2014/09/12 - 2014/09/15
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ザリガニ大王さん
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2010年11月に三陸鉄道北リアス線に乗車し、南リアス線もそのうち乗車しようと思っていたら、あの大震災が発生しました。今回の旅行記は、未乗の心残りだった南リアス線が復旧したことから発心しました。
私がそもそも、鉄道に目覚めたのは、余儀なく道内某地より札幌へ転地してからです。某地は車が無いと生活が出来ないと言われる処で、札幌に来てからも暫くは車を持っていましたが、駐車場の確保や何よりも冬タイヤの置き場所に困り車を手放しました。駅に近いところに住んだので、通勤も徒歩が可能で滅多に車を使わず、必要なときはレンタカーを使いました。駐車場代など考えると遥かに安く附きました。
そのうちJR北海道の「道央圏一日おさんぽ切符」を使って道央圏を完乗すると、俄然欲が出て北海道完乗を目指すようになり、「北東北ふりーきっぷ」を使って北東北を目指すようになったのが、2010年の寝台列車「はまなす」、青森から八戸までJR、八戸から盛岡間を新幹線、山田線に乗って宮古、久慈まで三陸鉄道、八戸線を経て特急「白鳥」で北海道まで帰ってきた旅でした。。今回、この南リアス線を乗ることで、私の最初の乗り鉄の旅が、本当に終わるような気がしました。
今回は、函館に一泊して白鳥と新幹線を使い、釜石線で南リアス線の完乗を行います。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 新幹線 JR特急 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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スーパー白鳥 785系
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日程計画です。最終日以外は、ほぼ予定通りでした。
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今篇の経路。
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15時に会社を早退して、支度を整え札幌駅に。連れがお見送りです。彼女は長時間の移動だけの旅には付き合いません。買物と食物が約束されないと、お見送りのみになります。
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この頃は、車内販売があったんですね。現在は上り列車12本(臨時編成を除く)のうち、7本しか車内販売はしていません。車内販売をやってない始発列車って、出張の時に乗る事が多く、うっかりと飲み物など忘れると3時間半呑まず食わずになります。せめて自販機なりと備えていただきたいと、強く思います。帯広・釧路行などは特にそうです。
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北東北フリーきっぷ。かっては「みちのくふりーきっぷ」と呼ばれ使い勝手の良いフリー切符でしたが、こちらは都合が良くてもJRには都合が悪かったらしく、新幹線開通と共に無くなりました。
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青春18きっぷと違い、新幹線を含め特急座席指定と組み合わせることが出来るので至極便利でした。乗継に時間の無い時などや、車内で車掌さんのいないワンマン運行などは細かいお金の用意とか気を使うことが多く、これならばっちりです。
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恵庭駅を通過中。場内進行よーし。
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函館について、早速居酒屋に行きます。今回は路地の小さなお店に入ってみました。お店の中はテーブルが四つほど。一つはご夫婦らしきお客。もう一つは、瓶ビールを前にしたザックリとした服装の中年おじさん。その中年おじさんが「いらっしゃい。お客さん何呑むの?」と聞いてくるではありませんか。どう見てもお店の人ではない。返事をせずに不思議そうに見ていると「あのね、この店のババは今買い物に行ってんの。オレね、ここの常連なの。またしちゃ悪いから取敢えずのビールね。」と言って冷蔵庫を開け瓶ビールを出してきます。店の片隅にに居たネコが、それを見て背伸びをし、一瞥をくれて出て行きました。すぐ、お店の人が戻って来ました。
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今夜の宿は、以前泊まったことのある朝市の前のホテル。安さと駅への近さが魅力です。朝食はホテルからチケットを貰って、ホテルの目の前にある函館朝市の「きくよ食堂」に食べに行くスタイルです。
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こんなとこで髪染める人がいるのですね、カミをおそれぬ所業です。
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朝になりました。函館朝市は営業中です。
