2017/10/13 - 2017/10/21
21位(同エリア47件中)
youさん
あなたの世界地図を、新たに3カ国彩ってみませんか・・・・・とのタイトルに魅せられて、H旅行社の9日間ツアーにて、ベラルーシ・ウクライナ・モルドバを巡ってきました。
日程は下記。
10月13日 成田→モスクワ経由ベラルーシのミンスク(泊)
10月14日 ミンスク→ミール城・ネスヴィジ城→ブレスト(泊)
10月15日 ブレスト→ウクライナのクレヴァニ→リヴネ(泊)
10月16日 リヴネ→キエフ(泊)
10月17日 キエフ→オデッサ(泊)
■10月18日 オデッサ→沿ドニエステル共和国のティラスポリ→モルドバのキシナウ(2泊)
10月19日 キシナウ→オルヘイ・ベッキ→キシナウ
10月20日 キシナウ→モスクワ経由
10月21日 成田
この旅行記は、モルドバに隣接する沿ドニエストル・モルドバ共和国のテラスポリ観光を中心に掲載します。
沿ドニエストルは、国際的にはモルドバ共和国の一部とみなされていますが、モルドバの実効統治はされておらず、事実上の独立状態にあります。
表紙の写真は、沿ドニエストル共和国の首都テラスポリにて。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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10月18日 7時30分 朝日が上り始めたオデッサの町並みです。
この日は、ホテルをいつもより早目に出発し、はじめに未承認国の沿ドニエストル・モルドバ共和国の首都であるティラスポリに行き、その後モルドバまで行きます。 -
オデッサから沿ドニエストル・モルドバ共和国のティラスポリまでは約110Km、通常の所要時間は約2時間ですが、途中検問所にて入国(入域)審査がありますので、それよりも時間がかかることもあるとか。
舗装された幹線道路を進みます。 -
右手にドニエストル川が見えてきました。
沿ドニエストルという国の名前は、このドニエストル川に沿った国ということに由来しています。川を挟んでモルドバと南北約200kmも向かい合っています。東西は広いところで20km、狭いところだとわずか4kmしかない細長い領地です。 -
未承認国の沿ドニエストルに入ってきました。検問所にて、パスポート・チェックを受け、名前とパスポート番号入りの入国承認シートを受け取ります。検問所通過は極めてスムーズです。
国境での写真はありませんが、ウクライナと変わらない風景が続きます。国境警備の兵士らは見当たりませんので、紛争中の地域だという緊張感は感じられません。 -
道路わきに凱旋門みたいなモニュメントがあります。
この沿ドニエストルという未承認国があることは、以前にルーマニアを訪れたときに知り、それ以来、一度は訪れたいと思っておりましたが、今回ようやく実現しました。特別な経緯と歴史をもつ人口約60万人の未知の地域です。ワクワクしてきます。 -
星マークが付いたソ連ぽい戦勝モニュメント。
この地域はロシア系住民が多く暮らしているとのこと。 -
ENEOSの看板がありますが、ガソリンスタンドでしょうか。欧米の資本が入りこんでいるのでしょうか。
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サッカー場と映画館などがある大きなアミューズメント施設です。
こんな立派な娯楽施設があるのにびっくりします。 -
最近建設されたと思われるアパートメントです。先進国と変わらない風景で予想外・・・・。
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おお~ ようやくソ連ぽい家が現れました。家の壁には、旧ソ連や社会主義を彷彿させる絵が描かれています。
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こちらは古くて無機質なアパート。期待していたようなソ連の雰囲気のある風景となりました。
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道路わきに星マークが付いた戦勝モニュメントが見られます。
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またまた、社会主義を彷彿させるような看板が。奥には金ぴかドームの教会かな。
だんだん、ロシアの雰囲気になってきたかなぁ~。 -
12時 街の中央付近にあるレストランに来ました。
道路沿いに看板など出ていないので、地元の人しか立ち寄らないのかなぁ。
それとも観光客が来る場所でもないので看板など必要ないのかも。 -
レストランの入口。おしゃれな造りです。
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沿ドニエストルでのランチ。普通に美味しいでした。
飲み物として、オレンジ・ジュースを注文、約100円、ウクライナのお金が使えました。 -
ランチの後は、メインストリートを徒歩での観光となります。
こちらは街路樹がつづくストリート。 -
この国を承認しているのは、同じ未承認国のアブハジア共和国と南オセチア共和国(ジョージアに隣接しています)とのことですが、それらの国の大使館が入っている建物です(ガイドの話)。
