2017/07/07 - 2017/07/17
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ミズ旅撮る人さん
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2017年7月に、旧ユーゴスラヴィアの5か国を11日で周遊するツアーに参加しました。
第10回は、クロアチアのドゥブロブニクから北上して、港湾都市スプリットに向かいます。
スプリットは、とても珍しい成り立ちをしているため世界遺産になっています。古代ローマ帝国の皇帝ディオクレティアヌスが造った宮殿を飲み込んで出来ているのです。
打ち捨てられていた宮殿に異民族が避難して来た後、遺跡の上に建物を立てて、新しい街を作りました。
やがて、その町は宮殿の城壁を出て、外側にも広がり、今のスプリット旧市街は、右半分が宮殿跡、左半分が7世紀以後に広がった新しい町並みになっています。
とにかく、見どころが満載で、昼夜を通して、とてもおもしろい街です。スプリットは、夜が大変すばらしいので、昼間の前後編の後に、夜編を掲載します。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- クラブツーリズム
-
ドゥブロブニクから北上して行きます。グルージュ港に寄港するクルーズ船がやって来ます。
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アドリア海に沿った道は、とても入り組んでいて、直線距離では近くても、かなり時間が掛かります。
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対岸の半島部にあるMali Stonという町には、背後の山に長い城壁が造られています。かつて、アドリア海を挟んだ向こう側のヴェネツィア共和国の侵入を防ぐために築かれたのでしょうか。
まるで「万里の長城」のように、山の上まで続いています。
この先に、ドゥブロブニクがヴェネツィア共和国をけん制するためにオスマントルコ帝国に割譲したネウムの町があります。
その名残でネウムはクロアチアの中にわずかにボスニアヘルツェゴビナの領土が突出している場所となっているです。
今日も、この国境越えがあります。 -
ネレトヴァ川の流れるKominの村です。ネレトヴァ川の上流には、モスタルの町があります。
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プロチェのそばにある高速道路の入り口です。
ぐるっとループ橋になったICですが、あまりに周りの景観が素晴らしくてただのICには見えません。
ループの中には、鉄道の線路が通過しています。 -
「水郷」と呼んでもいいような景観。奥に見える湖は、太い水路のようになっていて、アドリア海に注ぎます。
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広大な耕作地に恵まれた土地が広がります。リゾート地域も素晴らしいですが、こうした風景もこの地域の魅力です。
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Vrgoracという高台の町。教会(Rkt crkva Navjestenja BDM)が目を引きます。
山の上には要塞(Tvrdava Vrgorac)も。 -
スプリット郊外の団地。何故か出っ張ったり引っ込んだり。へっこんだ家は人気ないだろうなあ。
ただ、スプリットはヨーロッパでも有数の日照時間を誇る街なのだそうだから、気にしないのかな? -
スプリット駅のそばの跨線橋(実はトンネル)です。レンタバイクの受付をする店が並んでいます。
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スプリット駅前。左の木立の中が駅で、その目の前にフェリー乗り場があります。
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港に面したプロムナードは、城壁がずっと続いていて、中にある旧市街への期待が一気に増します。
日差しが強いですが海に面しているので、内陸のモスタル(ボスニアヘルツェゴビナ)やポドゴリッツァ(モンテネグロ)のような灼熱とまでは行かないようです。でも、やっぱりキツい。
かつては、城壁の外はすぐに海でした。このプロムナードは、埋め立て地です。 -
世界遺産なので、模型があります。これはディオクレティアヌス帝の宮殿部分だけで、左側に同じくらいの規模で旧市街は広がっています。
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「青銅の門」から城壁の中に入り、すぐ左側が地下宮殿の入り口です。
これは、かつてのディオクレティアヌス帝の宮殿を描いた絵です。城壁のすぐ外が海だったのがわかります。
現在は、宮殿の隣に同じ規模の町がくっついています。 -
この土地には水がなかったため、宮殿の水道は、ディナル・アルプス山中のヤドロ水源から水道路で供給されていました。
その水路の地図がこれです。左下がスプリットの町になります。 -
地下宮殿の入り口を振り返って見ています。
鉄格子の向こうが、青銅の門で、右に行けば城壁の外、左に行けば地下のショッピングアーケードです。 -
宮殿内部は放棄された後は倉庫として活用されていたようですが、その後、住民がゴミ捨て場にしたため、天井近くまでゴミで埋まっていたそうです。
しかし、そのおかげで、完全な形で残っているのだそうです。 -
地下宮殿の見取り図です。
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ちょっと防空壕のような感じです。
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所々に、古代ローマの名残が置かれています。
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ディオクレティアヌス帝は、キリスト教を弾圧した人なので、後にこの町に住むようになったキリスト教徒に憎まれ、銅像の類はほぼ破壊されて無いのだそうです。この像も、元々ここにあったものではないのでしょう。
不治の病にかかったローマ皇帝ディオクレティアヌス(在位:284年-305年)は、故郷(サロナ近郊)の近くに隠居用の宮殿を建てることにし、海辺の町スパラトゥムを選びました。これがスプリットの始まりです。
