2017/06/16 - 2017/06/17
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じぇんつーさん
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日光旅行の2日目です。
1日目はクリンソウを堪能してから小田代ヶ原から湯元温泉への静かなハイキングを楽しみましたので、2日目は戦場ヶ原から竜頭の滝までハイキングしました。
山や高原は午後になると雲が出ることが多いのでやっぱり午前中が勝負です。宿の朝食をささっと済ませてバスに乗り込んで戦場ヶ原に出かけたら、快晴の中素晴らしい景色を見ることが出来ました!早起きは三文以上の得です!
鳥の声を聴きながら歩く青空の下の戦場ヶ原はとてつもない解放感!
日光連山にレンゲツツジやワタスゲ、遅咲きのズミなど花もたくさん見られて幸せです。感動のあまり前日に引き続きたくさん写真を撮りまくっていました。
アップダウンもほとんどないので、体力の無いうちの母でも楽しめるハイキングコースで、母も大満足の様子でした。
このあと東照宮にも寄りましたが写真が多いので旅行記その3に続きます。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
朝食前に宿の外に出てみました。
よし快晴! ハイキング日和だー! -
おおるり山荘は朝食もバイキング式です。豪華では無いですが朝はそんなにいらないので問題無いです。果物たくさん食べました。
7:10から朝食で、バスが8:27発なのでそれまでにチェックアウトしないといけないので、のんびりしたかったのですがちょっと急ぎました。 -
ドタバタしながらなんとかバスの時間前にチェックアウトを済ませてバス停へ。
おおるり山荘からは、湖畔前という湯ノ湖の前のバス停が最寄です。
朝の湯ノ湖も美しい。 -
雲一つない空
山好きとしてはあの山の向こうの白根山に登りたい気持ちでいっぱいになりましたが、今回は戦場ヶ原です。母には登れませんので。
なお、湯元温泉から丸沼高原ロープウェーまでの無料シャトルバスが出ていますので車がなくても白根山へアクセス出来ます。 -
湖畔前8:27発のバスに乗って、光徳入口で降ります。
10分も乗らないんですが、このバスを逃すと次は50分後なので必死でした。
バスを降りたら湯元温泉方面に引き返す方向に歩きます。 -
バス停から湯元温泉側に向かって歩くと遊歩道の入口があります。
ここからハイキングスタートです。 -
朝の森は気持ちいいです。
そして足元にはかわいい花達が咲いています。 -
シロバナヘビイチゴ(白花蛇苺)
かわいい~ -
オオヤマフスマ(大山衾)
小さい花がたくさん咲いていてかわいかったです。 -
きのこ3兄弟
かわいいな~ -
ツマトリソウ(褄取草)
清楚~ -
ズダヤクシュ(喘息薬種)
覚えにくい名前… -
カキドオシ(垣通し)?
ムラサキサギゴケ(紫鷺苔)?
かわいい花なんだけど区別がつかない… -
看板で本日のコースを確認します。
昨日も渡った小田代橋を渡って泉門池へ出たら、戦場ヶ原の遊歩道を赤沼方面に進んで、竜頭の滝に向かいます。普通の人は2時間ちょっとで歩けると思いますがうちは2倍掛かるだろうな。 -
木道も出てきて戦場ヶ原らしくなってきました。
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新緑と青空が美しい!
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湿原に出ました。
景色きれい!そしてすごい解放感! -
気持ちのいい木道歩きが出来ます。
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さわやか~
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戦場ヶ原は時々水が見える程度の湿原なんだそうです。
そういえば尾瀬みたいに水がある印象が無いですね。 -
いや~最高の景色です
この湿原はずっと続く訳ではなく、またすぐ森を歩くに道になりました。 -
森の中にはきれいな川が流れています。
田舎が舞台のアメリカ映画に出てきそうな風景。 -
倒木すら絵になる
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この垂れ下がったとろろこんぶみたいなやつもアメリカ映画でよく見る気がします。
サルオガセ(猿麻薯)という地衣類だそうです。 -
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森の中をひたすら歩きます。
案内が充実しているので迷うことは無いと思います。 -
昨日も渡った小田代橋まできました。
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きれいな川~
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ここから泉門池までは昨日も歩いた道ですが、朝日の中歩くとまた印象が違います。
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足元には、タチツボスミレちゃん。
たくさん咲いていました。 -
これは黄花のヘビイチゴかな。
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これは、なんだろう??
