クロアチア・スロベニアを廻る夫婦旅15日間　【7】　トロギール・シベニクへ小旅行

2017/07/26 - 2017/08/09

シニア夫婦の「おと」と「おか」がクロアチアとスロベニアを廻りました。
おとが企画・手配・添乗員・通訳（I speak poor english)でおかがお客様です。
クロアチア・スロベニアは治安が良い所でした。
天気にも恵まれ、素晴らしい景色堪能して、美味いものを食べてと良い旅行になりました。

７日目はスプリットからトロギールとシベニクへ日帰りで小旅行です。
バスでトロギールへ向かい聖ロブロ大聖堂や旧市街の街歩きを楽しんだ後、
シベニクへ行き聖ヤコブ大聖堂などを楽しみます。


□7/26　ヘルシンキ経由でドブロブニクへ　　　　　　ドブロブニク泊
□7/27　ドブロブニク市街散歩　　　　　　　　　　　ドブロブニク泊
□7/28　ツァーでモンテネグロへ日帰り小旅行　　　　ドブロブニク泊
□7/29　ツァーでボスニアヘルツェゴビナへ小旅行　　ドブロブニク泊
□7/30　コルチュラ島へ移動し街を歩く　　　　　　　コルチュラ泊
□7/31　コルチュラ島を歩いた後スプリトへ移動　　　スプリト泊
□8/1　 スプリトの街を歩く　　　　　　　　　　　　スプリト泊
■8/2　 トロギール、シベニクへ小旅行　　　　　　　スプリト泊
□8/3　 プリトヴィッチェへ移動し下湖散歩　　　　　プリトヴィッチェ泊
□8/4　 プリトヴィッチェ上湖散歩しザグレブへ移動　ザグレブ泊
□8/5　 ザグレブの街歩き後リブリャーナへ移動　　　リブリャーナ泊
□８/6　 リブリャーナからブレッド湖へ小旅行　　　　リブリャーナ泊
□8/7　 リブリャーナの街歩き後ヘルシンキへ移動　　ヘルシンキ泊　
□8/8　 ヘルシンキの街歩き後成田へ移動　　　　　　機内泊
□8/9　 成田へ到着　　　

エリア トロギール(クロアチア)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

トロギールへ行く前に先ずは宮殿へ行きます。
昨日は見られなかったディオクレティアヌス宮殿のグラッパを聞きに行こうと思います。

東門の銀の門から入ります。
銀の門の前に教会があるので覗いてみます。

銀の門 建造物

中は比較的新しくスッキリした教会です。
地元の熱心な方が朝のお祈りをしています。

銀の門から入ると大聖堂の八角形の後ろ姿が良く見えます。

前庭に行くとやってましたグラッパ！

本当にすごい響きです。
素晴らしいアカペラの歌声です。

歌が一段落すると歌い手によるＣＤの販売があります。熱心に聞いていた人々が一斉にその場を離れます。
誰も買いませんでした。

前庭 城・宮殿

ペリスティルにはローマ兵もご出勤です。

一緒に写真を撮ろうと誘いますが、チップを要求されるのでお断り～！
ケチで～す！

東門となる鉄の門から少し街歩き。
マルモントバ通りを散歩です。
石畳がツルツルです。

本当はストロスマエル公園のスプリット生活博物館に寄って体験型のアトラクションやショーを見たいと思ったのですが、１０時オープンと言うことで諦めました。

ステキな建物があります。
手前のテントは魚市場です。

オシャレー！

近くにはこんな建物もありました。

魚市場の前の広場では威勢のいい声が響きます。

このお兄さんの所はイワシです。
店によって売るものが色々です。

美味そうなエビちゃんもたくさん売ってます。

毎日お世話になってまーす！

新鮮なエビや魚が威勢の良い掛け声で売られてます。

魚市場の建物。
中でもたくさん地元の方が買い物をしてます。

共和国広場。

昼の姿もステキです。

Prokurative広場 広場・公園

アーチの上には顔のレリーフ。
２４人の並んでいるそうです。

さあ、そろそろトロギールへ行きましょう。

バスターミナルのチケット売り場
長距離バスへ乗る人でいつも行列ができてます。

１０時のバスでトロギールへ行こうと思ったら、窓口で「バスで買ってくれ」とのことです。
バスへ行くと「チケットはない。窓口で買ってくれ」
なんだ！どうなっているんだ！
もう一度窓口へ行くと「１０時３０分のならある」
要するに、１０時は満席でキャンセルが出たらバスで直接買えるということでした。
クロアチアのバス時時刻表はこちらから
https://www.buscroatia.com

