東海道にお茶とみかんの静岡市周辺旅(三日目)~アクセスの悪さが難点だった御前崎ですが、黒潮洗う開放感はまさに別天地。日本一のマグロとカツオの街、焼津の歴史にも触れて、静岡の大事なピースがまた一つ埋まりました~
2017/12/02 - 2017/12/02
7位(同エリア104件中)
たびたびさん
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御前崎は静岡駅から行くルートと菊川駅から行くルートがあるのですが、どっちにしてもかなり遠い。これまでは、あまりの遠さに尻込みしていたんですが、いつまでもそうしているわけにもいかない。今回は天気もいいし、静岡市周辺が一区切りついたところで、いよいよ思い切って行ってみることにしました。
ちなみに、静岡にあって、東海道にも富士山にも関係ない観光スポットなんですが、それでもそんなにマイナーな観光地のイメージはない。事前の情報だけではわかりにくいところがあったのですが、何か魅力があるに違いないと予想した通り、これは宮崎や高知、和歌山に連なるような黒潮に洗われる別天地。純粋に太平洋を楽しめる楽園なんですね。
一帯は御前崎ケープパークと呼ばれるエリア。御前崎灯台の辺りから始まって、海岸を見下ろす崖の上にかなり長く続く遊歩道。その途中から、がけ下の海岸の方に降りて行ったり。途中途中には、ねずみ塚とか猫塚とか、展望所もあったりして、スケールの大きな自然の公園。観光客の数は限られるし、絶景を独り占めしたような気持ちになれるのもなかなかのものかなと感じました。
そして、その後は、焼津の街歩きと静岡市内の夜の賑やかさをチェック。この日も朝から晩までめいっぱいのスケジュールです。
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静岡駅から菊川駅に到着。
さくらんぼは、菊川駅出てすぐのロータリーに面したお店。朝早くからやっているサンドイッチのお店です。 -
最近はコンビニとかがはびこっていますが、やっぱりこうしたお店は個性がある。種類の多さと素材の新鮮さは秀逸。
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ごぼうのサラダだとか、このシャキシャキ感はやっぱりこうしたお店じゃないと味わえないおいしさだと思います。
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御前崎に向かうバスの待ち時間を利用して、例によってあたりを散策。
といっても、菊川駅の周辺には目ぼしい観光スポットはないのですが、まあまあなのが菊川公園。 -
学校の脇を通り抜けて行った山の上。少し荒れた感じもないことはない公園ですが、
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縄文時代から人が住み始め弥生時代にも住んでいたというような説明がありました。
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菊川駅から御前崎灯台までですが、路線バスは、浜岡のバスターミナルで乗り換えることになります。
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このエリアは鉄道がないので、こうしてバスに頼るしかない。そうした目で見ると本当に大事な交通機関。道を聞いても運転手さんがとても親切だし、バス会社の人にはそうした自負心もあるような感じがしましたが、気のせいでしょうかね。
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で、この浜岡のバスターミナルでも待ち合わせの時間がけっこうあって、少し距離はありますが、浜岡砂丘まで歩いて行ってみることにしました。
しばらく歩いて。。これを越えたところですね。 -
急に細かな砂の丘が現れまして、
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視界が開けると、ほー。遠くには浜岡原子力発電所が見えています。
ただ、遠くに見えているようでも、隔てるものは何もない。この眺めを見れば、御前崎の人たちは、多かれ少なかれ、浜岡原子力発電所の存在を意識しながら生活しているんでしょうね。
東日本大震災を経験すれば、素人目でみても高波が来れば危ないのは明らか。現在、防水壁の工事をしていると思いますが、心配のタネは尽きない。やっかいな施設だと思います。 -
そして、反対側の眺めはこんな感じ。意外や意外。なかなかスケールの大きな砂丘じゃないですか。
海岸に沿って、大きな堤防のような砂の丘が続いて、その上に風力発電の風車が点々と立ち並ぶ。 -
さらさらの砂の
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砂浜では、ダッシュを繰り返す運動部の学生などもいて、確かにここなら誰に気兼ねをすることもない練習場になります。
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これは釣りをしている人。
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イチオシ
思い思いに楽しめる砂丘のような。
バスターミナルからちょっと遠かったですが、これはいいものを見せてもらった感じ。御前崎灯台だけが見どころではないようですね。 -
浜岡バスターミナルに戻って。改めて、バスに乗って、御前崎に到着。
清川泰次芸術館 市民ギャラリーは、御前崎の灯台からは少し外れですが、まあまあそのエリア内。 -
市民の手作りギャラリーといった感じで、この日は吊るし雛とかひな飾りの展示。現代アートの絵画は常設展示かなと思います。
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ここから海岸のほうへ。
夕日と風が見えるん台は、御前崎灯台から続く遊歩道のコースだと西側の端にあたります。 -
イチオシ
ちょっとした展望所があって、そこにはカモメと戯れる女神像。白い像とバックの青い太平洋のコントラストがとても美しいと思います。
