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 JR東日本の北海道東日本パスを利用して、東京から東北へ1週間の旅行を楽しんできました。<br /> 今回の旅行記1は、初日と二日目の報告です。北上に1泊、翌日、一戸の御所野遺跡を見て廻りました。<br /><br /> 3度目の普通列車東京東北往還の旅が始まりました。東京の自宅最寄り駅から岩手県の北上まで、9時間半9回乗換えました。前回は秋田まで、12時間10回乗換え、前々回は一ノ関9時間8回乗換えです。<br /> 何事にも高速処理が求められる御時世で、あきれ顔に「お疲れ様」と言われる行動ですが、私の旅の始めには普通列車長時間乗車が必要不可欠なのです。なぜなら私は「寝鉄」です。<br /> 車中快適な睡眠を誘う緩慢なガッタンゴットンのリズム、停車駅毎に落とされるスピードとドアの開閉音、乗換え毎に吸う外気と跨線に伴う適度な運動、車両によって異なるシートの角度、初日は寝放題と車窓を眺め、写真も撮らず、旅行前の仕事や家事の疲れを一気に放散し、活力をチャージます。<br /> <br /> 17時、北上着、宿泊先の駅前の東横インに向かいました。<br /><br /> <br />

2017年9月東北 1 北上から一戸御所野遺跡へ

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2017/09/22 - 2017/09/28

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旅行記グループ 2017年9月 東北

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ひよどり

ひよどりさん

 JR東日本の北海道東日本パスを利用して、東京から東北へ1週間の旅行を楽しんできました。
 今回の旅行記1は、初日と二日目の報告です。北上に1泊、翌日、一戸の御所野遺跡を見て廻りました。

 3度目の普通列車東京東北往還の旅が始まりました。東京の自宅最寄り駅から岩手県の北上まで、9時間半9回乗換えました。前回は秋田まで、12時間10回乗換え、前々回は一ノ関9時間8回乗換えです。
 何事にも高速処理が求められる御時世で、あきれ顔に「お疲れ様」と言われる行動ですが、私の旅の始めには普通列車長時間乗車が必要不可欠なのです。なぜなら私は「寝鉄」です。
 車中快適な睡眠を誘う緩慢なガッタンゴットンのリズム、停車駅毎に落とされるスピードとドアの開閉音、乗換え毎に吸う外気と跨線に伴う適度な運動、車両によって異なるシートの角度、初日は寝放題と車窓を眺め、写真も撮らず、旅行前の仕事や家事の疲れを一気に放散し、活力をチャージます。
 
 17時、北上着、宿泊先の駅前の東横インに向かいました。

 

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  •  北上川土手から、宿泊先のホテル東横イン。駅から数分、すがすがしい朝の散歩ができました。

     北上川土手から、宿泊先のホテル東横イン。駅から数分、すがすがしい朝の散歩ができました。

  •  北上川 1 <br /> 向こう岸は、みちのく桜三大名所の北上展勝地。

     北上川 1
     向こう岸は、みちのく桜三大名所の北上展勝地。

  •  北上川 2<br /> 船着場?

     北上川 2
     船着場?

  •  川から少し離れて散策。<br />「北上川船運時代 黒澤尻港跡」の碑がある建物。

     川から少し離れて散策。
    「北上川船運時代 黒澤尻港跡」の碑がある建物。

  •  舟運時代の舟。<br /><br /> 別の路地にも北上川の舟運に関する説明板がありました。それによると、南部藩の米を江戸に運ぶ為、盛岡と石巻を結ぶ北上川の舟運が使われました。北上川は黒澤尻港より川幅が広がり、上流より小舟で積まれたてきた米は、ここで大きな舟に移し替えられたそうです。川幅は広くとも河口まで多くの難所があったようです。

     舟運時代の舟。

     別の路地にも北上川の舟運に関する説明板がありました。それによると、南部藩の米を江戸に運ぶ為、盛岡と石巻を結ぶ北上川の舟運が使われました。北上川は黒澤尻港より川幅が広がり、上流より小舟で積まれたてきた米は、ここで大きな舟に移し替えられたそうです。川幅は広くとも河口まで多くの難所があったようです。

