2016/06/03 - 2016/06/03
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TaxNaXさん
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今年の6月まで勤めていた会社ではサラリーから毎月少額を控除して積み立て、会社補助を加えて年1回平日に社員旅行をしていた。
自分が入社する前に景気の良かった頃は海外旅行もしたそうだが、ここ数年間は景気の低迷と共に旅行も縮小。
ついに昨年は東京日帰り旅行になった。
しかし、制限された予算でも工夫次第で何とかなるもの。
昨年の幹事は集合を現地最寄の茅場町駅とし、東京証券取引所の無料見学会を挟み、現地での移動は徒歩とタクシーの乗り合い。
クルーズとお昼に予算を集中させる事で、低予算でも満足感のある社員旅行になった。
低予算団体旅行でもこういう楽しみ方ができるという事例として紹介したい。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 交通手段
- 船 タクシー 徒歩
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この日は茅場町駅で集合とし、幹事である引率係№1は茅場町駅で待機。
不良夫婦の夫は幹事の補佐として引率係№2を受け持ち、最初のイベント会場である東証Arrowsで直行組を待つ。
朝8時半。引率係№2 が東証Arrowsに到着。見学者一番乗り。
ただ、実はこの1時間前に茅場町に到着して近くの喫茶店でお茶していた社員が一人いたらしい。気合入り過ぎ。東京証券取引所 名所・史跡
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9時から見学開始。
ビデオ説明から始まったが、DVDの不調で大証の説明だけで終わってしまった。
「昨日までは何でも無かったんですぅ」
案内係のお姉さんが申し訳なさそうに言うのだが、昔から自分が関わると大抵こういう事が起きる。
さて、見学コースの案内が始まった。
写真上の『チッカー』と呼ばれる電光掲示板に現在の取引状況が流れている。
奥側に見えるのはプレスブース。
二階の右端が中国の新華社ってのが意外だった。 -
1990年頃は証券取引所と言えば証券マンでごった返し、ゼスチャーで取引していた記憶があるが、現在はこの通り。
コンピュータ取引でないととても間に合わないスピード感だそうで、人は最小限。
正直、こんなだだっ広い場所は必要ないんじゃないかと思う。 -
見学案内係の方に案内されて直前の写真と反対側の通路に廻る。
直前の写真はこの写真の左上側の場所から撮ったもの。 -
直前の写真の右上側を拡大。
取引の数字が並ぶ。
東証一部の取引が大きいのは当然だが、マザーズ市場も結構デカく、売買代金では東証二部の約10倍の規模になっている。 -
1階下がって中二階に移動。
写真右端のお姉さんが東証Arrowsの見学案内係。 -
見学コースを一緒に廻っていたのは某大手食品メーカーさん。
これから記念撮影が始まる。 -
大手さんの撮影が終わり、自分達の記念撮影が始まった。
非上場の会社だったが、東証でこのように掲示されると上場した気分だ。 -
一通り見学が終わり、株式投資体験ゲームをする事にした。
このガラス張りのブースがゲーム会場。
10時30分の開始まで30分時間があったので、その間は自由見学とした。 -
一階に降りると結構立派な資料室があった。
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過去の株券が展示されていた。
現在の株取引は電子化されているのでこうした株券はもう存在しないが、紙の方が恭しく感じる。
これはトヨタ自動車販賣株式會社の株券。
株券は定型が決まっていないらしく様々な体裁があるが流石は大手。立派な体裁だ。 -
図柄に特徴のある株券が展示されていた。
写真右上は南満州鉄道の株券。 -
南満州鉄道株式会社の株券には蒸気機関車が描かれている。
特急亜細亜号
個人的には最も造形の好きな機関車の一つ。
その他、大日本航空の株券にはプロペラ機が描かれていたり、見ていて面白かった。 -
日銀の株券発見
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10時30分になったので、株式投資体験ゲーム会場に移動。
約30分間、株式投資をゲーム形式で体験した。
1位は外部顧問。流石と言うべきか複雑な思いがした。
自分自身は銀行への投資失敗で損切りのタイミングを決断できずにいたのだが、ゲーム終了後コンピュータに『見切り千両』と一刀両断。心が折れた。
当初は日銀の見学会を予定していたが存外人気があり予約が取れず、対案として浮上した東証Arrowsだったが、これはこれで結構面白かった。 -
東証Arrowsの見学を終え、10分ほど徒歩移動。
日本橋を渡り三越日本橋本店の向かい。
幹事が選んだ鰻の老舗『伊勢定』で昼食を摂った。
向付(造り)
酢橘の香りが移った蛸が爽やかだった。
スマホの写真なので色合いがイマイチに見えるが、実際は良い見栄えだった。日本橋 伊勢定 本店 グルメ・レストラン
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椀物
これも上品で美味しかった。 -
鰻重
大変柔らかく調理された鰻で、たれも甘たるくなく、かと言って辛くもなく、美味しく戴く事が出来た。
先付と強肴こそなかったが、椀物、向付から始まり、鰻重も言ってみれば鉢肴と食事で、止め椀としての肝吸い、香の物、水菓子も揃い、会席料理に近い構成。
接客品質も高く、総じて好印象なお店だった。 -
満足感の高い昼食でお腹を満たした後、日本橋の袂にある双十郎河岸に徒歩で移動。
東京湾クルージングの運営する日本橋クルーズ1便(45分)に乗船する。双十郎河岸 名所・史跡
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これが今回乗船する船
日本橋船着場 乗り物
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抜錨~っ!発っっ進っ!
