2017/11/21 - 2017/11/24
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Weiwojingさん
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錦秋の京都の紅葉を見に出掛けてみた。京都には何度も来ているが、これまで紅葉の時期に京都を訪れたことがなかったので、今回大いに期待して計画してみた。京都には3泊することとし、2か月前にホテル予約サイトを検索してみたが、これとは思うホテルはすべて予約が一杯で見つけるのが難しかった。
ところが、あるサイトで再度検索したところ何と希望通リのホテルが見つかり、早速予約を入れ、ほっとした。次にどこを訪れるかという点であるが、先ずは京都国立博物館の「国宝展」を見ることであった。次に紅葉のきれいな寺社ということで、ガイドブックやネットで探してみた。恐らくこの時期どこへ行っても混雑していると思われるので、有名なところは除き、あまり人が訪れない、それでいて紅黄のきれいなところを見つけたいと思った。
先ず、国立博物館からさほど遠くないところにある東福寺へ出かけてみた。ここは知人が数日前に訪れていて、とても素晴らしかったと言う話を聞いていたので、行ってみたいと思った。
そのほかに、次の3か所も候補地に選んでみた。京都外れにあり、あまり人は多くないようなので、次の日に行くことにした。
1.常照寺(北区鷹峰北鹿峰町1、日蓮宗)
2.源光庵 (北区鷹峰北鹿峰町47、曹洞宗)
3.光悦寺 (北区鷹峰光悦町29、日蓮宗)
これ以外に、京都駅にあるツーリスト・インフォーメションから色々な寺でライトアップが行われていることを知り、滞在していたホテルからそんなに遠くないところにある東寺へ見に行くことにした。
- 旅行の満足度
- 4.5
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まず訪れたのは国立京都博物館の「国宝展」である。朝9時半の開場なので早めにホテルを出た。9時前に博物館に着いたが、入り口付近にいるあまりの人の数に驚いた。
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列に並び9時半になると中に移動し始めたが、小生たちが入場し、しばらくしても人の列はご覧の通リである。その上、列は外まで伸びている。
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今回の「国宝展」で感銘を受けた作品を一部紹介してみたい。
「風神雷神図屏風」二曲一双の右側(俵屋宗達筆、江戸時代、17世紀) -
「風神雷神図屏風」 二曲一双の左側。
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「伝源頼朝像」(鎌倉時代、13世紀)
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「秋冬山水図」(雪舟、室町時代、15世紀)
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「松林図屏風」(長谷川等伯筆、桃山時代、16世紀)
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「松林図屏風」
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「四天王立像のうち広目天立像」(飛鳥時代、7世紀)
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博物館を出る際本館の方見ると、ここには最初並んでいる列はなかったが、この時分にはこのようにものすごい行列で、驚いてしまった。早く来て正解であった。
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博物館の園内の木々も色づき、美しい風景を見せていた。
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本館は現在公開されておらず、人の姿もなく静かな佇まいを見せている。数年前にこちらでの展覧会で内部を見たことがあるが、また見てみたいものである。
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博物館を後にして、東福寺へバスで移動した。バスを降りてから10分程歩いたが、寺に着くとあまりにも多くのひとが訪れているのには驚かされた。
この寺は東福寺の手前にある明暗寺という寺で、こちらはひっそりとしていた。 -
次に東福寺を訪れたが、その前に昼食時間もかなりすぎていたので、手頃なところで、昼食をとった。ニシンそばを注文した。
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東福寺に向かうと少しずつ赤く紅葉した木々が見えてきた。
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東福寺を訪れて、その紅葉の美しさに感動したが、同時にこの紅葉を見ようとする人の多さに驚かされた。
中央に見えるのは「通天橋(つうてんきょう)」で、この時この橋を渡る人で大変混雑していた。 -
「通天橋」から遠くに見える橋は「臥雲橋(ぐうんきょう)」で、紅葉に囲まれた橋が見事である。
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通天橋から望む渓谷・洗王潤(せんぎょくかん)は大変美しい。
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通天橋庭園の紅葉見事なほどで、まるで赤モミジの絨毯を引いたようである。
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あまりにも美しい風景に声も出ないほどで、ただしばらく見るだけであった。
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京都の紅葉はどうしてこんなにも美しいのでしょうか。
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今回訪れた時期が一番紅葉が見事だったような気がする。
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右側に通天橋が見えるが、橋の両側は見事な紅葉で彩られ、人々の列が絶えることがなかった(写真では、人の姿が見えませんが、実はすごいものであった)。
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山門より伽藍を望む。この辺りは紅葉が見られず、さすがに人の姿はない。
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堂本印象筆による仏殿天井画の巨大な竜。
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「本坊庭園」の苔が正に見事である。
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「本坊庭園」の北庭。市松模様のデザインになっている。
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この庭は重森三玲によって造園された。
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東福寺を後にして帰路に着いたが、その沿道に小さなお休みどころがあったので、ここで休憩した。その入口。
ここは東福寺御用達の「椿堂」で、お寺でもある。 -
案内され座敷の方へ移った。
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座敷の正面にきれいな庭がある。
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いただいた一服の抹茶とお菓子。しばし休息の時を持つことが出来た。
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「彷彿石庭」という小さな北庭がある。重森千青作庭である。
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襖に描かれた鶴の絵がのびのびとしていて、何とも言えない。
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椿堂には仏像が何体もあった。
「達磨坐像」
江戸時代作。禅宗の開祖で、釈迦牟尼仏より第28世。少林寺で壁に向かって9年間座禅を続けたとされ、二祖慧可に法を伝えた。 -
「白衣観音座像」
室町時代の作。インドでは出家者の着る黄色い衣に対して、白い衣は在家つまり俗人の衣の色である。白衣観音は俗人の姿をして人々を救うために現れたと言われているが、白い布を頭からかぶり、ゆったりとした白衣を着て岩の上に座った姿は親近感を人に与える。 -
「阿弥陀如来座像」
江戸時代の作。西方極楽浄土の主尊。阿弥陀とは無量・無限を意味し、その発する光は十万世界を余すところなく照らすので無量光如来と言い、寿命が無量であるところから無量寿如来とも言われる。 -