  •  北上川に流れ込む水路と国土交通省による「カスリン台風洪水水位」の看板。

     北上川に流れ込む水路と国土交通省による「カスリン台風洪水水位」の看板。

  •  東北本線北上から盛岡へ。車両はIGRいわて銀河鉄道のもの。

     東北本線北上から盛岡へ。車両はIGRいわて銀河鉄道のもの。

  •  盛岡からIGRいわて銀河鉄道で一戸に。

     盛岡からIGRいわて銀河鉄道で一戸に。

  •  馬淵川  1<br /><br /> 駅から補助金付タクシーが待機していましたが(縄文博物館受付で領収書を提出すると500円が返金される)、一戸駅から御所野遺跡まで歩きました。<br /> 歩くと思いがけない発見があります。線路沿いに小鳥谷方面500m位行くと左手に川が流れていました。地図で川を渡ることは確認していましたが、この風景は想像していませんでした。

     馬淵川 1

     駅から補助金付タクシーが待機していましたが(縄文博物館受付で領収書を提出すると500円が返金される)、一戸駅から御所野遺跡まで歩きました。
     歩くと思いがけない発見があります。線路沿いに小鳥谷方面500m位行くと左手に川が流れていました。地図で川を渡ることは確認していましたが、この風景は想像していませんでした。

  •  馬淵川  2

     馬淵川 2

  •  馬淵川  3<br /><br /> こんな看板もありました。川辺に降りて行けます。

     馬淵川 3

     こんな看板もありました。川辺に降りて行けます。

  •  御所野縄文公園入り口<br /><br /> 公園は吊り橋(きききのつりはし)を渡った川の向こう側にあります。ここから透明アクリルと木で内装されたトンネル状の吊り橋を通り抜けると縄文のむらや森が広がります。その森の一角に博物館や体験施設等があります。

     御所野縄文公園入り口

     公園は吊り橋(きききのつりはし)を渡った川の向こう側にあります。ここから透明アクリルと木で内装されたトンネル状の吊り橋を通り抜けると縄文のむらや森が広がります。その森の一角に博物館や体験施設等があります。

  •  きききのつりはし 1<br /><br /> この吊り橋は全長126.2m。橋は孤を描く形状、屋根は外光の差し込む部分と板張りの暗い部分とが交互に繰り返し、見通しのきなかい不安と期待感と明滅する光で時間を圧縮した感覚を味わえるように設計されたそうです。(パンフレット解説より) 

     きききのつりはし 1

     この吊り橋は全長126.2m。橋は孤を描く形状、屋根は外光の差し込む部分と板張りの暗い部分とが交互に繰り返し、見通しのきなかい不安と期待感と明滅する光で時間を圧縮した感覚を味わえるように設計されたそうです。(パンフレット解説より) 

  •  きききのつりはし  2<br /> <br /> 所々に縄文土器のレプリカが置かれています。

     きききのつりはし 2
     
     所々に縄文土器のレプリカが置かれています。

  •  きききのつりはし   3<br />

     きききのつりはし 3

  •  きききのつりはし  4<br /><br /> 吊り橋の終点。木製人形のお出迎え。

     きききのつりはし 4

     吊り橋の終点。木製人形のお出迎え。

  •  きききのつりはし 5<br /><br /> 外観。<br />

     きききのつりはし 5

     外観。

  •  縄文博物館  1<br /><br /> 2002年に開館。15年の歳月で森と一体に。<br /><br /> 館内は撮影はご遠慮ということなので、外観のみをご紹介します。<br /> 1階は焼失住居や竪穴式住居の建築の復元、プロジェクションマッピングによる縄文ワールドの再現、2階は御所野遺跡と周辺の遺跡から出土した遺物の展示と体験コーナー、ミュージアムショップとなっています。<br /><br /> 個人的には1階に展示してある小さな土偶2体が気に入りました。一体は足の形と膨らみ具合がよちよち歩きの子供の様、もう一体は子供がシーツ被って「おばけだぞー」とやってる様に見えました。あくまでも個人的感想です。

