2017/08/25 - 2017/08/25
1位(同エリア172件中)
コージ☆さん
フェルメール『デルフトの眺望』には,初めて出会った時から魅了され続けてきました
「ただの風景画じゃないの?」って言われるかもしれません…
ま,そのとおりなんですが,なぜこんなにも惹かれるのか,自分でもよく分からないんです…名画には間違いないんですが…
で,「いつか,あの風景に会いに行きたい!フェルメールが暮らした街を歩きたい」って憧れていて,ついに実現しました!
【オランダ・ベルギー絵画紀行】
(1)フェルメールのデルフト→https://4travel.jp/travelogue/11276875
(2)『フランダースの犬』のアントワープ→https://4travel.jp/travelogue/11276877
(3)ミッフィーのユトレヒト→https://4travel.jp/travelogue/11276876
(4)ゴッホとレンブラント→
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
イチオシ
夜明け前のアムステルダム中央駅前
早く行動開始したくって,朝4時に起床… -
駅は工事中…
アムステルダム中央駅 駅
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”駅なか”のパン屋さんでBreakfastとcoffee
-
久しぶりのヨーロッパ鉄道旅行でワクワク
オール2階建てのInterCityが,なんだか近鉄特急みたい… -
この列車は特急料金不要ですが,けっこう立派です
これから,オランダの首都『デン・ハーグ』へ向かいます -
1時間弱で,デン・ハーグ中央駅に到着です
カラーリングが現代アートっぽいねーデンハーグ中央駅 駅
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駅から,目指す美術館まで15分ほど歩きます
『SUMO』って!お寿司のデリバリーのようです
後で分かったんですが,アムステルダムにも,このお店がありました -
旧市街地に着きました
この辺は官庁街で,この建物は司法省
日本の法務省にも赤レンガの建物がありますが,いい勝負です -
美術館のオープンまで2時間近くあるので,ブラブラします
宮殿のようですが,ここは『ビネンホフ』という政治・行政の中枢が集まった建物群ですビネンホフ 城・宮殿
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ビネンホフの入口
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敷地内はフリーです
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ちょうど仕掛け時計が,チンカンチンカン♪音を鳴らしてて「ヨーロッパ来たなぁ」って感じ
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今日の(いや今回の旅行の)大目的の一つ『マウリッツハイス美術館』
お目当ては,もちろんフェルメール!
10時オープン時は,10人くらいしか居ませんでしたマウリッツハイス美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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オープンと同時に最上階へ
ネットでオンラインチケットを買っておいたから,入館はスムーズでした
※ネットでチケットを購入すると,数分でバーコードが付いたチケットがメールで送信されるハズなのに,1日経っても来ないから,こちらから「もう出国するから早く送ってー」と,催促のメールを送ったら,ちゃんと対応してくれました,文明国はこうでなきゃね! -
真っ先に,誰も居ない部屋に入ったのはー
レンブラント『テュルプ博士の解剖学講義』
オランダで観たかった絵の一つ -
ルーベンスもある~!
-
感激したのは,ルーベンスとブリューゲル父の共同制作『楽園のアダムとイブ 』
ヘンな例えですが,広重と北斎の合作って感じ?
ユニクロとビックカメラでビックロとか言ってる場合じゃぁないです -
この美術館は,有名なわりにはコンパクトですが,展示はもちろん内装も素晴らしいです
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おーっ!久しぶりに”あの子”と再会
彼女が日本に来た時は,混雑してて,ゆっくり”ご対面”できなかったけど,ここではご覧のとおり独り占めできます
もっとも,日本の団体さんが,どーっと来て,やかましく記念写真撮ったりする時もありますが,たいてい,つむじ風のように去っていきます -
出し惜しみしてましたが,最後にこれっ!
なにがなんでも観たかった『デルフトの眺望』
いやぁ~感激っ!
