2017/11/15 - 2017/11/17
1060位(同エリア1516件中)
ちゃおさん
県道79号線は、海に沿って細長く続く大和村から今度は海岸線を離れ、山中に入る。そこは奄美大島で一番高い山、湯湾岳の裾を通り抜ける山道になっていて、勿論綺麗に舗装はされているが、かなり森の深い山中の道になる。奄美のレジャースポットに湯湾岳山麓の金作原原生林があるが、そこまで行かなくてもここの森林道路を通り抜ければ、同じような体験はできそうだ。
山中の真ん中辺りが大和村と宇検村の村境になっていて、そこから坂を下って行くと再び海岸線に出る。今まで走って来た大和村の海岸線同様、一つの入り江ごとに小さな集落が続く。この宇検村の湾と入り江は、先の大和村よりも更に複雑に入り組んでいて、全くリアス式の海岸を思わせる。島数は瀬戸内よりも多そうであり、入り江も複雑で、こうした地形や光景は大きな観光資源になると思われるのだが、奄美ではそうした宣伝、広告は殆ど見られない。敢えて宣伝しないで、自然のままに残しておこうとの考えか・・。
新たな入り江で休んでは写真を撮り、再び車を走らせる。走行車両はほとんどなく、道端に止めても何ら交通の邪魔になるものではないが、暫く走った風光明媚な場所に観光用の駐車場が造られていて、車をそこに入れてしばらく景色を眺める。再び車を走らせようとしたら、何の拍子か後輪の車幅を間違え、縁石に乗り上げてしまう。その時タイヤが大きくバウンドしたが、走行には支障なくそのまま走らせていたら、数百m走った頃、空気が抜けだして、タイヤがパンクしてしまった。・・困った・・。こんな人家もないような所で・・。万事休す!
今の軽はジャッキは備えてあるが、スペアタイヤは積んでいない。レンタカー会社に連絡すると、損保の緊急サービスへ連絡してくれと言われる。そこへ電話すると、どうも福岡のセンターで電話を受けているらしく、今いる現在地を話しても、電話を受ける側は地理が分からず、話がチンプンカンプン。宇検村と言っても、どこの辺りか分からない。そこで結局再度レンタカー会社に電話し、最寄りの工場からレッカーを出してもらうことにした。この間、電話のやり取りや待ち時間等で、2時間近くかかってしまい、所在なく車の周辺で待つことにした。漸く宇検村役場近くの修理工場から車がやってきて、臨時のタイヤを取り付けて、工場まで付いて行った。助かった。
- 旅行の満足度
- 5.0
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