     縄文博物館 1

     2002年に開館。15年の歳月で森と一体に。

     館内は撮影はご遠慮ということなので、外観のみをご紹介します。
     1階は焼失住居や竪穴式住居の建築の復元、プロジェクションマッピングによる縄文ワールドの再現、2階は御所野遺跡と周辺の遺跡から出土した遺物の展示と体験コーナー、ミュージアムショップとなっています。

     個人的には1階に展示してある小さな土偶2体が気に入りました。一体は足の形と膨らみ具合がよちよち歩きの子供の様、もう一体は子供がシーツ被って「おばけだぞー」とやってる様に見えました。あくまでも個人的感想です。

  •  縄文博物館  2<br /><br /> 植栽というより森が迫って来ています。

     縄文博物館 2

     植栽というより森が迫って来ています。

  •  縄文博物館  3<br /><br /> 屋根は竪穴式住居同様、土が盛られています。

     縄文博物館 3

     屋根は竪穴式住居同様、土が盛られています。

  •  縄文公園案内図<br /><br /> かつての縄文集落がすっぽり公園に収まっています。<br /> 水を汲みに行くのにどの位歩いたのか、薪を拾い、狩をし、木の実を拾った森、祭りを行った場所と住居との距離、縄文時代の生活の日常が自分の足に伝わってきます。<br /> 順路に沿って発掘調査の成果を見て廻る施設とは趣が異なるように感じました。

     縄文公園案内図

     かつての縄文集落がすっぽり公園に収まっています。
     水を汲みに行くのにどの位歩いたのか、薪を拾い、狩をし、木の実を拾った森、祭りを行った場所と住居との距離、縄文時代の生活の日常が自分の足に伝わってきます。
     順路に沿って発掘調査の成果を見て廻る施設とは趣が異なるように感じました。

  •  土屋根の竪穴式住居  1<br /> <br /> 遠景、ファンタジーにでてくるような風景。

     土屋根の竪穴式住居 1
     
     遠景、ファンタジーにでてくるような風景。

  •  土屋根の竪穴式住居  2

     土屋根の竪穴式住居 2

  •  土屋根の竪穴式住居  3

     土屋根の竪穴式住居 3

  •  土屋根の竪穴式住居  4

     土屋根の竪穴式住居 4

  •  土屋根の竪穴式住居  5

     土屋根の竪穴式住居 5

  •  土屋根の竪穴式住居  6

     土屋根の竪穴式住居 6

  •  土屋根の竪穴式住居  7

     土屋根の竪穴式住居 7

  •  竪穴式住居内部  1 屋根裏への梯子

     竪穴式住居内部 1 屋根裏への梯子

  •  竪穴式住居内部  2 屋根裏への梯子

     竪穴式住居内部 2 屋根裏への梯子

  •  竪穴式住居内部  3 屋根裏

     竪穴式住居内部 3 屋根裏

  •  掘立柱建物  1

     掘立柱建物 1

  •  掘立柱建物  2

     掘立柱建物 2

  •  掘立柱建物  3 内部

     掘立柱建物 3 内部

  •  公園西側の出入り口。休憩案内施設の前の道を下って行くと一般道にでます。(階段下の道が一般道)<br />

    公園西側の出入り口。休憩案内施設の前の道を下って行くと一般道にでます。(階段下の道が一般道)

  •  一戸駅まであと500m程。

     一戸駅まであと500m程。

  •  一戸駅構内壁面。<br /><br /> 今回は御所野遺跡だけでしたが、一戸には行って見たいところが残っています。萬代館、珪化木、奥州街道、船越保武の彫刻・・・まだまだ歩き足りないですね。<br /><br /> 今夜は八戸に泊まります。

     一戸駅構内壁面。

     今回は御所野遺跡だけでしたが、一戸には行って見たいところが残っています。萬代館、珪化木、奥州街道、船越保武の彫刻・・・まだまだ歩き足りないですね。

     今夜は八戸に泊まります。

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