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泉門池(いずみやど)に出ました。
朝の光の中だと本当にきれい!
レンゲツツジも咲き始めていました。 -
泉門池にはベンチ等ありますが、まだ疲れていないのでそのまま分岐へ向かいます。
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分岐
昨日は小田代ヶ原から来ましたが、今日は赤沼・龍頭の滝方面に進みます。 -
引き続き森の中を歩きますが、時々男体山が見えてなんともうれしくなります。
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ときどきズミ(酸実/桷)の花が咲いていました。
戦場ヶ原にはたくさんズミの木があったのですが、ほとんどの木は花が終わっていました。 -
山チラ
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ウマノアシガタ(馬の足形)
別名キンポウゲ(金鳳花)
かわいくて好きな花です。 -
新緑と青空が美しい~
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ミヤマザクラ(深山桜)も咲いていました。
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ヤマツツジ(山躑躅)もたくさん群生していました。
低いところではもうとっくに終わってしまったので見られて嬉しいです。 -
森の中も木道なので歩きやすいです。
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半分倒れた木
大きくなると半分だけ裂けて倒れてしまうようです。
半分になっても生きていられるんだから植物ってすごいな。 -
森の中の小さな橋。
気持ちのいい風景です。 -
野鳥の声がたくさん聞こえるのですが、いろんな種類がいるようです。
コマドリ、カッコウ、ウグイス、ミソサザイとかの声はよく聞こえましたが、姿は全く見つけられませんでした。 -
橋の向こう側はズミのトンネルでした。花が咲いていたらきれいだったろうな。
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唐突に森が切れて湿原に出ました。
すごく景色がいいです! ここで一気にテンションが上がりました。 -
男体山どーん!
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360度どこを見ても素晴らしい景色です!
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ズミ越しの男体山
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青空にそびえる立ち枯れの木もなんだかかっこいい。
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この辺りが戦場ヶ原ハイキング道のハイライトだと思います。
ベンチがいくつかありましたのでちょっと休憩して景色を堪能しました。 -
振り返ってもきれい
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日光連山がよく見えてます。
右から、男体山、大真名子、小真名子、太郎だと思います。(自信なし)
男体山が全部入らないのが悔しい…! -
男体山を全部入れると太郎さんが入らない…
こういう時に広角レンズというものが必要なんでしょうね。これだけきれいな景色だったら一眼ならもっといい写真が撮れるんだろうな~ -
しかし男体山の親玉感がすごいです。
とにかく大きい! -
ワタスゲ(綿菅)がチラホラ見えるようになってきました。
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倒木
木の根ってこういう風に張るんだというのがよく分かります。
おもしろい。 -
この辺りはズミの木がたくさんありました。
ほとんど終わりかけでしたが。 -
そんな中1本だけ満開のズミの木が!
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ズミの花
つぼみは赤いんですね。
りんごの木に似ているなと思ったら同じ仲間でした。 -
やっぱり満開は美しいです!
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他のズミはもう終わってしまっていたのにこの木だけ満開。
のんびり咲いてくれてありがとう! -
木道歩きが続きます。
手前の丈の低い木は全部ホザキシモツケ(穂咲下野)。7月になるとピンクの花がたくさん咲きます。 -
奥の木はみんなズミ
これが満開だったらさぞかしきれいだろうなぁ…
ということで来年はズミの時期に訪れてみようと思います。 -
赤い川
天然でこうなるみたいです。鉄分?? -
ここで天体望遠鏡というかバズーカのようなすごいカメラを構えた人々がたくさんいました。なんか鳥がいるんだ!と思い私の小さなカメラでも撮影してみましたが、かなりズームしてもこの程度…しかもブレる。
さて問題です。
この写真のどこかにキビタキが写っています。見つけられるでしょうか? -
答えは、中央やや左上の木の股のところ。
写真を拡大してみましたが、ブレブレですね…悪い問題でした。
実は、この時バードウォッチャーの方がご自身のカメラ(三脚)を覗かせてくれてどこにいるか教えてくれたので何とか見つけることが出来ました。葉が茂ってしまうと小鳥を見つけるのは至難の業です。
ちなみにカメラを覗かせて頂いた時に見えたのは画面いっぱいのキビタキのアップ。高いカメラはさすが性能が全然違いますね!
