スペイン・ポルトガル　2カ国周遊【9】（トレド・マドリード）

2017/10/12 - 2017/10/21

今回初めてスペイン、ポルトガルを訪れました。
10日間の駆け足観光になりましたが、主要スポットを中心に見て回ることができました。

ご存知の通りカタルーニャ情勢も心配されましたが、現時点では観光に大きな影響はありませんでした。
また、ポルトガルで発生していた山火事については鎮火に至っておらず車両規制が行われていました。先ずは、この場を借りて、亡くなられた方のご冥福と、被害にあわれた方々の1日も早いご回復をお祈りいたします。

□1日目：成田‐ヘルシンキ（乗継）‐バルセロナ

＜スペイン＞
□2日目：バルセロナ観光
　[午前]サグラダ・ファミリア／グエル公園
　[午後]カサ・ミラ／カサ・バトリョ／サン・ジョセップ市場／カテドラル 他

□3日目：コルドバ‐グラナダ観光
　[午前]スペイン高速列車AVEにてコルドバへ移動
　[午後]メスキータ
　[夜]　フラメンコショー

□4日目：グラナダ‐セビリア観光
　[午前]アルハンブラ宮殿／ヘネラリーフェ庭園
　[午後]セビリア大聖堂／スペイン広場

＜ポルトガル＞
□5日目：エヴォラ‐ロカ岬‐シントラ
　[午前]エヴォラを通りリスボンに向けて移動
　[午後]ロカ岬／シントラの王宮
　[夜]　ファドディナーショー

□6日目：リスボン観光‐ナザレ‐ポルト
　[午前]ジェロニモス修道院／ベレンの塔／発見のモニュメント
　[午後]ナザレ

□7日目：ポルト‐サラマンカ
　[午前]ポルト歴史地区観光／サン・ベント駅／サンフランチェスコ教会
　[午後]サラマンカを通りマドリードに向けて移動

＜スペイン＞
■8日目：マドリード‐トレド
　[午前]王宮／スペイン広場／プラド美術館
　[午後]トレド旧市街観光／サント・トメ教会

■9・10日目：帰国　マドリード‐ヘルシンキ（乗継）‐成田

エリア トレド(スペイン)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.0

• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 航空会社: フィンランド航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