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御前埼灯台下岩場は、海岸線に沿ってかなり長く続く岩場の地形。
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傾いた地層の岩が傾いたまま水平に波の浸食を受けて、ゴツゴツした洗濯板みたいな形になっています。
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石段から、そちらの方に降りてみましょう。
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比較的なだらかな丘陵が海に迫る感じは、室戸岬に似ていなくもないですが、散策を楽しむにはこちらの方が具合がいい。市街は丘の上なので、海側とはいろんなところで結ばれています。
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ところで、御前崎の灯台下の海岸付近はウミガメ産卵地でもあるようです。産卵のために上陸してくるのはアカウミガメ。5~8月がシーズンだそう。一階の産卵で120個くらいの卵を産むとか、産んでから孵化するまでが50~60日だとか。丁寧な説明がありました。
ただ、辺りはゴツゴツした岩場も多いので、砂丘の辺りとかの方が適しているようにも思いましたが。。 -
さて、岩場の方ですが、海沿いを走る自動車道の方から降りていけて、
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イチオシ
ちょっと楽しい遊び場風にもなっています。
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そして、遠くには太平洋に向かって建つ白亜の灯台、御前埼灯台が見えていますね。
自動車道を歩いて、ここから灯台の方に向かいましょう。 -
近づいてきました。
灯台の高さは22mあまりですが、崖の上に建つので、海岸の方から見上げるとその姿はけっこうな迫力。 -
いいじゃないですか。
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さらに回り込んだところが灯台下の駐車場です。
ここが岬の先端で、静岡県最南端の地。まあどれだけ意味があるかは微妙ですが。。 -
ここから振り返って灯台を見上げるとこんな感じ。そこそこリゾート気分にもなってきます。
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しっかりした石段が整備されていて、これなら楽勝ですね。
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地球が丸く見えるん台は、その石段の途中にある展望所。灯台の足元みたいな場所です。
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ここから太平洋を眺めると水平線がまあるく見えるということなんでしょうが、この場所だけが特に見晴らしがいいわけでもないでしょう。小さなスペースが簡単に整備されているだけの場所です。
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灯台の敷地に入って、パチリ。でも下から見上げる方が私は好きですね。
ここは登れますが、高所が苦手な私はここで失礼します。 -
改めて、丘の上の方の遊歩道をもと来た方に向かって歩きます。
御前埼灯台は、灯台だけじゃなくて、一帯として楽しまないと価値はないような気がします。 -
ねずみ塚は、御前埼灯台から海を臨む崖に沿って少し歩いた場所。ここからも海や御前埼灯台を臨むことができます。
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一方のねこ塚は、そこから駒形神社に向かって歩いて行く途中。こちらは畑の中みたいなところにあって、ちょっと気が付きにくいかもしれません。
ちなみに、猫とねずみの言い伝えは、古鼠に食い殺されそうになった住職がかわいがっていた猫に助けられたというお話です。悪いのはねずみ。正義の味方は猫です。 -
駒形神社は、そのまま丘の上に広がる市街に入ったところ。ほぼ中心部にある地元の神社です。
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御前崎の市街は半島の高台にあるのでこじんまりとまとまっていて、この神社の境内も子供の遊び場も兼ねているような感じです。
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拝殿の内部に絵馬があって、鶴の乱舞が描かれている。
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イチオシ
それがちょっとした見どころとなっています。
拝殿に上がって、ちらり拝見させてもらいました。 -
御前崎の市街から反対側の海に下っていくと、マリンパーク御前崎の海水浴場です。
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こんなにしっかりした堤防があって、そこにマリンパーク御前崎と書かれていて、
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その先が海水浴場です。
堤防から海岸の砂浜まではけっこうな距離。逆に言うとそれだけ広い砂浜があるということ。この堤防からの眺めもまあまあかなと思います。 -
海岸沿いをさらに進んで。
なぶら市場のとなりに、なぶら館というこれも立派な施設があって、ここは、観光案内所などもある観光のための施設。 -
御前崎の海の模型コンテストというちょっとした企画展をやっていて、荒海に漕ぎ出す木製のボートの模型とかがけっこうおもしろい。
ただ、ここを訪れる人はほとんどいないような。コンセプトも中途半端かなとは思います。 -
