2017/08/15 - 2017/08/15
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gumikoさん
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2017年8月。
成田から大連まで飛び、その後5日間の旅。
高速鉄道を利用し長春まで北上。
その5:大連~旅順
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 3.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
旅は5日目。
日航大連は快適、安心。
夫も私も体調は8割ほど回復していたので、朝食のビュッフェもだんだんと楽しめるように。
今日は一日旅順観光へ出かける日。
日程に余裕がないので、旅順巡りは日本からツアーを予約しておいた。
大連アチコチ http://www.dlachikochi.com/
私たちの旅の総額から考えると、このツアー代金はかなり高いのだが、結果的に満足度が高いものとなった。
ホテルのロビーにて、ガイドのSさんを待つ。
混載OKとしていたので、私たち夫婦の他にもう一人一緒に回るということで事前に連絡が来ていた。多少安くなったのでラッキー。快適でした by gumikoさんHotel Nikko Apartment Dalian ホテル
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待ち合わせの時間にロビーでガイドのSさんと会い、ホテル前からツアーの車に乗り込む。既に車には一緒に回るお一人が乗っていて(個人情報なので割愛しますが、ほんとにとても素敵な方でした。)顔を合わせるやいなやガイドさんそっちのけで、お互いの自己紹介とここまでの旅程などを話す。
一通り話終えたところで、ガイドさんの自己紹介。
運転手さんを含め計五人。車内はきれいだしとても快適
まずは東鶏冠山北堡塁へ。
ロシア側が作った要塞。
映画二百三高地、坂の上の雲などでも描かれているが、日露戦争の激戦地。東鶏冠山北堡塁 史跡・遺跡
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ロシア軍の司令部跡。
司令官コンドラチェンコ少将の慰霊碑もあった
日本軍はこの堡塁を突破するために8000人以上の死者を出したそうだ。
ガイドさん、
「コレツクラサレタノハチュウゴクジンダカラネ」と。
世界至るところ、戦地には悲しみしかない。東鶏冠山北堡塁 史跡・遺跡
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堡塁の壁には銃弾の跡がたくさん残っていた。
東鶏冠山北堡塁 史跡・遺跡
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次に向ったのは旅順日露刑務所址。
グレーの部分は最初にロシアが建てた建物で、れんが色は日本が建てた建物
。はっきりと分かれているがくっついている。
牢獄の中も見学できるようになっている。旅順日露監獄旧跡地博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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こういった展示も。
旅順日露監獄旧跡地博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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ツアーの車。
運転手さんはニコニコと感じの良い方。
運転も日本人に合わせて気を使った安全運転だった。 -
次はいよいよ水師営の会見所へ。
戦闘終了後、あのステッセル中将と乃木将軍が会見をした場所である。
ここでガイドさん、我々は外で待ってますから中のガイドさんの説明を聞いてくださいね、とのこと。
水師営に常駐しているガイドのお姉さんに引き渡され、流暢な日本語で説明が始まる。
ここに来るのはほとんどが日本人なわけで、明らかに日本人向けの観光地となっているようだ。
向って右側が日本の控室。左がロシア側で、会見は左側の部屋で行われたらしい。掘立小屋の小さな部屋に、当時の写真や新聞記事などが展示されている。右側から左側へ移る時、ここからは写真を撮ってはダメだと言う。神聖な会見場所だから?いやいや、そんなことではなさそうだ。
会見場所だったという左側の部屋のコーナーには、江戸切子のグラスや満鉄のバッジ、置時計など、昔の家の応接間にあったような代物が置かれていた。ガイドさんの話は、だんだんと、水師営の会見所を保存するには財政が厳しいといったような内容に。
んー、このパターンには既視感が。
やはり「お一つどうですか?どれも貴重なものばかりです。何でも鑑定団に出せば云々…」という流れに。
そのうち、ガイドのお姉さんは商品を売ることばかりに熱心になり、一緒にいた怪しげな男性は、あっちにもいろいろあるよと言って誘導し始める始末。隣の建物には、岸恵子などの当時のスターのポスターや乃木が書いたという書などが、まあまあの値段で売られていた。その横では水晶玉のブレスレット類などが。
買わない客だと見込まれればしつこく勧めてくるわけでもないので、これぐらいの商売は仕方ないのか。水師営会見所 史跡・遺跡
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よく見かける当時の記念撮影。
全員が二日酔いだったらしい。水師営会見所 史跡・遺跡
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記念撮影が行われた場所、とのこと。
水師営会見所 史跡・遺跡
