2007/10/03 - 2007/10/12
2位(同エリア15件中)
ほいみさん
夕暮れのバーバルマヤン。イエメンの首都サナア旧市街の中心で、イエメンが凝縮されている。2007年のイエメン旅行の後半は、サナア近郊の町を幾つか巡った。
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イエメン6日目の朝はマナハで迎えた。
今日は運転手付きランクルで、小さな町を幾つか見学しながらサナアに向かう。のどの痛みは更に悪化、咳が止まらない。海外旅行で体調を崩すことは滅多にないのだが、もう声も出ないぞ・・・つ~か、鼻の粘膜がやられたのか、鼻血が良く出た。 -
ランクルの運ちゃんは、私レベルの中学生英語。
あまりくどくどと説明しないのがありがたい。
イエメンらしい町を幾つか見学。
砂漠のマンハッタン・シバームの時と違って、運転手は決められたプラン通りに走る。町に着くと「30分で戻って来て・・」とか。
https://youtu.be/pwHsWB-jYQo
この瓦礫の町、何もないところなのに「じゃ、30分したら戻って来るから・・」と言って運ちゃんは何処かに行ってしまった。角々にスナイパーが居そうな雰囲気じゃんね。茶屋もないし、どうやって30分間過ごすんだよ。たぶん運ちゃんは、この町に私用があったんだろうね。 -
道路はほとんど舗装されていて快適・・・なんでランクルなんだろ?
数日間のプランにすれば、ランクルじゃないと行けない様な山奥に連れて行ってくれるんだろうね。惜しかったなぁ・・・と思った反面、日本に帰んないと治らないぞ、この風邪。 -
何処に町があるのか探して下さい。
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同上。
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このあ辺りは乾燥地帯ではあるが、灌漑されているのか農業も盛んだった。
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機械化はまだかな・・・?
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いくつかの町に寄ったが、町の名前は忘れてしまった。メモ帳(アナログノート)を見ても、「風が治んない・鼻血出た」としか書いてないし。
ただこの印象的な町は覚えている。あの「砂漠の摩天楼」のシバームと同じ名前なんだよね。
で、このシバーム町、今見下ろしている山の上のコーカバンっていう町とは兄弟都市なんだって。って、兄弟都市ってなんだ? 姉妹都市はよく聞くけどね。 -
この崖の下がシバーム町、今いる崖の上がコーカバン町。兄弟都市といいながら、ロープウェーで繋がってるなんてこともない。
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山の上のコーカバン。絶壁感あるよね~。基本禁酒なんで、酔っ払って落ちるヤツはいないと思うけど。
画面中央に「私の」ランクルと運転手が見えるかな。 -
運ちゃんは左に写ってる。イエメン人って高いところが好きなんだ~!
ってことで、イエメン建築の秘密を垣間見た感があった。 -
歳(都市)の離れた兄弟か・・・? なんてジョークを思いついたが、これを伝えるには高校生英会話が必要かも。
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下の町・シバーム。
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兄弟都市の後も小さな町をいくつも通り過ぎる。
市街地にもクルマで入れる町があるが超狭い。 -
もちろん平地にも町はある。
でもこんな裏山があったら、絶対に高いところにも兄弟都市?を造っちゃうんだろうなぁ・・・と思って -
上の写真の裏山を拡大してみると・・・お~何もない!
さすがのイエメン人も、これくらいの標高差が限界なのか??
質問してみれば
「そりゃ建物は造れるけど、水はどうすんだよ」
って答えが戻ってくると思う。 -
実際、山の上の町にはこんな溜め池があったりする。
イエメンは基本乾燥気候だと思うが、首都サナアで年間降水量が300㎜、南部の山岳地帯では1000㎜以上に達するというから、砂漠の国とは違う様だ。 -
城壁に囲まれた町も多い。
https://youtu.be/l4qifUm1orc
城壁の町に入る。 -
以下、スナップ写真を適当に見てやって下さい。
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窓
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こんちは
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こんにちは
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放牧か?
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場内からお出掛け
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厳重な戸締り・・・なのか?