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きくよ食堂で朝食です。結構高くて、わずか500円のチケットでは三色海鮮丼の藻屑と消えました。モズクみそ汁はサービスです。開き直って、イカ刺しを追加します。
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良いお天気です。
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789系と785系。Hokkaido Express Advanced Train"の略称です。新幹線開通以後、現在は旭川方面の特急「ライラック」としてお化粧直しをして活躍しています。
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「白鳥」の中。座席には青函トンネルの概略と通過時刻が書いてあります。
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789系と183系が連結してますけど、まさかこれで運行するのでしょうか。2011年からJR北海道は事故が多発し始め、車両も旧式化して運休ばかりしてました。それ以前から、JR北海道のCMで「冬こそJR」と冬季の自動車道路走行より安全ですよPRしてましたが、「冬こそ停まるJR」と仲間内で言ってました。いったん止まると1時間も2時間も列車内にカンズメ状態になり、北海道の事ですので、山間部は携帯も通じず、えらい目にあいました。
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五稜郭駅。ここから結構乗客が乗ります。
JR五稜郭駅 駅
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函館山、別名の臥牛山(がぎゅうざん)が良く見えます。横から見たシルエットが牛が寝そべっているように見える事から名づけられたのですが、何時ぞや旅行した時、連れがどう見ても見えない!と言い出し説明しましたが納得しません。「だって、角生えてないじゃん!」「…。」
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サラキ岬。咸臨丸終焉記念碑や咸臨丸の模型が建てられています。
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「次が青函トンネル」何回か試みて、文字が読めるように撮れました。
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蟹田駅を過ぎて。
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もうすぐ青森。向こうに見えているのは夏泊半島だと思います。
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青森駅の長いホーム。青函連絡船に乗った事のある人は少なくなりました。子供のころから何度も乗っていますが、大概時間の関係でこのホームにつくのは夜で、眠い目をこすりながら荷物を持たされ連絡船の「場所取り」に走ったのを思いだします。
先ごろBSフジで、『石川さゆり・津軽海峡ふたり旅』という放送がありました。石川さゆりさんが、唄ってはいるが見たことが無かった竜飛岬をフェリーから見るのです。「津軽海峡・冬景色」が世に出たのが1977年。青函連絡船の廃止が1988年。熊本出身で東京に来てから売れっ子になったので、時間のかかる連絡船など乗船しなかったのでしょう。この歌がレコード大賞を取った翌春、前年の秋から茨城に働きに行き、春になり仕事が終わりさあ帰ろうとした時、一週間ほど帰る前には休みが貰えることが解ったので、それならばと、当時は珍しかったレンタカー(トヨタレンタカー)を借りて筑波から北海道まで、桜前線と共に三日ほどかけて帰ったことがあります。一緒に働いていた先輩や同僚は何日か東京で遊びその後、飛行機で帰道することにしていました。私は、こんな機会でなければ車で東北地方を走ることはあるまいとも思い、別途帰ることにしました。まだ東北自動車道が仙台近辺しか開通していなかったころです。
最初は八戸のレンタカー会社支店に車を返却し、八戸からフェリーに乗って北海道へ渡り、そこからさらに列車で帰ろうと考えていました。しかし、計画が甘く福島の温泉で一泊した後、走れども走れども八戸のレンタカー会社の営業時間はおろかフェリーの時間にも間に合いそうにないのです。まったく始末に困り、道端の公衆電話からあちこちに連絡を取った結果、今の(この時の)青函連絡船は何台か自家用車を乗せれるとのことでした。出港時刻を調べると、夜中に出るとのこと。儘よと大枚を叩いて、車ごとしょっぱい川(津軽海峡)を渡ることにしました。迷いながら青森港につき、青函連絡船に車を搭載しました。暗くて良く解らなかったが後部露天甲板に何台分か白線で枠が書いてありました。甲板員に聞くと車は私だけとのこと。取敢えず出港まで一時間ほどあるので、駅前の居酒屋で安着の一杯をやります。なるほど、この頃から今に至るまで、私の行動は規則正しく形式化されています。「着く、呑む」です。売店のみそ汁を楽しみに再び乗船すると、乗船客は私のみとのことで売店休止を宣告されました。せめてとビールを販売してもらいましたが,これが私の青函連絡船乗船の最後でした。車のレンタカー代は地元で精算した際、フェリー回送代も含めて結構な額になり、「中古車を買って乗ってきた方が安かったんじゃねえか。」と先輩に嗤われました。このころから旅の無駄遣いは続いております。 -
