2017/11/20 - 2017/11/29
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cokemomoさん
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初めてのマルケ州。
アブルッツォ州やモリーぜ州ほどではないけれど、今ひとつ地味なマルケ州(決めつける)。
アスコリ・ピチェーノから港町アンコーナにやって来ました。
アドリア海を渡ってギリシャやクロアチアなどに行く船が発着する港です。
いつか船でと思いつつ電車で到着。
かっこいいロマネスク教会やめちゃくちゃかわいいロマネスク教会、美しいクリヴェッリの聖母子など楽しめました。
11月20日(月)出発~ローマ泊
11月21日(火)アスコリ・ピチェーノ
11月22日(水)アスコリ・ピチェーノ
11月23日(木)アンコーナ
11月24日(金)レカナーティ、ロレート
11月25日(土)ミラノ
11月26日(日)パヴィア
11月27日(月)ピアチェンツァ、ミラノ
11月28日(火)ミラノ 帰国へ
11月29日(水)羽田着
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
アスコリ・ピチェーノからアンコーナに向かいます。
9:43に出発してアンコーナ着が11:36。乗り換えのない直通の電車を選びました。9.05ユーロ。
時刻表通りの運行でした♪ -
車窓から秋の山景色を楽しんでいると・・
-
アドリア海に出ました。明るい!
サン・ベネデット・デル・トロント駅のあたり、海岸沿いにたくさんのホテルが並んでいた。今はなんとなくひっそりとしているけど、夏にはリゾート客で大いに賑わうのだろうな。 -
アンコーナ駅のホーム
-
アンコーナ駅構内。
切符売り場も広く券売機が並んでます。
駅を出るとすぐにバス乗り場があります。たくさんの路線のバスが駅前に乗り入れていました。タクシーもおばちゃんが着いた昼頃には数台待機してました。 -
この新聞スタンドのようなところ(エディーコラという)でバスの切符が買えるよう。バールや待合室はあるが残念なことに荷物預かり所はなかった。
イタリアでは人気の大都市は別として、荷物預かりのある駅が本当に少ない。州都の駅にもないなんて~~、いかん! -
まずホテルに荷物を置いてしまわねば。
予約したホテルは中心街の端っこ、港のすぐ前です。船には乗らないけど港町ではなんとなく海の近くに泊まりたい。
駅からホテルまでは2km、小さいとはいえスーツケースを転がして歩くのは億劫、市内のバスはまだよくわからないし、、駅で客待ち中の運転手さんに声をかけて、10ユーロで行ってもらいました。 -
グランドホテルパレス(2泊171ユーロ)
とてもいいホテルでした。フロントの女性達は気が利いて親切だったし、他のスタッフの方々も感じがよかった。部屋にはまだ入れなかったので荷物を預けて出かけました。 -
シングルルームで予約を入れたけれどダブルの部屋にしてもらえておばちゃんは嬉しい。冷蔵庫やポットもある。
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白が基調の清潔な部屋。広さはないけどおばちゃん一人には十分。
バスルームも広めできれいだったけれどバスタブはなし。 -
このホテルの朝食はとてもよかった。
このカウンターの奥にはオレンジのスプレムータ(搾りたてジュース)もありました。 -
甘い物も充実。
ヨーグルトもプレーンとギリシャヨーグルトの2種類あったりして。おばちゃんはギリシャヨーグルトにどっぷり蜂蜜をかけるのが好き(いいトシのおばちゃんがすることではない)。その蜂蜜も栗、アカシア、野の花ミックスなど種類が選べて楽しい。 -
美しい朝食。
クレマのコルネットは刻んだピスタチオがいいアクセント、味も文句なし。明日もこれ食べよう! -
ホテルの前の港に停泊中の船。これはギリシャのパトラ、イグメニッツァそしてアンコーナを結ぶ船。これに乗ってみたかったんだよなぁ。
検討するとパトラはアテネ街外れのバスターミナルから3時間以上かかるし、イグメニッツァはテッサロニキからバスで5時間以上かかるうえ出航が夜中になるので待つのが大変、、、つまりおばちゃんは面倒くさくなってあきらめたのだ。 -
アンコーナ街歩きはホテル近くのサンタ・マリア・デラ・ピアッツァ教会から。
小さなブラインドアーチの連なりが特徴的なファサードを持つロマネスクの教会。 -
たくさんのアーチの下にはいろいろな装飾が施されていたようだ。
それらがなくなってしまった今も十分魅力的。かぎ針で編んだレースのような、は言い過ぎか。 -
ブラインドアーチで仕切られた一つの空間にはモザイク装飾があった痕跡。
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綺麗な色石が小さくカットされている。
