2017/10/19 - 2017/10/25
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ペコちゃんさん
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2度目のベトナム旅行・・・前回は、2004年1月にカンボジア・シェムリアップのアンコール遺跡群とハノイ・ハロン湾を巡る6日間のツアーでしたが、南部(ホーチミン)と中部(フエ・ダナン・ホイアン)も一度訪れたいと思っていました。
前回のツアーは2名以上の催行ということで、行ってみると本当に私たち夫婦だけの個人的旅行・・・乗用車で案内してもらい、良いこともありましたが、やはり「旅は道連れ」で大勢のツアーの方が楽しくなります。
今回は、参加者21名の『ベトナム大縦断7日間』・・・南部・中部・北部と回り、ホーチミンとハノイではフリータイムもあって、同じツアーの皆さんと楽しく過ごせた7日間でした。
ベトナムは10月までは雨期なので、天気が気がかりでしたが、観光中は雨にも降られず、日本の猛暑日のような暑さもなく、天気に恵まれた旅が続き、食べ物も美味しく見どころも多いベトナム周遊の旅となりました。
写真は、ホーチミンの「サイゴン大教会」。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- ベトナム航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- JTB
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<1日目>
9時半発のベトナム航空でホーチミンへ向かいます。
成田の集合は7時半なので成田で前泊したかったのですが、前日、夫は同窓会で帰宅時間が分かりません・・・不本意ながら早朝の出発となり、車で4時半に家を出て圏央道経由で成田へ・・・でも圏央道が成田まで開通し、本当に便利になりました。 -
飛行機のシート画面に表示された、各国の言葉で搭乗感謝のメッセージを見ながら、先ずはベトナムビールを・・・これは、ハノイの代表ブランド「ビア・ハノイ 」。
因みに、某雑誌によると、ビールの世界最安はベトナムで、約80円・・・ツアー中のレストランで、皆さん ” オー、安い! ”
昼食は右が洋食(ポーク唐揚げ・チャーハンなど)、左が和食(金目鯛西京焼・御飯など)。 -
ヨーロッパと違い、アジアはフライト時間が長くないので助かります。
ベトナムのルートは、行きが日本近海の太平洋上を通り約5時間半、帰りは中国南部を通り約5時間。
離陸して約2時間で奄美大島や沖縄の島々が見えてきました・・・これは、沖縄の久米島。 -
ベトナム(越南)の国名は「ベトナム社会主義共和国」で、首都はハノイ。
人口は9,250万人(2014年末)で、面積は日本の約9割・・・現地ガイドが南北に細長い国土は「S」字のようだと言っていましたが、地図を見るとその通りで、中国・ラオス・カンボジアと国境を接しています。 -
ホーチミンに近づき、サイゴン川(実はメコン川と思っていました)や市内の街並みが見えてきました。
人口800万人を超えるベトナム最大の商業都市・ホーチミン市は、フランスの植民地時代には「サイゴン」と呼ばれ、ベトナム戦争終結まで南ベトナムの首都でした。 -
13時過ぎに、かつてサイゴン国際空港と呼ばれた「タンソンニャット国際空港」に到着。
今回の旅行では、フエ・ダナン・ハノイの空港も利用しましたが、機体はターミナルビルへの直付けでなく、すべてタラップとバス移動でした。 -
空港は、ホーチミン市街中心部から北西約8kmにあり、国際線の新ターミナル(4階建て)は日本のODAにより建設され、2007年から利用開始。
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入国審査を終えて、早速、両替。
ベトナムの通貨単位はドン(VND)で、1000ドンが約5円・・・つまり、食事の時にビールを頼むと、4万~6万ドンなので、ややこしい!