黄色の濃い素晴らしいオスでした。いいものを見させて頂きましてどうもありがとうございました! -
気の向こうの湿原にワタスゲがたくさんありました。白くてきれい!
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倒木
土が全部落ちたら先程の木のように根がむき出しになって面白くなりそうですが、この木はまだ生きているみたいです。 -
川には釣り人がたくさん。
楽しそうです。 -
レンゲツツジとワタスゲ
両方ともこの日はたくさん見られました。 -
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ワタスゲってどうにもカメラのピントが合わないです。
カメラの性能か腕の問題か… -
手前の湿原にはワタスゲがたくさん、後ろには日光連山と、豪華な景色でした。
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倒木が白くてきれい
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湿原から再び森に入って少し歩くと赤沼との分岐に出ます。
トイレ休憩に赤沼へ寄ることにしました。 -
赤沼までは細い沢沿いの道を5分ほど歩きます。
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赤沼休憩所のトイレ
かなり立派です。 -
トイレの道を挟んだ向かいに売店があります。
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私のザックが気に入ったらしいヤマキマダラヒカゲ(山黄斑日陰蝶)。
何度追い払っても来るので、こちらの休憩中は蝶の気が済むまでとらせてやることにしました。 卵産みつけられたらどうしようとか不安でしたが… -
トイレの横から見た森。新緑~
-
また先程の分岐まで戻り、今度は龍頭の滝方面へ進みます。
この橋は渡りませんでしたw -
森の中を歩く感じのコースです。
木道は無くなりますが、歩きやすいです。 -
川の中州に咲いていたレンゲツツジ
ここからはずっとこの川沿いの道を歩きます。 -
マウヅルソウ(舞鶴草)
たくさん咲いていました。 -
ツマトリソウ(褄取草)
これもたくさん咲いていました。この日は白い花が多かった印象です。 -
遊歩道を歩いていると車道に出会いました。
龍頭の滝へは道路を渡ってそのまま直進します。 -
車道の右方向へ行くと、しゃくなげ橋があり、小田代ヶ原方面に出られます。
この車道、狭いのですが低公害バス(大型バス)の通り道です。 -
-
川の近くにヤマツツジがきれいに咲いていました。
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水辺の花は絵になります。
あーきれい~ -
川の近くに降りられる道があったので行ってみたら、プチ龍頭の滝がありました。
小さいけどきれい! -
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シダの芽
このくるくるが大好きです。 -
鴨がいました。
くつろいでいたようですが、私が近づいたら大急ぎで逃げて行きました。ごめんね。 -
小さな滝とレンゲツツジ。
龍頭の滝に近づくとツツジが多く見られるようになってきました。 -
レンゲツツジとミツバツツジ
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トウゴクミツバツツジ(東国三葉躑躅)
ヤマツツジとレンゲツツジと3種類のツツジを1度に見ることが出来ました。やったー! -
だんだんと流れが急になってきました。
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ここで再び車道に出ました。ここは「滝上」とういうところで、龍頭の滝の上になります。橋の下を川が流れています。
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橋の上からの眺め。奥にちょっと中禅寺湖が見えています。
先程まではきれいな小川だったのに、ここまで来ると落ちたらやばい感じの大きくて急な流れの川になりました。 -
戦場ヶ原ではどーんと見えていた男体山がすっかり雲に隠れてしまいました。
やっぱり散策は朝がベスト! -
川沿いの遊歩道を進みます。
ここからは下り道です。 -