入口の上にこの国の国旗と紋章が靡いています。
1991年8月、隣国モルドバは、ソビエト崩壊後に独立を宣言しましたが、ドニエストル川沿いに住むロシア系住民は、モルドバからの分離を目指して1992年、ロシアの支援を得てトランスニストリア戦争を仕掛け、事実上の独立を果たしました。しかし、肝心のロシアは勿論、他国や国連はその独立を承認していません。 -
沿ドニエストルの国旗(左側)が付いている車のナンバープレート。日本車をときどき見かけます。
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ロシアぽいドニエストル大学の建物群。
ロシアから有形無形の経済支援が得られているのでしょう。 -
ロシアぽい古いアパート。1階がお店になっています。
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オペラ劇場。
大規模な娯楽施設といい、この立派な劇場の建物を見るにつけ、ここに住む人たちの暮らしは豊かなのでしょう・・・・。 -
この町にもロシアが誇る偉大な詩人プーシキン像が建っています。
若者らには、我々ツアー客は奇異に写っているのでしょう。 -
車体にイケメンが描かれたトロリーバスが住民の足のようです。
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学校帰りの小学生に出会いました。
メガネのお嬢さんは、英語を勉強していて、どこから来たの?と尋ねてきました。日本~・・・と答えましたが、どこにあるかは知らないようで、反応がありません。
英語を勉強している・・・というのに驚きましたが、彼女らがやがて国外で活躍できる日が来ることを祈ります。 -
ガガーリンの像があるストリート。世界最初の宇宙飛行士の名前は、この国でも健在です。
街はしっかりと区画整理されています。 -
道行く人達は紳士淑女・・・・みたいです。
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メインストリートの歩道は銀杏の葉っぱが・・・・未承認国にも秋が来ています。
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両替所の前にある看板。
沿ドニエストルは自国の通貨を持っているのです。米ドル、ユーロ、ロシア・ルーブル、ウクライナ、モルドバ・ルーブルからの両替ができるようです。 -
建築中の建物。道路わきに建国225周年を示す数字が並んでいます。
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市庁舎として使われている白亜の宮殿です。
尖塔の上の星マーク・・・手前にはレーニン像が・・・ソ連ぽい。 -
市庁舎前の広場には、沿ドニエストル出身の偉人たちの写真が並んでいます。
中に宇宙飛行士の方もおります。
右側の模様看板に1792とありますが、この年にヤシ条約により、オスマン・トルコからロシアへ沿ドニエストル地域が譲渡されて、ティラスポリが建設されたとのこと。今年はその建国225周年にあたるのです。 -
銀行の建物のようです。
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公園に来ました。中央に、ドニエストル建国の父・アレクサンドル・スヴォーロフの騎馬像が建っています。
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公園に立っている沿ドニエストルの国旗と町の紋章。
未承認国ですが、国旗は勿論、政府、議会、軍隊、警察、通貨などを持っており、独立国家としての体裁を整えています。 -
広場に面してカルチャーセンターか学校かの施設があります。
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しばらくして、カルチャーセンターから小学生らが出てきました。
リードしている先生の後に整列して礼儀正しく歩いています。 -
学校から出てきた小学生らは整列歩行して、大通り(10月25日通り)まで進み、そこに停車していたトロリーバスに乗車しています。
一見、統率がとれた軍隊のような乗車風景です。一体どのような教育をしているのでしょうか。 -
大通りを通過するトロリーバス。
交通機関はちゃんと機能しているようです。当り前かぁ~・・・。 -
大通りに面して立つ中学校。
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イチオシ
国の規模に比べて立派すぎる政府庁舎。
手前はレーニン像が立つています。この国は、今もレーニンさまさま・・・の感じ。
いまだに未承認国であるのは、政府上層部の持つソ連時代への郷愁やいろいろな思惑と、背後にいるロシアの意向との微妙なバランスの結果でしょうか。 -
幹線道路から要塞のような建物が見えています。
沿ドニエストルにはこれと言った観光ポイントが無いので、この要塞を建設したとのことですが、ツアーでは素通りします。立寄れば、この国の励みになるのにネェ~。 -
