ワタシ流５０代ひとり旅　オーストリア１６日間横断旅行 【その11】晴れたから出かけよう　ヴァッハウ渓谷

2017/07/25 - 2017/07/25

昨年のドレスデンひとり旅に味をしめて、同じドイツ語圏なら何とかなるかなあと、オーストリアを鉄道で横断しました。旅行中に５５歳となり、年相応、自分流を模索する旅となりました。
【14日目】在来線、ドナウ川クルーズ船を利用し日帰りヴァッハウ渓谷観光
メルク修道院見学、デュルンシュタイン散策

エリア ヴァッハウ渓谷周辺(オーストリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 船 徒歩
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

明日は帰国。もう、最後はゆっくりなにもしないで過ごそうと思っていたけど、急に晴れてきた。

ウィーン中央駅 駅

ヴァッハウ渓谷に行こうと決めて、あわてて、駅の観光案内書にチケットを買いに行く。でも、ヴァッハウコンビチケットは旅行センターで発売。カードをとって順番待ち。思いのほか早く順番が回ってきてよかった。無事、チケット購入。

ウィーン中央駅 駅

あわててホームへ

ウィーン中央駅 駅

近郊線でメルクへ。ドイツではどんな田舎路線でも列車にトイレがある。比較的きれいだから、鉄道日帰り旅では車内トイレはよく利用する。でも、オーストリアは違うみたい。メルクの少し手前で、席を立って探してみたけど、見つからない。きょろきょろしてたら、降り仕度の老夫婦が「メルクに行くの？メルクはもう一つ先、降りちゃだめだよ」と教えてくれた。親切さに「トイレ探していた」とは言えず、ありがとうと答えた。老夫婦は迎えの孫娘さん（かな）とホームを後に。すると、今度はその隣のボックスに座っていたおばちゃん、わざわざ立ち上がり「メルク、メルク」と外を指さして、「ここでおりるのよ」と身振り手振りで教えてくれる。言葉が通じなくても、地元の人たちのやさしさに触れる。これもゆったり一人旅の醍醐味。

ウィーン中央駅 駅

メルク中央駅に到着。

グーグルマップ片手にメルクの修道院へ

メルク修道院 寺院・教会

駅から町の中心に向かう途中に教会

なんだか雲行きがあやしい

ハウプト広場 （メルク） 広場・公園

メインストリートは観光客向けの街並み

ハウプト通り （メルク） 散歩・街歩き

修道院は正面なのにどこからのぼるかウロウロと

城壁跡なのか、壁沿いにのぼる階段発見。

クーポンをチケットに交換して入場。中庭にはガイドツアーの出発を待つ大勢の観光客。説明は英語とドイツ語、聞いてもわからないし、美術品より景色優先だから、わたしは自由見学。

メルク修道院 寺院・教会

テラスからメルクの街がよく見える。

メルク修道院 寺院・教会

あそこからドナウ下りの船に乗るのかな。方向を頭に叩き込む（たぶん、それでも迷うけど）

一部修復中。ガイドツアーだと１時間かかるところ、景色だけ楽しんで１５分見学。

メルク修道院 寺院・教会

くだりは別の小道からおりる

さすが観光地。案内板がわかりやすい。ドナウ下りはあっち。

うーん、私はどっち？どっちも船のマーク。青い船と白い船と何が違うんだろう。語学力のなさを痛感。船の出発時間も迫っていたので、近い方の右へ。当たりでよかった。改めて考えるとキャビンと書いてある白い船は周りが暗くて「夜」つまり宿泊型ってことだったのかな。

メルクの船着き場。。

ドナウ川遊覧船 (ワッハウ線) 船系

メルクの修道院が遠ざかっていく

川沿いにかわいらしいお城

村の向こうにブドウ畑。ヴァッハウ渓谷周辺はワインの産地

小さな村デュルンシュタインで途中下船

城壁の中のトンネルを登ると町の中心ハウプト通りに出る

頑張ってのぼる

バスで来たのか、ハウプト通りは観光客でいっぱい。さきほどメルクの修道院で見かけた日本人観光客も。

修道院が見える。水色がやさしい。

修道院の廃墟を利用したホテル

ドナウ川を見下ろす高台に建つ素敵なレストラン

ちょっと肌寒いのでみなさん室内。上品なご年配の方々がゆっくりとお食事を楽しんでいる。

まずは、地元名物のアプリコットジュース入りの白ワインカクテル

マスのソテー

カプチーノ。きれいに層になっていて混ぜるのがもったいない

デザートにクレープ。本当は名物のアプリコットのクレープがよかったんだけど、通じなくて、チョコ。

ガーデン席の傍らにあったいけす。さっきいただいたのはこのお魚かな。

次の船まで時間があるのでデュルンシュタイン駅を見に行く

一面のブドウ畑

私鉄の駅。

めったに列車は来ないみたい

駅の裏手にもつづくブドウ畑

再び船に乗りデュルンシュタインをあとに

船尾にはオーストリア国旗がはためく

クレムスに到着。船着き場の横に観光地図。街は一段上。鉄道駅までは少し距離がある。ふむふむと地図を見て、一緒に下船した人たちについていく。

実は、これが間違い。ついていった人たちはずっと川沿いを歩いていく。どうやら駅に向かう人たちは違う集団だった。おかしいなと思い、グーグルマップを開く。正反対方向に歩いていたことに気づく。最短でも２０分の道のり、思いっきり遠回りして駅に到着。いったんホテルに戻り、郊外のホイリゲに行く予定。でも、１時間ごとの電車に乗り遅れ。じゃあ、直接行くかと検索すると、乗り換えなしにハイリゲンシュタットに行けることが判明。

ということで、直接ハイリゲンシュタットへ。バスに乗り継いでホイリゲに向かう。

暗くなる前にホテルにトラムで戻るので、うろうろせずに調べておいたお店バッハヘングルへ

アルテア バッハーヘングル 地元の料理

中庭もまだ空いている。注文の仕方がわからず、料理の並んだカウンターへ行く。慣れたお客は次々と料理を指さしてお皿に入れてもらっている。カウンター内のおばちゃんは奥から出来上がった料理もどんどん出していく。この料理は誰がどこで注文しているの？システムがよくわからず途方に暮れる。きけば、料理は全部ここで注文するんだと、おばちゃん。メニューがないのに、シュニッツェルとかどうやって注文するんだろう。じゃあビールもここなのときけば、庭の席に座って注文するんだと言われた。メニューはないのか尋ねたら、カウンターの内側からメニューがでてきた。なんだ、最初からメニューくださいって言えばよかった。

アルテア バッハーヘングル 地元の料理

席についてメニューを解読。どうも、いろんなものの盛り合わせのよう。燻製肉とじゃがいもはわかったので、カウンターにもう一度行って、そのセットを注文。なんと、すごい量。今さら撤回できず待っていると、これおまけだよってハムの端っこを追加してくれた。白ワインのソーダ―割と一緒に食べたけど、さすがに食べきれず、ハムはほとんどジップロックに入れて明日の朝食となる。ウィーン最後の晩は食べ過ぎ。

グリンツィングのバス停から

バスに乗ってトラムの通る大通りまで

ホテルの横までゆっくりトラム揺られて旅も終わりに近づいている