相模国分寺

2017/12/02 - 2017/12/02

　神奈川県海老名市国分南1にある相模国分寺は高野山真言宗のお寺で、東光山醫王院国分寺という。奈良時代に聖武天皇の「国分寺建立の詔」によって日本各地に建立された国分寺のなかの、相模国分寺の後継寺院にあたる。したがって、8世紀中期の創建とされる。本尊は薬師如来である。
　音坂を上ると銀杏の木が黄葉し、大木が紅葉しているのが見える。境内には何本かの銀杏の木が植えられている。また、葉を落とした枝垂れ桜の木も植えられている。
　境内には六地蔵がある。最初は石灯篭の四面のうち三面に各面に2体づつ彫られた六地蔵と、新しい6体の六地蔵である。他にも大き目のお地蔵さんが2体の石仏と並んでいる。また、「右　江戸道　左　不二大山道」と刻まれた道標があるが、上に乗ったお地蔵さまの頭は欠けている。
　鐘楼に吊るされた梵鐘は、この地に居を構えていた海老名一族の国分季頼が当時の名工・物部圀光に鋳造させ、国分寺、国分尼寺が薬師堂に移されていた正応5年（1292年）に寄進した鐘で、国の重要文化財になっている。
　本堂は質素ではあるが、「国分寺」の扁額が掛かり、懸魚には鳳凰の彫刻がある。
（表紙写真は相模国分寺本堂）

エリア 海老名・座間・綾瀬(神奈川)

「音坂」。

相模国分寺の木立。

相模国分寺の紅葉した木と銀杏の木。

相模国分寺の紅葉した木立。

相模国分寺の銀杏の木。

相模国分寺の銀杏の木。

相模国分寺の銀杏の木。

相模国分寺の銀杏の木。

相模国分寺の銀杏の木と枝垂れ桜。

六地蔵。四面あるうち、三面の2体づつ六地蔵を彫っているのは初めて見た。

六地蔵。

道標と石塔。

石塔。

「右　江戸道　左　不二大山道」。

海老名郷土かるた。

お地蔵さまと石仏。

お地蔵さまと石仏。

六地蔵。

枝垂れ桜。

相模国分寺本堂。

相模国分寺本堂。

相模国分寺本堂。

相模国分寺本堂の懸魚。

相模国分寺本堂に掛かる「国分寺」の扁額。

鐘楼。

梵鐘（国指定重要文化財）。

「梵鐘　国指定重要文化財」。

庫裡。

庫裡の前には猫。

猫。

ステンレス製の相輪（九輪）か。

石段がある門前。

石段下にも庚申塔と海老名郷土かるた。

寺号標石と掲示板。

「自然と歴史のさんぽみち」。