2017/11/03 - 2017/11/11
282位(同エリア988件中)
クリスさん
4回目のスペイン。今回タラゴナ県には立ち寄らなかったが、仏領カタルーニャを含めたカタルーニャ地方のロマネスクの教会を訪ね歩く。
【旅程】--------------------------------------------------
11/3(金)~11/11(土) 7泊9日
1日目 羽田→バルセロナ(カルドナ泊)
2日目 アルティエス
3日目 フォア
4日目 アルジュレス=シュール=ラメール
5日目 アルジュレス=シュール=ラメール
6日目 ベサルー
7日目 ペラタリャーダ
8日目 ペラタリャーダ→バルセロナ→フランクフルト→羽田
9日目 帰国
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
前述テラッサ(Terrassa)の町から北に26km。
ムーラと呼ばれる村は人口216人(2016年調べ)。サン・ロレンツォ・デル・マント・アイ・オバク自然公園(Parque natural de Sant Llorenç del Munt i l'Obac)という自然公園内に位置する山村だ。 -
村役場近くに駐車場があるので車を止めて散策。駐車場は、写真以外のスペースにもいくつもある。
村の規模に対して駐車場が多いのは、観光地として有名な証でもある。 -
外のテーブルで昼食中の人を見かける。
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村内で一軒だけ開いていたレストラン「カル・カータ(Cal Carter)」。この店で昼食をとった。
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窓に近い席は客で埋まっていたので、失礼のないよう人の居ない方向を撮る。
ちなみに店のHPはこちら↓
http://www.calcarter.net/cartacat.html -
1品目はPoti-Potiというこの店オリジナルのサラダ。一人前を取り分けた。
このサラダレシピがあるので↓
http://www.restaurantcalcarter.com/poti-poti-el-plat-tipic-de-mura/
タラの干し肉の歯触りがシャキシャキして美味しかった。 -
グリルした自家製豚肉のソーセージ。白インゲンを添えた。
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手早く済ませられるような料理を注文し早めに食事を終わらせ、村内の散策。
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スペインにも美しい村協会が存在するのだが、カタルーニャ州はその団体に加盟していない。
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その結果、カタルーニャ州には美しい村は存在しないのだが。
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いくつかの機関が、独自基準で選定するカタルーニャ、あるいはスペインの最も美しい村として紹介されるサイトがある。
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それらの全てではないが、そのいくつかに上げられる事のある村だ。
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城塞都市としての機能があるので、町は迷路のような形状になっている。
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村の頂上部にある役場付近から、外向ってぐるぐる回りながら徐々に下っていく。
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外周部に当たるころに、教会が見えてくる。サン・マルティ教会(Iglesia de Sant Martí)は11世紀のロマネスク教会である。
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ロンバルディア帯で飾られた単筒形のアプト。
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渦巻き模様のある柱頭彫刻
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この教会の見ものは正面扉口。
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リンネルには東方三博士の礼拝と聖ヨハネ。
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中央の聖母子が全体を支配している。
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右方に杖を持つのが大工の聖ヨハネ、マリアの夫である。
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左側柱には三博士に夢でキリストの誕生を知らせる天使の図
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右はヘロデ大王によるエルサレムの嬰児殺し。
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本来なら側柱の台座にあるべき獅子像が扉の両サイドに張り付いている。
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右側
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教会の見えるテラスから見た鐘楼。1437年にこの地を襲った地震により中央部が崩壊、中央部は補修強化が行われ、鐘楼は17世紀に後付けされたとある。
内部は閉まっていたので見られなかったので、見学を断念して村を後にする。 -
こちらは村から500mほど離れた川沿いに建つチャペル。Ermita de Sant Antoni de Pàduaとあるが、パドヴァのアントニウスに捧げられた庵である。
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ロマネスク風の円形アプトを持つが17世紀に建てられた。
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庵の傍を流れる川はトレント・デステナレスと呼ばれ村の堀としての役割を果たしている。
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この旅行記へのコメント (4)
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- shinkaiさん 2017/11/19 16:27:58
- ムーラ
- ああ、この村、ムーラは素敵ですねぇ!
何とも素朴で、しかも趣がありますね。 お天気だったのも幸いしているのかもしれませんが、光と影があって素晴らしいです。
教会のルネッタの聖母子も、ミ~タさんのおっしゃる通り、肝っ玉母さんですね、ははは。
イタリアで見るのは、素朴ではあっても、ここまでどっしりと、というのは少ないみたいですもの。
キリストに兄弟がいた、というのは聞いた事がありますね。 その方が当然のような気もしますが。
- クリスさん からの返信 2017/11/19 19:05:27
- RE: ムーラ
- shinkaiさん書き込みありがとうございます。
駄洒落で「ムーラという村にいきました」と書いてみたいかなっと、思った訳ではありませんが、このロマネスクを見たおりグーグルマップでこの村を見て思った以上に美しい村だったので、候補の筆頭に上げてしまいました。
あまり知られていないだけ実際に見てみると嬉しさが増します。
キリストの兄弟についてはマルコ伝等には記載があるのですが、正教会もカトリックも認めたがらないようですね。
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- ミータさん 2017/11/15 22:36:01
- サン・マルティ教会
- 何とがっしりと体格の良い聖母像でしょう。
何人も子供を産んだように見えます。
マリア様というより、むしろ「肝っ玉母さん」と呼びたいような。
扉横の獅子像も落っこちない様に必死に壁にしがみついているみたいです。
- クリスさん からの返信 2017/11/16 10:38:12
- Re: サン・マルティ教会
- このタンパンで面白いのは、義父のヨハネが、杖を持ち老人として彫られている事。
聖母との間に子を成さない存在であるとして、聖母の純潔性を示しているのですが、何人もだなんて(笑)
更にヨハネの脇には助産婦と言われる像があって!
私もなんとなしに、安産祈願にはちょうど良いかなと思いました。何とも愛嬌のある像でした。
キリストに義兄弟が、居ると言うのは教会では否定されていますが、居ると言う設もありますね。
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