遠くから眺めたり近寄ったり,30分は観てました
この絵に会えて感極まるーっ
人物が手前に居るだけかと思ったら,よーく観ると,向こう岸や船の上とか,けっこうな人数が描かれていたんですねー -
「小さいけど名画揃いで,実に素晴らしい美術館だった!」十分満足してマウリッツハイス美術館を後にします
再びビネンホフの中を通ってトラム(路面電車)の停留所へ
国の機関なのに,日よけがカワイイ
早起きしたから時間に余裕があったので,せっかくデン・ハーグに来たから『平和宮』の見物へトラムに乗ります -
トラムで10分ほどで到着
ハリーポッターにでも出てきそうな大きな屋根
平和宮というより,『国際司法裁判所』と言った方がニュースでお馴染みでしょう
日本も近隣関係でお世話になってますねー平和宮 (国際司法裁判所) 建造物
-
平和宮の前の木に白い花か実かと思ったら,世界平和への祈りを書いた短冊でした
読んでみたら,中には「二人の愛が永遠に続きますように…」とか,大いなる勘違いも多々ありました
さて,デン・ハーグ中央駅に戻って,いよいよ憧れのデルフトへ移動です -
デン・ハーグから電車で10分かからずデルフトに到着
地下ホームから地上へ上がると,「あれれー,なんかモダンで拍子抜け~」デルフト駅 駅
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デルフト駅前に出ました
右がモダンな駅舎,左がおそらく昔の駅舎でしょう(閉鎖されてました) -
デルフトに着いて,真っ先に向かったのが,ここ!
どうしても来たかった場所なので感激ひとしお♪
そう,フェルメールが『デルフトの眺望』を描いた場所なんです!
※ここは駅から南へ運河沿いを歩いて10分足らずの場所です運河 (デルフト) 滝・河川・湖
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絵にも描かれた『新教会』の塔が見える~
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パノラマ・モードで撮ってみたり…
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ここで絵を描くって,オツだね~
フェルメールの子孫? -
マウリッツハイス美術館で買った絵葉書と見比べてみました
全く同じ景色を描いたものではないっていうのは知ってましたが,まあ雰囲気が分かれば満足!
「ここに,あのフェルメールが来て,描いていたんだね~」と,しばし往時に思いをはせてました -
さて,『アウデ・デルフト運河』沿いを,旧市街地の方へ向かいます
フェルメールが暮らした街の散策開始です -
水面ぎりぎりに窓があるんだね~
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美味しそうなチーズが「オランダに来たー」って感じ!
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デルフト見学の前に,まずは,旧市街地の中心『マルクト広場』の脇にある『フェルメールセンター』に寄ります
ここは,フェルメールが理事を務めた画家たちのギルド『聖ルカ組合』だった建物フェルメール センター 博物館・美術館・ギャラリー
-
フェルメールゆかりの地を歩くのに便利な『フェルメール・コンビ・チケット』を買って内部の見学です
主に,フェルメールの人物像や作品の紹介がパネル展示されてます(解説文の日本語訳を貸してくれます)
でも,それは日本でも手に入る本に書かれているようなことばかりで面白くないっ!
それより,フェルメールの絵に描かれたツボなどの展示が興味深かったです -
”フェルメールの光”を再現した窓
手紙とか読んだりして,ここで記念写真も面白いかも!? -
さーっと見学後はコーヒータイム
フェルメール・コンビ・チケットは,(1)フェルメールセンター,(2)新教会,(3)旧教会,(4)プリンセンホフ美術館の入場料とコーヒー付きで22ユーロ
写真右下に映ってるリーフレット(日本語版)には,彼のゆかりの地が紹介されてて便利でした -
フェルメールセンターの隣にある建物がフェルメールの生家があった場所
彼の家は『空飛ぶ狐』という宿屋だったそうで
今は,酒屋さん(ある本によると,その右隣の洋裁店だと説明されてます) -
おーっ,デルフト焼き柄のミッフィー!