さて、御前崎海鮮なぶら市場は、道の駅のような商業施設。
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海産物の売り場とか産直コーナーだけではなくて、
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ジェラート屋さんとか食堂とかも揃っていて、地元の人も大勢です。変な話、御前崎は田舎なので、こうした垢抜けた商業施設は観光客向けというよりも地元の人にとって大事な息抜きの場所になっているのかもしれません。
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そして、中のジェラート屋さんが、こちらのイタリアンジェラート マーレ。
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しらすのジェラートがあって、これが人気ナンバーワンということ。
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イチオシ
こわごわそれをいただいてみましたが、生臭さとか全然なくて、濃厚な牛乳の味わいが圧倒的においしい。それでいて、しらすの粒々もちゃんと存在感があるんですね。これは確かに人気のはず。すごい。これなら、ナンバーワンに間違いはないでしょう。
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隣の寿し処 海幸は、庶民的なお店です。
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テイクアウトでマグロの赤身のにぎりをいただきました。
赤いマグロがおいしそうだったんですが、1000円だったし、そこはまずまずといった味わい。まあ、こんなもんかなという感じ。気軽な食堂という以上のものではないような気がします。 -
もう一度、丘の上の市街に戻って、バス通りへ。
いもじいさんの碑は、御前崎の小学校から少し坂道を下ったところ。海福禅寺という寺の境内にこの碑はあります。 -
屋根付の小屋に安置されていて、傍らに説明板。薩摩の難破している御用船のお礼の20両を断り、その代わりにサツマイモの栽培方法を教えてもらったという人物。その遺徳を記念するものだそうです。
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ここから再びバスで浜岡の方に帰ります。少し、浜岡のバスセンターの手前で降りて、気になるスポットへ。
この池宮神社は、御前埼灯台ほどではありませんが、御前崎の観光ではメジャーな観光スポットの一つなんですよね。 -
敏達天皇の御世に、瀬織津姫が池に出現されたことが契機となって創建された神社。
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瀬織津姫は「せおりひめ」海の女神であり治水の神様だそうです。
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桜ヶ池の傍らに建ち、赤い社殿がそこそこ美しいです。
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ただ、見どころは池宮神社の起源とされている桜ヶ池。
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イチオシ
池を中心に境内はまるで公園みたい。水鳥の楽園ともなっていて、餌をやったりして寛ぐ観光客の姿も見かけました。
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散策するととても気持ちいいのですが、地学的に言えば、約2万年前に風や波により運ばれてきた砂によってせき止められた池。周囲は深い森に囲まれているのもあって、静かな湖面の美しさが余計引き立ちます。
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ここから、浜岡の市街までは歩いて帰りまして。
ここまで来たら、かめや本店にも寄ってみないといけませんよね。こちらの元祖亀まんじゅうは、駅の売店や道の駅のようなところとかけっこうあちこちで見かけます。かわいらしい形にインパクトがあって、ちょっとパンみたいな食感も悪くないでしょう。 -
イチオシ
ただ、御前崎の本店でしか取り扱っていないというのが、こちらの亀まんじゅうの特大なんです。うーん、でかい。さすが本店の亀まんじゅうは違います。
一個1500円もする一見の価値ありの名物です。 -
御前崎を終わって。今度は焼津の街の散策です。
焼津は、漁業の街。そういう意味で、まず向かった焼津漁業資料館は街の歴史を知るための必見施設でしょう。 -
ちなみに、焼津の漁業は、カツオとマグロ。
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マグロの水揚げでは今でも日本のトップクラスなんですが、結局、水揚げ港はどれだけ高い値が付けてもらえるかどうかにかかっている。
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なぜ大消費地でもなく、交通の便がとりわけいいわけでもない焼津で高い値が付くのかは不思議な気もしますが、それは長い歴史の中で関連業者の集積があるから。
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その辺りは、展示や説明などからはうかがえませんでしたが、
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むしろ、係の人から少し話を聞いてそのことに気が付きました。
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しかし、漁師の使っていた漁具や生活道具などは生々しいので、素直にそれを楽しむでいいとは思います。
