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マレ地区の散策に出かけました。<br />メインの観光は長い間、行きたかったピカソ美術館、<br />ヴォージュ広場、ヴィクトル・ユーゴー記念館です。

フランス・パリ旅行記 2017年6月 第4日 マレ地区散策 (1) ピカソ美術館へ

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2017/06/21 - 2017/06/27

1036位(同エリア17017件中)

4

37

Molly

Mollyさん

マレ地区の散策に出かけました。
メインの観光は長い間、行きたかったピカソ美術館、
ヴォージュ広場、ヴィクトル・ユーゴー記念館です。

旅行の満足度
4.5
同行者
一人旅
交通手段
鉄道
航空会社
エールフランス
  • 地下鉄を乗り継いで1号線のサンポール駅へ向かいます。

    地下鉄を乗り継いで1号線のサンポール駅へ向かいます。

  • サンポール駅を出ると大通り。<br />サン=タントワーヌ通りというのかな。

    サンポール駅を出ると大通り。
    サン=タントワーヌ通りというのかな。

  • 北に向かって歩くと...。

    北に向かって歩くと...。

  • ジョルジュ・カーンという小さな公園がありました。

    ジョルジュ・カーンという小さな公園がありました。

  • ピカソ美術館の開館までここで一休みして<br />時間調整します。

    ピカソ美術館の開館までここで一休みして
    時間調整します。

  • これは説明によると<br />1871年、パリ・コミューン時に焼き払われた<br />チュイレリー宮殿の一部がここへ移されたのだという。

    これは説明によると
    1871年、パリ・コミューン時に焼き払われた
    チュイレリー宮殿の一部がここへ移されたのだという。

  • まだ朝早いので鳥さんくらいしかいません。<br />中央は女性の裸体像で有名なマイヨール作だそうです。

    まだ朝早いので鳥さんくらいしかいません。
    中央は女性の裸体像で有名なマイヨール作だそうです。

  • 太極拳をしている人がいますね。

    太極拳をしている人がいますね。

  • 開館近くの時間に到着しましたが<br />誰もいません。<br />東側のThorigny通りに入口があります。

    開館近くの時間に到着しましたが
    誰もいません。
    東側のThorigny通りに入口があります。

  • 日本にいるときに前もってネット購入したチケットを<br />印刷して持参しました。<br />これを持っていると列に並ぶ必要がありません。<br />(時間指定となります)

    日本にいるときに前もってネット購入したチケットを
    印刷して持参しました。
    これを持っていると列に並ぶ必要がありません。
    (時間指定となります)

  • 開館と同時に入りました。<br />あらら、入場者の少なさに拍子抜け。

    開館と同時に入りました。
    あらら、入場者の少なさに拍子抜け。

  • 現在は「オルガ展」だということですが<br />企画展だと常設のお目当ての作品はかたずけられている<br />可能性も。

    現在は「オルガ展」だということですが
    企画展だと常設のお目当ての作品はかたずけられている
    可能性も。

  • ピカソは生涯に6人の女性とお付き合いをしているようですが<br />オルガはその3番目でロシアの貴族出身でバレリーナだった女性。

    ピカソは生涯に6人の女性とお付き合いをしているようですが
    オルガはその3番目でロシアの貴族出身でバレリーナだった女性。

  • ロシア革命で国に帰れなくなっていたオルガを<br />ピカソは口説いたらしい。<br /><br />ピカソは女性が変わるとその作品にも<br />大きな変化があったそうです。

    ロシア革命で国に帰れなくなっていたオルガを
    ピカソは口説いたらしい。

    ピカソは女性が変わるとその作品にも
    大きな変化があったそうです。

  • 以下、鑑賞作品を載せてみます。<br /><br />『ラ・セレスティーナ』(1904年)<br />これは初期の青の時代の作品。<br />個人的には自画像のほうを見たかった。