※この船に錨はございません・・・
先ずは日本橋川を上流側に進み、一旦日本橋を潜る。 -
この方がガイドの吉田さん。
後で知ったのだが、名物ガイドさんらしい。
この後何度も登場するので、面倒臭いから略してGYと呼ぶ事にする。
GY、かなりのマシンガントーク。
仕事柄タクトタイムには敏感だが、この人超優秀。日本橋 名所・史跡
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日本橋を一度潜って戻って来たところ。
座席位置の関係で必ずGYが見切れる。
GYのマシンガントーク炸裂中。 -
日本橋の下側には焼け焦げた跡がある。
GYの説明では、関東大震災の時に炎上した小船が流れてここに引っ掛かり、一晩燃え続けたからだそうだ。
船上からのアングルだからこそ良く見る事が出来る。
ここでもGYが見切れる。 -
日本橋川をゆっくりと下る。
正直に書くと、この川自体は高速道路の高架下で暗く、美しくも何ともない。
少し田舎に行けば用水路の方が余程絵になるくらいだ。
ただ、ここにGYのトークが合わさると、この川をゆっくり下る事が楽しく思えてくるのである。 -
水門を潜って支流の亀島川に進入する。
面舵いっぱ~い。よ~そろ~。 -
亀島川に進入したところ。
カヌー屋を発見。 -
亀島川
両岸の緑は葦(よし)。
水質改善の為に植えられているんだとか。
奥に見える橋の先に水門があり、その向こうが隅田川。 -
この水門の向こうが隅田川
水門は信号付。
GYのマシンガントークは弾が切れる事がない。 -
水門を潜り隅田川に進入。
一気に視界が開ける。
川幅があるので波も立ち船が上下する。
GY曰く「この船は転覆したりしませんから、ご安心下さい」
・・・余計心配だって・・・。 -
聖路加ガーデン
左側タワーの渡り廊より下7階~30階にある175戸はシニア向けサービス付賃貸マンション『聖路加レジデンス』。
賃貸契約・在宅生活サービス契約・聖ルカウエルネスクラブ契約で、一番安い部屋でも20年間で約2億円、高い部屋だと5億5千万円程になる超高級老人ホームだ。
日常的に聖路加国際病院のケアを受けられるので長生きするんだそうな・・・
因みに渡り廊下より上側は銀座クレストンというホテルになる。聖路加ガーデン 名所・史跡
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右側は元IHIの工場跡地で、今はタワーマンション。芸能人が多いんだとか。
GY 「ここにはMが住んでいます」
・・・Mって誰?広過ぎだろ・・・。
右手の緑は桜。
隅田川周辺は川岸に桜が多い。
「桜の季節は花見クルーズを増便しているから是非ご利用下さい」と営業されてしまった。
・・・で、翌年の春に不良夫婦で訪れていたりする・・・。
正面の吊橋は中央大橋。その向こう側にスカイツリーが覗く。 -
中央大橋とスカイツリー
往路はこの写真の右側にある亀島川を通って隅田川まで来た。
復路はこのまま中央大橋を潜り、亀島川を通らずに日本橋に戻る。 -
中央大橋を潜るの図
雲一つない晴天。
風は頬に程好くそよぎ、心地良いクルージングが続く。 -
中央大橋を潜って振り返ったところ。
ここが川幅が最も広く感じる場所なんだそうな。 -
当時工事中だった永代橋を潜る。
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永代橋を潜ると正面が隅田川大橋。
日本橋川はこの写真の左側だが、クルージングコースは一旦隅田川大橋を潜る。 -
隅田川大橋を潜るとこの光景。
ほぼ全景の東京スカイツリーを従える清洲橋。 -
クルーズも終盤。
GY、前へ後ろへ左へ右へ、忙しく立ち廻ってのガイドだったが、観察しているといつも一方向に廻っていたのでマイクのコードが心配だった。
・・・ 案の定最後はこうなった。
ま、どうでもいい話だ。 -
船着場に到着。
日本橋クルーズ。ガイドさんが大当たりだった事もあり、想像以上に楽しかった。
