2017/10/31 - 2017/10/31
7位(同エリア127件中)
tono202さん
- tono202さんTOP
- 旅行記140冊
- クチコミ11件
- Q&A回答0件
- 214,081アクセス
- フォロワー55人
四国讃岐の里の紅葉はまだ早い。快晴に誘われて山の紅葉はどこまで下りてきているのかを見に行くことにする。
めざすはつるぎ町の一宇の巨樹達と紅葉。
いつものようにAboutな行先だけ決めて、快晴の空の下、車を走らせる。
PR
-
まずやって来たのは土釜を越えた所にある藤川そば小屋。
ソラの集落の畑でとれたそばを挽いてつくられるそば粉は香りがいい。 -
ここではストーブがもう燃やされていた。
-
ソラの住人が山を下りて町へ出て行く。
その際に人のいなくなった家の時計を記念にもらって架けてあるという。
「増えるばっかりじゃわ」
と呟く。
いつ行っても興味ある話をしてくれる夫婦と美味しいそばがある所。 -
桑平の一番奥の民家から林道岩戸線に入る
-
そして目指すはここ。
-
天岩戸神社。
天照大神の岩戸伝説と附会して語られることの多い所だ。
かつては迷い道をたどって参拝していたが今は、桑平より林道が通じた。 -
車だと国道から10分余りで鳥居前までやって来ることが出来る。
-
神域に入ってくると巨木が多くなる。
-
本殿の上が元々の遥拝所であったという。
上へ目指そう。 -
磐の上に根を張った木々が迎えてくれる。
「人格」を持った木々にも思えてくる。 -
さらに上を見上げると巨石がごろんごろん。
どれも磐境にふさわしい。
江戸時代末期ごろの嘉永年間の年号が彫り込まれた灯籠が建つ。 -
岩戸の前にアメノウズメ?
-
そして右側には猿田彦。
デフォルメされた姿は天狗さん。
天狗は修験同者の化身。
赤い勾玉のネックレスが似合っている。 -
その上にも階段が続き・・・
ちかごろはやりの「パワースポット」として騒がれそうな光景が続く -
社が安置されている。
天狗像は修験道者のシンボル。
巨石・洞窟とくれば修験道の修行地であったことが推察される。
この地は阿波修験道の拠点の一つ箸蔵寺から多門寺 → 剣山を結ぶ行者達の修行回遊コースでもある。岩屋に籠もり修行に励み、次の行場に渡って行く行者の姿が見えてくる。 -
巨石には、神楽を奉納したとされる神楽石、せり割岩の磐座、高天原等と呼ばれるものもあるようだ。
-
ここでも探していた巨樹に出会えた。
-
地上から1.3㍍の高さで幹周りが3㍍以上の樹木を巨樹と言うそうである。
充分に巨樹の資格あり。
天に傘を開くように広がる枝振りも良し。 -
最善を尽くすことだけを誓う・・・・
-
植林された杉木立の向こうに見える嶺峰は紅葉が盛りのように見える。
-
いったん葛籠堂まで引き返すことにしよう。
-
貞光川沿いのソラの集落には、数々の趣あるお堂がある。
昨年はそれを訪ねて端山巡礼でお堂巡りをさせてもらった。
葛籠堂は国道沿いにあるので、剣山にやってくる人たちの印象に残るお堂だ。 -
かつてはバスの終着点がここ。
ここから重いザックをせをって夫婦池を目指して歩き始めたのはもう何十年も前のこと。 -
「天涯の花」の主人公が貞光に下りていくときに通った道でもある。
今は通る人も少なくなって荒れていると聞く。 -
桑平の廃業したドライブンインの前から標識に従って登り始める。
-
杉木立の中を5分も登ると住む人のいなくなった民家の庭先に出る。
-
その向こうに紅葉した大きな橡が迎えてくれた。
-
振り返ると家屋の周りの畑がススキの原に還っている。
-
上を見上げると杉の巨木が立つ。
-
木立の下には、桑平堂。
何百年ものあいだこの巨樹はお堂を見守り続けてきたのだろう。 -
ここに導いてくれたことについて感謝し礼拝
-
木地師達の末裔の子孫がつくった木の灯籠?
-
このお堂は観音様を祭っているので観音堂とも呼ばれてきたようだ。
-
天上にも彩色の跡が残る
お堂として、規模や作りにも念が入っている。 -
お堂の上には車道があり民家も見える
-
上がって見ると大杉に抱かれたお堂の姿がよい。
-
家の周りに植えられた柿は収穫時期を迎えている。
しかし人の姿は見えない。
剣への道をさらに進める。 -
やってきたのは夫婦池。
秋の山の夕暮れは早い。
みるみるうちに陰っていく。夫婦池 自然・景勝地
-
湖面にはまだ日が残る。
明るい雰囲気が池の周りに漂う。 -
まゆみの赤い実がいっぱい枝についている。
-
周囲の山を池が写し込む。
剣周辺にやって来たときにはここで一息入れることにしている。
かつての幕営地でもあった。
お世話になった所である。 -
丸笹山の南面にでると西日を受けて明るくなった。
-
剣の頂上小屋や大剣神社の社まで肉眼で見える。
-
見ノ越周辺は香油が未だ残っている。
剣山観光登山リフト 乗り物
-
見ノ越のR492トンネルを越えると
傾く太陽の光を受けて山が燃えていた。 -
山の紅葉は今が盛り。
四国の里へ下りてくるのはまだまださきのこと。 -
コリトリ橋の上で川を見ていると・・・
-
橋を渡ってくるものに遭遇。
-
人を恐れることもなく近づいてきて忙しげに辺りを嗅ぎ廻って去って行った。
これは何者? -
川は台風の残した雨で増水。
-
以上、紅葉と巨樹めぐりでした。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
阿波池田・つるぎ(徳島) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
51