15時 沿ドニエストルを出てモルドバの首都キシナウに向かいます。
沿ドニエストルとモルドバとの国境通過は、ノーチェックです。モルドバにとって、沿ドニエストルはもともと自国と思っているのでそのような扱いなのでしょう。
通りすがりの旅人には、興味が尽きない未承認国訪問でした。 -
モルドバの首都キシナウまでは約200Km、所要時間約3時間、牧歌的な風景の中をドライブします。
モルドバの人口は約291万人、首都キシナウの人口は67万人、九州よりやや小さい、1991年にソ連から独立した国です。 -
野菜が耕作されている農村地帯を通過。
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集落も見えています。モルドバは、ヨーロッパの最貧国の一つに数えられていますが、大きな家屋が並んでいます。主要な産業は農業のようです。
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17時 モルドバの首都キシナウに到着。
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町で一番の高層建築である今宵のホテル、BRISTOL CENTRAL PARK。
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ホテルの最上階の部屋。今回のツアーでは一番広くて豪華な部屋です。ここに2泊します♪。
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イチオシ
部屋からの眺望。キシナウは緑の多い都市です。
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夕食までの時間、一人で街歩きに出ます。
ホテルのすぐ裏手は公園。その公園に立つキシナウ大聖堂。 -
大聖堂の中。
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大聖堂に付属する鐘楼。
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イチオシ
凱旋門に似ている勝利の門。モルドバの国旗が下がっています。
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キシナウの市場。
バスターミナルの隣にあります。 -
屋根上にモルドバの国旗がはためく内務省。
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キシナウの駅。手前にも何かのモニュメントが鎮座しています。
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解放広場に面して建つ高層ビル群。
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独立広場で見かけた兵隊さんたち。赤いベレー帽がおしゃれです。
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外壁が鏡張りの近代的な建物。欧州系の銀行でしょうか・・ビルの上に表示が出ています。それと並んでAVON・・・う~ん、まさか日本の化粧品会社名ではないでしょうが。
陽が沈みかけるまで街歩きしました。日中の治安は問題ない感じでした。
ベラルーシ・ウクライナ・モルドバ周遊・・・・モルドバのキシナウとその近郊編につづく。
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この旅行記へのコメント (2)
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- pedaruさん 2018/01/04 07:09:20
- 未承認国
- youさん 明けましておめでとうございます。
確かに世界地図を制覇するにはこの国にも立ち寄る必要がありますね。
未承認国でも秋も春もくるでしょう、そして日本からのツアー客も…(笑い)
写真で見る限りでは味気ない建物が多いですねぇ、一般の民家はどうなんでしょうか?最貧国でも紳士、淑女は沢山いるようです。子供たちもかわいいですね。
どんな国でもそれなりに魅力があるというのが結論ですか?
今年もよろしくお願いします。
pedaru
- youさん からの返信 2018/01/04 22:37:38
- RE: 未承認国
- pedaruさん
明けましておめでとうございます。
そうなんです。未承認国というので、その国に入るまでは緊張してましたが、実際に入国して町の中を歩いてみると、見かける町民や子供たちは、普通に幸せそうに生活している・・・みたいで、安心しました。
ただ、遺跡や絶景など見るべき観光地がなく、ロシアの田舎町と言った感じで、わざわざ訪れる価値があるとは思いません・・・・・いやいや、実際にそこに行ったら、そこはロシアみたいだと感じた!!!・・・ことに意義がありました。
本年もよろしくお願いします。
you
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