2017/06/21 - 2017/06/27
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Mollyさん
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マレ地区の散策に出かけました。
メインの観光は長い間、行きたかったピカソ美術館、
ヴォージュ広場、ヴィクトル・ユーゴー記念館です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- エールフランス
-
地下鉄を乗り継いで1号線のサンポール駅へ向かいます。
-
サンポール駅を出ると大通り。
サン=タントワーヌ通りというのかな。 -
北に向かって歩くと...。
-
ジョルジュ・カーンという小さな公園がありました。
-
ピカソ美術館の開館までここで一休みして
時間調整します。 -
これは説明によると
1871年、パリ・コミューン時に焼き払われた
チュイレリー宮殿の一部がここへ移されたのだという。 -
まだ朝早いので鳥さんくらいしかいません。
中央は女性の裸体像で有名なマイヨール作だそうです。 -
太極拳をしている人がいますね。
-
開館近くの時間に到着しましたが
誰もいません。
東側のThorigny通りに入口があります。 -
日本にいるときに前もってネット購入したチケットを
印刷して持参しました。
これを持っていると列に並ぶ必要がありません。
(時間指定となります) -
開館と同時に入りました。
あらら、入場者の少なさに拍子抜け。 -
現在は「オルガ展」だということですが
企画展だと常設のお目当ての作品はかたずけられている
可能性も。 -
ピカソは生涯に6人の女性とお付き合いをしているようですが
オルガはその3番目でロシアの貴族出身でバレリーナだった女性。 -
ロシア革命で国に帰れなくなっていたオルガを
ピカソは口説いたらしい。
ピカソは女性が変わるとその作品にも
大きな変化があったそうです。 -
以下、鑑賞作品を載せてみます。
『ラ・セレスティーナ』(1904年)
これは初期の青の時代の作品。
個人的には自画像のほうを見たかった。 -
その後のキュービズムの作品。
「暖炉の前の男」(1916年) -
「肘掛椅子に座るオルガ」(1917年)
彼女はピカソに言ったそうな、「私を描くときは私と
わかる絵を描いてちょうだい。」 -
「布を掛けた大きな裸婦」(1920年)
オランジェリー美術館からのもののようです。 -
「浜辺を走る2人の女」(1922年)
オルガとの結婚後のピカソの作品はそれまでと
大きく変わった。 -
「母と子」(1921年)
この頃は家族が第一の生活だったのだろう。
暖かな色彩、幸福な生活があらわれている。 -
「アルルカンに扮するポール」(1924年)
-
オルガ展のポスターにもなっている作品。
「物思いに沈むオルガ」(1923年)
結婚して5年、夫婦の確執が深刻化してきた時期。 -
「接吻」の題材は他にも描いているが
この絵の説明には1925年とあります。 -
少し休憩しましょう。屋上にはカフェが
あります。暑いのでこれにしました。 -
目立つ、良い場所に展示されている作品が見えます。
-
オルガとの関係が終わりになった頃の作品、
「赤い肘掛椅子の裸婦」(1929年)
牙をむき、髪をかき乱しているオルガか。 -
「キリストの磔刑」(1930年)
十字架にくくられているキリストがオルガ。
(ここでも牙をむいている)
女性は怖いのかな~。 -
4番目の女性はピカソが付きあった当時は
17歳のマリー・テレーズ。
親子ぐらいの年の差。
マリーとのお付き合いが全盛の頃の
明るい色彩で肉感的な作品がなかったのは残念。
これは「ミノタウロスと裸婦」(1933年) -
ミノタウロスはギリシャ神話の怪物。
ピカソは自身をミノタウロスに置き換えていたようだ。
なにしろ女性に対しては貪欲でしたから。
時には故国スペインの闘牛の牛にも姿を変え...。
「闘牛:女闘牛士の死」(1933年) -
「洞窟の前のミノタウロスと死んだ牝馬」(1936年)
洞窟から伸びる手は妻オルガのもの。
「戻ってちょうだい!」
マリーも死んだ馬と化しすでに愛の対象から
はずれているのか。
そして右には新たな5番目の女性が。
5番目は情熱あふれるドラ・マールという人なのですが
今回は彼女を現した作品が見つけられなかった。 -
17世紀に建てられた貴族の館が
美術館になっている。 -
「絵を描く女性のいる室内」(1935年)
はニューヨークのMOMAから。 -
「カンヌ湾」(1958年)
ピカソは南フランス、アンティーブにも
戦後まもなく描かれた作品が多い美術館がある。 -
「マタドール」(1970年)
最後、6番目の女性といた南フランス、Mouginsにいた頃の作品。 -
通常の絵を描いても上手。
昔、中学生の頃、ピカソは普通の絵は描けないと思っていた。
以上、作品解説でした。
今回はけっこう予習していきました。 -
あ~、歩き疲れた。
中庭がすばらしい。
休憩に最適です。 -
高級住宅街の中の美術館です。
次回のパリ訪問時はいつになるかわかりませんが
また常設展の日に訪れてみたいと思います。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- ままさん 2017/07/30 19:27:40
- 相手が変われば絵も変わるのね。
Mollyさん、こんばんは (*^_^*)
マレ地区散策とピカソ美術館、楽しく拝見させて頂きました。
やっぱりフランスはいいですね!