その酒屋さんの店頭に飾ってありました
店頭に「House of Vermeer」という名刺が置いてあったので,こっちが生家跡かなぁ?
ま,どっちでもいいかぁー -
路地には,デルフト焼きの模様(本物のタイルじゃないです)
-
マルクト広場に出ました(写真右奥がフェルメールセンター)
この角のお家が,彼が幼少時代を過ごした『メーヘレン』の跡
今は,デルフト焼きのお土産屋さんになっていて,のぞいてみたら,日本人観光客が品定めしてました -
マルクト広場にそびえ立つのは新教会
写真右の二本の尖塔が『聖マリア・ファン・イェッセ教会』で,その辺りにフェルメールが結婚後に住んだ妻の実家があったそう
フェルメールは,街のど真ん中の,半径たった100メートルほどの地域で生涯を過ごしたんです
わたしのように旅ばかりして,遊学・転勤・引越し続きの人間とは大違い!で,そういう正反対の人物に惹かれるんですねーマルクト広場 (デルフト) 広場・公園
-
新教会の中で一番の見どころだと思ったのが,この天井!
木目が美しい~!漆喰でもなく,バロックのようなケバケバしい絵もなく,シンプルだけど品があるんです
フェルメールの街にふさわしいと思いましたデルフト新教会 寺院・教会
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ヨーロッパの市庁舎って,どこも素敵!
この日は,ここで結婚式をやってました市庁舎 建造物
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運河に古いレンガ造りの家並み…
夢のよう~ -
紋章がいっぱい付いてて,この建物も由緒ありそう
小さな街ですがフェルメールのような巨匠を生んだのは,この街には,むかしから進んだ文化や経済が栄えていたんだろうと感じました
”フェルメール・ブルー”は,アフガニスタン辺りでしか採れないラピスラズリに含まれるウルトラマリンという高価な顔料を使っているという事実からも想像できます -
フェルメールの墓がある『旧教会』に行ったら,「後でー」って言わたので,向かいにある『プリンセンホフ』の見学へ
プリンセンホフ博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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女子修道院として建てられ,後に時の支配者が住んでいたそう
中の展示は,絵画やデルフト焼きや武具などで,そんなに面白くもなかった… -
展示よりも建物の構造自体が面白かった!
15世紀に建てられたので,木の梁とか美しい丸天井とかギシギシ言う床とか螺旋階段とか…
オランダに来ると,なんてことない建物のようですが,日本には絶対ないものだから味わって見ないとね -
イチオシ
トイレの絵もデルフト焼き風でユーモラス!
この後,マルクト広場の方へ引き返します -
新教会の裏手に『牛乳を注ぐ女』を模した石像が…
こういうのは,やめてほしい~ -
デルフトの街角を描いた『小路』
これはアムステルダム国立美術館に展示されてますが,この絵のお家を訪ねてみると… -
フェルメール時代の面影はなくて,今はお花屋さんでした…
-
ま,フェルメールの絵のお家はなくても,街全体が絵になってる~
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ヴィンテージもののシトロエンも絵になるぅ~
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さて,東門にやってきました
運河に柳に跳ね橋と尖塔…もう,ホント絵になり過ぎ~っ
都会のような刺激はないけど,心穏やかに過ごすには最高の街です東門 建造物
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夕方,ようやく『旧教会』がオープン
見事なステンドグラスがいっぱいです -
旧教会には,フェルメールのお墓参りに来ました
この教会は,なんだか不思議な構造で,身廊が二つあるのか側廊なのか?
ま,この辺に彼の墓碑があります -
『ヨハネス・フェルメール』
思ったより小さいので,近くに居たおばちゃんと目が合って,お互い微笑んでしまいました
さて,これでフェルメール巡礼?!は終わり旧教会 寺院・教会
-
駅に戻る途中,若者たちが大騒ぎで遊んでました
やかましい音楽もガンガン
フェルメールの静かな生活も吹っ飛ぶくらい!