教会の内部には6世紀のモザイク残るというし、入ってみたかったのだが恒例の「開いてなーい」。木曜から日曜の夕方はあいているという情報もあったが、今日木曜は夕方から開く市立美術館に行きたい。明日の夕方に寄ってみよう。
ーーしかし、おばちゃんに明日はなかったのである。無念! -
ロマネスク的なマヌケでかわいいものが詰め込まれているタンパン。空間に合わせて身体を斜めにしていく聖人達。
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アーチが重なっている様子(アーキボルトでいいのかな)。外側のレリーフ、植物で作られた輪の中を一つ一つ見ていくと楽しい。
外から2番目のアーチも、所々怪しいものが下を覗いている。 -
こんなの。聖と俗の境である入り口を見張っているのかもしれない。
つまり業務中。 -
アーチに合わせて体を曲げる孔雀。羽が豪華。
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側柱の一番下で踏ん張る象。
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弱そう。
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バッハのような髪型。
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カッコつけても弱そうだ。
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う~む。
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イケメン風にニラミをきかせる牛?
情けない顔のグリフィン。 -
屋根の端っこではグリフィンが行進。
誰も足を止めないような街中の小さな教会、丹念に眺め回して写真を撮りまくったおばちゃんが人々の目にどう映ったかは考えたくない。
でもロマネスクのマヌケかわいい好き=同好の士(いるのか?)の方には、外観だけでも楽しめるオススメの教会です。 -
アンコーナは坂道が多い街。
路地に面したトラットリア、昼時に通りかかったら賑わっていたので今夜の夕食はここにしようかな。 -
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プレビシート広場
クリスマスのイルミネーションが始まっているようだ。 -
目抜き通りのガルバルディ通り
11月下旬、ブラックフライデーセール告知がとても目立っていた。テレビCMもたくさん目にした。
あれはアメリカだけのものかと思っていたよ。 -
カヴール広場ではクリスマスマーケットがあるのだろうか、小さな小屋が並んでいた。移動式の観覧車も設置されていたが、観覧車は移動できないほどガッチリ設置して欲しいものだ。
小屋で作業した人に尋ねると、マーケットは土曜の夕方から始まるとのこと。土曜にはアンコーナを出発するので残念。
このカブール広場はアンコーナ市内や郊外へいくバスの発着地でもあります。 -
港を見ながら坂道を登ってドゥオーモを目指す。
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階段も登る。
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紅葉がきれい。
晴天で風もなかったので、階段を上がっていると暑く感じる。もちろんおばちゃんは息切れもする。 -
アンコーナのドゥオーモ(サン・チアリコ)
丘の上に立つ白いドゥオーモが眩しく輝く。シンプルなファサードに扉を囲む重なったアーチが目立つ。 -
側柱を支えるライオン。
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後陣もシンプル。
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アンコーナのドゥオーモの正面は海を向いている。
もし船でアンコーナにやって来たら船上からこの白いドゥオーモが見えたかもしれない。アンコーナは古代ギリシャの植民地だった頃からの港町。このドゥオーモは創建が11世紀半ばというから、当時東方貿易などでアドリア海を行き来していた船員達がこのドゥオーモを見てホッとしたりしたかもしれない。
やはり船で来ればよかったかなぁ。 -
ドゥオーモに入れるのは朝は8:00~12:00、午後は15:00~18:00(夏は19:00)。
少し前に到着して港を眺めながら15:00を待つ。
15:00になっても開かない。おばちゃんのような観光客がドアを押したり引いたりしていたよ。15分遅れで開堂。 -
広く高い空間が広がる。シンプルですっきりとした感じは好きだが、おばちゃんはこの聖堂は外からみる姿で十分満足。
