行きたい所をたくさん詰め込んで♪岩手縦断470Kmの旅(4)【宮沢賢治記念館＆イーハトーブ館＆童話村】

2017/06/10 - 2017/06/10

4トラの日本地図、東北地方でポツンと1つだけ残されていた岩手県。
ずっと前から行きたいと思いながら、なんだかんだで実現にこんなにも時間がかかってしまった。
それだけ思い入れも強かっただけに、行きたい場所も沢山。
これはもう全部行くしかない～！！と、電車とバスの公共交通機関だけで岩手を縦断してきました♪

そうは言っても、北海道に次ぎ全国第2位の大きさを誇る岩手県。
とにかく広い広い！3泊4日でその総乗車距離470キロ！！
電車とバスだけでうまく回れるのかちょっと不安もあったけど、行きたかった場所にも全部行けて無事岩手縦断の旅を満喫できました♪

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2日目、宮古から盛岡を乗り継いで花巻へ。
花巻と言えば、宮沢賢治。賢治の童話は学校の教科書に載っていたり、本も「銀河鉄道の夜」「注文の多い料理店」などいくつか読んだことがあるのでわりと身近な存在。
賢治の心象世界中にある理想郷“イーハトーブ”の世界を、賢治記念館や童話村を巡って感じようと思います♪

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【旅行日程】
１日目　　東京-八戸-【東北エモーション】-久慈-宮古【浄土ヶ浜】（浄土ヶ浜パークホテル泊）
２日目　　宮古【浄土ヶ浜・青の洞窟】-盛岡-新花巻【宮沢賢治巡り】-花巻（ホテル狩野泊）★
３日目　　花巻-遠野【遠野巡り】-【SL銀河】-花巻-一ノ関（サンルート一関泊）
４日目　　一ノ関-猊鼻渓【猊鼻渓舟下り】-平泉【中尊寺】-一ノ関-東京

エリア 花巻(岩手)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 2.5
• グルメ: 3.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー 新幹線 JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

2日目。
宮古で青の洞窟を楽しんだ後、高速バスで盛岡へ。
その後新幹線で新花巻まで行き、そこから宮沢賢治記念館、イーハトーブ館、童話村を巡る予定。
宮沢賢治関連を満喫した後は新花巻から今晩宿泊の花巻へ。

盛岡駅に到着後、新幹線の時間まで1時間程あるのでランチタイム。
盛岡冷麺食べたい～！と思って駅付近の盛岡冷麺屋さんに3つほど行ってみたけど、どこも行列！！人気すぎ…！
並んでる余裕はないので泣く泣く断念。。。
結局駅ビルの中にあった海鮮丼屋「おいかわ」でささっと食事。
さっきまでいた宮古の海鮮をここで食べるとは…。

丼の店 おいかわ フェザン店 グルメ・レストラン

やまびこ新幹線に乗って新花巻へ。
と言っても盛岡から新花巻まではたった1駅、11分で到着。
宮沢賢治関連の施設が花巻駅よりも新花巻駅に近いので、時間節約の為に新幹線利用です。
【盛岡13:07-新花巻13:18】

盛岡駅 駅

新花巻駅を出るとさっそく太陽に照らされた銀河鉄道発見。
それ以外は駅の周りは本当にな～んにもない！
ほんとに新幹線停車駅なの！？

新花巻駅 駅

新花巻駅から賢治記念館へは路線バスの時間が合わなかったので、タクシーを利用。
歩いても来れないこともないけれど、更にこの367段もある長～い階段も昇らないといけません。。。
タクシーだと上の記念館の前まで行ってくれます。
1000円もかからないので、新花巻から賢治関連施設に行きたい人は、まずはタクシーで賢治記念館へ行くのが楽かも。

宮沢賢治記念館 美術館・博物館

記念館の入り口では、童話「猫の事務所」の猫たちがお出迎え。
宮沢賢治の本はなんだかんだ子供の頃に色々読んだけど、この本は読んだことないなあ～。

特別展では「童話 やまなし」展をやっていました。
「やまなし」は、「小さな谷川の底」を舞台とした父蟹と子蟹の兄弟の視点が描かれた作品。
絵本も色々な種類があるのね～。

記念館から見える花巻の景色。

常設展では、宮沢賢治作品の創作過程の解説や最新の研究成果などを展示しています。
賢治の心象世界や作品世界の展示、宇宙や宗教、科学、芸術や農など賢治の多彩な活動を知ることができます。
賢治の世界観はけっこう難しい。
賢治のイーハトーブの世界はなかなか奥が深い。

記念館入口には、賢治ゆかりのバラが咲いていました。
生前、賢治は主治医の花巻病院院長・佐藤隆房氏にバラを贈っており、このバラはその中の1種といわれている品種のものだそうです。