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併設されているレストランで昼食。
おそらく日本人ツアー客のほとんどが、ここでランチをとるのだろう。
中国東北地方の料理という紹介だったけれど、これがまたどれもなかなか美味しかった。
胃の調子が良ければもう少し食べたかったのだが、腹五分ぐらいでやめておく。別注したビールは1本50元。もの凄い観光地価格だ。
ガイドさんにもお裾わけして4人で乾杯。
ここのビールが一番冷えていて美味しかったかも。水師営会見所 史跡・遺跡
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昼食後、いよいよ二百三高地へ。
「ワタシハココデマッテルヨ。オウフクデ30フン。イッテラッシャイ。」とガイドさんに見送られ、3人で頂上を目指す。
思っていたより急な坂道。
頂上まで連れて行く専用の車が待機していたようだ。もしそれに乗ったら100元だという。ガイドさん曰く、タカスギルネ。
夫は坂道を登りながら、映画 「二百三高地」の激戦シーンを音声と一緒に流している。この日のためにiPhone に保存していたようだ。
ロシアの攻撃を受け、折り重なるように次々と倒れていく日本人兵士達。
静かで長閑な10分強の山登りが、突如臨場感を帯び史実を思い起こさずにいられなくなる。203高地 文化・芸術・歴史
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頂上には乃木将軍が爾霊山(ニレイザン)と記して建立した弾丸型の記念碑があった。
乃木自身、息子二人をこの戦争で亡くしている。
この慰霊碑は、ここ二百三高地で実際の弾丸と薬莢を拾い集め鋳造して作られたという。203高地 文化・芸術・歴史
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おそらく誰もがここで叫ぶのではないだろうか。
児玉源太郎:「そこから旅順港は見えるかー?」
将校:「見えます、丸見えであります!各艦一望の下に収めることができます!」
観光客はまばら。
現地の人にとっては見晴らしの良いちょっとした散歩コース程度の場所なのだから当然なのだが、歴史が大きく変わったかもしれない場所である。
多くの犠牲を伴った勝利。私たち日本人にとってはなんとも感慨深い風景なのだ。203高地 文化・芸術・歴史
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旅順博物館を見学後(箸だらけの展示室があったりあまり興味をひくものはなかった)、関東軍司令部を見学。入口は締まっているので真っ暗な中を窓からのぞきこむ。
現地にとっては、修復をしながら保存していく意味はないのだから、いずれこの建物も壊されていくのだろう。 -
旅順駅。車から眺める。
1906年に満鉄がロシア人設計士に建てさせたものということで、しっかりロシア風である。旅順駅 駅
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旅順ヤマトホテル。もともとはロシアの私邸だったらしい。
現在観光客は宿泊できず、軍関係者の招待所になっているとのことだが、
そんな雰囲気も感じられず。 -
車から降りて、旅順軍港の横にある軍港游園を歩く。
以前は立ち入り禁止区域。
写真撮影も禁止と聞いていたが、皆普通に撮っている。
歩道沿いには屋台風のお店もいくつかあって海鮮類を売っていた。
争いなど起こりそうもない長閑な水面。
誰も戦争など望まないのに
どうして悲劇は繰り返すのだろう。
いや、どうして人はいつもこの手で繰り返そうとしてしまうのか。
軍港を出た後は、星海広場を眺められるハイウェイのような道を通りながら、私たち3人とガイドさんで楽しく会話をしながら大連市内へ戻る。
約6時間の旅順ツアー。日航ホテルまで送ってもらい皆さんとはお別れ。
効率良く回ることができたので疲れることもなく、まだまだ余力あり。 -
ツアーから戻った後、再び路面電車に乗って大連駅まで。
駅の東側にある旧連鎖街を歩く。 -
歴史を切り取ったような街並み。
ここもいずれなくなってしまうだろう。 -
そして…
サザンオールスターズの「流れる雲を追いかけて」(歌は原由子)にこの連鎖街が出てくることを知ったのは恥ずかしながら帰国後!
桑田氏の父上が満州からの引き上げ者だったという。
この歌が入っているNUDE MANを聴いていたのは高校時代。
原由子が歌うどちらかと言えば退屈で、眠くなりそうなこの曲に耳を傾けることもなく、部活仲間と「匂艶THE NIGHT CLUB」ばかり繰り返し聴いていた記憶しかない。
当時はそんな風に何もかもが結びついていなかったが、半世紀生きた今は、見て回った分いろんなことが何かに結びついていく。
その度に受ける大きな衝撃。
旅の面白さはそこにあるのかも。 -
満鉄本社。
現在は予約をすれば見学が可能と地球の歩き方にも記されていたが、外観だけを眺める。
ヨーロッパで見かけるような瀟洒な建物だ。
でもここもいずれなくなるのだろう…。
そう遠くない将来には。大連旧満鉄本社 博物館・美術館・ギャラリー
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レトロな路面電車は、現地の人たちもカメラを向ける。
運転手は女性が多い。 -
大連最後の夜。
この旅最後を飾るディナーは、なんとカップラーメン!
あまりお腹も空いていないし、お店に入って大量の食事が出てくることを想像するとどこかへ行く気にもならなくなっているのは夫婦で一致。
日航大連の中にあるローソンで買い求める。
瀋陽で買ったハルビンビールもまだあったのでそれも一緒に。
明日はチェックアウトの前にロシア街を歩く。快適でした by gumikoさんHotel Nikko Apartment Dalian ホテル
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