「はやぶさ」で盛岡まで進みます。
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新青森から盛岡間もトンネルの連続で風景を楽しめませんが、現在工事中の北海道新幹線は新函館北斗から札幌間の212Km中、およそ150kmがトンネルという風景を楽しめない新幹線になります。乗ってて楽しいのか、疑問になってきました。まるで地下鉄新幹線です。
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盛岡で新花巻行の「やまびこ」に乗換。わずか11分の乗車です。
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何時ぞや、連れに「男って、くっついたり離れたりが好きねー。」と言われましたが、最近は中年の女性も食い入るように見ています。
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車両分割併合装置が走行しながら閉鎖するのは、かっこよいですね、
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間もなく新花巻です。
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一時間ほど時間があるので、新花巻駅からタクシーで宮沢賢治の所縁の場所を訪ねようかと思ってましたが、駅前にある食堂で「わんこそば」もどきを頂きます。自分でお椀に入れて楽しみます。味は言及しません。それに、賢治くんとは今回は会わずに次の機会にします。訪ねて行っても、下の畑に行ってるかもしれないし。
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食事が早く終わったので、駅の周りをぐるりと探検です。何も周りにはありません。
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在来線の駅が、高架下に斜めに交差しています。新幹線駅舎に比べてささやかな在来線待合室に運賃表が掛ってます。新花巻駅から釜石駅まで83.3km、1,660円。地方交通線の料金設定でしょうか。
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銀河ドリームライン釜石線は、宮沢賢治にちなんでエスペラント語の駅名が付いています。新花巻はステラーロ(星座)という名前。
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乗車時間が近づくにつけれ、ホームに人があふれてきました。この後、人が増えて周りの写真も取れなくなりました。
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私は指定席を確保していますので安心ですが、他の方はざわついています。全員乗れるのか不安になったのだと思います。在来線(釜石線)新花巻駅は、矢沢駅という無人駅を新幹線交点までずらして設置しています。若い駅員が一人改札業務をやってましたが、指定券は販売できないようでした。「はまゆり」は三両編成で、先頭一両目が指定席、後部二両が自由席。東京からの新幹線に接続しているので、私のように青森から来たら待たされます。ですが状況を知らずに東京から来たら、指定席を購入する間もなく「はまゆり」がきます。もっともこの日は指定席は売り切れだったようです。何とか乗りましたが、発車までには時間が少々かかりました。
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一時、指定席車両まで人が溢れて立ってました。10日ほど前に指定席を買いましたが、先頭は取れず3列目でした。
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土沢という駅。ブリーラ・リヴェーロ(光る川)。
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のどかな風景を、キハ100系列車は走ります。
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混んでいた列車から、遠野駅で乗客がごそっと降りました。大概の人は、ここの民話観光と、SL銀河に乗るために遠野に来たようです。
遠野駅 駅
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遠野駅はフォルクローロ(民話)でした。
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釜石駅についてから「はまゆり」の写真を撮っていないのに気付き、三陸鉄道ホームから撮影。釜石駅では一旦JRホームを出て、三鉄の改札で一日乗り放題券を購入しました。
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やっと本題である三陸鉄道に乗ります。三鉄改札で券を買っているうちに観光バスがつき、ゾロゾロと人がホームに歩いていきます。慌てて追いかけ、地下道通路を通るので、階段で追い抜きます。息も絶え絶えです。
なんとか座席を確保しましたが、座れない人もかなりいます。おかげで乗車前の列車の写真を撮りそこねました。ボックス席の窓際を確保したのですが、列車交換の際に通路にも出れぬ状態になりました。 -
釜石駅から盛駅間は1,050円だったと思います。ここは記念と復旧の御祝儀を兼ねて応援のため購入しました。これぐらいしかできませんし。
