2017/05/28 - 2017/05/31
5423位(同エリア7727件中)
rieさん
父=今は一人暮らし、2年前までは山登りもしていた87歳の鉄人。
運転手の私=運転キャリア30年で高速は1度も乗ったことなし、今や車に乗って行くといえば近所のスーパーのみ。
それがいきなり2県ぶった切りの長距離ドライブ。実は米子~山口が、東京~名古屋間くらいあることに気づいてませんでした(;´д`)。
というわけで、レンタカー初めて+高速初めて+ナビシステム初めて+山陰初めて……の、「私ホントに帰ってこれんの?」な旅、スタートです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
朝6:55に羽田を発ったので、早々、ほぼ8時に米子空港に到着。
予約してあったレンタカーを空港で借り、最新式スマートキーの車にドキドキしつつ、一般道で1時間ほどかけてまずは足立美術館へやってきました。 -
さて、こちら同行者、数えで米寿!の父です。母が施設入りし、一人暮らし歴1年。2年前まで百名山巡りもしていた87歳の鉄人。
似たもの同士でケンカばかりしてた父娘ですが、年とともに意気投合し、今回ふたりで旅行しようということになりました。
ちなみに父にとっては、山陰は思い出の地です。独身時代、友達と3人で10日ほども気楽な旅をしたとのこと。60年以上前のことというのですから、まるでカスミの向こうのような思い出です。 -
まさに「白砂青松」の美術館庭園。
ミシュランのお墨付き、って言われると、ヘソ曲がりの私は「なんぼのもんじゃい!」と思っちゃうんですけども、落ち葉ひとつない芝生と白砂、遠景の山まで自然につながる雄大さは、さすがにすばらしい。 -
真ん中に見える15メートルの滝は人工のものとか。大自然に及ぶかという造園のスケールです。
-
ただ、土の匂いや水のせせらぎ、葉ずれ、木洩れ陽、……そういう触感的なものがないのはどうにも、残念。苔寺とかと比べるのは、間違ってるのかな。
私を含め、女性は大庭園より建物の間のこういう小さな庭にみとれていた気がします。 -
広い館内を移動する道すがらにも、こんなプライベート感ある庭園が望めます。
館内は思ったより広くて、速足で見学した後、お昼を松江で食べるため、11時ころ退館。展示は季節によって入れ替わるようで、有名な大観の紅葉の絵は見れませんでした。 -
次にやってきたのは松江城。
足立美術館からは高速を使えば40分、使わなくても1時間弱。
ちなみに私は高速道を回避、地図で見ると楽そうな一本道の広域農道を選びました。ところがこれが、意外な落とし穴。
広域農道って、制限速度がないんですね。みんな、50~60キロで走ってた私をビュンビュン追い越していきます。カーブもあるし上り下りも予想以上に激しいし、私にとっては大汗でした。
それでもなんとか松江到着。ちなみに昼食は近くの老舗和食店でいただきましたが、ちょっと期待はずれだったので、書きません。 -
そしてやってきた松江城。黒板塀が目立って凛とした佇まいの、偉ぶったところのない清楚に美しいお城です。
「わー、なつかしいな~。なつかしいけど全っ然覚えていないな~」と、60年前の記憶を辿り目を細める父。
一緒に旅した2人の友人も今は亡く――父の「懐かしい」には、若かりし自分や友人への追憶、ノスタルジーがこもっているのでしょう。想像して私も少し甘い感傷に浸ってしまいます。 -
天守からの眺めも格別。宍道湖とそのまわりの街並みが一望です。
ただし、城の階段はかなり急で、高齢の父には厳しいものでした。鉄人だと思っていた父の衰えを初めて実感しました。 -
さて、松江城から出雲大社に向かう道です。宍道湖の北湖畔を1時間強、走ります。
これは、4日間のドライブを通しても一番楽しいひとときでした。美しく光る湖面に沿って、まっすぐ、まっすぐ! 左に大きく景色が開け、助手席に座る父は、湖の上を走っているようだと歓声を上げています。
この日、右の沿道では、えびす・だいこく100キロマラソンというものが開催されており、宍道湖の北面、島根半島の東端から西端までを2日かけて走る、というランナーの姿が。 -
そして出雲大社に到着! 3時からのワンコインガイドツアーの申し込みに、5分前スベリ込み。ガイドツアー同行者は、青森から来たという上品そうなご夫婦のみ。
