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9)2013.09.03(火)<br />リーガの三日目(20℃晴れ)の今日は、、、<br />①リーガの「新市街」中心部の建築物の3割がアールヌーボー様式で建てられていると言われ、エイゼンシュタイン作が多く残るアルベルタ通りに向かった。<br /><br />パジースカ通りの見るからに楽しそうなマンションや、新市街エリザベーテス通りの(支配層が持っていた)尖塔を取り付けた住宅にも壁面装飾には民族的モチーフが用いられていた。<br /><br />因みに、アールヌーボーとはバロック、ロココ様式や、ネオクラシックといった既成のデザインから離れて、植物などの自然を連想させる抽象化した曲線美を多用した構成がその特色であり、これがベルギー、ドイツへと伝播しラトビア・リーガでも玄関入口等の柱を飾る人物や植物のデフォルメ像、ベランダ手すりの曲線模様、ブルーガラスと柱のアクセントカラーの赤色の配色美・・・更には、ファサード頂上部の人面、獅子像等随所に観られた。<br /><br />見上げる首も疲れたが幾つかの通りにズラリ建ち並ぶ景観は圧巻であり・・・<br />兎に角、記憶に残る建物群ではあった。<br /><br />②次に向かった(昨日とは違う方面の)「旧市街」では、、、<br />旧市街が要塞であったが故に、スウェーデン統治時代はスウ ェーデン兵士が出入りしていた城門「スウェーデン門」が在り、道を隔てた向かいには黄色い壁の(今は小洒落たカフェやアクセサリーショップ等でスタイリッシュな雰囲気の)「旧兵舎」も連なっていた。<br /><br />そんな城門の上のアパート住民は毎朝紅い薔薇を窓に飾る習慣があり、城門の壁にスウェーデン兵に許されぬ恋をした娘が罰として壁に埋められたと言う伝説もあるらしい。<br /><br />又、14世紀の「火薬塔」は1650年には2.5mのぶ厚い壁で覆い火薬貯蔵庫として再建され、今では「戦争博物館」として公開されて、火薬塔脇の壁には様々なエンブレムも描かれている。<br /><br />更に、帯剣騎士団の城として建てられ、後には聖ゲオルギ教会となったリーガ最古の建物にはタペストリーや木製品、陶芸品、琥珀アクセサリー等のラトビア民族工芸品が展示されている「工芸博物館」の辺り迄も徘徊した。<br /><br />徘徊日和に釣られて(昨日の悪天候分をカバーするが如く)・・・<br />効率良く先導されて来る観光の一団や地図と暫し睨めっこをした挙句一大決心をしたかの様に足早に抜いて行く個人観光客を尻目に・・・<br />途中で見付けた公園では暫し休んだりしながら・・・<br />『此処は先程も・・・来たな!?』なんて顔を見合わせる様な非効率ささえ楽しめた。<br /><br />しかし、公共投資で入念に造り上げられたフラットな道路網に慣れきった日本人の脚には苦手な(昨日の旧市街も同様の)不揃いに凸凹した石畳が続いた。<br /><br />そんな石畳も10cm以上のピンヒールで颯爽と闊歩する長ーいおみ脚には・・・<br />改めて惚れ惚れした徘徊でもあった。。。<br />

リーガ(ラトビア)徘徊の三日目

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2013/08/26 - 2013/10/21

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旅空黄昏

旅空黄昏さん

9)2013.09.03(火)
リーガの三日目(20℃晴れ)の今日は、、、
①リーガの「新市街」中心部の建築物の3割がアールヌーボー様式で建てられていると言われ、エイゼンシュタイン作が多く残るアルベルタ通りに向かった。

パジースカ通りの見るからに楽しそうなマンションや、新市街エリザベーテス通りの(支配層が持っていた)尖塔を取り付けた住宅にも壁面装飾には民族的モチーフが用いられていた。

因みに、アールヌーボーとはバロック、ロココ様式や、ネオクラシックといった既成のデザインから離れて、植物などの自然を連想させる抽象化した曲線美を多用した構成がその特色であり、これがベルギー、ドイツへと伝播しラトビア・リーガでも玄関入口等の柱を飾る人物や植物のデフォルメ像、ベランダ手すりの曲線模様、ブルーガラスと柱のアクセントカラーの赤色の配色美・・・更には、ファサード頂上部の人面、獅子像等随所に観られた。

見上げる首も疲れたが幾つかの通りにズラリ建ち並ぶ景観は圧巻であり・・・
兎に角、記憶に残る建物群ではあった。

②次に向かった(昨日とは違う方面の)「旧市街」では、、、
旧市街が要塞であったが故に、スウェーデン統治時代はスウ ェーデン兵士が出入りしていた城門「スウェーデン門」が在り、道を隔てた向かいには黄色い壁の(今は小洒落たカフェやアクセサリーショップ等でスタイリッシュな雰囲気の)「旧兵舎」も連なっていた。

そんな城門の上のアパート住民は毎朝紅い薔薇を窓に飾る習慣があり、城門の壁にスウェーデン兵に許されぬ恋をした娘が罰として壁に埋められたと言う伝説もあるらしい。

又、14世紀の「火薬塔」は1650年には2.5mのぶ厚い壁で覆い火薬貯蔵庫として再建され、今では「戦争博物館」として公開されて、火薬塔脇の壁には様々なエンブレムも描かれている。

更に、帯剣騎士団の城として建てられ、後には聖ゲオルギ教会となったリーガ最古の建物にはタペストリーや木製品、陶芸品、琥珀アクセサリー等のラトビア民族工芸品が展示されている「工芸博物館」の辺り迄も徘徊した。

徘徊日和に釣られて(昨日の悪天候分をカバーするが如く)・・・
効率良く先導されて来る観光の一団や地図と暫し睨めっこをした挙句一大決心をしたかの様に足早に抜いて行く個人観光客を尻目に・・・
途中で見付けた公園では暫し休んだりしながら・・・
『此処は先程も・・・来たな!?』なんて顔を見合わせる様な非効率ささえ楽しめた。

しかし、公共投資で入念に造り上げられたフラットな道路網に慣れきった日本人の脚には苦手な(昨日の旧市街も同様の)不揃いに凸凹した石畳が続いた。

そんな石畳も10cm以上のピンヒールで颯爽と闊歩する長ーいおみ脚には・・・
改めて惚れ惚れした徘徊でもあった。。。

同行者
カップル・夫婦
交通手段
徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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