建設が始まったのは、293年です。 -
地下宮殿から地上に出て来ました。ペリスティルと呼ばれる広場です。
ここは、旧市街の観光の中心地なのでいつでも観光客でいっぱいです。ペリスティル 広場・公園
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ペリスティルのスフィンクスです。宮殿内にはスフィンクスが11体あるそうです。
その中でも保存状態の一番いいのがこれです。 -
ペリスティルに隣接して、大聖堂の鐘楼が建っています。
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鐘楼の高さは60m。後で上ります。
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ペリスティルで商売をしている古代ローマの兵士の紛争をした人たち。写真を撮るのは有料です。
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ジュピター神殿。洗礼堂とガイドブックには書かれています。入場料10クーナ。
聖イヴァン洗礼堂 寺院・教会
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ここのスフィンクスは、頭部がありません。
神殿に向かって左側の道は「Street Let me pass」という呼び名で知られています。
とても狭くてすれ違いも出来ないことから「ちょっと通してね」という名前になったのだとか。 -
鉄の門から出ます。
鉄の門 城・宮殿
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ナロドゥニ広場です。宮殿から出てすぐのところにある大きな広場です。
右側の建物がゴシック様式の市庁舎、反対側はルネッサンス様式の邸宅です。ナロドニ広場 広場・公園
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ルネッサンスの邸宅は華麗な装飾が見ものです。
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鉄の門の上には時計塔があります。
シティー クロック 建造物
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狭い路地の頭上では、優し気な緑が覗き込んでいました。
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路地の建物には「APARTMAN」と書かれたプレートが時折見受けられます。
最近、日本でも増えつつある民泊(プライベートルーム)のようです。 -
北にある「金の門」です。この門を出た先に、人気スポットがあります。
金の門 城・宮殿
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グルグール・ニンスキ像です。1929年イヴァン・メストロヴィッチの作品です。
グルグール ニンスキの像 モニュメント・記念碑
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彼の左足の親指に触るといいことがあるとか、願い事がかなうとか。
グルグール ニンスキの像 モニュメント・記念碑
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北側の城壁に沿った道には、露店が並んでいます。
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金の門。城壁は一辺が170~200mで宮殿を四角く囲んでいます。高さは15~20m。
中世になり、ローマ人は次第に周辺のクロアチア人と混ざり合うようになりました。
10世紀に入ると、ヴェネツィアの影響下に入り、その支配はその後377年続きました。
この辺りの歴史はモンテネグロのコトルと同様です。 -
金の門から宮殿内に戻ります。真っすぐ行くとペリスティルに出るので、大聖堂の鐘楼もちょっと見えています。
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路地の途中で、チョコレートを配る人がいました。
「Nadafina」という店で、看板には日本語で「手作りチョコレート」と書かれています。
美味しかったのですが、我がツアーは添乗員にチョコレートは溶けるから買わないようにと厳命されています。ナダリナ (スプリット店) 専門店
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「クロアタ」はネクタイの専門店です。クロアチアはネクタイの発祥の地。今回初めて知りました。
30年戦争の頃(1618~1648年)、クロアチアの軍隊には、
首にスカーフを巻く風習がありました。軍隊がパリに入城した時、その姿を見たルイ14世が気に入り、布を首に巻くスタイルを取り入れました。
その後、それはイギリスに伝わり、スカーフの形態が、現在のネクタイに変化して行きました。サロン クロアタ 専門店
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「クロアタ」は、2003年にクロアチアの西端にあるイストリア半島のプーラで、一大デモンストレーションを開催しました。
「プーラ円形闘技場」に真っ赤なネクタイを巻いたのです。
紀元1世紀に建てられた円形闘技場は、世界で6番目に大きく、保存状態が良いいので、毎年夏に映画祭の会場となっています。この時の写真を絵葉書にして、店を訪れる客にくれます。
表は英語の説明書きですが、裏にはちゃんと同じ内容を日本語で表記したものをくれました。
店内に入ると店員さんが、スカーフの巻き方を実演してくれました。 -
大聖堂の横です。ディオクレティアヌス帝が自らの霊廟として建設したものを8世紀にキリスト教会として改築されました。
自由時間になったので、これからは好きに歩き回れます。 -
キリスト教を迫害したディオクレティアヌス帝の石棺は、破壊され、遺体は見つかっていないそうです。
ここで写真を撮っていると、数人の地元の女子高生に声を掛けられました。「一緒に写真を撮ってもらえますか?」