    以下、鑑賞作品を載せてみます。

    『ラ・セレスティーナ』(1904年)
    これは初期の青の時代の作品。
    個人的には自画像のほうを見たかった。

  • その後のキュービズムの作品。<br />「暖炉の前の男」(1916年)

    その後のキュービズムの作品。
    「暖炉の前の男」(1916年)

  • 「肘掛椅子に座るオルガ」(1917年)<br /><br />彼女はピカソに言ったそうな、「私を描くときは私と<br />わかる絵を描いてちょうだい。」

    「肘掛椅子に座るオルガ」(1917年)

    彼女はピカソに言ったそうな、「私を描くときは私と
    わかる絵を描いてちょうだい。」

  • 「布を掛けた大きな裸婦」(1920年)<br />オランジェリー美術館からのもののようです。

    「布を掛けた大きな裸婦」(1920年)
    オランジェリー美術館からのもののようです。

  • 「浜辺を走る2人の女」(1922年)<br /><br />オルガとの結婚後のピカソの作品はそれまでと<br />大きく変わった。

    「浜辺を走る2人の女」(1922年)

    オルガとの結婚後のピカソの作品はそれまでと
    大きく変わった。

  • 「母と子」(1921年)<br /><br />この頃は家族が第一の生活だったのだろう。<br />暖かな色彩、幸福な生活があらわれている。

    「母と子」(1921年)

    この頃は家族が第一の生活だったのだろう。
    暖かな色彩、幸福な生活があらわれている。

  • 「アルルカンに扮するポール」(1924年)

    「アルルカンに扮するポール」(1924年)

  • オルガ展のポスターにもなっている作品。<br />「物思いに沈むオルガ」(1923年)<br /><br />結婚して5年、夫婦の確執が深刻化してきた時期。

    オルガ展のポスターにもなっている作品。
    「物思いに沈むオルガ」(1923年)

    結婚して5年、夫婦の確執が深刻化してきた時期。

  • 「接吻」の題材は他にも描いているが<br />この絵の説明には1925年とあります。

    「接吻」の題材は他にも描いているが
    この絵の説明には1925年とあります。

  • 少し休憩しましょう。屋上にはカフェが<br />あります。暑いのでこれにしました。

    少し休憩しましょう。屋上にはカフェが
    あります。暑いのでこれにしました。

  • 目立つ、良い場所に展示されている作品が見えます。

    目立つ、良い場所に展示されている作品が見えます。

  • オルガとの関係が終わりになった頃の作品、<br />「赤い肘掛椅子の裸婦」(1929年)<br />牙をむき、髪をかき乱しているオルガか。

    オルガとの関係が終わりになった頃の作品、
    「赤い肘掛椅子の裸婦」(1929年)
    牙をむき、髪をかき乱しているオルガか。

  • 「キリストの磔刑」(1930年)<br />十字架にくくられているキリストがオルガ。<br />(ここでも牙をむいている)<br /><br />女性は怖いのかな~。

    「キリストの磔刑」(1930年)
    十字架にくくられているキリストがオルガ。
    (ここでも牙をむいている)

    女性は怖いのかな~。

  • 4番目の女性はピカソが付きあった当時は<br />17歳のマリー・テレーズ。<br />親子ぐらいの年の差。<br /><br />マリーとのお付き合いが全盛の頃の<br />明るい色彩で肉感的な作品がなかったのは残念。<br /><br />これは「ミノタウロスと裸婦」(1933年)

    4番目の女性はピカソが付きあった当時は
    17歳のマリー・テレーズ。
    親子ぐらいの年の差。

    マリーとのお付き合いが全盛の頃の
    明るい色彩で肉感的な作品がなかったのは残念。

    これは「ミノタウロスと裸婦」(1933年)

  • ミノタウロスはギリシャ神話の怪物。<br />ピカソは自身をミノタウロスに置き換えていたようだ。<br />なにしろ女性に対しては貪欲でしたから。<br /><br />時には故国スペインの闘牛の牛にも姿を変え...。<br /><br />「闘牛:女闘牛士の死」(1933年)

