2016/01/01 - 2016/01/04
199位(同エリア622件中)
れおんさん
ある日の夕食時。家族旅行を決める会話にて。
娘「日光江戸村に行きたい!」
妻「眺めのいい露天風呂に入りたい!」
僕「鉄博に行きたい!」
妻と娘「はあっ?(いつでも行けるやろ)」
と言うことで、日光江戸村と絶景露天風呂を巡る旅に決まりました(僕の鉄博は?...)。まあ、僕もどちらも好きなのでいいんですけどね。
行ってみたい宿の中から、絶景露天風呂のあるところをチョイス。日光江戸村と、娘を連れていきたいと思ってた会津若松の両方を3泊4日で巡ることにしたのですが、栃木県→福島県→栃木県と行ったり来たりする変なコースになってしまいました。でも家族みんな大満足の旅行となったので、結果オーライとと言うことでお願いします(誰に?)。
前・中・後編の3編にわたるとても長い旅行記になってしまいましたが、どうぞ最後までお付き合いください。
[こちらは後編です]
- 旅行の満足度
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- じゃらん
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こちらはUNICOから車で20分、《人力車&昭和レトロ館》に到着。その名のとおり、昭和を集めた場所です。
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駐車場には懐かしいセドリック。
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風呂屋の番台は男子の憧れ。
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はい、いらっしゃいました。
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通りは昭和に溢れています。
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昭和を代表するグッズ、ホーロー看板。
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どうせなら、初代の不二子にして欲しかった。
なかなか面白かった昭和館なのですが、館長とおぼしき男性のグイグイくるの説明がちょっと...家族3人でゆっくり雑談しながら見学したかった僕たちには合わなかったです。 -
さて、那須高原から車で50分、今度は塩原温泉まで移動し《源三窟》に来ました。
源三窟 自然・景勝地
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追われた源氏の一族が隠れ住んでいた洞窟らしいです。 洞窟に入る前に、まず休憩所で施設の方より由来などの説明を受けてから洞窟に入ります。
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洞窟の中で米を研いでいるシーン。
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そして食事。狭い洞窟の所々では、このように当時のここでの暮らしぶりが再現されています。
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なんか面白そうと思った途端に出口、入ってわずか5分もたたずに洞窟終了。これで入館料が1人700円ですか...。
思わず家族そろって「えーっ!これだけ!?」 -
さて、残念なことが続いたので、気を取り直して塩原温泉の名勝《もみじ谷大吊橋》に来ました。源三窟から車で15分です。橋入口の売店内はたくさんの人で賑わっています。
もみじ谷大吊橋 名所・史跡
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ちょっと橋を往復しようかと思いましたが、妻も娘も疲れてて完全にグロッキー、結局見るだけで終了。
じゃあ、もう宿に行きますか。 -
ということで、最終日はこちらの塩原温泉の《湯守田中屋》に宿泊します。もみじ谷大吊橋から車で5分ほどです。
実は今回の旅程で、すでにこちらの宿の前を3回も通ってます。1回目は1月2日に川治温泉から福島へ、2回目は今日那須高原から源三窟、3回目は源三窟からもみじ谷大吊橋へ行く途中で、この宿の前を行ったり来たりしていました。塩原温泉 湯守 田中屋 宿・ホテル
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フロントです。大きくはありませんが、この宿の部屋数25室には充分な大きさです。
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娘がラウンジに置かれていたソファーに座ったら、座り心地が良すぎて立ち上がれず「私がダメになるーっ」と叫んでました(もうダメになってるやろ)
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今日のお部屋は最上階の和洋室です。たった3人なのに、お部屋がいっぱいあります。入った瞬間、妻と娘は「えーーっ!」と驚きなのか感動なのか心配なのかよく分からない声を上げていました。
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奥の洋室です。ここもソファーが気持ちよくて、このまま寝られそう。
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なんと茶室までありました。ただ残念なことに、日本茶といえば伊右衛門と綾鷹しか知らない我が家族にかかれば、立派な茶室もただの荷物部屋に早変わり。