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アンコーナ市立美術館。(6ユーロ)
イタリア美術に詳しい方によると何年間も改修工事のため閉鎖になっていて、ここ1年くらいで漸くリニューアルオープンの運びとなったそうだ。
もちろんそれを教えていただいてやって来ました。
先のサンタ・マリア・デッラ・ピアッツァ教会の左側の道を進むと入り口がある。地味なのでこの茶色い看板を見落とさないように。 -
市立美術館の開館時刻表
冬期の平日(火曜~金曜)は夕方16:00~19:00だけ開いている。
夏はもう少し時間が長くなるのだろう。
このページで確認できます。
https://www.comune.ancona.gov.it/ankonline/cultura/2016/02/20/pinacoteca-comunale/ -
この時も入館者はおばちゃんだけだったのだろうか。誰とも合わなかった。
坂道の高低差を利用した地下4階~地上2階まである美術館。複雑なつくりでなんだかわかりにくい。
こんなモダンな階段があったり -
昔の建築をそのまま利用したような空間が混ざっている。
展示されている絵画も同様。ティツィアーノやロレンツォ・ロット、もちろんクリヴェッリ、サッソフェラートといった絵画と現代作家の絵画やオブジェがちゃんと分けられることなく展示されている。 -
う~え~~。
現代美術のことは分からないおばちゃん、ただ気色悪くてギョッとした。
草間彌生さんと似てる?
あまりにも強烈だったので載せちゃおう。誰のなんという作品で何が描かれているのかは一切知らないよ。 -
クリヴェッリ「聖母子」
美しいこの絵はとても小さかった!
美術館側が「細部をご覧になるのに使ってね」と双眼鏡と懐中電灯を用意して置いているくらい。(もちろん米粒写経のように小さいわけではない)
クリヴェッリは衣類の模様なども丹念に美しく描くが、胡瓜や瓜を描くのも上手い(^^;) -
狭い路地を歩いて一度ホテルに戻る。
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黄昏の港。
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夕食は昼にチェックしておいた「POZZO」で。
メインに魚をしっかり食べたかったので前菜は飛ばしてパスタから。
カジキマグロと茄子のトマトソーススパゲッティ。 -
ヒラメのグリル
実際は紙包み焼きという感じだったがちゃんと香ばしさもあってとても美味しかった。ひらいたヒラメが一尾丸ごと、一緒にグリルされた野菜がまた美味しい。
お水とレモンソルベとカッフェを加えて30ユーロお支払い。 -
お腹いっぱい、夜の港を眺めながらホテルに戻ります。
明日はカブール広場からバスに乗ってレカナーティとロレートに遠足に出かけます。
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この旅行記へのコメント (2)
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- mistralさん 2018/01/21 08:59:32
- ロマネスク
- cokemomoさん
おはようございます。
サンタ・マリア・デラ・ピアッツァ教会
ロマネスクの可愛らしく、間抜けにも見える彫刻の数々を
楽しませていただきました。
はい、私も同好の士です。
当時の制作者の方々の自由な発想には驚かされますね。
空間に合わせて、人物、動物を押し込めてしまう。
狭ければ人物を斜めに配置、
大きな象さんでも小さく押し込める、などなど。
クリヴェッリの描く聖母、本当に品があって良いですね~~
mistral
- cokemomoさん からの返信 2018/01/22 14:05:39
- Re: ロマネスク
- mistralさん、こんにちは~。
私の住むあたりは珍しく雪が積もりつつあります。
私は雪の少ない瀬戸内出身だし、雪には不慣れなのでドキドキして落ち着きません。見てる分にはきれいなんですけど。
mistralさんのお住いのあたりはいかがですか?
同好の士♪
嬉しいです~。どうしてあんなに可愛く感じてしまうのか、我ながら不思議なのですが、それを探しにイタリアに行ってるところもあるのです。
そうそう、レンタカーならではのご苦労ってあるのですね。
これまではただただ羨ましいばかりだったのですが。
あ、でも私はアンコーナからの遠足で(その3に書く予定)田舎のバスならではの苦労に遭遇しました(><)
お楽しみに~~!?
クリヴェッリは昔はそんなに好きではなかったのですが、いまはとても好き。好みって変わっていくものですね。
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