■8日目
観光最終日です。
午前中にマドリードを観光し、午後はトレド、そして再びマドリードに戻ってきます。朝が早く霧が出ています。

そうこうしているうちに、すっかり日も昇り今日もお天気に恵まれました。

気温は18度で、アウターが無いと寒いです。つい4日前にいたセビリアでは37度だったというのに…気温差が激しいです。

王宮周辺を散策後、プラド美術館に向かいます。

Palacio Real de Madrid（王宮）

マドリード王宮 (オリエンテ宮) 城・宮殿

（車窓から撮ったため青みがかっています）
プエルタ・デル・ソルのカルロス3世騎馬像。

Museo del Prado（プラド美術館）

プラド美術館 博物館・美術館・ギャラリー

プラド美術館ゴヤの扉前に建つゴヤ像。

ヘロニモスの扉から入場しました。

館内は撮影禁止です。日本語ガイドも置いてあり時間があればじっくり見たかったです。主要作品のみ駆け足で見て回りました。

Iglesia de san Jerónimo el Real（ヘロニモス教会）

プラド美術館の東側に建ってる教会で、マドリードで現存している教会の中で唯一のゴシック様式の教会だそうです。

（車窓から撮ったため青みがかっています）
Santa María la Real de La Almudena（アルムデナ大聖堂）

Plaza de España（スペイン広場）

中央にはドンキホーテとサンチョ・パンサの像が建っています。

スペイン広場 広場・公園

昼食はスペイン広場のすぐ近くにあるレストランにて。

前菜は「Gazpacho（ガスパチョ）」。
スペインの冷製スープです。少し酸味があり野菜、ニンニクも入っているため、夏バテ防止の効果もあるそうです！

昼食後トレドに向かいました。途中寄ったサービスエリア。

またまたドンキホーテとサンチョ・パンサの登場。サンチョ・パンサの服がはち切れそうです。

闘牛士の置物。

一瞬雰囲気にのまれて手に取りますが、冷静になり置く…、海外旅行の度に繰り返しています。中には買っておけば良かったと後悔することもあるんですけどね。

フラメンコの置物。他にも民芸品等が置いていました。

トレドに到着しました。

展望台からの眺め。タホ川に囲まれたトレドの全景は本当に素晴らしいです。

トレドの展望台 観光名所

「もし、１日しかスペインに居られないのなら、迷わず トレドに行け」 という言葉に納得。西欧、東欧とはまた違った美しい光景です。

トレドの旧市街を散策します。

旧市街は丘の上にあるのですが、そこまではエスカレーターが整備されていて、簡単に上がってこられます。有難くも観光地化に少し拍子抜け。

左に見えているのは「Monasterio de San Juan de los Reyes （サン・ファン・デ・ロス ・レイエス教会）」。

トレドの旧市街北西部には旧ユダヤ人街があります。

ユダヤ人街では、壁のいたるところにこのようなユダヤ教のシンボルのタイルが埋め込まれていました。

本枝の燭台。

古くからユダヤ教の象徴とされ、イスラエルの近代国家の紋章エンブレムでもあるそうです。

チャイ。

2つのヘブライ文字である、チェイトとヨッドを組み合わせたヘブライ語の言葉、チャイ （生きること）を表しているそうです。

こうした光景からも、中世にはイスラム教・ユダヤ教・キリスト教の文化が交錯した地であるということを実感します。

路地は車1台がやっと通れる道幅です。今回は現地ガイドさんが付いているので安心ですが、道が入り組んでいるので普段であれば間違いなく迷子決定だと思います。。。

Iglesia de Santo Tome（サント・トメ教会）

エル・グレコの「オルガス伯の埋葬」の絵が収蔵されています。内部は撮影禁止です。

サント トメ教会 寺院・教会

少し開けた道を歩き、目指すはトレド名物のマサパン有名店！

通りにはこんな可愛らしい置物も。何とも言えないビールの表情が気に入りました。

マサパンで有名な「サント・トメ （本店）」。マサパン＝マジパン好きとしてはここは絶対にチェックしたいところでした。

サント トメ (本店) その他の店舗

マルチパンは中世にアーモンドと砂糖が手に入りやすくなった中東で発明されたようで、ヨーロッパへは、トルコ人によって東ヨーロッパ経由でドイツのバルト海沿岸に伝わったルートと、南からアンダルス（イベリア半島）やシチリアに伝わったルートの二つがあったようです。

ドイツのマジパンとは見た目も違い、焼き餃子のような形もありました。

早速購入し、食べてみます。

んー好き好きですね！私はドイツの方が食べ慣れているせいもあり好きでした。

暫く散策をしました。

続いて、トレドの伝統工芸「Damasquinado（ダマスキナード / 象嵌細工）」のお土産屋さんに来ました。職人技を近くで見学出来ます。

鉄（黒地）の上に細い金糸や銀糸を埋め込んで作られています。素敵ですね！

Catedral de Santa María de Toledo（サンタ・マリア・デ・トレド大聖堂）

トレド大聖堂 寺院・教会

Ayuntamiento de Toledo（トレド市庁舎）

観光案内所もここにあります。

トレドを後にし、再びマドリードに戻りました。
夕食は軽めに、オリーブの乗ったピザを食べました。

■9・10日目
いよいよ帰国日です。
アドルフォ・スアレス・マドリード＝バラハス空港。

マドリードの観光に物足りなさを感じつつも帰国です。時間が足りなかった…。

シェリー酒ティオ・ぺぺ。

帰りもヘルシンキ経由での帰国です。

10:20マドリード発フィンエアー（AY3184）。
窓の外に十字架が見えました。

マドリード上空。

ヘルシンキに近付いてきました。

16:45ヘルシンキ発フィンエアー（AY71）。
＜機内食 １ チキン＞

フィンランドで大人気のオーガニックアイスクリームブランドJYMY！

なんと、JYMY社からフィンランド独立100周年を記念して発売された、「松（mänty）味」のアイスクリーム。そうあの木の松です。味の表現は上手く出来ませんが爽やかなバニラテイストの味でした。

＜機内食 2 オムレツ＞

駆け足で回った10日間。
様々な宗教、文化が混在した歴史、建築物は他には無い魅力を感じました。
見どころの多い国なのでまた機会があればゆっくり都市を絞って再訪したいです。