駆け足でめぐる金毘羅・道後・四万十川・桂浜・鳴門

2016/02/25 - 2016/02/28

　2泊3日で四国旅行にいきました。日程的にタイトだったので四国観光が初めての妻の希望を優先して、金毘羅さん、道後温泉、桂浜などメジャーな観光地を周ってきました。今回は愛犬ジローも一緒です。

エリア 香川

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 2.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 日本旅行

　高速道路が整備されたおかげで何とか半周できました。でも、高速道路がない松山から四万十、四万十から土佐への移動には思いのほか時間がかかり、四国は広い、2泊3日で全周するのは無理だと判り、足摺岬や室戸岬、大歩危・小歩危は諦めました。

　神戸で前泊して、朝早く瀬戸大橋を渡って金刀比羅さんへ向います。

瀬戸大橋 (香川県) 名所・史跡

　その前に、朝食の讃岐うどんです。いまから沢山歩くので卵をトッピング。ネットで調べて朝はやくやっている山越うどんを選びましたが大正解、美味いな~、これで250円だと思うと尚更感激です。

山越うどん グルメ・レストラン

　御本宮まで785段。よいよスタートです。ちなみに金毘羅さんは犬ＯＫです。というより寧ろ歓迎されています。昔、主人の代わりに金毘羅さん詣でをした犬がいたようで、それ以来”お犬様”は縁起がいいと歓迎されており、今回はジロも堂々と真ん中参道をとおってお詣りできます。

金刀比羅宮 寺・神社・教会

　参拝する前に覚悟していたせいか、登ってみると意外と楽でした。階段の傾斜がゆるいのもありますが、途中途中に神社や書院があり風景が飽きないからでしょうか。
気がつけば御本宮に到着していました。

　お詣りをします。苦労してここまで来た分、御利益がある気がします。

金刀比羅宮 寺・神社・教会

　帰ろうかと思ったらジローが更に階段を登っていきます。多くの参拝者は御本宮までで折り返すのですが、ジローも行きたがっているし折角なので奥社まで登ってきました。

　御本宮からは階段が急になり辛いです。御本宮まで785段、そこから更に奥社まで進んで合計1368段、ジローに引っ張られるように何とか奥社まで辿り着きましたが足がパンパンです。登頂？記念におみくじを引いたら大吉でした。ヨシヨシ。　

金刀比羅宮 厳魂神社 (奥社) 寺・神社・教会

　金毘羅さんをお詣りしてお腹がへったので、再び讃岐うどんを食べました。今度のお店は大根おろしを自分ですっていただきます。これも美味しい。さっぱりしていてほっとする味です。

元祖しょうゆうどん 小縣家 グルメ・レストラン

　金毘羅さんから道後温泉に移動してきました。松山自動車道を通って2時間弱でつきました。まずは足の疲れをとるために風呂に入ります。何度きてもこのお風呂は趣があっていいです。

道後温泉本館 温泉

　路面電車にのって松山市街にでます。小説”坊ちゃん”のころは小型機関車だったはずですが、駅も電車も十分趣があって気分は坊ちゃんの気分、いや山嵐かな！？。

伊予鉄道 市内線(路面電車) 乗り物

　鉄オタでなくとも何かぞくぞく来ますね。懐かしいなあ~。

　鳴らしてみたくて待ち構えていたのですが、よく考えたら目的地は終点の松山駅でした。残念！！

　晩飯は、ジャコ天を炙りながら日本酒を楽しみます。しめは鯛めしでしたが美味しかった。この辺の名物とのことでしたが、その後徳島にいっても名物と言われたので要するに四国名物なんですかね！？

かどや 駅前本店 グルメ・レストラン

　道後温泉に戻ってくると本館が綺麗にライトアップされていました。正確にはライトアップでなくて曇りガラスにカラーフィルムが貼ってあり、それが鮮やかに光っているんです。昼間、漱石の泊まった部屋とか見学した時に窓に何か貼ってあってなのか？と思っていたのですが、夜の演出用に細工をしてあったんですね（季節限定のようです）。

　今晩はジローも一緒の部屋で寝られてご機嫌です。宿の名前は失念してしまいました。道後温泉の山の手の古い旅館宿でした。

　翌朝は松山城にいきました。歩こうかと思ったのですが前日の金毘羅詣りのダメージが残っていてリフトを使いました。ロープウェイとリフトが並行して運行されていて好きなほうを選べます。

