「四季島スイート」で行く３泊4日の旅　⑥：ニセコ花園温泉「坐忘林」

2017/09/16 - 2017/09/21

今回、「四季島」乗車と同じくらい楽しみにしていたのが、
ニセコ花園温泉「坐忘林」での宿泊です。

イギリス出身のクリエイティブディレクターが創った
とっても素敵なRYOKANとのウワサで、
“いつか泊まってみた～い”と思い続けてきたお宿です。

そ・れ・な・の・に、

伊達紋別駅を出発し、
バスに揺られること２時間半・・・。

お宿に到着したのは
辺りが真っ暗になった１９時前。
温泉に浸かる暇もなく夕食に行き、
翌朝は７時に朝食をとって８時には出発・・

素敵なお宿に宿泊しながらも
その良さをま～ったく感じる余裕がない・・
そういうスケジュールだったのです（号泣

そして、早々に出発してどこに行くかと言えば、
「深遊探訪」という名前の販売会で、
じっと座って商品説明を受けた後、
一斉に注文票が配られたのデシタ。

エリア ニセコ(北海道)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 1.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 1.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 100万円以上

駅員さんたちに見送られ、
伊達紋別駅からバスで旅館に向かいます。

・・と、ここで初めて
お宿までは２時間以上もかかることを
知らされました～。

最寄駅の倶知安からは
車で１０分と言いますから
わざわざ２時間以上もかけるのは
多分、昭和新山などの風景を見ながら
という企画だと思うのですよ。

でもね、それだったら、
地質学の専門家など、
ガイドを同行させてもらいたかったわ。

洞爺湖の風景も素敵だけれど、
GPSで、時々自動音声が
数秒流れるだけの案内って
あまりにもショボすぎるわ！！

だんだん周囲は暗くなり、
伊達紋別駅を出発してから２時間、
ようやくニセコのお宿の一つ
「鶴雅別荘　杢の抄」に到着しました。

四季島2日目の宿泊は、
まずは、登別とニセコに別れ、
ニセコでも二つのお宿に別れます。

で～、私たちが宿泊するお宿は、
さらにここから３０分もかかるのですって！！

それを聞いて、
車内からはどよめき～。

当然到着時は真っ暗で、
この写真も翌日に撮ったものですが、

トータル２時間半も、ただただバスに揺られ、
お宿の夕食時間ギリギリに、
ようやく「坐忘林」に到着しました。

全室わずか１５室。
一つ一つの部屋が独立しており、
全室に源泉掛け流しの内湯と露天風呂がある
それはそれは素敵なお宿なのですよ。

ゆっくり温泉に入って、
お食事を楽しんで、
景色を見ながらお部屋でまったり・・・・って
すべてが幻に終わったわ～（激怒

こちらのお宿では、お部屋に
雪の結晶の名前がつけられていて、
私たちの部屋は「曇雪」。

というか、私たちの心は「闇雪」よ「闇雪」！！

本当ならゆったり寛ぐはずだったお部屋。
８０㎡のお部屋が虚しいわ。

せめて明るいうちに着いて
ゆっくりしたかった（号泣

玄関を入るなり、ほら、素敵でしょ？
オーナーさんのこだわりが
盛りだくさんのお宿なのです。

くつろぎ感たっぷりのリビング。

せめて外の景色が見える時間帯に
到着したかったわ。

座り心地の良い大型のカウチソフア。

座る時間はほとんどなかったわ～。

くつろぎの要素が、細やかに計算されていて、
生活感のあるものは全部、
木の扉で目隠しされています。

テレビも、

冷蔵庫も、
（中のものは全てフリーです）

カウンターなんかも
ぜ～んぶ木の壁面で
目に入らないようになっています。

日常を忘れて、
束の間の癒しの時間を過ごすはずだったのに、
普段以上に
バタバつ急かされるスケジュールだったことが
カ・ナ・シ・イ（涙

そんな私を癒すかのように（？？）
おせんべい見っけ～。

ウフッ、自宅にお持ち帰りにして、
この坐忘林マークを見ながら
ゆっくりいただくわ。

ピエールちゃんの
チョコもありました～。

ウェルカムチョコではなくて
フェアウェルチョコになりましたが。

リビングの横には
掘りごたつの和の空間もありま～す。

エッ？欧米人仕様かしら・・・
テーブルがちょっと高すぎるわ！！

寝室は和室タイプと洋室タイプがあり、
腰を痛めている夫のために、
洋室タイプをお願いしていました。

館内は作務衣でオーケーです。

もちろんパジャマの準備もありますよ。

洗面スペースもとっても広く、
離れ～たダブルベイスンです。

こういうちょっとした椅子も
しっかりした材質で、デザインもオシャレ。

本当に、一つ一つにこだわりがあって、
素敵なものがたくさんあったのに、
とにかくバタバタで、
撮り損ねたものがいっぱい・・・残念。

内風呂も広くて
素敵な空間だったのに、
きちんとお伝えできません（涙

夫は、
長時間のバスで乗り物酔いをしたうえ、
夕食前に温泉に入る時間もないと
この上なく不機嫌だし・・・。

お部屋の中には、
こだわりのアートがたくさん。

