2017夏旅　中国・歴史を辿る旅 その4

2017/08/14 - 2017/08/15

2017年8月。
成田から大連まで飛び、その後５日間の旅。
高速鉄道を利用し長春まで北上。

その4：長春～大連（泊）

エリア 中国

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.5
• ホテル: 4.5
• 交通: 3.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

さて4日目。
薬の残りに不安を感じつつも（症状に分けて夫と手持ちの薬を交換する）歩ける気力と体力は回復しているので、予定通り偽満皇宮博物院へ。
バスを乗りついで行けるという夫の後を追う。
思っていた所にバス停が見当たらず、帰りのことを考えるとやはりタクシーを使おうということになり来た道を戻りホテルへ。
荷物を取りチェックアウトも済ませてしまった。（一番豪華なホテルだったのに最短滞在時間…）
フロントでタクシーを呼んでもらえば心配ないだろうと思いきや、ベルボーイのお兄さん「Uberはあるか？」と言う。辛うじて英語が通じるので持ってないことを伝えると、自分がUberで探すのでロビーで待っててと言う。世の中Uberに成り変わったのかと思いながらタクシーを待つが「タクシーは見つからない」とお兄さん。そこで偽満皇宮への行き方を聞くがなかなか埒が明かず。結局夫の判断で、新しくできた（6月に開通？）らしい地下鉄1号線で人民広場駅から長春北駅まで行き、そこから軌道4号線で偽満皇宮駅へと向かうことに。
途中までしか開通していないのに路線図はできていたり、はたまたこのルートで行けることを示す情報は一切どこにもなかったことが出だしの混乱を招いてしまった。

Shangri-La Changchun ホテル

地下鉄も軽軌も車内はとてもきれい。クーラーもきいている。
人民広場駅から2元で長春北駅へ。そして再度乗り換えで偽満皇宮駅まで２元。
駅は暗い。

無事長春北駅から２つ目の偽満皇宮駅で下車。
この時既に10時をまわっていたので、実は時間はあまりない。
なんとなく車内の冷房が強すぎたこともあって、胃痛も一向におさまらず。

この寂しそうな駅から皇宮へは徒歩15分ぐらいかかるとのこと。
ここで私は、皇宮へは行かずにこの駅で待っているという決断をする。
長春マストの見どころだけに、ここまで来て行かないというのはかなりの苦しい決断だったけれど、荷物番をしながら夫を待つことにした。
もちろん駅の周辺に待っていられそうなカフェなどあるわけもないが、幸いにもエスカレーターを上がった先の窓辺に腰かけられるスペースがあった。
残念がる夫に「じっくり見て来て」と促し私はしばし休息に。

（ここからは夫が撮ってきた写真を拝借）

同徳殿

無事に夫一人見学を終え（皇宮内はとても広くだいぶ駆け足での見学だったらしい）再び長春駅へ。
私も蚊の餌食になりながらも休息のおかげ回復傾向に。待っているあいだ、胃痛を緩和させるツボ押しなどをネットで探して試していた。

さあ大連へ帰るぞ！
日航ホテルには待望のウォシュレット付きのトイレが待っている（笑）！

和階号も4回目。
大連まで3時間半。ぐっすり寝ていこう。

旅の最速306キロを捉えた瞬間。

上野駅を模したという大連駅へ到着。
不思議なもので長春にいるときより安心感が増す。
長春、瀋陽に比べて交通マナーも若干良い気がする。

大連の市電（201路）で日航ホテルへ。
市電は昔の大連を彷彿させる雰囲気が残っている。
駅前から頻繁に出ているし路線もわかりやすいので、旅行者にはハードルの低い乗り物だ。（1元）
但し、降りるときは車が激しく通る往来へいきなり放り出されるので覚悟が必要。（日航ホテル前には市電乗り場があるものの降車の駅がない！）
誰も守ってはくれない。何度も言うが自分の身は自分で守るのみ。

ホテルにチェックイン。さすが日航ホテル。フロントでは日本語が通じる。（後で聞いたところ日本人は総支配人を含め2人だけとのこと）
部屋も申し分ない。そして夫とともに待ち焦がれたウォシュレット！

明日の旅順観光に備え、今日は夕食を食べに行きがてらの散策のみ。
今夜の夕食はやはりお粥しか思い浮かばず…必死でホテル近くの夜も開いているお粥屋さんを捜す。
（夫が喜びそうな）CAさん御用達というお粥のお店を探し当てそこへ向かう。
意外と遠かったが、ホテルから中山広場を突っ切り徒歩20分ぐらい。

店内はとてもきれいでオシャレ感もあり。ここはなんと24時間営業らしい。各テーブルには中国風のお茶道具一式備えられていて自由に飲める。
袋に入ったお箸とお手拭きにも、やたらと感激。
相変わらず英語も日本語も通じないが、メニューの写真とお姉さんのなんとなくの説明で、食べたい物を無事オーダー。

皮蛋、かぼちゃのお粥。
青菜の炒め物など。
ほっとした気持ちも手伝って美味しさが倍増。

大連の旧ヤマトホテル。
こちらも瀋陽と同じように広場の前に鎮座している。

大連の中山広場。
周りは古いが立派な統治時代の建物が沢山。

今夜は安心の日航ホテルでゆっくり寝られそうだ。
明日はいよいよ旅順。