それから,旅行記にはアップしませんでしたが,真夏のせいか藻?水草?がいっぱいで緑一色の運河が多かったです -
静かなデルフトの想い出を胸に,喧騒のアムステルダムに戻ってきました
アムステルダム中央駅 駅
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旅行記グループ
オランダ・ベルギー絵画紀行
この旅行記へのコメント (5)
-
- momoさん 2019/04/18 16:21:11
- 今頃ですが、、、
- 5月にデルフトに旅行予定で、あれこれ情報収集していてお邪魔しました。
写真も美しく今からいくのがとて楽しみになりました。
それで質問があるのですが、デルフトの眺望は、絵をデルフトの実際の場所とどちらを先に見たほうがいいと思われますか?
アムステルダムを起点に同じ日に両方回るつもりなのですが、どちらを先にしようか迷っています。アドバイスいただけると幸いです。
- コージ☆さん からの返信 2019/04/18 22:41:35
- デルフト
- momoさん はじめまして
デルフト旅行記をご覧いただいて,ありがとうございます!
お尋ねの件ですが,結論から言うと,美術館が先の方がいいと思います
デルフトの街は,けっこう見どころがあるので歩きまわると時間がかかります
美術館に先に行けば,そんなに時間を気にしないで,デルフトの街歩きができますよー
それに,美術館は朝一で行けば,混雑してないと思います
また,風景を見てから,絵を見ると,頭の中で比較するのが難しい気がします
わたしの感想ですが,絵を,じーっくり目と頭に焼き付けてから,風景をみた方がよかったです
ぜひ,ステキな絵と街を楽しんで来てくださいね!
コージ☆
- momoさん からの返信 2019/04/20 16:38:41
- Re: 今頃ですが、、、
- コージ☆さん
お返事ありがとうございます。
やっぱり絵がさきですよね。
フェルメールの最高傑作は、デルフトの眺望だというひとが多いのでぜひ本物をみたいと思っています。絶対に貸し出すことがない絵だそうですし、、、
街とフェルメールを満喫して参ります。
-
- cheriko330さん 2017/09/28 10:54:58
- フェルメールの足跡を訪ねて♪
- コージ☆さん、こんにちは。
久々に、おじゃましましたら大好きなフェルメールの旅行記を発見。
嬉しくなり、じっくりと拝見させていただきました。
私も『デルフトの眺望』に惹かれる一人です。表紙のお写真に
ドキッ!☆でした。
ここへ行きたかったのですが、以前時間がなくて行けませんでした;:;
私が行きたかったところを全部見せていただきました。
綺麗なお写真と素敵なコメントと共にありがとうございました。
『デルフトの眺望』は写真で見ても、雲の流れや奥行きが感じられます。
実物を見たらどれだけ感動することでしょう。
いずれ再訪したいと思っていますが、いつになるやら分かりません。
またコージ☆さんの旅行記を楽しませていただきたいと思います。
宜しくお願いいたします。
当方へもお越しいただいて、ありがとうございました。
cheriko330
- コージ☆さん からの返信 2017/09/29 22:02:02
- RE: フェルメールの足跡を訪ねて♪
- cheriko330さん
こんばんはー
メッセージありがとうございます!
それから,絵画が好きでフェルメールが好きで,デルフトまで行くって,けっこうマニアックな旅行記だから,あんまり共感を得られないだろうなぁと思っていたので,cheriko330さんもわたし同様に感動されたってことが,とっても嬉しいです!
わたしが訪れた,その瞬間は,雲の形がフェルメールの絵に似ていたので,「フェルメールも,こういう雲を見て,絵を描いたんだろうなぁ」と,余計に感慨深かったです
デルフトは,どこを歩いてもまさに絵になる街ですねー
今度は(いつの日か)この街に泊まって,ゆっくりモーニングコーヒーや夕暮れのワインといきたいところです
オランダ絵画編は,いくつかアップする予定ですので,おヒマな時にいらしてください
コージ☆
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