14時からの2便は60分コース。
知人を東京見物に連れて行くならかなりのお薦めプランだと思う。 -
クルーズを楽しんだ後、タクシーで浅草に移動。
煙草を我慢できない自由な人達は駅の喫煙所に立ち寄ってからの電車移動。
社員旅行だと言うのに何と自由な。
工事中の雷門で待ち合わせして浅草見物。
基本自由観光。
写真が趣味の一人は被写体を求めて彷徨うが、それ以外は仲見世商店街を抜けて浅草寺に向かう。仲見世通り 名所・史跡
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浅草寺境内には線香の煙と香りが漂う
浅草寺 寺・神社・教会
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本堂に入る
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五重塔
制限された絵面が好きなのでこう撮ってみたが、明らかに画角が悪かった。
この辺がセンスのなさだろう・・・ -
浅草寺でお参りした後、浅草文化観光センター8階にあるミハラシカフェで一服。
カフェの隣が展望デッキになっているが、ここがかなりの穴場。
スカイツリーを根元から臨む事ができ ・・・ミハラシ・カフェ グルメ・レストラン
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仲見世通りから浅草寺を一望する事が出来る。
メニューは正直大した事はないが、眺望が良い上に意外と空いているので、休憩にはお薦めし易い。 -
浅草観光を終え、すぐ近くの浅草水上バス乗り場に向かう。
ここで何組かに分かれていたグループが合流。
トウキョウクルーズの隅田川ラインを利用して、日の出桟橋まで船で移動する。
今度乗るのはこの船。トウキョウクルーズ龍馬 グルメ・レストラン
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紹介しよう。
竜馬君だ。 -
竜馬君船内
写真中央の外人さん達が向かっているのは二階席。
早めに乗船した自分達は、最も眺めの良さそうな船尾展望デッキに陣取った。 -
竜馬君、なかなかの健脚ぶり。
重油の焼ける匂いにわくわくするのは自分だけだろうか・・・ -
浅草から日の出桟橋までの区間には吾妻橋から勝鬨橋まで合計13の橋が架かっている。
これは8つ目の清洲橋。
日本橋クルーズで東京スカイツリーを従えていた鉄橋だ。清洲橋 名所・史跡
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永代橋の向こうにスカイツリーの図
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最後に勝鬨橋を潜る。
この日は最後まで好天に恵まれ、正にクルーズ日和だった。勝鬨橋 名所・史跡
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東京海洋大学の練習船が停泊していた。
海鷹丸にしては随分小さいので潮路丸かな。 -
ランチクルーズやディナークルーズをやっている東京湾クルーズのヴァンテアンが通り掛ったので一枚。
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さて、日の出桟橋に到着。
この年の社員旅行はここで解散。
皆さんお疲れ様。
低予算だったが一日楽しい小旅行を楽しむ事が出来た。
幹事が優秀だとこうなると言うお手本だと思う。
色々あって既に退社した会社だが、会社規模が小さい故に家庭的な部分があったように思う。退社後も当時の同僚と飲む機会もあり、今は100倍以上大きな規模の会社に勤めて安定はしているが、小さい会社には小さいからこその良さがあったと感じている。
了日の出桟橋 名所・史跡
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