    ミノタウロスはギリシャ神話の怪物。
    ピカソは自身をミノタウロスに置き換えていたようだ。
    なにしろ女性に対しては貪欲でしたから。

    時には故国スペインの闘牛の牛にも姿を変え...。

    「闘牛:女闘牛士の死」(1933年)

  • 「洞窟の前のミノタウロスと死んだ牝馬」(1936年)<br /><br />洞窟から伸びる手は妻オルガのもの。<br />「戻ってちょうだい!」<br />マリーも死んだ馬と化しすでに愛の対象から<br />はずれているのか。<br /><br />そして右には新たな5番目の女性が。<br />5番目は情熱あふれるドラ・マールという人なのですが<br />今回は彼女を現した作品が見つけられなかった。<br />

    「洞窟の前のミノタウロスと死んだ牝馬」(1936年)

    洞窟から伸びる手は妻オルガのもの。
    「戻ってちょうだい!」
    マリーも死んだ馬と化しすでに愛の対象から
    はずれているのか。

    そして右には新たな5番目の女性が。
    5番目は情熱あふれるドラ・マールという人なのですが
    今回は彼女を現した作品が見つけられなかった。

  • 17世紀に建てられた貴族の館が<br />美術館になっている。

    17世紀に建てられた貴族の館が
    美術館になっている。

  • 「絵を描く女性のいる室内」(1935年)<br />はニューヨークのMOMAから。

    「絵を描く女性のいる室内」(1935年)
    はニューヨークのMOMAから。

  • 「カンヌ湾」(1958年)<br /><br />ピカソは南フランス、アンティーブにも<br />戦後まもなく描かれた作品が多い美術館がある。<br />

    「カンヌ湾」(1958年)

    ピカソは南フランス、アンティーブにも
    戦後まもなく描かれた作品が多い美術館がある。

  • 「マタドール」(1970年)<br />最後、6番目の女性といた南フランス、Mouginsにいた頃の作品。

    「マタドール」(1970年)
    最後、6番目の女性といた南フランス、Mouginsにいた頃の作品。

  • 通常の絵を描いても上手。<br />昔、中学生の頃、ピカソは普通の絵は描けないと思っていた。<br /><br />以上、作品解説でした。<br />今回はけっこう予習していきました。

    通常の絵を描いても上手。
    昔、中学生の頃、ピカソは普通の絵は描けないと思っていた。

    以上、作品解説でした。
    今回はけっこう予習していきました。

  • あ~、歩き疲れた。<br />中庭がすばらしい。<br />休憩に最適です。

    あ~、歩き疲れた。
    中庭がすばらしい。
    休憩に最適です。

  • 高級住宅街の中の美術館です。<br /><br />次回のパリ訪問時はいつになるかわかりませんが<br />また常設展の日に訪れてみたいと思います。

    高級住宅街の中の美術館です。

    次回のパリ訪問時はいつになるかわかりませんが
    また常設展の日に訪れてみたいと思います。

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この旅行記へのコメント (4)

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  • ままさん 2017/07/30 19:27:40
    相手が変われば絵も変わるのね。


    Mollyさん、こんばんは (*^_^*)

    マレ地区散策とピカソ美術館、楽しく拝見させて頂きました。
    やっぱりフランスはいいですね!

