2017/01/04 - 2017/01/09
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Ushuaiaさん
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ずっと行きたかったポルトガル。
正月休みを使った3泊5日の弾丸旅行はずだったが、思わぬ長旅に。
長旅の末、ようやくたどり着いたあこがれのリスボン。
1月とはいえ、日本でいうと厚手のコートがいらない11月上旬くらいの気温。
寒い冬の時期でもポルトガルならば日本よりも暖かいので、おすすめです。
雨が多い時期なのかあんまり天気がよくなく、リスボン観光の3日目は
霧がかかって景色がほとんど見れませんでした。
とはいえ、霧の中の遺跡や城塞はそれはそれで趣があり、
霧の中へ消えていくカモメの姿にはサウダーデを感じる。
4日目は郊外行きの列車に乗ってコスタ・デ・リスボアの都市、
カスカイスとシントラへ。
カスカイス半日、シントラ半日だったが、
見どころが多いシントラの半日はちょっと短かった気がする。
5日目はリスボン出発のはずが、まさかの帰国便欠航。
3時間かけて帰国便を手配し、その日は思いがけず伸びたリスボン滞在を満喫。
翌日、手配した便に乗るべく空港に向かうものの、再度欠航。
今度は6時間並んでの末、帰国便手配。
2日延びてしまい、仕事は1日長く休むことになったが、
思わぬ充実した長旅でした。
1日目
夜、成田出発
2日目
早朝、イスタンブール到着、イスタンブール観光
午後、イスタンブール発、夕刻、リスボン到着
3日目
リスボン観光:サンジョルジョ城とベレン周辺
4日目
カスカイスとシントラ観光
5日目
帰国の予定が、経由地のイスタンブールが大雪のため、帰国便が欠航
午前、帰国便の手配、午後、リスボン観光
6日目
再度、帰国便欠航
午前~夕方、帰国便の手配、
7日目
パリ経由で帰国の途に
8日目
朝、成田到着
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- エールフランス ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
PR
-
イスタンブールでの8時間のトランジットの後、4時間半のフライトの後、リスボン到着。
流石に長旅でした。
たどり着いたリスボンは霧に覆われ、果たして翌日から観光できるのでしょうか?ポルテラ空港 (LIS) 空港
-
イミグレ前に長蛇の列ができていようとお構いなしに、
2人でのんびりと入国審査。
のんびりとしたお国柄のようです。
街に出る前に、空港でコーヒーブレイク。
ポルトガル名物エッグタルトのパステル・デ・ナタ。
日本のエッグタルトは中国式のクッキー生地のタルトだが、
本場はサクサクのパイ生地。
このエッグタルトを食べたことでポルトガル到着を実感。 -
リスボン中心部のポンパル侯爵広場周辺のホテルに滞在。
近くのレストランで簡単に夕食を。
タコと野菜グリルは、よく言えば素材の味を楽しみながら
塩胡椒オリーブオイルとビネガーで自分で味をお好みで整えるスタイル、
悪く言えば味付けはほとんどなし。
やはりタコがメニューに入ってくるあたりで、同じヨーロッパでも
ドイツやチェコとの違いを実感。 -
翌日は朝早くから観光。
相変わらずの霧模様。
高いところからリスボンを一望できるアンティークなエレベーター、
サンタジェスタのエレベーターも乗ってみたかったが、
霧で何も見えないということで、外から眺めるだけにしました。サンタ ジュスタのエレベーター アクティビティ・乗り物体験
-
トラムやタクシーを乗り継いで、サンジョルジェ城へ。
お城というよりも城塞の遺跡です。サン ジョルジェ城 城・宮殿
-
小高い丘の上に建っており、リスボンを一望できるはずが、ご覧の有様。
-
とはいえ、霧の中のお城の探検はそれはそれでミステリアスな趣がある。
-
イチオシ
景色は頑張ってこれが限界でした。
晴れていたら、どんなにきれいなことでしょう。 -
サンジョルジェ城のある山を歩いて下っていくと、リスボン大聖堂。
-
ちょうど昼時だったので、大聖堂に入る前に、
そばにあったレストランで昼食を。
ポルトガル名物、イワシのグリル。
一人前でイワシ4尾で盛沢山。
旬ではなかったものの、脂がのっていて美味しかったです。 -
リスボン大聖堂は12世紀頃に建てられた、市内最古の教会だとか。
リスボン大聖堂 寺院・教会
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大聖堂の敷地内にはさらに古い時代の遺跡も残されており、
リスボンの歴史の古さを物語っている。 -
トラムを乗り継いで、ベレン地区へ。
-
まずは、世界遺産にも登録されているベレンの塔へ。
ベレンの塔 建造物
-
リスボンカードがあれば、ベレンの塔は無料で入れます。
しかし、霧がかかっているせいで、塔の上層から景色をみることはできませんでした。 -
ベレンエリアは観光地が集中しており、ベレンの塔、発見のモニュメント、ジェロニモス修道院は近接しており、徒歩圏です。
かの有名な発見のモニュメントは必見。
しかし、航海家たちの行く先は五里霧中?発見のモニュメント モニュメント・記念碑
-
ジェロニモス修道院の敷地内にある海洋博物館へ。
超おススメです。