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焼津漁業協同組合は、焼津の新港の方に移ってしまったということでしたが、焼津漁業資料館の裏の方にはかつての建物が残っていました。
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すぐ前が海の海に面した位置で、コンクリート造りのそれらしい建物。ここで日本一のカツオとマグロの歴史が造られたと思うと少し感慨深いものがあると思います。
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今度は焼津市歴史民俗資料館へ向かいます。
その途中のパン屋さんが、ピーターパン。第一第二駐車場があって、お客さんがわんさか。店内もごった返しているし、それぞれが大量買い。その活気にはまったく圧倒されてしまいます。 -
私はおやきのパンを買いましたが、チーズの香りがいい感じ。ただ、抜群にうまいかと言われれば想定内。しかし、ここまでの大人気のパン屋さんはなかなかないと思います。
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焼津市歴史民俗資料館に到着しまして。
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こちらは、焼津の歴史と文化を総合的に展示・紹介する内容。
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弥生時代の遺跡の発掘品とか、井伊直政の次男、井伊直孝が焼津で生まれたとか、
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井伊家と焼津の関係を紹介したりもして一生懸命アピールしていました。
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一方で、焼津はヤマトタケル伝説とかも興味があったのですが、それはイマイチというかほとんどなし。神話の世界だから仕方ないかな。
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今川氏義元が今川家を引き継ぐ際の争いから、義元が討ち死にして、家康や信玄に浸食された歴史の中で、駿河は割と戦場となった城が多いよう。大規模なものではなかったと思いますが、考えてみれば当然。歴史の大きな流れの中では特にクローズアップされることはないのですが、こうして記憶をとどめておくことは意味がないことではないでしょう。
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そして、これは例の福竜丸。
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水爆実験の被害を受けたことは痛ましいですが、寄港した後も、国内で偏見の目にさらされるという二次被害も小さくなかったような。
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イチオシ
気が付かなかった視点だけに、これにも少なからずが痛みました。
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こちらは、同じ敷地内にある小泉八雲記念館です。
小泉八雲と焼津が関係があるということは初めて知りましたが、それは八雲が水泳が得意で、家族とここで海水浴を楽しんだというようなこと。
ただ、ある意味それだけのことにしては、館内の展示はかなりの充実度。松江の施設よりも充実しているのではないかと思うくらいでした。実際、松江とは実際の交流もあるようですが、こちら焼津でも松江に負けない八雲への愛の強さを感じました。 -
ここから、焼津神社へ。
その途中の小石川堤です。堤防沿いに桜の並木が続いていましたが、ポイントは小石川の流れとのコラボがどうかということ。小さな水門があったりして川幅もあるし、水の潤いが十分なので花が咲けば確かに映えるような気がします。 -
さらに進んで、これはラ・フォセット。
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おしゃれな外観が目に入ってさっそく入ってみました。
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いただいたのはシュークリーム。ふわふわ柔らかなシューに、素直な甘さの生クリーム系の真っ白なクリームが入って、優しい仕上がり。いや、シュークリームはこんなのがいいんですよという一つの理想形のタイプだと思います。
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で、もう日が暮れかかった中、焼津神社に到着。日本武尊ゆかりの神社です。
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ちなみに、景行天皇の御世、日本武尊は東征にあたってこの地で野火の難に遭い、それをなんとか逃れる。それが焼津の地名にいわれです。
この神社は、その日本武尊の功徳を記念し創建されたわけです。広い境内にポツンポツンと社殿が点在するといった感じ。本殿もいかめしさは特に感じないし、むしろ穏やかな印象を持つ神社です。 -
そして、焼津の晩飯は、大漁 やまちゃんで。
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酒は飲まずに刺身定食1400円をいただきました。値段の割に船盛りの刺身はけっこうな種類。ただ、値段が値段だけに、本マグロとかはありません。それでも、するりとすべてが腹におさまる感じ。とてもリーズナブルなお店かなと思います。
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最後に。焼津駅前になかなか立派な足湯があって、それがやいづ黒潮温泉。夜はイルミネーションが点いているし、マグロにカジキマグロのモニュメントがあって、気軽な足湯にしてはちょっとギュウギュウに詰め込んだ感があるかもしれません。