    「ピカソって女性が変わるとその作品にも大きな変化が…」
    ピカソの心の変化で画風も変わるのが、とてもよーく解りましたよ(笑)

    「私を描くときは私とわかる絵を描いてちょうだい。」という
    「肘掛椅子に座るオルガ」の絵は素敵ですね
    ピカソもギリシャ彫刻のような絵を描くんですね

    予習の成果!とても出ていました*゚。+☆+。゚

    ★ベティーままより

    Molly

    Mollyさん からの返信 2017/07/30 19:45:04
    RE: フィラデルフィア美術館
    書き込みありがとうございます。
     ピカソ美術館は常設展でなかったため
    やや不満が残りました。
    またあとでリヴェンジしたいです。

     ところでまた先ほどのPhiladelphia Museum of Artの
    作品、作者についてですが
     以下の美術館のサイトで
    Searchの欄のkeywordsの中に各画家の
    名前(日本語ではダメでしょう)を打ち込むと
    所蔵画像がずらりと出てきますよ。
    (例)Berthe Morisotなど
    http://www.philamuseum.org/collections/search.html

    Molly




    >
    >
    > Mollyさん、こんばんは (*^_^*)
    >
    > マレ地区散策とピカソ美術館、楽しく拝見させて頂きました。
    > やっぱりフランスはいいですね!
    >
    > 「ピカソって女性が変わるとその作品にも大きな変化が…」
    > ピカソの心の変化で画風も変わるのが、とてもよーく解りましたよ(笑)
    >
    > 「私を描くときは私とわかる絵を描いてちょうだい。」という
    > 「肘掛椅子に座るオルガ」の絵は素敵ですね
    > ピカソもギリシャ彫刻のような絵を描くんですね
    >
    > 予習の成果!とても出ていました*゚。+☆+。゚
    >
    > ★ベティーままより

    まま

    ままさん からの返信 2017/07/31 16:50:10
    RE: RE: フィラデルフィア美術館
    > 書き込みありがとうございます。
    >  ピカソ美術館は常設展でなかったため
    > やや不満が残りました。
    > またあとでリヴェンジしたいです。
    >
    >  ところでまた先ほどのPhiladelphia Museum of Artの
    > 作品、作者についてですが
    >  以下の美術館のサイトで
    > Searchの欄のkeywordsの中に各画家の
    > 名前(日本語ではダメでしょう)を打ち込むと
    > 所蔵画像がずらりと出てきますよ。
    > (例)Berthe Morisotなど
    > http://www.philamuseum.org/collections/search.html
    >
    > Molly
    >


    Mollyさん ありがとうございました。

    上記の美術館サイト最高ですね♪
    (。´・ω・)ん? でも名前を検索がね 
    今度、時間が有る時 ゆっくり検索してみます(^_-)-☆

    それにしても 旅行記にも書いたけど
    名前がわかって スッキリしました〜 感謝です(pq´v`*)

    ★ベティーままより

    Molly

    Mollyさん からの返信 2017/08/01 07:51:56
    RE: RE: RE: フィラデルフィア美術館
    以下の紀行文の一番下にまとめてあります。
     連絡あれば削除します。
    http://4travel.jp/travelogue/10895859

    仕事早いでしょ。
    昔から皆に言われています。
    でもヘマも多い。














    > > 書き込みありがとうございます。
    > >  ピカソ美術館は常設展でなかったため
    > > やや不満が残りました。
    > > またあとでリヴェンジしたいです。
    > >
    > >  ところでまた先ほどのPhiladelphia Museum of Artの
    > > 作品、作者についてですが
    > >  以下の美術館のサイトで
    > > Searchの欄のkeywordsの中に各画家の
    > > 名前(日本語ではダメでしょう)を打ち込むと
    > > 所蔵画像がずらりと出てきますよ。
    > > (例)Berthe Morisotなど
    > > http://www.philamuseum.org/collections/search.html
    > >
    > > Molly
    > >
    >
    >
    > Mollyさん ありがとうございました。
    >
    > 上記の美術館サイト最高ですね♪
    > (。´・ω・)ん? でも名前を検索がね 
    > 今度、時間が有る時 ゆっくり検索してみます(^_-)-☆
    >
    > それにしても 旅行記にも書いたけど
    > 名前がわかって スッキリしました〜 感謝です(pq´v`*)
    >
    > ★ベティーままより
    >

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