2017/10/19 - 2017/10/19
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yukinecoさん
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サマルカンド2日目
10月19日 8:30 サマルカンド市内観光
レギスタン広場
ウルグ・ベク天文台
アフロショブ博物館
アフロショブの丘
コニギルメロスの紙すき工房
シャーヒ・ジンダ廟
写真はアフロショブの丘 この下にチンギス・ハーンに滅ぼされた古のサマルカンドの町が眠っています。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 3.5
- 同行者
- 家族旅行
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
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朝焼けに染まるレギスタン広場です。
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平地からのぼる太陽の光は眩しい。7時ちょうどの日の出です。
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朝のレギスタン広場北側の道を散歩します。物売りの人、牛乳缶を持って牛乳を買いに行く人、仕事に行く人などを目にします。この地に住んでいる人の普段の生活があります。そうそう!たくさんのケーキを焼いてアイシング、大きなバットに並べて普通の家を出ていく人に会いました。どこに持って行くのだろう?
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路地を入ると舗装されていない道も。
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ホテルへの看板があります。その向こうは道路工事中。
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こんな素敵な草花の植え込みがあります。まるで魔法の壺。
日本と同じような気候のせいか、花壇に植えてある草花はおなじみのものが多いです。10月は日日草の花壇からパンジーの花壇に衣替えの季節のようです。雨の少ない気候の影響か日本より生き生き感はありません。 -
これはホテル隣の小学校。立派な建物。サマルカンド出身のカリモフ前大統領ゆかりの学校だそうです。
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ウズベキスタンは多民族国家。ウズベク人、タジク人、タタール人(韃靼人)、ロシア人などたくさんの人種で構成されています。韓国朝鮮人のコミュニティーもあります。
言語もウズベク語、ロシア語、トルコ語などが使われています。最近はウズベク語をキリル文字(ロシア文字)でなくラテン文字(アルファベット)で表記することが多く、私たちにも読みやすいものとなっています。(ガイドさんの話から)
この看板は両方の文字かな?小学校の壁です。 -
おうちの人の送り迎えで登校するようです。お母さんたちが子供たちを送った後のおしゃべりを楽しんでいるのは日本と同じだよ。
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ちょっと失礼して中を拝見。素敵な庭です。
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この辺りの家はどこも高い塀に覆われていますが中にはこんな素敵な庭が広がっています。
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8時半にガイドさんのお迎えを受けて徒歩でレギスタン広場に行きます。レギスタン広場にはこの字型に3つの大きなメドレセが建っています。これは西側のウルグ・ベク・メドレセ。メドレセとは神学校のことです。
ティムールの孫ウルグ・ベクによって1420年に建てられました。一番古いメドレセです。ウルグ・ベク自身もここで教壇に立っていたということです。ウルグ・ベクは為政者でありながら学者で次に訪れる天文台を作った人です。 -
タイルの補修をしています。たぶんこんな感じで至る所の補修がずーとずーと続いていくことと思われます。
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シェルドル・メドレセ。東側にあります。これは前日夕刻の写真。
シェルドル・メドレセには幾何模様の多いイスラム圏にはめずらしく、人の顔を持つライオンが小鹿を追いかけている様子がタイルで作られています。1636年に完成しました。 -
北側にあるティラカリ・メドレセ。このメドレセを真ん中に西側にウルグ・ベク・メドレセ、東側にシェルドル・メドレセがこの字になって広場を囲っています。
少し時代が後のティラカリ・メドレセは1660年に建てられた神学校なのですが、礼拝所として使われていました。 -
青色のドームの下にティラカリ・メドレセの礼拝所があります。その天井です。金箔が張り巡らされ輝いています。
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中はお土産屋さんや遺物の展示場になっています。まあ、立派な装飾。もったいない建物です。
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お土産屋さんが続いています。
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地球の歩き方に載っているよと、絵描きのおじさん。素敵な絵がたくさんあります。好きな豹の絵を買ってしまいました。
ガイドさんと一緒の時のお土産屋さんの価格はほとんど日本価格と一緒です。ウズベキスタンの物価は日本の10分の1だということですが、それは町のスーパー、地元の人の話です。私たちには市場も結構高かったよ。 -
とてつもなく大きい広場を後にします。
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車で30分ほど走り、郊外に出ます。コニギルメロスの紙すき工房。ここは、日本のジャイカの援助で作られた紙すき工房。石州和紙(島根県)の技術がもとになっています。
8.9世紀ごろ、サマルカンドに紙すき工場がたくさん建てられ品質の良い紙が作られ、ここからエジプト、ヨーロッパ、イラクなどに送られました。しかしその技術は19世紀に途絶えてしまいます。この施設は、シルクロード交易を栄えさせたサマルカンドの手すき紙の技術を再興するために作られたものです。 -