ちなみにこの有名な木の鳥居は「二の鳥居」。一の鳥居はもっと巨大で石造り――この手前の二車線の車道にどーんとまたがっていますが、大正時代の寄進だそうですから、この「二の鳥居」が、やはり出雲大社正門といってよさそうです。 -
長い参道。下り坂の参道は珍しいですが、国を譲って根の国(死者と魂の国)の王になった大国主命の神社にはふさわしい、となにかで読んだ覚えもあります。
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そして、木に埋もれて見にくいですが、こちらが三の鳥居。鉄でできているそうです。参道の松は樹齢400年以上というのですから、相当に昔からあったものでしょう。この向こうにさらに銅造りの四の鳥居があって、本殿となります。
古代にあったという大階段を持つ大神殿にふさわしい、変化に富んだ長い参道です。 -
こちらが本殿――への入り口、「八足門」です。特別なツアーでないと中には入れないそうです。
床の石畳にある三つの丸は、昔あった大階段を支えていたという三本組の大柱跡。ここから出土した大柱の一部と大階段の模型が、大社のおとなり、「古代出雲歴史博物館」に展示されています。 -
回廊後ろからの本殿の写真も載せます。
少し茜色になった陽に照らされて神々しいです。直接お参りできなかったので、かえって神聖な気持ちで拝します。 -
回廊の上には、檜皮葺が手に触れられる近さで見れて興味深かったです。まあなんと丁寧な仕事だこと! 本殿の屋根はもっとよい材料で、分厚く、美しい曲線が出るように作られているとのこと。
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有名な大注連縄の前で。
本殿に向かって左側となる「神楽殿」にあり、知らなければうっかりパスしてしまいそう。この写真の右側に見える緑の向こうが本殿です。
広いせいか、境内の参拝客が少なく感じましたが、おかげで静謐な雰囲気を満喫できました。観光地としては地味なのかもしれませんが、古代のロマンを味わえる場所。国譲り神話を歴史と結び付け、古代出雲王国VS大和政権とか、邪馬台国との関係にも想像を馳せ、素人ならではのいいかげんな想像を楽しみました。 -
帰り路、二の鳥居の内側から神門通りの方を見たところ。巨大な一の鳥居が遠く望めます。
この後、ここから左に坂道を下って「古代出雲歴史博物館」へ。閉館ギリギリの4時半すぎに飛び込みましたが、さほど広くない館内に、昔の大階段の模型、出土の柱、荒神谷遺跡出土の銅剣、加茂岩倉遺跡出土の銅鐸などがずらりでたいへん満足。ここに古代の大王国があったということがまさに実感できる展示でした。 -
詰め込み過ぎだった1日目が終わりました。この日の宿泊は、西へ西への行程を無駄にしたくないため、残念ながら温泉でなく出雲市のシティホテル。
せめて近くでよい夕食をと、ネットで評判の良かった「味工房まつしま」さんに、お任せコース4000円を予約していました。
幾皿も並んだ先付のあと、おいしいお刺身や煮物をもってきていただき、すっかり満足したところで、「今日はカニがおすすめですけど、どうですか?」。ちょうど父が「カニとか食べれるといいな」と言っていたので、つい「あらいいですね!」と言ってしまったのですが、持ってきてもらうと、大皿ふたつ。さらに、「焼きガニも違う味が楽しめますよ」とまた大皿ふたつ。
これは別料金間違いなし、一人1万円超えたと覚悟を決めましたら、お会計でまたびっくり、なんと全部で一人4000円でした。
このお値段であの量、しかも、すべてのお皿が美味。もしまた山陰に来ることがあれば、必ずまた伺いたいお店でした。次々夢中で食べてしまい、写真撮るの忘れたのが残念です。 -
ホテルはこちら、出雲市駅のすぐ横にある、「ツインリーブスホテル出雲」です。
綺麗だし駐車場も入れやすく近く、よいホテルでした。
そのうえ、歩いて5分もかからぬ場所に温泉施設がありまして、なかなか雰囲気のあるよい露天もあり、私は大変満足。
ところがこの日「えびすだいこくマラソン」だったことが災いし、男湯は芋洗い状態で父は閉口だったようです。
まあしかし、無事1日目終了。明日は石見銀山をゆっくり見学した後、萩へ向かう予定です。
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