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後ろの岩山の頂上には、何か建築物が確認できる。
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町の規模からすると巨大な溜め池。
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場内は徒歩がほとんど
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土で出来た町
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城門から広場まではクルマが入れる
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山羊を乗せてきた
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ここは大きな町だったので、城壁内も車が走っていた
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山羊、要らない?
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写真には協力的
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写真に対しては概ね大丈夫だが、やはり女性の写真は気を付けた方がいいと思う。
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いよいよ最後の訪問地となりそうだ。
左端にある「イエメンの観光写真には必ず登場する」イエメン建築を見に行く。 -
これだ・・・!
正式名は忘れたが、一般的にはロックパレスと呼ぶ。
「岩を見るとてっぺんに何か建てたくなっちゃう」イエメン人気質を代表する建築物。 -
横に回ると・・・あれ?って感じだけどね。
バラさない方が良かったか? -
内部はカメリア窓がきれい。
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同じアングルでマイナス露出
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カメリア窓がある居間がトレンディー
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おしゃれ
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やりすぎ
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緑は少ない
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16時頃、サナアに戻った。
1-2日目に泊まったホテルに行ったら空いてたので、同じホテルに泊まることにした。 -
風邪が酷いので部屋で休もうとも思ったが、大好きになったサナア市内をもう一度見学しておこう。
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https://youtu.be/IFOw80-FIu4
サナアでタクシー -
たぶん、水がめかな。
空気が乾燥してるから、素焼きの壺に水を入れておくと、表面に染み出た水が乾燥する際に気化熱を奪うから、中の水が冷たくなる…ってやつ。 -
も~・・ひと目でイエメン人って分かっちゃう。
飛行機乗るときはどうするんだろ・・・ジャンビーヤ。 -
建物の中から
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バザールは賑やかだが、90%は男
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何故か一日中賑わってる
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バザールの一角を上から見下ろす。
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明日はいよいよイエメンとお別れ。
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最後にもう一度、バーバルマヤンへ。
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最後に日暮れのバーバルマヤンを見ておこう。
ラマダン中だから、陽が沈むと盛り上がるぜ~・・きっと。
https://youtu.be/dWi8FXp9QIM
大したことなかった。
10年前のデジカメ動画って、暗闇撮影はこんなもの。
長くなってしまった「昔のイエメン日記」。
翌日の飛行機で無事にドバイへ向い、帰国したのですが、最後にひと波乱ありました。そんな話と今回撮った「面白写真」のアップのために、次回が最終回となります。
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旅行記グループ
幸福のアラビア イエメン
この旅行記へのコメント (6)
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- willyさん 2018/10/05 16:29:18
- 兄弟都市!
- うわー。
これ、NHKの「海のシルクロード」というシリーズ(いまではどこにもアーカイブのない幻の番組)の書籍版(古本屋で偶然みつけた)で読んてものすごく印象に刻み付けられた町たちです。
年に1度、この下の町から男たちが駆け上がってお互いに親睦を深めるというイベントがあってそれがすごく特異で感動的というか、興味深いらしいです。
ご体調すぐれない中、貴重な経験をされたのですね。
それとツアーがあるんですねぇ。しかも女性がたくさん。いや~これまでツアーという選択肢を考えたことがなかったので驚いています。今でもあるんでしょうかね(調べてみます)。♀一人だとやっぱりツアーしかない気がします。。。でも一人参加だと追加料金が頭にくるんですよね・・・。
willy
- ほいみさん からの返信 2018/10/05 22:16:30
- RE: 兄弟都市!
- イエメンも最近はソコトラ島やサナア以外は難しいですね。パックツアーも日本発はないと思いますがどうなんでしょう。私が行ったときは治安は良かった様に思います。
行けないのに羨ましがらせることを言って申し訳ないのですが、イエメンは何処の国とも似ていない独特の雰囲気でした。そして人々が優しい! そんな国が、そんな人々が大国の都合によって戦いに巻き込まれたり、疫病の恐怖に晒されてることが辛いです。
ほいみ
- willyさん からの返信 2018/10/07 08:19:38
- RE: RE: 兄弟都市!