「ピカソって女性が変わるとその作品にも大きな変化が…」
ピカソの心の変化で画風も変わるのが、とてもよーく解りましたよ(笑)
「私を描くときは私とわかる絵を描いてちょうだい。」という
「肘掛椅子に座るオルガ」の絵は素敵ですね
ピカソもギリシャ彫刻のような絵を描くんですね
予習の成果!とても出ていました*゚。+☆+。゚
★ベティーままより
- Mollyさん からの返信 2017/07/30 19:45:04
- RE: フィラデルフィア美術館
- 書き込みありがとうございます。
ピカソ美術館は常設展でなかったため
やや不満が残りました。
またあとでリヴェンジしたいです。
ところでまた先ほどのPhiladelphia Museum of Artの
作品、作者についてですが
以下の美術館のサイトで
Searchの欄のkeywordsの中に各画家の
名前(日本語ではダメでしょう)を打ち込むと
所蔵画像がずらりと出てきますよ。
(例)Berthe Morisotなど
http://www.philamuseum.org/collections/search.html
Molly
>
>
> Mollyさん、こんばんは (*^_^*)
>
> マレ地区散策とピカソ美術館、楽しく拝見させて頂きました。
> やっぱりフランスはいいですね!
>
> 「ピカソって女性が変わるとその作品にも大きな変化が…」
> ピカソの心の変化で画風も変わるのが、とてもよーく解りましたよ(笑)
>
> 「私を描くときは私とわかる絵を描いてちょうだい。」という
> 「肘掛椅子に座るオルガ」の絵は素敵ですね
> ピカソもギリシャ彫刻のような絵を描くんですね
>
> 予習の成果!とても出ていました*゚。+☆+。゚
>
> ★ベティーままより
- ままさん からの返信 2017/07/31 16:50:10
- RE: RE: フィラデルフィア美術館
- > 書き込みありがとうございます。
> ピカソ美術館は常設展でなかったため
> やや不満が残りました。
> またあとでリヴェンジしたいです。
>
> ところでまた先ほどのPhiladelphia Museum of Artの
> 作品、作者についてですが
> 以下の美術館のサイトで
> Searchの欄のkeywordsの中に各画家の
> 名前(日本語ではダメでしょう)を打ち込むと
> 所蔵画像がずらりと出てきますよ。
> (例)Berthe Morisotなど
> http://www.philamuseum.org/collections/search.html
>
> Molly
>
Mollyさん ありがとうございました。
上記の美術館サイト最高ですね♪
(。´・ω・)ん? でも名前を検索がね
今度、時間が有る時 ゆっくり検索してみます(^_-)-☆
それにしても 旅行記にも書いたけど
名前がわかって スッキリしました〜 感謝です(pq´v`*)
★ベティーままより
- Mollyさん からの返信 2017/08/01 07:51:56
- RE: RE: RE: フィラデルフィア美術館
- 以下の紀行文の一番下にまとめてあります。
連絡あれば削除します。
http://4travel.jp/travelogue/10895859
仕事早いでしょ。
昔から皆に言われています。
でもヘマも多い。
> > 書き込みありがとうございます。
> > ピカソ美術館は常設展でなかったため
> > やや不満が残りました。
> > またあとでリヴェンジしたいです。
> >
> > ところでまた先ほどのPhiladelphia Museum of Artの
> > 作品、作者についてですが
> > 以下の美術館のサイトで
> > Searchの欄のkeywordsの中に各画家の
> > 名前(日本語ではダメでしょう)を打ち込むと
> > 所蔵画像がずらりと出てきますよ。
> > (例)Berthe Morisotなど
> > http://www.philamuseum.org/collections/search.html
> >
> > Molly
> >
>
>
> Mollyさん ありがとうございました。
>
> 上記の美術館サイト最高ですね♪
> (。´・ω・)ん? でも名前を検索がね
> 今度、時間が有る時 ゆっくり検索してみます(^_-)-☆
>
> それにしても 旅行記にも書いたけど
> 名前がわかって スッキリしました〜 感謝です(pq´v`*)
>
> ★ベティーままより
>
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