Berlin Grunewald17番線

2017/08/07 - 2017/08/07

第二次世界大戦の遺産ということでGrunewald駅17番線に早朝訪れました。今は、何の変哲もない、ポツダムとベルリン中央駅の中間にある駅です。

エリア ベルリン(ドイツ)

• 旅行の満足度: 4.5

• 交通手段: 鉄道
• 旅行の手配内容: 個別手配

ベルリン中央駅からSバーンでポツダムへ向かう。その途中のGrunewald駅が、ユダヤ人を強制収容所に送り出す駅だった所です。ユダヤ人達はその駅の17番線から帰ることのできない旅に送り出されたのです。

ヴァピアーノ ベルリン ハウフトバーンホフ イタリアン

早朝のGrunewald駅には、まだほとんど人影がありません。ベルリン中央駅から20分程度で着きました。

駅前に出てみると、バスが停まっています。ここは路線バスの起点でもあるようです。

さて、駅舎の中に戻り、現在も使われている連絡通路から17番線に上がっていきます。

17番線のベルリン寄りの端あたりです。ずっとプレートが続いています。左側は駅を利用する人の駐車場として利用されているようです。

プレートの形状はこんな感じです。

一枚一枚に、日付と送られた収容所の地名が刻まれています。この一枚一枚が名もなきユダヤ人犠牲者たちの墓標なのですね。

木にユダヤの星が刻まれています。これはどういう意図なのでしょうか。旅行者である私にはわかりません。ともかく写真に残しておきます。

プラットホーム以外は何もない静かな場所です。線路には草もたくさん生えています。端のところにプレートが埋め込まれています。

Zum gedenken an zehntausende judischer
Burger berlins die ab oktober 1941 bis februar 1945 von hier aus durch die nazi-henker in die todeslager deportiert und ermordet wurden.
1941年の10月から1945年の2月までに、ここから数万人のユダヤ人が収容所に送られ虐殺された。そんなことが書いてあるプレートだと思います。

これ以上は東に行けません。

今頃、日本では原爆の日の記念行事でしょうか。戦争の犠牲となられたたくさんの方々のご冥福をお祈りいたします。
平和が一番です。