古今東西の航海技術の展示は見ものです。海洋博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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おびただしい数の船の模型に、実物の展示もあり、見ごたえ十分です。
-
日本刀に種子島銃もあります。
日本刀は交易品として、種子島銃は西洋からもたらされた銃を
ベースにつくられたものということで、海洋史上の史料として展示されている。 -
イチオシ
続いて、ジェロニモス修道院へ。
とにかくでかい。
大航海時代に覇権を制した時代を象徴する建物だけのことはある。
こちらもリスボンカードで入場無料。ジェロニモス修道院 寺院・教会
-
修道院というよりも宮殿とも思える広さ。
-
付属のサンタマリア教会。
これだけでも十分見ごたえがあるが、
ただ、ドイツやチェコなんかで大聖堂は見てきているので、
違いがよくわからないが・・・ -
ジュロニモス修道院にほぼ隣接するパスティス・デ・ベレン。
パステル・デ・ナタの発祥の店にして、名店。
テイクアウトでも常に長蛇の列。パステラリア パステイス デ ベレン パン屋
-
パステル・デ・ナタはどこでも食べれるが、
ここのは頭一つ飛び抜けておいしい。
焼き立ては薄いパイ生地がサクサクで絶品。 -
最終入館前に国立古美術館に滑り込みセーフ。
ベレンからバイシャ・シアードに向かう途中にあって、
観光ルート的には間違ってはいないが、
こちらの美術館はとにかく広いので、
1時間の滞在では全然見切れない。国立古美術館 博物館・美術館・ギャラリー
-
とりあえず、南蛮屏風だけは見たかったので、今回はそちらメインで。
他にも大航海時代に集められた世界中の美術品が集められており、
見ごたえ十分。次に来るときはたっぷり時間を取りたい。 -
夕食はリビエラ市場のフードコートで。
リベイラ市場 市場
-
タコのリゾット、バカリャウ(干し鱈)のコロッケ。
別々のお店でオーダーできるので組み合わせは自由。 -
校外列車に乗って、コスタ・デ・リスボアの近郊都市へ。
リスボン近郊列車は、リスボンカードの乗り降り自由エリアなので、ありがたい。
ガイドブックによると、リスボンカードを持っていてもきちんと駅の自動検札をしないと不正乗車になるらしい。
カスカイス行きはカイスドソドレ駅から出ている。カイス ド ソドレ駅 駅
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本数も多かったので、余裕をこいてエストリルで途中下車。
カジノなどもあるリゾート地の模様。 -
駅のホームとビーチは直結しており、まさに気軽なビーチリゾート。
夏には多くの人でにぎわう光景が目に浮かぶ。
しかし、今は冬。
シーズンオフだったのか、あまり人はいない。 -
カスカイスへ到着。
そのまままっすぐロカ岬へ向かえばよかったのかもしれないが、
ガイドブックに載っていた景勝地が気になり、
バスに乗って行ってみることに。カスカイス駅 駅
-
イチオシ
ボカ・ド・インフェルノ(地獄の口)と言われる、
巨大な海食洞。
凄まじい迫力でした。地獄の口 洞穴・鍾乳洞
-
そのまま駅へ向かって散策。
(徒歩だと駅まで30分くらい)
波に削られた荒々しい崖は見ごたえがありました。 -
街の中心部に漁港があり、その周辺にはレストランが立ち並ぶ。
-
家族経営の小さなレストランでマグロのステーキをいただきました。
焼き加減が絶妙で、絶品でした。
日本人はマグロをよく食べるとはいえ、
今までにないマグロの味わい方で、感激しました。 -
カスカイス駅から少し離れたバスターミナルからバスに乗って、
ユーラシア大陸最西端のロカ岬へ。
1時間近く山道を通り抜けるバスなので、結構しんどいものがありました。ロカ岬 海岸・海
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かの有名な碑文です。
「ここに地終わり海始まる(Onde a terra acaba e o mar começa)」
ビジターセンターがあり、12ユーロで
最西端の到達証明書を作ってもらえます。
いい商売しているなと思いつつも
結局作ってもらっちゃいました。 -
ロカ岬から30分くらいバスに乗り、シントラへ。
シントラは世界遺産の街で、見どころがたくさんある。
着いたのが2時前くらいだったので、観て回れるのはせいぜい2か所が限界。
ガイドブックを熟読して選んだ一つ目がムーアの要塞。
入り口から城壁や塔があるエリアまで、20分くらい歩きます。
結構しんどいです。 -
イチオシ
要塞というよりも遺跡に近い。
ムーアの城跡 城・宮殿
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山全体が要塞で、高い城壁の上から見下ろす景色は絶景。
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ムーアの要塞より見えるペーナ宮殿。
この写真ではわかりにくいが、カラフルな色調が目を引き、
行ってみることに。 -
イチオシ
ムーアの要塞からバスで15分ほど。ムーアの要塞とは別の山の上にあります。
ディズニーランドっぽいとてもカラフルでメルヘンチックなお城です。
こんなに素敵なお城なのに、日本ではほとんど無名な存在。
ペーナ宮殿はノイシュバンシュタイン城に引けを取らないと思う。ペーナ宮殿 城・宮殿
-
中もとにかくメルヘンチック。
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かと思えば、門の上のレリーフは禍々しい悪魔?
