マルシェラスパイユへ inパリ 4日目/7日間

2017/08/11 - 2017/08/18

せっかくキッチンのあるホテルなんだからマルシェで食材を買いたい！
この日はヴェリブに挑戦です。

（0日目：エールフランス深夜便　羽田発）
1日目：朝4時ごろシャルルドゴール着、TGV・バスでモンサンミッシェルへ
2日目：15時ごろモンパルナス着、ホテル、ボンマルシェまで散策
3日目：午前中から自転車ツアー、ル・コントワール、サンシュルピス教会、サンジェルマンデプレ教会
4日目：ノートルダム大聖堂、サントシャペル、ビストロヴィクトワール、オペラ座、ギャラリーラファイエ
5日目：朝一でボンマルシェ、ルーブル美術館、カフェコンスタン、エッフェル塔、凱旋門
6日目：オルセー美術館、オルセー内レストラン、オランジュリー美術館、モンマルトル　帰国
7日目：18時ごろ羽田着

エリア パリ(フランス)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 5.0
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 自転車 徒歩
• 航空会社: エールフランス
• 旅行の手配内容: 個別手配

自転車ツアーで走ってみたら自宅近所の国道の方がよっぽど命がけだったのでパリでも自転車で移動できそうだということになりました。
パリ市が運営している乗り捨て可能なレンタルサイクルの制度をヴェリブといいます。

街のあちらこちらにこのようなヴェリブステーションがあります。
歩道側と車道側にパネルがありますが歩道側だけで登録可能です。
言語は少し意味不明なところはありますが日本語も選択できます。
1日1.7ユーロ、30分以内に返却すると料金はかかりません。
返却してないなどおかしなことがあると支払いに使ったクレジットカードから150ユーロデポジットが取られます。
登録が完了すると5ケタのコードが記載されたカードが出力されます。
借りる際は5ケタのコードと登録に使った4ケタの任意の数字をその都度入力し、借りたい自転車のスタンドに書いてあるコードを打ち込みロックを解除します。

解除されたスタンドにボタンがあり、押すとガチャっと鳴るので力強く引っ張るとスタンドから抜けます。
事前にチェーンが外れていないか、ブレーキは壊れていないか、サドルの高さは変えられるか等チェックするといいです。
サドルの向きが変えられている自転車は前の使用者が異変を感じたサインです。
そういう自転車は選択肢から外しましょう。

ヴェリブのアプリもあります。
これが本当に便利でこちらは近くのステーションの状況です。
借りられる台数が表示されています。

こちらは返せる台数の状況です。
web上でも見られますが表示が遅いこともあるのでアプリの方が便利です。
傾向としてはルーブルなどの観光地や私の宿泊先のすぐ裏のステーションではアパルトマンの下のせいか時間によっては満車で返せないこともあります。
借りられないより返せない方が面倒で30分以内に返そうとして空きがないと別のステーションを探さないといけません。一度満車のステーションで返そうとしたよと自分のコードをステーションで入力すると15分延長されるそうです。
慌てないように事前にアプリで空き状況をチェックして移動しました。

で、意気込んでサンジェルマン通りへの坂道を漕ぎ漕ぎラスパイユ通りに向かったら7:30からやってるらしいマルシェラスパイユが骨組だけ。。。
8時半ごろです。
火曜日なのでビオじゃないけどと妥協したつもりが閑散。落ち葉が悲しさを増します。
マルシェって基本住んでる人のためにあるものですもんね。
パリの人たちはバカンスでパリからいなくなってるからこんな朝っぱらから開催していないのかも。朝食を軽く食べて夕食のメインも買うつもりだったのにどうしましょう。

自然食品市 ラスパイユ通り 市場

魚や野菜などの食材はありましたがほんの少しの店舗です。

気を取り直して近くのカフェへ。
朝のムニュもありましたが本場のクロックムッシュ、マダムを食べさせてあげようと頼んでみました。
あべぶー　くろっくむしゅ？で通じたー！

うちでも作ったことあるけど夫の記憶にはなかった。無念。

カフェクレームと合わせて33ユーロ。

そのままヴェリブでノートルダム大聖堂へ。
前日昼間の喧騒から15日はどうなるのかと心配しましたがセキュリティチェックに並んだだけですぐに入場できました。
今回は塔に上りたかったんですが2時間並ぶのももったいないのでまたもやパスです。

ノートルダム大聖堂 寺院・教会

やっぱり巨大。
オリビエは国や市が作らせたものではないと言っていました。
具体的に誰が造らせたという建物ではないそうです。
席があるエリアと周りは区切られていました。

バラ窓は相変わらずお見事。

しばらくして聖母被昇天祭のミサが始まりました。
ジャアアアアアアアアアアアアンと大音響のパイプオルガンが鳴っていたので大げさだなー静かな方がいいのにと思っていましたが観光客向けの演出ではなかったんですね。