意識なく置かれたとか、
形だけ整えたという物が何一つなく、
目に入るすべてのものが素敵なの。

ほら、靴べら一つにしても
材質や形、それにかけ方まで
こだわりを感じるでしょ？

クリエイティブディレクターだとか
写真家とかの肩書を持つオーナーさんの
センスを感じるものばかり。

こういうお宿を
こういうスケジュールで組み入れてはダメ！！

「ななつ星」の時は、
ここまで素敵なお宿ではなかったけれど、
明るいうちについて散策もできたし、
翌日もゆったりしたスケジュールで、
ゆっくり温泉に何度も入ったり、
本を読んだりもできたわ。

廊下の雰囲気も
とっても素敵だったのよ。

でも、とにかく急いで夕食に行かなくちゃ。

こちらの奥には茶室があるそうで、
本来なら、ここで到着時に、
お抹茶をいただけるはずだったのに。

広い空間が取られたライブラリーも、
ゆっくりするどころか、
一歩も踏み入れないままだったわ。

棚にもいろいろオーナーさんの
収集品らしきものが飾られているけれど、
ゆっくり見る時間さえなかったわ。

ワ～、ワインがいっぱい♪

でもね、なんかワインを飲む雰囲気に
なれなかったわ（涙

お食事は個室になっています。

こういう壁面一つをとっても
気を抜いていないというか
とってもおしゃれなの。

ライトもアンティークの
小さなペンダントライトが３つ。

それぞれ趣が違うのに、
なぜか調和しています。

で、お料理もアート。

お野菜の「清流浸し」と言って、
お野菜の上から
お出汁をかけてくださいます。

シンプルな
ジャガイモの揚げ出し。

器の中でお月様みたい。

この季節ならではの土瓶蒸し。

お刺身。
ボタンエビがとっても美味でした。

お魚料理は松笠鯛。

素材は和食なのに
フレンチをいただいている気分。

お野菜の甘酢和え。

お肉料理は、
旬のお野菜を乗せたしゃぶしゃぶ。

さらにご飯セットと一緒に
キンキのお煮付け。

そして場所を移して、
グッとアダルトな雰囲気の中、

白樺の樹液を使ったデザートと

トウモロコシの最中に入ったアイス♪

ぜ～んぶ、
とっても美味しくいただきました。

盆栽でも苔玉でもない
ちょっと変わった小さな鉢が
あちこちに飾られています。

翌朝で～す。
ようやく窓の外の景色がわかりました。

今日はちょっと曇っていますが、
う～ん、空気が美味しいわ。

お天気が良いと羊蹄山が見えるそうです。

ワ～、素敵！
ここに腰掛けてゆっくりしたかったわ。
もちろんそんな時間なし・・・。

昨夜は真っ暗で撮れませんでしたが、
露天風呂。

この絶景を眺めながら、
のんびり浸かりたかったわ。
結局、露天風呂には入らないまま・・・。

こちらが昨夜夕食後に、
寝る時間を気にしながら、
バタバタ入った内風呂。

明るかったら、
内風呂からも外の景色が見えたのですね。

実は夕食後、
バスに弱い夫が我慢していたようで、
一晩中大変だったのです。

で、こちらのお宿は、
朝食もとっても美味しいと聞いていたのですが、
二人揃って朝食はパスしました。

もうちょっと朝食が遅かったら、
ゆっくりいただけたのでしょうが・・・。

朝食代わりに
冷蔵庫のリンゴジュースを。

朝食をパスしたおかげで
少し時間ができたので、

館内をちょっとだけブラブラできました。

廊下から撮った中庭の風景。
中庭の周りに
ぐるっとお部屋があります。

お部屋は
廊下で繋がっていますが、

お部屋自体は
この様に隙間があって
それぞれが独立した造りになっています。

館内も、あちこちにアートがあります。

お宿の造り自体も美術館みたい。

飾ってあるアートも
個性があるものばかり。

最近は形だけのお宿も多いですが、
本当に細部にわたって
こだわりが感じられるお宿でした。

評判どおりの素敵な素敵なRYOKANだっただけに、
こんな利用の仕方をしたことが
とっても残念。

昨日は暗くてわかりませんでしたが、
あら、こんな建物だったのですね。

周囲の風景の邪魔をしない、

自然に溶け込んだ建物です。

お天気が良いと、
こちらの方向に羊蹄山が見えるそうです。

入口にも面白いものが。

今度は連泊して、
ゆっくり滞在を楽しみたい・・・
そう思いながら
早朝、お宿を後にしました。

で、連れてこられたのはこちら。

作り手さんの思いや情熱のお話ならまだしも、
ジ～ッと座って商品の説明を聞くだけ。。。

デパートの実演販売みたい・・・
と思っていたところに、
夫がボソッと
「スーパーの試食みたいだね」と。

格安ツアーだとお土産屋さんに連れて行かれる
などと言われますが・・・。

この旅行記は、
あくまでもらるたんの感想です。
不愉快に思われた方、お許しください。

この旅行記へのコメント （6）

• TAKさん 2018/03/06 22:11:25

  早く続きが見たいです！

  こんにちは！とても貴重な「四季島スイート」の旅行記を楽しく拝見させていただきました。ニセコの宿ということは、まだまだ後半があるはずですよね。早く続きが見たいです！少しずつでもいいので旅行の様子（特に四季島スイートの個室内）を紹介していってください！