紙幣は100、200、500、1000、2000、5000、1万、2万、5万、10万、20万、50万ドンの12種類・・・硬貨も5種類あるようですが見かけませんでした。
また、紙幣の関係かどうか分かりませんが、ベトナムで自販機は殆ど見かけません・・・一説によると、ベトナムで自販機を置いておくと、次の日には誰かが自販機を持って行ってしまうとか。 -
アジアでは毎度お馴染みの、お客さん探しのプラカードの行列・・・今回もそうでしたが、アジアのツアーは添乗員なしが普通です。
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ハンバーガーが4万と思いきや、200円。
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飛行機を降りた時は晴れていたのに、空港の外に出た時は、かなり激しいスコール・・・でも、雨は1~2時間程度で止むことが多く、その後は晴れたりするので、気にしなくて大丈夫。
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空港からホーチミンの市内観光に向かうと、予想通り、街中はバイク、バイク、バイク!・・・ホーチミンのバイクの数は、人口の半分以上の約500万台・・・突然の雨でも、ホーチミン子は慣れたもので、すぐさまポンチョなどを被り、スイスイ走っています。
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最初の観光「統一会堂」に着くころには、雨も上がりました。
統一会堂の敷地は4500平方m、建物の高さは26mで、部屋数は95。 -
もともとの統一会堂は、フランス領インドシナ時代の1873年に、フランスによって建てられた「ノロドン宮殿」。
南北分断時代の1962年に北ベトナムの爆撃で大破したので、1966年にベトナム人の設計者により現在の建物が再建され、1975年のベトナム戦争終結までは南ベトナムの大統領府および官邸とされ使用されました。 -
ベトナム社会主義共和国が成立した1976年に「統一会堂」と改名され、現在は、南ベトナム大統領府として使われた当時の状態を保存した博物館として一般公開されており、国際会議などで使用されることもあります。
玄関前の植木鉢のモザイク画が、ベトナム的で良い感じですね。 -
1階の「バンケットルーム」。
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2階の「慶節室」・・・正面には、ホーチミンの胸像が誇らしげに鎮座しています。
南ベトナム時代には宴会場としても使われ、500人の立食パーティーを行ったこともあるようで、今でもサミットなどに使われることがあります。 -
ホーチミン像と反対側の壁に飾られた立派な屏風。
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「大統領応接室」・・・広々とした2部屋続きです。
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椅子や調度品など、高級感が漂う応接室。
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2階のロビーには、鳳凰と龍の刺繍が施された紅絨毯が敷かれています。
鳳凰と龍は、権力の象徴を表したもの。 -
「国書提出室」には、壁一面の立派な漆絵に国の歴史の物語が描かれています・・・仲間の皆さんからも「これはすごいね~」と歓声が上がっていました。
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2階には小さな日本庭園があり、この庭園を囲むように寝室や食堂などが配置され、回廊には当時の大統領への贈り物が展示されています・・・カエルの置物が面白いですね。
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下段の写真は象の足で、タイから贈られたもの。
「エーッ、本物なの~?」「可哀そうに・・・」 -
「大統領寝室」。
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3階にある「ファースト・レディー(大統領夫人)応接室」・・・花の形をしたシャンデリアや照明は、平和と魅力を意味しているそうです。
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屋上のヘリポートには、ヘリコプターが展示されていました。
1975年のサイゴン陥落(ベトナム戦争終結)時、最後の米軍がここからヘリで撤退したそうです・・・ミュージカル「ミス サイゴン」の一幕を思い出します。 -
3階の「娯楽室」・・・ゆったりと寛げる部屋で、麻雀台なども当時のまま置かれています。
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30名ぐらい入れる「映写室」・・・ベトナム戦争の最中に、この建物がきらびやかな社交場として使われていたと思うと、何だかいろんなことを考えてしまいます。
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グランドピアノも置かれていました。
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屋上から見たホーチミン市街。
今回は見学しませんでしたが、地上階の豪華な部屋や調度品とは対照的に、空爆などにも耐えられる地下階には、南ベトナム政府軍の戦術会議などが行われた作戦指令室や、電信機が何台も置かれた通信室などの軍事施設があり、建物外へ続く地下通路への脱出用扉なども見学できるそうです。 -
屋上から見た、入り口の噴水とプルメリアの盆栽。
人民の生活苦や戦争による悲劇をよそに、豪華な施設や設備など、贅の限りを尽くした大統領府・・・ここを見学して、ベトナム戦争のことが少し分かったような気がしました。 -
次に向かったのは「サイゴン中央郵便局」・・・1863年に完成した当初の建物は簡素でしたが、1886~1891年の間にギュスターヴ・エッフェルによって改造され、現在の姿に生まれ変わりました。
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サイゴン中央郵便局は、統治国・フランスの建築様式が持ち込まれて生まれた「コロニアル建築」の一つ。
左側にある像は、サイゴン市制300年の記念事業として建てられたもの。 -
エッフェル塔を手掛けたことで有名なギュスターヴ・エッフェルは、パリのオルセー美術館をモデルに設計しましたが、設計当時、オルセー美術館は駅舎だったので、この郵便局も駅のような外観です。