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ペーナ宮殿から見た夕焼けに染まるムーアの要塞。
素晴らしい絶景! -
リスボンへ帰り、ポルトガル最後になるはずの夜はファドを聞きながら夕食を。
ア セヴェーラ ナイトライフ
-
魚介のカタプラーナ鍋をいただきました。
料理も最高!! -
帰国日前日の夜の段階では帰国便はScheduledだったものの、
朝、確認してみたところ、なんとCanceledに!
急いで空港へ行き、振替え便の手配へ。
チケットカウンターは早すぎたのか閉まっていた。
そうこうしているうちに、列ができはじめた。
列の最初の方だったが、振替手続きに1組30分くらいかかるようで、
2時間くらい待たされた。
待っている間にネットで調べてみたところ、
経由地のイスタンブールが大雪で大混乱だとか。
当日は振替できず、翌日に振替えとなった。
EU発着の航空便は天候不良だろうと欠航になった場合でも
ホテルや食事代は航空会社持ちというルールになっているとのこと。
ターキッシュエアラインズがホテルを手配してくれ、
タダで滞在が延長になった。ポルテラ空港 (LIS) 空港
-
午後は丸々空いたので、リスボン観光へ。
バイロアルトエリアを散策。
リスボンは坂道だらけなので、高台のエリアは徒歩ではきつい。
レトロなケーブルカーは趣はあるものの、
ケーブルカーは落書きだらけなのが残念。 -
イチオシ
2日前の霧とは打って変わって、快晴!
高台から見下ろす街並みはとてもきれいだった。サンタルジア展望台 散歩・街歩き
-
翌日、帰国便が再び欠航。
ホテルの送迎に時間がかかり、空港に着いたときには
前日の欠航の影響もあり、チケットカウンター前には長蛇の列。ポルテラ空港 (LIS) 空港
-
一人20、30分ということを考えると、何時間になるか血の気が引いた。
待っている間、航空会社のスタッフがサンドイッチやジュースを配ってくれ、
EUの規則とはいえ、ありがたい。
ヒマをもてあましたこともあり、
後ろに並んでいたおっちゃんと英語で世間話を。
おっちゃんと仲良くなり、おかげでお互いに荷物番をして、
列を抜けてトイレに行ったり、煙草を吸いに行ったり(おっちゃん)できるようになった。
教訓
飛行機が欠航になりそうなときは、
・早めにステータスを確認する
・欠航ならできるだけ早く空港に行って、チケットカウンターに並ぶ
・列の前後の人と仲良くなっておく
結局、チケットカウンターにたどり着くまでに6時間くらいかかり、
翌日のパリ経由の他社便(エールフランス)振替となる。
上司に連絡を取り、仕事を休むことになってしまった。 -
帰国便の振替に時間がかかり、すっかり遅くなり、延長2日目は観光せず。
新たに手配されたホテルは空港から近い、オリエンテ駅近くとなる。
下着などの替えがなくなり、リスボン最大級のショッピングセンター
バスコダガマショッピングセンターへ。
思いがけず、地元の人々の買い物を垣間見ることができた。ヴァスコダ ガマ ショッピング センター ショッピングセンター
-
翌日の早朝の便で、帰国の途へ。
帰国予定日前日は、まだ帰りたくないと思いつつも、
この時ばかりは今度こそ帰りたいと、切に願い、空港へ。
ステータスは無事Scheduledなのを確認し、
最後のパステル・デ・ナタをいただく。
ポルトガルはパステル・デ・ナタに始まり、
パステル・デ・ナタに終わる。ポルテラ空港 (LIS) 空港
-
経由地のパリは生憎の雨。
4時間のトランジットがあったが、
乗り遅れたら今度こそとんでもないので、
空港内で大人しくしていることに。 -
パリ、シャルルドゴール空港はとてつもなく広い上に、
テロの警戒もあり、セキュリティーチェックにはめちゃくちゃ時間がかかる。
(振替先が何とプレミアムエコノミークラスだった(ラッキー)ので
優先レーンに案内されましたが、それでも30分以上待ちました。)
シャルルドゴール空港を利用するときは気をつけたい。 -
約11時間のフライトの後、帰国。
雲一つない晴天で、成田空港からは富士山が見え、
紛れもなく日本に帰国できたことを実感。
思いのほかの長旅となってしまったが、
当初3泊5日賞味2日の予定での弾丸ポルトガル旅行は無理があった。
食事は魚介類中心で最高においしいし、
日本人には知られていない見どころが満載であった。
トラブルも含めてこれほど濃厚な旅は今までになかったような気がする。
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