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焼津から静岡に帰ってきました。
夜の静岡市内って、あんまり意識したことありませんでしたが、駅ビルのパルシェに始まって、 -
目の前には松坂屋。静岡駅前にどーんと構えてます。
この機会に、ちょっと歩いてみましょうか。 -
静岡駅から少し離れたように見えましたが、新静岡駅の方に向かう地下道が松坂屋を貫くように設置されていて、
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そこを通ると松坂屋がいかにアクセスがいいかを実感。駅ビルかと思えるほどのアクセスです。
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つまり、JR静岡駅から新静岡駅までは大きな人の流れがあって、意外な賑わいがあるんですね。
松坂屋から地上に上がって、進んでいくと丸井静岡店。通りから見上げる丸井の店舗はイルミネーションが輝いて、街の華やかさを大いに演出している感じです。 -
それを過ぎると、
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静岡東急スクエア。
入り口正面に大きな映像スクリーンが設置されていて、渋谷の東急を意識したデザインかなとも思いますが、いずれにしても、ここもしっかり街の華やかさを演出しています。 -
そして、最終的にはこの新静岡セノバに至る。
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元々、かなり巨大なビルですが、入口の吹き抜けとかが抜群の開放感なので、余計、そのスケールを感じてしまいます。新静岡駅を利用する人の流れがしっかりあるので、いつでも賑やか。これも静岡市を代表する商業施設なんですが、松坂屋から切れ目がないのがすごいですね。
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そして、静岡の商業施設は、そのラインだけじゃなくて。
紺屋町商店街の通りには静岡パルコ。ただ、華やかな松坂屋から新静岡駅のラインとは違うので、観光客にとっては比較するとちょっと気が付きにくいかもしれません。
それでも、この辺りは巨大な商業施設が集まるエリア。どこもお客さんで賑わっていて、渋谷とか新宿みたいな感じ。静岡市ってそんなイメージがなかったのでちょっとびっくりしました。 -
紺屋町商店街を進んみますが、巨大商業施設があってもこうして商店街も元気なところはまた不思議。静岡って、どんだけキャパがあるんでしょうねえ。
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紺屋町商店街から一本隣りの両替町の筋にはドンキホーテも。両替町の筋は飲み屋さんとか料理屋さんとかが多いので、夜になると人通りが一気に増える感じ。ドンキホーテもその時間はつられてお客さんが多く入って賑やかになる。当然、それを狙って、ここも夜の静岡を盛りあげているでしょう。
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呉服町通りは、伊勢丹の通り。静岡の賑やかな中心部からは少し外れのようなイメージですが、旧東海道はこの通り。歴史的にはここが表通りだったんですね。屋根の付いた歩道なので、商店街は安心して歩けます。
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青葉シンボルロードイルミネーションは、呉服町から常盤公園まで伸びる道いっぱいに続く、光の並木道。青と緑のシンプルな色調ですが、それがかえって渋い落着きとなっているでしょう。呉服町を歩いていて気が付く人も多いようで、誰でも少し歩いてみたくなる。私も少し歩いてみました。少し歩けば、十分良さは分かります。
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イチオシ
静岡市内の巨大な商業施設は、JR静岡駅から新静岡駅あたりに集まっているので、呉服町商店街の端にある静岡伊勢丹は、ちょっと外れという感じは否めないかも。ただ、この伊勢丹は地元の資本が入る唯一の百貨店であり、地元の人には少しそうした意識が残っています。また、この交差点は、旧東海道の曲がり角。歴史的にも賑わった場所だということです。
この時期はクリスマスバージョンのイルミネーション。赤いシックなリボンのデザインが高級感を演出しているようでした。
七間町通りは、呉服町商店街を伊勢丹まで歩いて、そこから左手に直角に曲がった通り。交差点にかつての城下町の絵図と解説があって、この通りはかつての東海道。駿府の城下を通っていて、ここで直角に曲がる。城下でも一番賑やかなエリアだったようです。静岡駅から遠いので、今のイメージからするとちょっとギャップもありますが。。 -
静岡駅の方の戻って。
これは浮月楼。徳川慶喜公のお屋敷跡に建てられた、宿泊施設もある料理屋さんです。ただ、食事は予約のみということで、この日は断念。 -
それでも門から少し入ると奥の庭が少し見える。徳川幕府が倒れてから、謹慎みたいな身分で暮らしたお屋敷ですが、それでも少なからず歴史的な地。駅からとても近いし、一見の価値はある場所だと思います。
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そして、今日の宿はオレンジホテル。静岡駅の南側で、辺りにはいくつかホテルもあるし、落ち着いて静かなエリアです。
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安いのでここにしただけなので期待はしていなかったのですが、受付ロビーから部屋までビジネスホテルとしてはごく普通。安心感がありました。コストパーフォーマンスはとてもいいと思います。
さて、明日は最終日。天気もよさそうだし、久しぶりの久能山から清水地区をじっくりと回ります。
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