2017/04/06 - 2017/04/18
163位(同エリア989件中)
youさん
初春の南イングランド(コッツウォルズを含む)の美しい村や町を列車とバスで巡ってきました。日程は下記。
4月6日 羽田→ロンドン(泊)
4月7日 ロンドン→ヘイスティングズ(泊)
4月8日 ヘイスティングズ→ライ(RYE)→ヘイスティングズ (泊)
4月9日 ヘイスティングズ→ソールズベリ(泊)
4月10日 ストーンヘンジ→オールド・セーラム→ソールズベリ(泊)
4月11日 ソールズベリ→バース(泊)
4月12日 バース→チッペナム→カースルクーム→チッペナム(泊)
■4月13日 チッペナム→マームスベリー→サイレンセスター→バイブリー→サイレンセスター(泊)
4月14日 サイレンセスター→チェルトナム→ウィンチカム→チェルトナム(泊)
4月15日 チェルトナム→ボートン・オンザ・ウォータ→チェルトナム(泊)
4月16日 チェルトナム→ロンドン(泊)
4月17日 夕方ロンドン→
4月18日 羽田
この旅行記は、4月13日のバイブリーとマームスベリーとサイレンセスターを掲載します。
表紙の写真はバイブリーのアーリントン・ロウの風景
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
4月13日 この日は、宿泊していたチッペナムからバスでマームスベリー経由でサイレンセスターに行き、荷を預けてからバイブリーに行きます。
チッペナム発7時53分の92番バスでマームスベリーに行きます(サイレンセスターまで4.75£)。この時間帯は、サイレンセスターまで直通で行くバスはなく、途中のマームスベリーで93番バスに乗り換えます。 -
牧歌的な風景の中を進みます。
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9時前、マームスベリーに到着。サイレンセスター行きのバスは約1時間後の10時。
待合時間を利用して、マームスベリーの街歩きをします。
ここは、1490年、街の中心に造られたマーケットクロス。 -
外形から鳥かごと呼ばれていたそうで、中世の時代、昼はここで羊毛等の取引が行われ、夜は待ち合わせの場所として使われていたとか。
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7世紀に創設されたマームズベリー修道院。
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北側の一部は壁だけが残って廃墟化しており、長い歴史を感じます。
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教会の西側。
12世紀に教会の塔と尖塔が増築され、その高さは131mあり、先に訪れたソールズベリー大聖堂の尖塔(123m) よりも高かったとのことです。しかし、その後に倒壊して今はその姿は見られません。 -
教会への入口。
入口のアーチに、聖書を題材とした彫像等が見られますが、風化が進んでいるようで、はっきり識別できません。 -
修道院の中。
中は教会というよりも、イベント会場等に利用されています。 -
修道院前から続くアビー通りの先にも教会が見えています。
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シティーホール前の広場。
サイレンセスター行きの93番バスは、この広場から出ます。 -
10時前、サイレンセスター行きのバスに乗り込みます。
地元の方たちが数人乗車して、ドライバーを交えて雑談が続きます。皆さん顔見知りのようです。 -
11時前、約1時間ドライブしてサイレンセスターに到着。ここはコッツウォルズの南部を廻る場合の拠点ともなる街です。
バス停から、綺麗な街並みの残る歴史ありそうな通りを歩いて宿に向かいます。 -
この街での宿は、85a Blaize Court Studio (85£)。
宿から送られた地図に従って、通りから脇道を入った奥にある一軒家。地図がないととても辿りつけません。
メールで教えてもらったキー番号を押して、ボックス内にあるキーを取りだし、そのキーを用いて建物のドアを開けて部屋に入るシステムです。
部屋は広すぎる感じ、キッチンと冷蔵庫内のミルクや飲物は自由に使用可能です。
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11時前、部屋に荷物を置いて、サイレンセスターのバスステーションから、バイブリーを通過するノースリーチ行きの855番バスに乗り込みます(往復4.5£)。
車内はガラガラ。 -
15分ほどでバイブリーに到着。
バスは正面のスワン・ホテルが見える通り付近で停車します。バス停の標識が無いのですが、村の中心はこの付近のようです。サイレンセスターに戻るバスの時間を確認しようとするも、バス停の表示が見当たらないので、通りに面している土産屋さんのお姉さんに確認します。多分2時間に1本位・・・と~。
まあ、ここでの滞在時間を5~6時間として、17時までを目途に、スケッチとフットパスを歩くことにします。 -
スワン・ホテル前はコルン川が流れています。
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バイブリー・トラウト・ファーム。中にマスの養殖場があります。
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土産屋さんのある通りから、この小道を通ってアーリントン・ロウに向かいます。
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小道の左側は湿地帯が広がっていて、白いアヤメ等が咲いています。
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湿地帯の奥に車と古い建物群が見えていますが、アーリントン・ロウではありません。
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小道を数分進んだ先に、アーリントン・ロウの建物群が見えてきます。
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木の幹に鳩の様な鳥が~ イングランドの鳥は、枝ではなくて幹にしがみつくように留まるのです。