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そして今回この宿を選んだ最大の理由は、こちらの客室に付いた露天風呂。しかも、足を伸ばせてゆったり入れる大きさです。写真じゃ分かりにくいですが、大人3、4人が余裕で入れます。おまけに贅沢にも源泉掛け流しで、湯温も自分で調節できます。
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さらに、その露天風呂からの眺望が良いこともポイント。ここの露天風呂からは、塩原温泉の雄大な山並みと大きく開かれた空が見渡せます。
早速入りましたが、気持ち良すぎてヤバいです。湯船から出られません。 -
と言いつつも、湯船から出てこの宿自慢の混浴野天風呂に行きます。こちらの野天風呂は、宿から道路を挟んで向かい側に入口があります。以前は日帰り入浴もやっていたようですが、今は中止しています。まあ宿泊者の僕たちにとっては、その方がありがたいです。
宿を出る時にフロントの方が「女性の方は入浴時にこれを使ってください」と言って、青色の巻きバスタオルを貸してくれました。 -
ここからは階段を延々と下ります。その数、300段!最初は「えーっ」と思いましたが、段の高さがそんなに高くなく、思ったよりしんどくはありません。
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途中には休憩所もあります。
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どんどん下って行くと、木々の間から渓流が見えてきました。んでもって、体も冷えてきた。考えたら今は1月、こんな薄着じゃ寒いに決まってる!早く湯につかりたい!
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ゴールはすぐそこ。渓流のせせらぎが聞こえます。
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風呂前に到着です。家族3人でこちらの入浴心得をしっかり読んでから入ります。ちなみに、4つの露天風呂のうち3つが混浴で1つは女性専用です。ただ混浴3つのうち、2つは2015年9月の豪雨で被害を受け現在は使用中止になっていたため、結局入浴可能なのは混浴1つと女性専用風呂の2つだけでした(2016年1月当時)。
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年頃の娘は混浴を嫌がったため妻と一緒に女性専用の露天風呂『美人の湯』、僕は混浴で唯一入浴可能な『仙郷湯』に入ることにします。写真は美人の湯の入口です。
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混浴の脱衣場は完全に屋外、全く隠す気がありません。丸見えです。まあどうせ混浴だし、あまり気にすることもないけどね。
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ちなみに脱衣所の先にも階段があり、そこから更に下るとまた露天風呂がありますが、営業中止でロープが張られていて先には行けませんでした。いったいどれが風呂なのか分かりにくいですが、真ん中の屋根が付いた石の建物が露天風呂のようです。
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こちらが入浴可能な混浴の仙郷湯で、結構大きいです。かかり湯をしてゆっくりと入っていくと、冷えた体がじんわりと温まっていくのが分かります。はあっ、気持ちいい。
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横には渓流があり、川のせせらぎが耳に心地良く、石の縁にもたれかかりながら渓流を眺めていると、いつまで湯につかっていられます。
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んでもって僕以外は誰も入っていないので...やっちゃいました、おなじみ潜水艦の潜望鏡ごっこ(お約束)。
いい年こいてバカなことをやっていると、美人の湯の方から「パパー、そろそろ出ようー」と娘の声が。はっ、と我にかえり「まさか見られてないだろうな」と、ちょっとドキドキしました。 -
さて、今度は300段ある階段を上ります。さすがは毎日剣道の厳しい練習で体を鍛え、山形県の山寺(立石寺)の1000段上りも難なくこなす娘、ひょいひょいと息も切らさず上っていきます。
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あと半分のところまで上ってきました。この辺りから妻の呼吸が荒くなります(大丈夫かー)。もう年だから仕方ないね。
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ゴールはすぐそこですが、もう妻の後姿は完全に老婆。ちなみに僕について言えば、上りはさすがにきついだろうなあ、と思ったのですが、意外にも全然きつくなくスイスイと上れました。
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この宿には他にも露天風呂があり、次はそちらに入ることにします。先ほどの野天風呂の階段を上りきったところの近くにある、こちらの『渓谷風呂』です。
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宿泊者専用で男女別となっていて、自由に入れるのは19時頃まで、それ以降は貸切になるようです。
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風呂は檜の湯船で香りがとても良く、渓流を見下ろせます。ここも気持ちいいー!