14:11分。定刻に列車は釜石を発車しました。この接続に合わせて、ここまでの日程を決めていました。 -
駅を出るとすぐ新日鐡住友釜石の工場。新日鐵釜石といえば、かってラクビ―日本選手権7連覇の偉業を達成しました。
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三陸鉄道の青い法被を着ているのは、この列車のアテンダントのお姉さんで、松本零士の漫画「男おいどん」の主人公大山昇太にそっくりな感じでした。思わず二度見しました。車内販売のカートを押してお土産を売る予定だったらしいのですが、通路が埋まって諦めてました。それでも元気よく「やあ、うれしいなこんなに乗ってもらって。」と沿線の説明などしています。途中、駅は忘れましたが列車交換の駅でかなり降り、折返しの列車に乗ってました。戻ってもう一度バスに乗るのですね。
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少し空いてから、地元の方が二、三人乗りこみます。お年寄りが多かったのですが、座れる席がありません。(席を譲りたかったのですが、窓側に座っており周りの人にどけてもらわないと譲れません。)アテンダントのお姉さんと顔見知りらしく「やあ、ばあちゃん、この人たちは〇〇から三鉄に乗りに来てくれたんよー。」おばあさんは「そりゃ、そりゃあ、ありがとうございます。」とのこと。私、少しジーンと鼻の奥が熱くなりました。三鉄への色々な思いと、地元のおばあさんにしてみれば、他所から来られて自分が座れないのに感謝の言葉。赤字続きの三鉄ですが、何時までも走り続けてほしいものです。
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向かいホームに、この列車が交換で停まってました。クウェート政府が東日本大震災の際に寄付された原油を基に、購入された新製車両です。このため、側面にクウェートへの感謝の言葉がアラビア語、英語、日本語で表記しているとのこと。http://www.sanrikutetsudou.com/?p=993
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2014年4月5日に見南見リアス線は復旧しました。
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アテンドのお姉さんから、この列車の謂れが紹介されてました。南リアス線では東日本大震災の際に、トンネル内で被災し停車した列車がありました。この時の話はニュース、テレビ番組、新聞など数多く取り上げられていますが、先ほどから乗車しているこの列車が、偶然にもその時の列車でした。
http://tsunami-ishi.jp/ofunato-yoshihama/report19.html -
降車の際に写真を見つけました。この列車が、トンネルから出てきたときの写真が貼ってあります。さて、これで三陸鉄道を完乗したことになりますが、何か物足りなさを感じました。また来ようと思います。今度は山田線が復旧したら南と北を通しで乗ってみたいものです。
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BRTの先頭席を確保しようとしましたが、ホームを改装してバスが停まっており、この物珍しさに見とれて一歩遅れました。とりあえず盛を離れて陸前高田に向かいます。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 墨水さん 2017/12/08 20:48:31
- レンタカー。
- ザリガニ大王さん、今晩は。
「レンタカー代が、中古車が買えるぐらい。」には、笑ってしまいました。
青森では、返却できなかったですか?。
営業所の営業時間が、終了していたと言う事ですか?。
豪快な旅でしたね。
本筋と離れてしまって、申し訳ない。
墨水。
- ザリガニ大王さん からの返信 2017/12/09 08:35:32
- Re: レンタカー。
- 墨水さん、こんにちは。そうなんです。大した考えもせず茨城の筑波を出発し、道がわからずウロウロするうち福島で暗くなり、おそらく湯本温泉付近に客引きに世日せこまれて一泊しました。次の日は盛岡を過ぎたあたりで夕方になり、八戸が海沿いでウンと時間がかかる事が分かり焦りました。そのころはナビもなく、レンタカーの営業時間も確か18時頃でした。退く事を知らぬ若いころですから、盛岡に戻ってレンタカーを返し、列車に乗り換える発想は全く思いつきませんでした。最初はご指摘の通り、閉店後に青森のトヨタレンタカーにつき一泊して車を返却してと考えました。連絡を取るべく携帯電話もまだなかったので、公衆電話に入って電話帳を繰り電話をしました。訳を話して、夜中まで待ってくれないか聞いたら、それはできないが青函連絡船が車も載せれるし、夜中に出るとの事。
レンタルした車とも別れ難くなり、ママよ車ごと北海道に帰りました。地元で精算したら回送費がレンタル代とほぼ同額になりました。精算した営業所でもちょっとビックリしてました。会社に入りたての女の子の給料と同じぐらいで、我ながら散財したもの反省しました。
まあ、そのころは給料をもらうと勢いに乗って一晩で散財した事もあり、いい経験をしたと考え飲み屋さんでの話のネタにしました。
ところで墨水さんの名前は、やはり隅田川の由来でしょうか。風流なお名前で感服します。
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