  らるたんさん からの返信 2018/03/06 22:47:45

  Re: 早く続きが見たいです！

  TAKさん、ご訪問いただき、ありがとうございます。
  せっかく関心を持っていただいたのに、旅行記を途中で辞めてしまって申し訳ありません。
  実は、四季島の少し前に、JR九州の「ななつ星」に乗車していたからだと思うのですが、「四季島」は、期待していたものとちょっと異なる内容だったのです。
  「ななつ星」のような特別な企画もなく、訪問先で心温まるおもてなしもなく、ただ豪華な列車に乗っているだけのように感じてしまいました（個人的な感想です）
  ですので、もうこれ以上書く必要がないなと思って、最後のことは、クチコミで２～３投稿させていただきました。
  「四季島スイート」の室内の様子は、③で少し書かせていただいていますので、よろしかったら覗いてくださいね。
  コメントをいただき、ありがとうございました。
  
  
  

• salsaladyさん 2017/10/14 11:25:17

  座忘林？　素敵そうなのに。。。

  ☆一度拝見した折り、リッチなお宿拝見記？とスルーしましたが。。。
  
  ☆こちらは納得出来なかった結末？どこかの接待旅行でしたか？
  
  ☆倶知安は青年時代にどさ回りをして『倶知安』から『さっちゃん』と勝手に改名して記念撮影した想い出が｡｡｡そこから近いの？
  
  ☆次回は、自前で心ゆくまで“座忘林“を堪能して下さいね～see you～

  らるたんさん からの返信 2017/10/14 13:49:40

  Re: 座忘林？　素敵そうなのに。。。

  接待旅行でしたら、大感激で、
  歓喜の舞を踊っていましたよ～（笑
  
  本当に素敵なお宿でしたので、
  次回は、本を抱えて、１週間ほど篭りますね。
  
  お宿は、倶知安駅から、
  車で５分ほどのところにあります。
  salsaladyさんは、倶知安に思い出がおありなのですね。
  倶知安に思い出がおありなのですね。
  
  コメントありがとうございました。
  

• もみじさん 2017/10/06 19:21:04

  待ってました！が、、！？

  らるたんさん☆
  
  こんばんは。もみじです。
  
  坐忘林！
  私の宿泊したいリスト上位ランクイン中のお宿です。
  
  らるたんさんの四季島行程表に坐忘林の名を見つけてから楽しみに旅行記待ってましたぁ(^ ^)
  
  が！！
  まさかの夜着！？
  私までショックを受けてしまいました(T_T)
  
  坐忘林のような素敵なお宿にお泊まりなのに、慌ただしく過ごすだなんて、私だったら怒りと悲しみで発狂しちゃう！汗。
  
  でもやっぱり坐忘林いいですね～
  お部屋や館内のデザインが素敵です。
  あちこちにまったりしたい空間がありますね。
  しかもウェルカムチョコレートがピエールマルコリーニってのが私的に高ポイント！笑。
  
  旦那様もそれは不機嫌になりますねぇ。
  移動に時間かかり過ぎですし。
  なんのための坐忘林！？って感じですね。
  
  坐忘林リベンジ滞在楽しみにしてます！
  私も来年か、再来年には坐忘林に泊まりに行きたいなぁ(^ ^)
  
  もみじ

  らるたんさん からの返信 2017/10/06 20:51:55

  Re: 待ってました！が、、！？

  もみじさ～ん、コメントありがとうございます。
  そして、私の悔しさを理解していただけ、嬉しいです。
  
  坐忘林、評判どおりのお宿でしたよ。
  本当は、もっと細かい部分もご紹介したかったのですが、
  写真もバタバタ撮りましたし、
  私自身も見ていない部分もたくさんあったと思います。
  
  坐忘林にお泊まりになるのでしたら、
  今回私たちが宿泊した側のお部屋の方が
  景色が良いそうですよ。
  ホント、テラスの椅子に座って、ボ～ッとしたかったです。
  お風呂にもゆっくり入りたかったです。
  
  こちらのお宿は、隣国をはじめ、
  海外からの宿泊客にも人気のようで、
  何しろ１５室しかありませんので、
  季節によっては、予約が取りにくいようです。
  ですので、予定が決まったら、早めの予約をお勧めします。
  
  こちらの旅行記でのもみじさんの報告を楽しみにしています。