- ほいみさん
人が優しい、って大事ですよねぇ。特に男性だからというのもあるのかも。
イスラムの国のひとは、男同士のつながりは縦もヨコモすごく緊密に思います。
というか女性もそうなんだろうけど表にでてませんからねぇ・・
一般人がいける場所が減ってきているのは事実ですよね。まあ、資金力があればねじ伏せられるところもあるのでしょうが・・・
4トラを知る前は、いわゆる長期旅行者さんの記事を、ウェブでも本でも読み漁っていましたが、ロバをつれて旅された方のイエメン編がものすごく印象的で、そこからイエメンの存在を認識するようになりました。
ほいみさんもそうでいらっしゃるようですが、イスラム建築になぜか異常に興味がありまして、モスクは当然(ジェンネのコメントもしたかったけど遠慮してしまいました)、一般の家もたくさん見たくてたまりません。その意味でも特異な国のようです。死ぬまでにいきやすくなってるといいなあ。
そういえばカートもぐもぐの写真はでてきませんでしたが、遭遇されませんでしたか?
他のコメントで書き忘れたのでこちらで書きますが、現役とリタイアと旅と資金+充実感。これらのキーワード、しみいるように頂戴しました。
人は常にないものねだりだと思いますが、なるほど、仕事がなくなれば自由と引き換えに資面の心配が。
どこかで読んでいただけているかもしれませんが、若くないので(ほいみさんより8年ほど下級生です)薄給といえど今のレベルはやめたら確保しづらいのは明白。リタイアまであと3年なので待てるかどうか(体力は確実に落ちていくので)、その間にしっかり資金備蓄が正しいのか、ますます悩みは深まります。
willy
- ほいみさん からの返信 2018/10/07 15:28:52
- RE: RE: RE: 兄弟都市!
- イエメンの人々はとても優しかったのですが、荷台に機関銃を据え付けたピックアップトラックがよく走っていて、その機関銃を構えているのが、Tシャツにサンダル履きの若者だったりするのが恐ろしかったです。ロバを連れての旅なら日本国内でも凄いですね。カートを嗜む方は多いけど、インドとどっちかなぁ。
イスラム建築は好きです。私的世界5大建築物を上げたら、全部イスラム建築になっちゃうかも。
私の血統?は早死になんです。親父も祖父も叔父さんも55歳で亡くなってます。実兄もすでに他界。
私は運よく58歳でリタイアしましたが、急に生活が変わることで「直ぐにでも死んじゃうんじゃないか?」と周辺が心配してくれて、「生きてる間に好きなことやんなよ・・」と励ましてくれました。ところがいつまでも元気なので、最近では「仕事もしないで遊んでばかり」とか言われるし、妻は「私の老後の心配」・・・つまりお金の心配をしてます。今さら仕事なんてしたら、早死にしそうだしなぁ・・・。
まぁ少ないといえども「年金をもらえる世代」なのが有難いです・・・しっかり年金納めて下さいね〜。
あ、介護保険もよろしくお願いします。
ほいみ
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- gontaraさん 2017/07/20 23:41:52
- 圧巻のロックパレス
- 町の名前も、地理も全く分かりませんが、見ているだけで旅心がそそられますね。
僕が生きている間には行けないかも・・・そう思うと尚更に!
当時、オマーンとの地政学的な関係はどうだったんですかね?
オマーンにでも行ってみるか・・・と思ってみたりしています。
- ほいみさん からの返信 2017/07/21 08:06:58
- RE: 圧巻のロックパレス
- オマーンですか!
実は一昨日、旅友からお誘いがあったのですが、今年は町内会の役を押し付けられてるで断っちゃいました。テント泊で砂漠を行くツアーだったので興味深かったのですが。
イエメンの独特の風景と街並み、人々が親切でカッコいいのは、石油が出ないからなんじゃないかと思いました。西洋諸国に相手にされなかったので、昔の良きアラビア文化がそのまま残ったんじゃないかと。
2-3年の内にっていうのは無理っぽいですが、10年くらいの間にはある程度の平和が戻るような気もしますが、どうなんでしょう。
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