の帳が下りてきたのです。
写真だと、緑色に見えていますが、
肉眼では、灰色の不思議なかたちの雲が、厚い雲海の上に現れたって感じ。
この高度で、雲海の上に雲って変だよねって思ったのがきっかけだったのです。
ちょうど顔を出して下さったCAさんに、
「あれって雲ですか？」と尋ねると、どれどれ…
「オーロラです！」とのありがた～いお返事。

このために借用しておいた、紺のカーディガンを頭からかぶり、
ただひたすら、カメラのシャッターを切り続けたのでした。
先程のCAさんからは、「間もなく、もっと大きなオーロラです」と。
コックピットからの、貴重な情報まで頂いて、感謝感激のひととき。

カーディガンの隙間から、機内の照明が映り込んでいますが、そこはご愛嬌。

CAさんからは、「最近見たことの無かった、大きなオーロラです。」と！

オーロラ（ツアー）と言えば、凍てつく冬ってイメージ。
でも、搭乗までに調べてみると、四季を通じて現れているのだそうです。
ざっくりとまとめると、
１）太陽活動が活発であれば、地球の極にオーロラが現れる確率が高い。
２）それを見る為には、空が暗いことが必要。
３）地上から眺めるには、晴れていないとダメ。

１）太陽活動は、旅行の計画上、予想することができませんので運任せ！
３）晴天は、高度１万メートルなので、ほぼ関係なし。

ということは、空さえ暗ければ、見える確率が高いってこと？
しかも、極寒の中でなく、ぬくぬくとした機内で、美味しいもの食べたり、
映画を観たりして待っていればよいって、すごくない？

2012年8月、成田を発ったのは、白夜も終盤にさしかかった７日のこと。
家族の日程から、これ以外のスケジュールが組めず、ドキドキだったのですが
願い叶って、オーロラを見ることが出来たのでした。

直後のマップです。
ほんと、ギリギリで夜に突入したことがわかります。

オーロラが見えていたのは、アンカレッジ、フェアバンクスあたり。
フェアバンクスと言えば、オーロラツアーの候補にあがる場所のひとつ。
2012年は、メインの目的がWDW。
2017年は、ニューヨーク観光がメイン。
共にその往路で、ご褒美のオーロラまで見ることができたのでした。

オーロラも薄くなり、翼の後方へと過ぎ去って行こうとしています。

ときおり、姿を見せてはくれるものの

薄っすらとしか、見えなくなってきました。

2017年9月11日（タイトル写真です）。
今回は、2012年の反省をもとに、映り込みを改善する小道具を持参しました。
その成果もあって、左側に翼とエンジンも映っています。
ただ広角レンズだった分、ちょっと、全体的に暗すぎたかもしれません。

ご参考になったかどうかわかりませんが、実際に見えると、
それはそれは、神秘的な美しさに見入ってしまいます！

この旅行記へのコメント （1）

• nomonomoさん 2019/09/28 21:00:16

  オーロラ、ずいぶん近くで見れましたね。

  私もニューヨーク便でオーロラを見ました。１月でした。はるかかなたでゆらゆらしていました。とても写真に撮れる状況ではありませんでした。こんなに近くでみれて、うらやましい。よかったですね。今回の当方のニューヨーク行は、８月でしたので、最初からオーロラは期待していませんでした。したがって、寝てました。