桑の茎の繊維を溶かして繊維をこそげ取ります。
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水の力を利用した臼です。
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この臼の内側。臼で繊維を細かく砕きます。
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細かくした繊維で紙を漉きます。こんな紙が出来上がります。
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乾かして、このオニキスの重しでこすってインクののりのいい滑らかな紙に仕上げます。この紙1枚3ドルです。
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日本のジャイカの援助でできていることが分かります。古の文化の復興で素晴らしいのですが、工房の人たちがあまり楽しそうに仕事をしていないのが気になります。観光客相手の紙漉きでなく産業として成り立たせるにはもっと何か違った工夫がいるのではと、いらないおせっかいを言いたくなります。
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次に訪れたのはウルグ・ベク天文台跡。ウルグ・ベクはティムール帝国の創始者ティムールの孫で4代目の為政者ですが、統治者としてよりも学者としての偉業を後世に残しました。
1420年ごろ作られ、多くの天文学者が活躍したそうです。しかしウルグ・ベクの死後イスラムの思想を侵すものとして30年ほどで破壊されます。1900年代になってサマルカンド出身のロシアの考古学者が発掘し世に現れます。 -
丸い天文台跡の真ん中から六分儀の中がのぞけます。
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こちらは筒の反対側です。
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筒の内部です。30m以上の高さのあった地上部分は破壊され、これが地下に埋まっている当時からの六分儀です。ちょうどおばさまが掃除の真っ最中。
私にはその仕組みは理解できませんが、この巨大な天文台で1年間の日時を計算したり、星の軌道を観測し天文表をつくったり、日食の予測をしたりしたそうです。 -
天文台の博物館の展示物です。観測の様子でしょうか。この絵を見ると太陽の光の入ってくる角度から日時を割り出したものと思われます。
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わからないが設計図?
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アラビア語の本です。火事にあってもいいように余白が大きく取ってあります。
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もとはこんな建物が建っていたようです。屋上の天球儀が象徴的です。
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掘り出された遺物が展示してあります。建物表面のタイルでしょうか?やはりタイル彫刻は立派です。
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これも
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天球儀だが?
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天文台広場では結婚写真の撮影が行われています。ウルグ・ベクの時代から引き戻されます。
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次は天文台の丘の隣のアフロショブの丘に向かいます。
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まずは麓のアフロショブ博物館に行きます。建物正面の2750はこの博物館ができる前2750年の歴史がこの地にあるということらしいです。(ガイドさんの話)
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大変な歴史の流れです。
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とっても変な写真3枚ですがこの3枚で博物館の正面です。
……みにくくてごめんなさい。 -
中に入るとまずアフロショブの丘の模型があります。上には全景写真。
アフロショブの丘は13世紀にモンゴル軍によって破壊される以前のサマルカンドの町が築かれていた丘です。
だいたい200haの広さです。これは東京ディズニーリゾート2個分ぐらいの広さです。 -
領主の館から発掘されたフレスコ画です。
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舟遊びの様子だそうです。朝鮮人、中国人と様々な民族衣装の人たちが船に乗っています。広域の文化交流があることが分かります。
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前の写真のレイアウトです。
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下手なパノラマ写真ですが、こんな状態で発掘されたとは驚きです。
式典の様子で、隣国から貢物を持って訪れている人たちです。その服装も様々だそうです。 -
これは結婚の行列で、花嫁が象に乗ってくるのだそうです。レプリカの展示です。
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丘の遺跡は11層ともいわれ何度も破壊されてはその上に町を築いていったそうです。勉強不足でいつの時代のものかよくわからないのですが、2570年前からの発掘物がたくさん展示されています。
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子供のおもちゃだそうです。
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かまど跡でしょうか?