グミ(茱萸、胡頽子)が満開でした。
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満開のヤマツツジ
この木は遠くからでも目立っていました。 -
舗装された道を下って行きます。
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竜頭の滝
看板が出てきました。有名な鑑賞ポイントは遊歩道を下りきったところになります。 -
荒々しい流れです。
下の滝とはまた違った趣きがあります。 -
結構急な角度。
水の流れって見ていて飽きないです。 -
遊歩道の最後は大きな階段を下ります。
ここを歩くときは上から行った方が楽ですね。バスの場合は「滝上」で降りるといいです。 -
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ヤマハタザオ(山旗竿)も数本咲いていました。
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龍頭観音
売店横にある小さいお堂。 -
観音様
思いのほか立派な彫刻でした。 -
お堂の横
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鉢植えのクリンソウがありました。
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竜頭の滝の売店
この売店の中に入ると滝が見えます。
ここで滝を見ながら軽食も食べられます。 -
竜頭の滝
日光三名瀑の一つ。落差の大きな滝では無いですが、岩の感じや緑がとても美しいです。
もうちょっと早く来たらミツバツツジが咲いていたもよう。 -
売店の前の花壇にはたくさん花が咲いていてきれいでした。
黄色い藤。これはキングサリ(金鎖)という洋種。キバナフジ(黄花藤)ともいうようです。 -
ウツギかな?
たくさん咲いていてきれい。 -
ヒカゲツツジ(日影躑躅)
淡い色がきれいです。 -
龍頭の滝のバス停まで歩いていると橋の下にも小さな滝らしきものが。
-
シロヤシオ!(白八汐)
ゴヨウツツジ(五葉躑躅)とも。
今回はレンゲツツジ、ヤマツツジ、トウゴクミツバツツジ、シロヤシオの4種類が見られました。嬉しいです。 -
バス停付近には小さな花がたくさん咲いていて楽しかったです。
これはクワガタソウ(鍬形草)かな。 -
ヒメジョオン(姫女菀)
ハルジオンそっくり…うちの地元では貧乏花と言われていて、子供達の間では触ると貧乏になる!とみんなから避けられる花でした。かわいいんですけどね。 -
ウマノアシガタ(キンポウゲ)
戦場ヶ原にも咲いていましたが、やっぱりかわいいです。
歩き始めてここまでおよそ4時間掛かりましたのでちょっと疲れましたが戦場ヶ原の絶景と花々を堪能出来て大満足です!
ここからバスに乗っていろは坂を降りて日光東照宮に行きました。
思いのほか写真が多かったのでもう一つの旅行記に続きます。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- 墨水さん 2017/11/10 22:42:59
- 山。
- じぇんつーさん、今晩は。
山は「太郎山」で、間違いないです。
戦場ヶ原は、戦後農地に転換しようと水抜き工事を開始しますが、高所寒冷地のため農地転用に失敗。
入植者は、行き場を無くして社会問題化直前、いざなぎ景気で世は空前の観光ブーム。
で、入植者は観光業者へ変身!、観光の目玉「戦場ヶ原」の観光資源保護。
もとい!、環境保護(当時は、この言葉が無かった。笑)、自然保護!!。
慌てて、水抜き工事を撤去!。
しかし、時すでに遅く(工事が杜撰だった。)乾燥化が止まりません。(涙)
水路が自然に帰り、何処が何処やら・・・、状態に。
墨水。
- じぇんつーさん からの返信 2017/11/13 15:08:00
- RE: 山。
- 墨水さん、こんにちは。
戦場ヶ原情報ありがとうございます!
太郎山で合っていてホッとしました。
戦場ヶ原でかつて水抜き工事をしていたなんて知りませんでした。
そんなことがあったのですね。
観光資源保護(笑)のおかげで農地にならずに済んでよかったですが
湿原の乾燥にこんな事情がったとは…!
大変興味深いお話しどうもありがとうございました。
また何か面白いお話しがありましたら教えて下さい。
じぇんつー
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