バラの品種は、“グルス・アン・テプリッツ”（和名“日光”）

彫刻「よだかの星」
今もまだ星になって燃えているよだか。

フクロウの標識がかわいい。
周りの木々に溶け込んでいる。

記念館の反対側には、童話「注文の多い料理店」にちなんでつけられたレストラン「Wildcat House 山猫軒」が。

山猫軒 グルメ・レストラン

童話に出てきた化け猫。
先程ランチを食べたばかりなので、ここでは食事せず。
お土産も色々売ってます。

次にイーハトーブ館へ向かいます。
これも猫のモチーフかな～？
ゆるくてかわいい。

雨上がり。

盛岡行の高速バスに乗ってる間はすごい大雨だったのに、花巻に着いたら雨が嘘かのように晴れた。
よくわからない梅雨時の天気だけど、晴れて結果的にはラッキー。

イーハトーブ館に降りてくる途中にあるポランの広場。
フクロウのモチーフ多いなあ。

ポランの広場には、賢治が残した設計図を元に再現された南斜花壇と日時計花壇があります。
時期的に中途半端なのか、花壇のお花はちょっと残念。

ポランの広場 公園・植物園

マクロレンズで見るつぶつぶの世界。

脚が長～い。

階段を下りて進むと、宮沢賢治イーハトーブ館に到着。
ここは、宮沢賢治をもっと知りたい人の為の施設。

宮沢賢治イーハトーブ館 美術館・博物館

賢治に関する数多くの図書や研究論文が発表されるほか、様々なジャンルの芸術作品が収集・整理・公開されています。
1階では、吉田精美さんという方の写真展をやっていました。
賢治の心象風景を追い求めた写真家で、岩手の風景写真などが展示されてました。

イーハトーブ館を出ると、最初の長～い階段の始まりまで戻ってきました。
この門も星モチーフになっていてかわいい。

最後は、宮沢賢治の童話の世界を体感できる「宮沢賢治童話村」へ。
中に入るとすぐに、かわいい象のモニュメントが。

賢治の学校 美術館・博物館

白鳥の停車場駅。
隣は銀河ステーション駅。
かわいいベンチで列車を待とう。

奥には銀河トレイン。
（トレインと言ってもタイヤで動くやつだけど(笑)）
GWや夏休みなどの時に動いてるみたい。

ジョバンニが耳にした不思議な駅の名前、銀河ステーションをくぐり抜けて。
童話村への入口です。

川にかかる橋を渡ると…、

賢治の学校が現れた。
ファンタジックホールから始まり、宇宙の部屋、天空の部屋、大地の部屋、水の部屋など4つのゾーンを通じて、賢治の不思議な童話の世界が広がる学校です。

自分がだんだんのっぽになる不思議なゲート。
でもよくわかんなかった(笑)

ファンタジックホールは、賢治の世界へと向かうプロローグの部屋。
賢治の椅子に腰掛けてイーハトーブの風景を眺めてみよう。

星型の形の椅子があったりとかわいい。
メルヘンチックな雰囲気がいい感じ☆

星が輝く夜空に立つ1本の木。

SFの世界に来た感じっぽい。

不思議な赤い廊下。

天空の部屋と水の部屋のテーマ。

大地の部屋の巨大カマキリ。
ここでは、イーハトーブに生きる昆虫や小動物、草木など巨大生物の世界が広がります。

宇宙の部屋。
3枚の鏡で構成された巨大な万華鏡の空間で、ストロボライトや光ファイバーを使った光による宇宙空間をイメージした世界が広がります。　

夜空を駆け抜けているのははくちょう座かな？

青い天の川を渡って。

かなり真っ暗で目が慣れるまではちょっとわかりずらいけど、おもしろいアイデアで不思議な空間を作り出してる。

最後は賢治の童話のミニチュアがずらり。
こちらは「セロ弾きのゴーシュ」

「注文の多い料理店」
男たちを見つめる猫がいい感じ。

真っ青な空が気持ちいい。
ちょっと前に大雨だったなんて信じられない…！

ログハウスの「賢治の教室」では、植物や動物など5種のテーマについて学べます。

室内は賢治の童話に登場する植物や動物、星、鳥、石に関する展示。

星の教室がなかなかおもしろく、色々写真を撮りまくる。

キラキラ万華鏡の世界☆

宇宙空間みたい☆

手の形！？

沢山の星座を眺めながら列車は進んでいくよ。

「銀河鉄道の夜」のイメージなのかな。

不思議な空間を覗いた気持ち。

植物の教室。

動物の教室では、賢治の童話に登場する動物たちがお出迎え。
ネコとか、

ネズミとか。

じっくり見て回ったらけっこう疲れた！
ショップで買ったラ・フランスジュースでちょっと休憩。

広い敷地に自然がいっぱいの施設は地方ならではですね。

雨上がりの雫。

太陽に照らされてキラリと光る。

帰りはちょうどの時間のバスもなかったので新花巻駅まで歩いてきました。
歩いても15分程なのでそこまで遠くないです。

新花巻駅 駅

新花巻から花巻まではJR釜石線なので、新幹線の駅とは別の場所にあります。
（と言ってもすぐ近くだけど）
ただ、外から見るとバラック小屋みたいですごい怪しい…！
昔使ってた駅で、今はもう使用していない建物かと思ったくらい。
でも内側を見ると、え…！？かわいいじゃん！

SL銀河が停車する駅とあってか、銀河鉄道がテーマの駅。

こんな星座のモチーフがあったり。

こぐま座かわいい☆
こんなにかわいい駅にするなら、外側もなんとかすればいいのにと思っちゃう。もったいない。。。
パッと見だと駅を見過ごしてしまいます。。。

レトロな釜石線に乗って10分で花巻駅に到着。
【新花巻17:52-花巻18:01】

花巻駅 駅

花巻駅の駅名標もSL銀河仕様になってました。
虹のデザインがかわいくていいなあ～。
これは明日のSL銀河も楽しみになってきます♪