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タイルの破片を集めて……。
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ここにも立派な彫刻タイルが眠っています。
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出口で獅子の土偶がお見送り。
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こちらは彩色してあります。
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アフロシャブの丘の全景です。一番上が宮殿です。宮殿から丘の高さがだんだん低くなり階級によって住む場所が決められています。また水路が張り巡らされており十分な水が確保されていました。町の周りは城壁で囲われており4つの門があります。
チンギス・ハーンに町を壊された後、水路の建設ができなかったのでティムールはこの地をあきらめ西側の低い土地に今のサマルカンドの町を築いたそうです。 -
博物館を出てアフロシャブの丘に登ります。
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南側には牛がいます。季節によっては丘の上で草を食べるそうです。のんびりした時間が流れています。
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遺構の掘りあとです。
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丘がこのようにステップ化されて野生動物のすみかになっています。秋の季節、枯野になっていますが春には緑の短い草が芽生え緑がきれいだそうです。今でも丘は発掘が続いてます。
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強い風が吹きつけ砂ぼこりの舞う丘の上に立つと、かつてこの地を西から東へ東から西へラクダに荷を乗せた小隊がオアシスを求めて歩いて来た姿が想像できます。東西の多くの旅行者や学者がサマルカンドの町の繁栄を記録に残しているそうです。
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わずかに生えているラクダ草です。シルクロードでラクダが唯一食べたという草です。
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今は実の時期。夏に白い花が咲くそうです。
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いつまでも風の強く吹きぬける荒れた丘です。
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プロフ専門店でのお昼ご飯です。地元のおじさんたちに交じってプロフを頂きます。女性は家庭で食事をするそうです。
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この中から何種類かのサラダ、ピクルスを選びます。
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やっぱりナンが付きます。お茶は中国からたくさん運ばれ、日常的に飲まれるそうです。
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大盛りプロフが来ます。すごい量です。大量の人参とニンニクとオリーブオイルがアクセントのプロフです。朝大鍋で炊いてそれがおしまいになったら閉店するそうです。おいしいけれどもたくさんは食べられません。残念!
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このお店も中庭が素敵です。
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午後はシャーヒ・ジンダ廟の見学です。アフロショブの丘のすぐ隣にありますがこの霊廟の丘はチンギス・ハーンの破壊を免れます。さすがのハーンもたくさんの陵は壊せなかったようです。
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階段を上って行きます。行きと帰りの階段の数が同じでありますようにと祈りながら数えて上るそうです。
階段を上った上に「く」の字の道がのびていてその両側に10いくつの霊廟が並んでいます。たくさんの人が巡礼に訪れます。 -
シャーヒ・ジンダとは「生ける王」の意味で11世紀からのモスクや霊廟が残っています。
これはトゥグル・テキン廟。1376年 -
シリンベク・アカ廟。1385年 ティムールの妹を祀った廟です。
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その内部です。白色と藍色の天井です。
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その色合いに合わせた壁の模様。
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こちらのタイルは落ち着いた色合い。シャーディムルク・アカ廟の内部。1372年
この廟群の中で一番美しい廟と言われている廟です。
……なのに表の写真がありません。とほほ……。 -
透き通るような青の装飾。
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模様の種類は尽きることがありません。
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細工の細かいこと。
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たぶん11世紀のクサム・イブン・アッパース廟。11世紀.でも修復されており外観は変わっていると思います。
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奥のこの辺りは未完成の廟があります。アーミル・ブルンドゥク廟。15世紀
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木彫りのドア模様も手が込んでいます。
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花模様
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内側が真っ白の霊廟。
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ここではお祈りをしている人に会えました。10人ほどの人がお祈りをささげていました。
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フィッジャー・アフマッド廟。1350年
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複雑なタイル模様。しかも何重かの浮彫模様です。
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廟の名前はわかりません。
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これはトゥマン・アカ廟。1404年
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たくさんの観光客やお祈りをしている人がいます。
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これは八角形の廟。真ん中あたりにあります。誰の廟なのかは不明。15世紀
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ドアの上にはお祈りの時刻の表示があります。
今、私の頭の中はモザイク模様です。
素敵と言っては不謹慎かもしれませんが、何とも素敵な霊廟です。
たくさん写真を撮って、家に帰って本やネットで調べながら廟の名前を確認したのですが、わからないのもたくさんあります。また間違っていたらごめんなさい。せっかく訪れたのに記録不十分で後悔は尽きません。 -
帰りに丘の下にあるハズラティ・ヒルズ・モスクを訪れます。美しい木造のモスクです。改修工事のため柵の外からの見学です。カリモフ前大統領の陵が隣接しています。
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この丘にはほかにも無数の墓が建っています。サマルカンドの北東の丘にはその歴史の跡がたくさん残されています。
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サマルカンドは今夜でお別れです。全部が全部、スケールが大きくて、シルクロード交易のオアシスとしての歴史を背負っている町です。
ウズベキスタンの油にあったのか2人とも食欲があまりなく夕食はホテルのバイキングで軽く済ませます。 -
この日サマルカンドは最低気温3℃と出ており心配していましたが、思ったほど寒くはありませんでした。お風呂で温まり毛布の中にホッカイロを張ってぐっすり眠れました。4日目はタシケントに帰ります。明朝6時20分出発と早立ちです。
これは、昔の帽子のバザールの建物だそうです。
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