トロギールやプリトヴィッチェへは１番線から出発です。
バス代は２０ｋｎでした。利用のバスにより１３ｋｎから２０ｋｎと色々です。

大きな町のバスターミナルなんだけど結構狭くて待合室もないし、通路も狭くていつも混雑している。
座って待つにはカフェしかありません。
トイレも有料です。

３０分でトロギールのバスターミナルへ到着。

近くのこの橋を渡るとトロギールです。
トロギールは回りを城壁に囲まれた島なんです。

橋を渡ると街の北門。

門の上には街の守護聖人イヴァン・ウルスィニ像。

北門 建造物

門を抜けるとすぐ聖ロブロ大聖堂。

建築は１３世紀から始まり１７世紀までかかって完成した。
と言うことで鐘楼の1階はゴシック、2階はベネチアンゴシック、3階はロマネスク様式と色々な様式が混在した建物です。

聖ロヴロ大聖堂 寺院・教会

入口

13世紀に造られ、教会の見どころの一つです。
クロアチアの彫刻家マスター・ラトヴァンの作だそうです。

右にはアダム像と獅子。
獅子はベネチァの守護聖人で足元にドラゴンを押さえつけている。

その内側は聖人像。
一番内側は１２宮。月ごとの生活の様子で月を表している。

左にはイヴと獅子。
こちらの獅子は子供を抱える羊を制圧している。

上にはキリストの生涯を表したレリーフ。

中央上に聖母マリアと幼子イエス。その下は体を清められるイエス。
右は東方の三博士。左にはイエスの誕生を知り駆けつける羊飼い。

その周りにもキリストの生涯が表されている。

教会の身廊。

主祭壇

屋根は聖母マリアを象徴するユリの花をモチーフに造られている。
2体の像は受胎告知のシーンだそうです。

聖イヴァン礼拝堂

12使徒の像がある。
イタリアの彫刻家ニコラ・フィレンティナッツの作だそうです。

聖歌隊席

昔は金箔で覆われていたそうです。
所々に少しだけ金箔が残っている。

説教台

柱で支えられた面白い造りです。

もっと面白いのは天井からに逆さにされた聖人像。

なんで逆さなのかは意味不明？

透け透けの階段で鐘楼に登ります。

旧市街が一望できます。

時計塔
大聖堂前のイヴァン・パヴァオ・トゥルギ広場を挟んで立つ。

広場に面したロッジアではまたまたグラッパをやっていた。

ロッジアと言うのは建物から突き出した屋根付きのスペース。
昔は集会などを開いていたそうです。

南門から城壁を出ると海岸通り。

海岸通りにステキな建物。

海岸通りに建つドミニコ会修道院

カメルレンゴの砦
島の東端にあります。南門から歩いて６，７分。

１５世紀にベネチア人が作った砦、ベネチアの支配に対してたびたび住民が反乱を起こしたため外敵と反乱市民から守るために造ったそうです。
ベネチアの支配も完全ではなかったんですねぇ！