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宿に戻ると、ロビーでは玉こんにゃくのサービスがありました。こういうちょっと小腹におさめるものが嬉しいです。
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今度は館内の大浴場に入ることにします。露天風呂には洗い場がないため、こちらで今日一日の体の汚れを落とし、楽しみにしている夕食前に身を清めます(なんのこっちゃ)。
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とは言いながら、やっぱりお風呂は楽しむもの。私が気に入ったのはこちらの寝湯です。湯温は40度で熱すぎないので、寝ながらゆったりつかれます。
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実際にあまりに気持ち良すぎて、本当に寝そうになりました。
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さあ、今回の旅行、最後の夕食です。この宿名物の炉端料理をいただきます。炉端に座った時には、すでに準備は整っていました。
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食前酒です。ほんのりした甘さが食欲を駆り立てます。
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お品書きがなかったので詳細は不明ですが、ほうれん草と子持ち昆布のおひたしだったかな?
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いよいよ私の最後の晩餐のお相手をしてくれる日本酒「天鷹」が来ました。とりあえず一杯...辛口だけどコクがある美酒です。
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皿には、前菜と炉端で焼き立ての椎茸と姫竹が盛られています。姫竹は塩でいただきましたが、柔らかく香ばしい香りが気に入りました。
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地元産の牛肉です。噛みしめた瞬間に肉の旨みと脂身の甘さが口いっぱいに広がって、大変美味しかったです。
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囲炉裏では次の料理がセットされます。
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別注の馬刺しが来ました。
娘「何それ?」
僕「馬の刺身だよ」
娘「えっ!馬って食べられるの?しかも刺身で!?ちょっと食べてみたいーっ」
なので一切れあげたら、
娘「えーっ!なにこれ!?チョーうまい!!!」
と超絶大絶賛。と言うことで全部持ってかれました(でも美味いでしょ?)。 -
僕はおとなしく普通の刺身を食べます。鯛、ひらめ、カンパチです。
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鶏のつくねと豚肉が焼き上がりました。炉端の炭火でじっくり焼き上げているので、分厚い豚肉も大変柔らかく美味しいです。
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続けて岩魚の塩焼きも焼けました。これも炭火でじっくり焼いてあるので骨まで柔らかくて、頭から尾びれまで全部頂きました。
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囲炉裏に鍋が置かれました。木べらのものを、いつどうやって食べるのか気になります。
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温かい椀物がきました。魚のすり身を何かの魚でくるんでいます。ふんわりとした食感がたまりません。
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凌ぎはお蕎麦です。スルッといたただきます。
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酢の物ですが、なんだったかよく覚えていません。
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鍋の蓋をあけると、中はグツグツ煮立ってます。そこに木べらで焼いたものを落として、もうひと煮立ちします。
なるほど、きりたんぽみたいなものですね。 鍋が出来上がったので、お椀にすくっていただきました。茸がたくさん入っていて、いいお出汁が出ています。 -
お食事にはトロロ汁が付いていて、締めくくりをさらさらっと頂きます。
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デザートの時はもうお腹パンパンだったので、娘に食べてもらいました。
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部屋に戻るとすでにお布団が敷いてありますが、その上にはこんな案内が。
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それを見た妻と娘はソッコーで布団の中に潜り込み、そろって
「あったかーいっ!!」
いいなあ...。 -
ということで、僕は部屋の露天風呂で体を温めることにします。ついでに、初日の宿の柏屋でいたただいた日本酒の小瓶を浮かべ、チビチビいきます。
もう最高に気持ち良くて、深夜まで露天風呂を楽しみました。 -
【4日目】
遅くまでこの露天風呂につかっていたにも関わらず、早朝には目が覚めたのでテラスへ出てみました。朝焼けが綺麗です。 -
露天風呂に入ろうとしたところ、ちょうど妻も目が覚めたらしく「私も入りたい」ということで、ここは妻を優先。
朝日を眺めながら、気持ち良さそうにのんびり湯につかっていました。 -
こちらはコーヒーセット。
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この宿では『丸山珈琲』というオリジナル珈琲を、自分でドリップして無料で部屋で飲むことができます。
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僕はそのドリップしたての珈琲を片手に風呂に入ります。朝日を見ながら温かい露天風呂に入り美味い珈琲をいただく、最高の時間です。