リアルな聖歌隊の歌を聴いたのは初めてです。

皆さん真剣にお祈りをされていたので部外者は早々に退散しました。

行列覚悟で向かったものの、シーズンオフかってくらいの人数がセキュリティチェックに並んでいました。サントシャペルの入り口にはチケットの行列があったのでそこで少し待つかも知れません。ここはミュージアムパスでサクッと入場。

サントシャペル 寺院・教会

1階の天井は星空だと思っていましたがよく見ると百合の紋章でした。

ん？美しいんだけど前回ほど感動ないなー。モンサンミッシェルはあれだけ感動したのになー。規模の問題かしら。
夫は息を飲んだと言っていたので満足です。
せっかくなのでステンドグラスの中の知っていそうな聖書のエピソードを探してみたりしました。

バスがなかなか来ないのでヴェリブで移動しヴィクトワール広場近くのビストロヴィクトワールでランチです。またもピークを外したのですぐに着席できました。dedon、中で！

ビストロ ビクトワール フレンチ

アイスティーがあると言うので魔が差してミルク入れてもらったら全てが薄かったです。
夫は泡をぶくぶく。

フォアグラのパテ、生ハム、砂肝、コンフィの載った贅沢なサラダ。
これでも10ユーロしないなんてパリでは奇跡ではないですか！？
お願いすると頑張って応えてくれる夫はいつもサラダをよく混ぜてくれます。私の手に渡るころには全てが細かく混ざり切っていてなんだかよくわからなくなっていました。こういうサラダは混ざり切らずにそれぞれの味も楽しめるくらいにするのがオススメです。夫は大絶賛していたのでここでもフランスの食事を楽しんでいたようです。でも本当は自分でも味が混ざりすぎてたと思っていたそうです。

低温の油でじっくり煮たコンフィですがコンフィってこんなにほろほろ、ジューシーな食べ物だったのかと驚きでした。添えてあるポテトさえ美味しーい！これも10ユーロくらいでした。

サラダの大きさが伝わりますか？

オペラ座まで歩くのも億劫なのでヴェリブステーションチェックをしていたら、近くにギャラリーヴィヴィエンヌがあることがわかったのでちょっと立ち寄り。

ギャラリー ヴィヴィエンヌ ショッピングセンター

お店が開いていないおかげで人影もまばらで床のモザイクがよくわかりました。

今回念願叶ってオペラ座に初入場できました。

オペラガルニエ 劇場・ホール・ショー

きんきらりーん。
フランスっぽくて写真撮るのも笑っちゃいますね。

オペラ座でヴェルサイユ宮殿に行った気になれたかも？

ど真ん中を求めてにじにじと少しずつ移動し、ここだ！！と撮った一枚です。

そんなに歩いてないはずなんだけどもうヘトヘトなんですわ。
あれですかね。若い時の疲れは1日1日で勘定してたけどもしかして昨日の疲れとか一昨日の疲れをリフレッシュ出来てないとかですかね。それかヴェリブに疲れてるんですかね。

シャガールの違和感がまた斬新ですね。

しりあがり寿の絵みたいだなってちょっとだけ思いました。

これまたミーハーでギャラリーラファイエのロゴ入りの折りたたみ傘が欲しいような気がしましたがなにせヘトヘトなのでフードコートの塩キャラメルアイスでお茶を濁しました。ジャンルも全然違うのにいいやって思うくらい疲れています。

夫はピスタチオ。

もう疲れて美味しい総菜屋を探す気力もないのでグルメ館のアジア料理をテイクアウトしました。
これも若い頃は外国に行ってまでなぜ日本で食べられるものを選ぶのかと思っていましたがわかりました。今日は疲れてるから衝撃とかフュージョンとかいらないの。

ヴェリブの思わぬ落とし穴があるとしたらパリには少なくない石畳です。カタカタカタカタカタカタカタカタと小刻みに箱を揺らし続けルーブルの中のロータリーみたいなところで大きく箱がジャンプ！！
結果チョコのプレートがすっかり外れてたり、１つはひっくり返っていました。
夕飯担当の夫の方はスープが半分に減っていました。

まだ僕らのヴェリブは生きている！！！もっとちゃんとシャンパンフラッシュをみたいんだ！と夫が珍しく能動的なのでよっしゃ、ワシも頑張ったるで！とかなり頑張ってアルマ橋の少し先まで行けました。

アルマ橋 建造物

おかげで見事なシャンパンフラッシュを見ることができました。
帰りに曲がるタイミングを間違え、目と鼻の先にホテルがあるのに一方通行に阻まれ、サンジェルマン通りまで坂道を登って大きく回って帰る羽目になりました。ヘトヘトなところに来ての坂道経由の大回り。なんの罰ゲームかと。