カメルレンゴと聞くとダ・ヴィンチコードの悪役修道僧を思い出してしまいます。

カメルレンゴの砦 史跡・遺跡

お腹もすいてきたので海岸通りをぶらつきながらＫｏｎｏｂａ探し。
Ｋｏｎｏｂａと言うのはダルマチア地方のシーフードレストランのことです。

プロムナード 散歩・街歩き

Konoba Teuta（テウタ）

美人女子一人旅の方から紹介いただいた。
彼女は前の日に利用して素晴らしい接客に大満足したとのことです。

テラス席もあります。

テラス席はぶどう棚に覆われてさわやかな作りです。

葉っぱが太陽に当たってきれいです。
ぶどうの実が沢山なってます。

ワインを作れるのでしょうか？

お薦めのグリルフィッシュ。

頭の向きが日本と逆なんですな！

これもお薦めのイワシのグリル。
ビールが進みました。

とても接客サービスの良い店でした。

それではシベニクへ行きましょう。

トロギールのバスターミナル。
シベニクへは３９ｋｎでした。

シベニク行は９番乗場から。
ここだけ付け足しみたいな乗場だ！

乗場のことをこちらではPERON(ペロン）と言います。

聖ヤコブ大聖堂

トロギールから1時間でシベニクへ到着。
バスターミナルは旧市街から５００ｍほど離れたところにあります。
暑くて途中アイスを食べながらたどり着きました。

シベニクの聖ヤコブ大聖堂 寺院・教会

正面入り口

聖人の彫刻

聖人の中におたふく顔を発見！
こんなの初めて見たぞ！

おたふく聖人と名付けました。

中央の像

どちら様でしょうか？

大聖堂の北側面

この入口もライオンのドアと言われていてライオンやアダムとイヴの彫刻があります。

ライオンのドア

ここはアダムが左側、イヴが右側にいました。
特に決まりはないのでしょうか？

ライオン像

ちょっとブスなライオンだ！
ライオンと言うより麒麟みたいだね！

大聖堂の周りの装飾は７１人の顔。
建設当時の街の有力者達だそうです。

バラ窓と身廊

内部はゴシック様式とルネサンス様式が混じり合った珍しい造りです。
天井がルネサンス様式。

バラ窓

主祭壇

そして見どころは洗礼室。

天井の彫刻が半端ない！

天井脇のレース編みのような細工が見事です。

洗礼盤

盤を支える彫刻もなかなかです。

近くの教会

時計塔も兼ねている。

暑い暑い！
大聖堂前の広場で冷たいものをいただきます。

大聖堂の向かいは市庁舎です。

市庁舎 建造物

旧市街を歩きながら戻ります。

あちこちに城壁の門があります。

上に住んでいる人もいる。

シベニクのバスターミナル

このバスターミナルはゆったりとした作りで座るところも沢山ありました。
スプリット迄４９ｋｎ、渋滞に巻き込まれスプリットまで２時間３０分かかりました。

明日はプリトヴィッチェへ行きます。
とても楽しみです！

この旅行記へのコメント （2）

• わきさん 2018/09/12 15:26:25

  ディオクレティアヌスとマルコポーロの国ークロアチア

  こんにちは。
  マルコポーロは、てっきりべネチアの出身とばかり思っていたら、
  実は実は、バルカンのクロアチア出身だったとは、驚きでした。
  ディオクレティアヌスについては、
  ＡＤ3世紀末テトラルキアという東西正・副4人の皇帝制度で、
  ローマ帝国を治めることをはじめたバルカン。クロアチア出身であることは
  知っておりましたが、
  それにしても世界三大旅行記の「東方見聞録」マルコポーロが、
  実はバルカン半島で生まれたとは！
  おそらく、胸像などあることからして、間違いないようですね。
  これだから、見聞を広めるという意味でも、色々な方々の
  旅行記は読んでみるべきだと、再確認させられた思いでした。
  
  聖ヤコブ大聖堂のファサードの明かり取り入れ口薔薇窓も
  立派でユニークで大きいですね。
  当方、クロアチアは未だ未経験ですので、
  今後考えようかなと思っております。
  わき

  sikokiさん からの返信 2018/09/12 22:48:47

  Re: ディオクレティアヌスとマルコポーロの国ークロアチア

  今晩は！
  
  そうなんです！
  実に驚きなんです。
  マルコポーロの生誕地には諸説あって確かなことは不明なんですが、私もコルチュラ島誕生説を信じております。
  
  聖ヤコブ大聖堂のバラ窓はステキなんですが、もっと素敵なのが洗礼室の石膏装飾だったんです。
  部屋が狭く写真をうまく撮れなくて伝わりにくいのですが、洗礼室に入った途端に夫婦で「あっ－」と声を上げてしまいました。
  
  クロアチアはとてものんびりしていてゆったり回るにはとても良い所でした。
  是非次回の予定に加えてください。
  
  sikoki