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今朝はゆっくり過ごしたので、朝食も比較的遅い時間にいただきました(といっても8時ですが)。ハーフバイキングのため大皿の品は自分で取りますが、厚焼き玉子は別で供されます。この厚焼き玉子がまた美味い!少し甘めの味付けに、醤油をたらした大根おろしを載せご飯と一緒にいただく。これが夕食でもいいよ、というくらい大満足の朝食です。
部屋、風呂、食事、全てに満足した僕たちは、もっともっとここで寛いでいたいという思いをグッとこらえながらも宿を出発しました。 -
宿から車で5分、《塩原渓谷歩道》に到着。
塩原渓谷歩道 公園・植物園
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朝のお散歩を楽しみたいと思います。
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と思ったら、階段が。
妻「帰りは上り?散歩じゃないじゃん」
ばれたか。 -
吊橋が見えてきました。
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《回顧の吊橋》です。ちょっと渡ってみます。
回顧の吊橋 名所・史跡
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吊橋からは《回顧の滝》が眺められました。
回顧の滝 自然・景勝地
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再び宿の前を通り過ぎたどり着いたのは、塩原温泉街のにある《湯っ歩の里》という足湯施設です。
湯っ歩の里 公園・植物園
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回廊式の大きな施設で、僕たちは受付で1人200円を支払い、中に入りました。
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ここで靴を脱いで下駄箱に収納。
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足湯はその下にあります。
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足湯には手すりが付いていて、湯に足を浸けたまま歩くことができます。底が石でボコボコしてるので、ちょうど足つぼマッサージにもなります。
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また場所によって湯温が異なるので、自分にちょうど良い場所を見付けて寛ぐのも良さそうです。
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こちらでは飲泉も出来ます。僕たちも飲んでみましたが、無味無臭で飲みやすかったです。
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今回の旅行の最後に立ち寄ったのが、《千本松牧場》です。混雑とまではいきませんが、そこそこの人入りで、特に小さい子供連れの家族が多いです。
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牧場というから牛、馬が放牧されていて、その牛馬たちと戯れるだけかと思いましたが、色々と遊べるようです。これを見て、動物大好きの娘が「どうぶつふれあい」の単語に反応しています。
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とりあえず奥に進んでみます。
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農産物も売っていました。
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一番奥の『どうぶつふれあい広場』にやって来ました。無人の入口で、入場料を料金箱に入れて中に入ります。
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うさぎと触れ合える場所があり、そこでは小さな子供たちがえさの人参を持ってうさぎにあげようとしていますが、うさぎはあまり食べません。たぶんみんな餌をあげまくってて、腹いっぱいみたいです。
その中には、こちらのようなジャンボうさぎもいました。首をさすってみましたが、ムニュムニュして気持ち良かったです。 -
神社まであります。
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お腹が空いたので、敷地内にある『もみじ亭』で昼食をいただきます。
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お店はまだ空いていたので、一番奥の座敷に座ります。
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とりあえず、僕と妻はカレー南蛮そば、娘はきつねそば、追加で天ぷら盛り合わせを注文。
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娘のきつねそば。きつねがとても美味しかったそうです。
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天ぷら盛り合わせです。サクサクした衣がたまりません。
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カレー南蛮はお出汁のきいたカレーがとっても美味で、箸とレンゲが止まりません。
旅行最後の食事をじっくりと堪能できました。 -
今回の旅行も心ゆくまで満足したものになりました。特に今回は、娘を連れて念願の会津を巡ることが出来たこと、また初めて那須塩原に訪れることが出来たことが、なによりも思い出深いものとなりました。
さて、そろそろ自宅に向けて出発するかな。身も心もリフレッシュしたし、また明日から仕事がんばろうっと!
大変長い旅行記にも関わらず、最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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