夕方、東寺にやって来た。夜6時半からライトアップがあるので、是非ともそれを見たいと思った。この日は骨董市が開催されていて、こちらも見て回りたいと思ったが、ライトアップが行われるために早めの店じまいが行われていて、大半の店は片付けをしていた。
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そんな中でも何軒かの露店がまだ店を広げていた。見せていただいた。
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陶器の人形や小物類が売られている。どれもかわいい。
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目を引いたのは七味唐唐子の店で、色々な唐子が売られている。
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こちらは中古衣料品を扱っていて、たくさんのズボンや上着などが売られている。しかし、もうこの時間は客もおらず、閑散としている。
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池の近くにはカルガモが足を止めて、休んでいた。
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ライトアップまで1時間半くらいはあったので、近くのカフェで早めの夕食と休憩を兼ねて入ってみた。
注文したのは薬膳カレーと紅茶である。 -
食事の後は紅茶を飲み、しばらく時間をつぶした。
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夜6時半すぎにライトアップが始まった。かなり並んで30分位待って境内に入っただろうか。暗闇の中で浮かび上がる五重の塔や樹木が幻想的である。
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モミジにライトが当てられ、美しく輝いている。
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高い木々にもライトが当てられ、美しく輝いていた。
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紅葉した木と建物がみごとに溶け合い美しい。
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建物がライトアップされて、見事と言うほかない。
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ライトアップされた5重の塔が、神々しいほど美しく感じられる。
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池の向こうにライトアップされた五重の塔と周囲の樹木が手前の池に映り込み、輝いている。
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落ち着いた色合いのライトアップ。
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2日目は「常照寺」、「源光庵」、「光悦寺」を訪れた。地下鉄烏丸線北山駅から市バスで出掛けた。15分位のところである。もう京都のはずれである。
先ず訪れたのは「常照寺」である。入口の朱塗りの山門に「吉野門」と書かれているが、これは江戸期に吉野太夫という花魁が寄贈したもので、その名をとったものである。 -
境内に入ると、黄色く色づいたモミジが目に付いた。
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吉野門を入ってすぐのところに蔵のような建物がある。
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これは入口から本堂を見たところで、訪れる人はそう多くはかなった。
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先ずは本堂に上がる。本堂でこの寺の紹介ビデオを見た。
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木々が赤や黄色に色好き、目を楽しませてくれる。
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吉野窓のある茶席「遺芳庵」。わずかに開いた障子から外の景色が望まれる。
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寺の裏手の方に吉野太夫の墓があり、回ってみた。
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琴の演奏が行われていて、華やかな雰囲気を醸し出していた。
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次に、源光庵へ移動した。常照寺から歩いて数分しか掛からない。
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源光庵には立派な山門がある。ここを通って中に入った。
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入口に鉢植えの山野草が置かれていた。
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さらに赤や黄色の葉が浮かべられた水盤があり、心を和まされる。
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「悟りの窓」から覗いた紅葉はまだ早かった。この円い窓は「禅と円通」の心を現している。ありのままの自分の姿、清らか、偏見のない姿、つまり悟りの境地を開くことが出来、円は大宇宙を表現している。
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こちらは「迷いの窓」を表し、「生老病死四苦八苦の窓」を意味する。
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緑を背景に赤いモミジが鮮やかである。
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モミジの赤い色とススキの白い色が対照的である。思わずカメラを向けてしまった。
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これから光悦寺に向う。道の両側が赤や黄色のモミジに彩られて大変美しい。まるで別世界へでも行くような気分であった。
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「光悦寺の案内板」
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本堂は小さく、特に見るべきものがないので、庭園の方へ向かった。
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小さな白いバラが一輪咲いていた。
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花の名前は分からないが、ひっそりと咲いていてる。
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大きな岩に英語で文字が彫られている。
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光悦寺には7棟の茶室がある。
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「山茶花」だろうか。
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苔の上にモミジの葉か落ちていて、風情を感じる。
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最後に訪れたのは圓成寺で、当初ここを訪ねる積りはなかったが、地元の方が「きれいなお寺ですよ。ご覧になってみたらいかがですか」と勧められたので見学した。
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この寺では先に訪れた3つの寺と比べて観光客の数は極くわずかであった。この時期どこに行っても観光客ばかりなので、ここに来てほっとすることが出来た。
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寺そのものはそんなに大きくはなかったが、境内の紅葉は見事であった。
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本堂は閉まっいて、中を見ることは出来なかった。
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庭園はそんなに広くはなかったが、池や滝があり、変化に富んでいた。
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