2016 アドリア海クルーズとクロアチア　その6

2016/08/04 - 2016/08/18

8月13日ベネチアに戻ってきた。夕方、ベネチアラインというフェリーに乗ってアドリア海を渡って対岸にあるクロアチアのポレチェに渡る。ポレチェからはレンタカーで、モトブン、プリトビチェ湖を周りザグレブへ向かう。
　クルーズターミナルからローマ広場までピープルムーバに乗る。チケット売り場が混雑していて行列になっていた。ようやくチケットを買って車両に乗り込むと、妻が「バッグが開いてる。」と大声をだす、自分のバッグを見ると、やられた!日本円を入れてあった財布がない、血の気がひいた。幸い、パスポートとクレジットカードの入った現地通貨用の財布は無事だった。旅行は続けられるもののショックは隠せない。「気を付けていればスリなんかあわない」と思っていたのに、いつ盗られたかも分からない、まったく気づかなかった。ローマ広場の警察で盗難届を出す。「先ほども日本人がスリ被害にあった」とのこと。届を書いていると、日本人が入ってきて「カバンを盗られた」と訴えていた。旅行が続けられたことと怪我をしなかっただけまし、と思い直すことにしたが、楽しみにしていたベネチアは暗い気分で周った。
　ローマ広場からはヴァポレットでカナルグランデを通り、サンマルコ広場へ向かった。ゴンドラに乗った後、サンマルコ寺院に入った。バカーロ巡りをしようと思ったが手持ちの現金も少なくなったので、テイクアウトのフリットで昼食を済ました。このフリットがとてもおいしかった。
San Basilio Terminalを17:15に出航し20:00にポレチェに到着。クロアチアはシェンゲン協定の加盟国ではないので、パスポートコントロールがあった。ホテルについて、スリにあったのでカード会社に連絡したいと言うと、気持ちよく電話を貸してくれた。国際電話なので料金を払うと言うと、困っているのだから、と料金を取らなかった。親切が身に沁みました。
　翌日は、ポレチェの街を回った後、レンタカーでモトブンに寄ってからプリトビチェ湖に向かった。カーナビに従って走ったのだが、道幅の狭い山道を走っているときは緊張した。高速道路は快適だった。途中の村の家の壁に銃弾の跡があり、20数年前に戦争があったことを思い知らされた。

エリア ポレチュ(クロアチア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 船 レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

7泊8日のクルーズが終わりベネチアに戻ってきた。朝早いので人は少なめだった。

クルーズターミナル。ここで船を降りてスリにあった。

サンマルコ広場でゴンドラに乗った。乗り場で交渉し乗るのをやめたドイツ人カップルがいたので、「一緒に乗って料金を半額ずつ払おう」と提案すると、OKとのこと。40ユーロで乗れラッキーだった。彼らは、ベネチアは何もかも高くていやになる、とぼやいていた。

裏通りにも結構人がいた。

サンマルコ寺院の天井のモザイク。下の金色はパラドーロ。3ユーロ払う必要はあったけど、見る価値はあった。

仮面屋さん。いかにもベネチアという雰囲気。

ポレチェのホテル。Jarden Residenceに泊まった。受付と朝食は50Mくらい離れた
Valamar Riviera Hotel & Residenceで。このホテルの人々は本当に良い人たちだった。

Valamar Riviera Hotel & Residenceでの朝食。品数も豊富でおいしかった。給仕するひとたちは皆笑顔で対応してくれ気持ちよかった。

エウフラシス聖堂の入り口にあるモザイク。

聖堂内。モザイクが細かくてとても美しかった。朝9時ころ行ったらほとんど人がいなかったので、ゆっくり見学できた。

聖堂への入り口。

聖堂近くの道。石畳がきれいだった。

ポレチェの街。

ポレチェには船で来るリゾート客が多いのでヨットやボートがたくさん停泊していた。

海が透き通っていた。ゴミも落ちていなくてきれいな海だった。

モトブン。ポレチェから車で一時間くらい。山の上に中世の街が残っている。トリュフが近くの森でとれる。

美味しそうな果物が並んでいた。店の奥には周囲の丘がきれいに見えていた。

頂上の広場。レストラン、ホテル、教会があった。

頂上への道。トリュフを売っている店があった。

トリュフを売る店。日本のテレビ番組でも紹介されたことがある。

ヴェリ・ヨジェ。
クロアチア観光情報サイト「クロたび」http://www.crotabi.com/motovun-veli-jozeにその伝説が乗っています。

ヴェリ・ヨジェ。
横から撮ったところ。

この旅行記へのコメント （2）

• take_it_easyさん 2025/09/05 23:31:14

  海外旅行史上...危機

  うーふさん、こんばんは。
  
  スラれる事を思うと旅行前に憂鬱になります。
  幸いスラれた事はありませんが今年のドロミテではなかなかの体験。
  スマホを落としましたが30分後手元に戻ってきました。
  ベネチアとは異なり「Lagazuoi」山の上の話です。
  
  ベネチア（2018年）は魅力的で刺激的な街でした。
  荒野の旅が多くこれもイイなと思いました。
  
  ウイーンで美味しいお菓子と貴族の館。
  今後の旅にノミネートされていますが..... 。
  
  ロフォーテン諸島にイイねありがとうございました。
  古いブログには特に嬉しい。
  天候には恵まれませんでしたがワクワクする毎日でした。
  
  素敵な旅を続けてください。
  take_it_easy

  うーふさん からの返信 2025/09/27 22:56:27

  RE: 海外旅行史上...危機

  take_it_easyさん　こんばんわ
  返事がおそくなってすみませんでした。
  ベネチアでのスリの経験はまさに青天のへきれきでした。
  自分はスリに会うはずがない。なんですられていることに気づかないのだろう、と思っていました。でも、自分はまったくスリに気が付かず、バッグのふたが開いていることを指摘されて初めて気が付きました。今思えば、財布をすられただけで旅行も続けることができたので良かったと思っています。自分は大丈夫だろうと過信しないように自分に言い聞かせています。
  
  ロフォーテン諸島はいつか行きたいと思いながら中々行くことができなかったのですが、来年の夏に行きたいと考えて旅行記を探しているうちに拝読させていただきました。レンタカーを使うかバスを使うか検討しています。でもレイネは是非行きたいと思っています。素敵な写真を掲載していただきありがとうございます。
  
  うーふ