松山城山東雲登山口～長者ヶ平ロープウェイ 乗り物

　現存する天守閣は、全国にたった12しかないそうで、松山城もその一つ。普段はお城は外から眺めるものと城内にはあまり入らないのですが（何度かガッカリさせられていたので）、今回は入ってみて正解でした。天守閣だけでなく石垣、門櫓の多くが残っていて、これだけ城全体としての佇まいを保持しているのは珍しいと思います。

松山城 名所・史跡

　内装もほぼ当時のそのままを維持、おそらく補修に相当な手間がかかっていると思われますが、どんな立派なコンクリートでつくられた模倣物より見ごたえがあるし、何より木造建築の御城が数百年を経てまだ建っているという事実に感動します。

　天守閣からの眺めは絶景です。松山市街が見渡せます。

　松山を四万十川へ。残念ながら、天然うなぎは禁漁期間でたべらませんでしたが（夏しか食べられないとは知りませんでした）、不思議な橋に遭遇、川沿いに似たような橋が幾つかあったのですが一見して何か変だと思いませんか！？　
　よく見ると欄干がないんです。途中でこのことに気がついて、スマホで調べてみたら沈下橋というそうで、幾つか規模の大きなものは観光名所にもなっていました。

半家駅 駅

　四万十川は最後の清流といわれますが、その理由の一つがダムがなく生態系がそのまま残っているからだそうです。でも、ダムが無いので大雨で河の水位の増減が激しく橋がしょっちゅう流される。そこで、最初から水没するのを前提に欄干など全くない構造の橋をつくり流されるのを防ぎ、雨の日は沈むのを前提しているので沈下橋というそうです。
　四万十川には全部で62箇所あり、私達が立ち寄ったのは半家（ハゲ）という沈下橋です。生活道路として使用され自動車も通行可能、実際渡ってみましたが落ちそうで手が震えて恐ろしかった。帰りは大きく迂回して別の大きな橋を渡りました。
※この近くには、”中”半家沈下橋とガイドブックにもでてくる比較的大きな橋がありますが、こちらは歩行者・自転車のみで自動車は通行不可です。

　予土線の半家駅のあたりから東に向い桂浜にいきました。松山をでてから既に6時間今日は見学しているより運転している時間の方が長い気がします。距離は延べで220Ｋｍなのですが、高速もなく山道が続いたので時間がかかります。桂浜に着いた頃は2時過ぎで腹ペコでしたが（鰻を食べ損ねたので）、途中ほとんど店らしい店もなくコンビニのパンですませました。

桂浜 ビーチ

　竜馬さんに御挨拶。この竜馬像は実物によく似ていると言われているようですが台座がすぎてよく見えません（笑）。海の彼方を眺める竜馬の姿が凛々しいです。

坂本龍馬銅像 名所・史跡

　桂浜に隣接する土佐犬パークにいきました。妻はあんまりのりきでなかったですが、土佐犬の子犬を抱っこさせてくれると知り気が変わったようです。まずは、横綱の土俵入りを見学します。実際の試合は限られた日時のみで開催されているとのことでしたが、ビデオで様子をみることができます。血も流れ可也凄惨な真剣勝負のビデオなので女性の方はお気をつけください。

とさいぬパーク 名所・史跡

　ジローが入場できなかったのが想定外でしたが（犬の施設なのに??）、土佐犬の子犬を抱いてみて納得、生後二ヶ月で8キロだそうです。ジロー（3キロ）がいたら危なくて近づく事も出来ませんでした。

　はりまや橋です。日本の3大がっかり有名スポットの一つで初めて訪れました。これは寂しい、がっかりしました。

はりまや橋 名所・史跡

　高知城です。夕方になってしまい今日の宿は徳島市内なので残念ですが見学を諦めました。ここも天守閣が当時のまま現存する城の一つで、特に松山城の感動があったので尚更観てみたかった。鰹をたべる時間もなく日程的に無理がありました、高知は又別途きます。

高知城 (高知公園) 名所・史跡

　それでも諦めがつかず初代藩主　山之内一豊の像だけ車を横づけして観てきました。司馬遼太郎の功名が辻の主人公できっと色々逸話も残っているはず。特に内助の功でしられる千代の痕跡などを探したかった。残念です。

　翌朝は鳴門の渦潮をみてから帰ります。運良く9時半が干潮で渦潮が観れるというので、早めに宿を出発。以前来た時はなかった施設ですが今は鳴門大橋の遊歩道を改良して渦潮が見下ろせるようになってました。

渦潮 自然・景勝地

　恐がるかとおもったのですがジローは全然平気でした。私のほうが足がすくみました。

徳島県立渦の道 自然・景勝地

　大鳴門橋を渡って東京まで帰ります。忙しかったですが又来たいと思える良い旅行でした。お疲れ様です。

大鳴門橋 名所・史跡