建物正面玄関にかけられた時計は、建設当初から使われているもの。 -
室内はガラス張りのアーチ状天井が素晴らしく、正面にはホー・チミンの肖像画が飾られています。
建物内部は、観光客相手のみやげ物売り場が並んでいますが、現在でも郵便・通信業務を行っており、日本にハガキも出せます。(料金は、11000VND) -
郵便局前の一角で、女子大生が写真撮影中。
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サイゴン中央郵便局の横にあるビル。
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その先に聳えるのは、ホーチミンの目抜き通り・ドンコイ通りにある「ヴィンコム・センター」・・・2010 年に竣工し、ショッピングモール・オフィス・アパートメントが一緒になったホーチミン最大級の複合ビルです。
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サイゴン中央郵便局の向かいにある「サイゴン大教会(聖マリア大聖堂)」・・・この周辺には、人民委員会庁舎・市民劇場などフランス植民地時代の面影を残すコロニアル建築の建物があり、観光スポットになっています。
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カトリックの大聖堂であるサイゴン大教会は、フランスの植民地だった1863年から1880年にかけて建設されたコロニアル建築・・・フランス産の赤レンガで造られ、建物の前にはマリア像があります。
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教会に入ってステンドグラスなど見たかったのですが、2017年7月~2019年末まで修復工事のため、残念ながら見れませんでした。(写真はHPより)
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教会前の広場には大勢の観光客が訪れ、バナナ売りのおばさんも商売繁盛(?)
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このあとは「ドンコイ通り」にあるお土産屋へ。
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色とりどりのベトナム雑貨が並んでいます。
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午後の観光が終わり、夕食はベトナム料理のレストランで。
ビールは、濃いラガービールの「サイゴン・スペシャル」。(42000VND)・・・ビールが安くて嬉しい!
ソフトドリンクは、色鮮やかなスイカのフレッシュジュース。(63000VND)
” 日本円に換算するには、0を2つ取って2で割ればよいのね・・・” -
メニューは、定番のフォーや3種の生春巻き、バインセオなど・・・生野菜は、少々注意が必要です。
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デザートのアイスクリームも美味しく頂き、店を後にします。
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ホーチミンでは「RAMANA」に2連泊。
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ホテルのフロントとロビー。
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チェックイン後、ホテルの外に出てみると、フルーツの露店や花屋さんが並んでいます。
早朝に出発した長~い一日も、無事終了。 -
<2日目>
朝食前に、ホテル周辺を散策・・・6時前なのに、露店で肉・野菜・果物などが並べられています。 -
ベトナムの勤務時間は8時~17時が基本ですが、7時~16時のサラリーマンも多く、女性の就業比率は日本より高いため、外食が当たり前になっています。
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朝が早いベトナム人なので、6時頃には市場や屋台、小さな食堂などが開き、日本人が寝ている時間帯から街は活気づいています。
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ホテル近くの市場には、肉・魚・野菜・果物などあらゆる食材が並んでいます。
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見るだけでもベトナム人のバイタリティが伝わり、面白いひと時でした。
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客が来るまでひと眠りするお爺ちゃんや、タバコを吸いながら歩道でマッタリしている風景は、日本ではお目にかかれません。
因みに、ベトナム人の平均寿命は、女性が75.6歳で男性71歳でがすが、街中ではあまりお爺ちゃんは見かけませんでした。 -
散策を終えて、ラマナホテルへ。
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お部屋は広く、快適です。
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宿泊した842号室からの街景色・・・建物は間口が狭く、隣りと接した独特の景観は、まるで、道路に面する間口で税金を掛けていた日本の江戸時代の街並み(うなぎの寝床)のよう・・・
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6時半からの朝食は、1階のレストランで・・・多くの料理が並んでいます。
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朝から、美味しいフォーなどを、タップリ頂きました。
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音楽が聞こえてきたので、レストランの向かいにあるスペースを見ると、「荒城の月」を演奏中~♪・・・演奏中の楽器は、竹で作られヨットの帆の形をしたエデ族のトゥルン。
多民族国家のベトナムは、地方や民族によって様々な種類の楽器があり、朝から良い音楽を聞かせてもらったお返しに、3個で千円の楽器を買いました。
朝食の後は、メコン川クルーズに出発します。
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