外国人と写真を撮りたいのなら、もっといい被写体はいっぱいいるでしょうから、これはやはり「日本人」と一緒に撮りたかったものと思われます。よもやまさかの出来事でした。 -
ペリスティルは直射日光が暑いので、円柱の陰に人々は集まっています。
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大聖堂の鐘楼に上ります。入り口はペリスティルに面している階段を上がったところです。
大聖堂の入り口は最初の数段を上ってから右に回り込んで行きます。
「BELL TOWER↑」「CATHEDRAL ENTRNCE→」と表示があります。 -
机一つだけの受付で料金を払うと、鐘楼の付け根にある石段を登って行きます。
段差は高いし、一人が通るだけでも壁にこすりそうな狭さです。 -
狭い階段は一方通行になっていて、少し上ると一旦テラスに出ます。すぐ脇の外階段を上って、再び鐘楼の中に戻ります。
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テラスでは、早くも一休みの人々が。
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テラスからペリスティルを見下ろします。真ん中の小さな小屋のような建物は、ツーリストインフォメーションです。
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反対側を見下ろすと、大聖堂と城壁に挟まれた小さな空間が見えました。
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南東の角、城壁の一角を担う建物です。すぐ向こうにスプリット港に着岸している客船が見えます。
旧市街の眺めに青い海と船の風景が寄り添う、珍しい景観がスプリットの素晴らしさです。 -
西側の眺め。正面の丘は、巨大な森林公園になっています。
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イチオシ
城壁の向こうに、素晴らしく美しい海が見えて来ました。ちょうど素敵な客船が係留中だったので、更に絵になります。
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鐘楼の中は吹きっさらしです。外壁しかないので、ずっと上まで良く見えます。
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大小、大きさの異なる鐘が5つ、並んでいます。鐘には1700と刻まれています。
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階段はやはり狭いので、すれ違うのは四方の角の踊り場です。
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東側です。木立の下には青空市場が広がっています。
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西側です。左がスプリット港。真ん中に見える六角形の建物はブラチェ・ラディッチ広場に建つヴェネチアン・タワーです。
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だいぶ上に来たので、今度は下を覗きます。
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こんな眺めを見ながら登れるなんて、最高の鐘楼です。
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北側の眺めです。四方どこを見ても、いい景色です。上った甲斐があるというもの。
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最上階からの眺めです。スプリット港は、素晴らしく美しい港です。
アドリア海に浮かぶブラチュ島やフヴァール島、ヴィス島、コルチュラ島などへ1日1~14便のフエリー航路があり、イタリアのアンコーナとの間にも航路があります。 -
港のすぐ前にはスプリット駅があります。並木の真下に平屋の建物が少し見えます。
スプリットの鉄道は、ここに見える部分しか地上を走っていません。駅を出ると直後に地下を走るのです。
駅舎の先にバスがたくさん停まっている所が、長距離バスターミナルです。 -
南側の城壁の前に観光客が集まっています。そこは、2階部分になるので、そのまま外には出られません。
夜になると、ライトアップが非常に美しい一角です。「夜編」でどうぞ。 -
一番手前に、八角形の大聖堂の屋根が見えます。中央少し左寄りに、東の銀の門があります。
門の向こうにドミニク教会があって、それを囲む木立の下が青空市場です。 -
イチオシ
最上階からの眺めを堪能して、階段を降りて行きます。ここまで素晴らしい眺めだとは思っていませんでした。
明るくて、さほど急な階段でもないので、何を置いても絶対にお勧めです。 -
テラスまで降りて来ました。行きには気づかなかった小窓から大聖堂の内部が覗き見られます。
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ウワオ!なんだかすごいものが見えます。鐘楼に上るだけで済まそうと思っていたけれど、これを見たら行かない訳にはいかないかな?
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う~ん、彫刻も逸品じゃないかな?
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こちらは、後で調べたら「聖ドムニウス(スプリットの守護聖人)の祭壇」なのだそう。
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鐘楼の出口は、入り口と反対側にありました。そこに掲示されていた各国語の「出口」を表す単語。
何故日本語が「エグジット」になってしまったのか。
「IZLAZ(クロアチア語)」「AUSGANG(ドイツ語)」「ESCI(イタリア語)」「SALIDA(スペイン語)」「SORTIE(フランス語)」「WYJSCIE(ポーランド語)」
前編はここまで。後編では大聖堂の中をじっくり見学します。その後は、青空市場を見て、旧市街の中を歩き回ります。
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