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14世紀に建てられた長屋形式のコテージが並ぶアーリントン・ロウに来ました。
ここは、元は修道院のウール倉庫として使われていたそうで、その後17世紀に織物工が住むコテージに改築されました。現在も人々が住んでいます。 -
イチオシ
高台から見るアーリントン・ロウ。
ここはスケッチポイントになるので、後でゆっくり来ることにします。 -
アーリントン・ロウに続く坂道を上って来ました。この道沿いにも古い家々が並んでいます。
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15世紀に建てられたパブ、ザ・キャサリン・ウィール。
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バイブリーの幹線道路沿いの風景。
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古い家ですが、手入れされた庭に綺麗な桜が咲いていました。
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脇道に、公共のフットパスのサインがありますので、サインに従って歩くことにします。
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フットパスは、プライベイトの牧場に続いており、フェンスを開けて中に入ります。開けたフェンスは、元通り閉めないといけません。中の羊さんが外に出てしまいますので。
ここは、ゲートを開け閉めして中に入りますが、フェンスを乗り越えていくものもあります。 -
同じフットパスを歩く2人組に出合います。
気軽に自然の風景に浸れるこのようなフットパスが、イギリスの至る所に網羅されているのです。 -
丘陵地を歩き、庭先の孔雀を眺めながらの変化のあるフットパスです。
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桜咲くお庭を覗きながら~ 待望のコッツウォルズの春のフットパス・・最高に気持ちがいいですねェ~
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アーリントン・ロウに似た長屋風の建物沿いにある脇道を歩きます。
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川沿いに出てきました。
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幹線道路に戻ってきました。左側は古い家を修復している工事現場。古くなれば古くなるほど、その維持管理が大変になるのでしょう。
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幹線道路を少し歩いて、セント・メアリー教会に来ました。12世紀に創建された古い教会です。
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教会の裏庭。
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ここの教会の見所はステンドグラス。
こちらはイギリスの切手になったというステンドグラスです(教会資料)。 -
教会の前の脇道を歩きます。
バイブリーはアーリントン・ロウが有名ですが、少し歩いた近隣の住宅地も古い街並みが残されています。 -
バイブリー近隣地区。
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古い家のお庭を上から覗かしてもらいます。
外からお庭が見られるオープンガーデンになっているのです。この家に住む方の人柄が伝わってきます。
これが本当のイングリッシュ・ガーデンですww。 -
アーリントン・ロウに戻ってきました。
おやおや~午前中には見かけなかった車が止まっていて、古い雰囲気を壊しているではありませんか~。 -
イチオシ
赤い車が気になりますが、観光客も居ないのでこのポイントでスケッチをします。
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人気のスポットだけあって、観光客が時々来ますが、写真を撮って通りすぎる方達がほとんどの様です。
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バスが来るのを気にしながら、観光客の目を気にしながら何とかスケッチを仕上げました。
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5時過ぎ、ローカルバスはバイブリーの土産屋さん前付近に停車します。数人の観光客が乗り込みました。
5時20分
セイレンセスターに戻ってきました。
サイレンセスターは、コッツウォルズの南部を廻る場合の拠点ともなる街です。教会を中心とするコンパクトな街のようで、日が暮れるまで街歩きします。 -
バスターミナル付近にあったローマ時代の列柱の一部。
この地は、ローマ帝国が占拠していた時代があった証です。 -
この街のシンボルでもあるセント・ジョーンズ教会。
コッツウォルズ地域で最大級といわれています。 -
教会のオリジナルは12世紀に創建されました(教会資料--日本語あり)。
手前の洗礼盤は13世紀のもの。 -
天井には美しい扇子模様が見られます。
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創建当時のフレスコ画の一部が祭壇のアーチ上に見られます。
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教会前の広場から伸びた通り。蜂蜜色のレンガで出来た建物が並んでいます。
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通りのつきあたりには円形状に形づくられた森のような・・よくわからない建造物があります。
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北側から見るセント・ジョーンズ教会。
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教会の裏手は、公園です。案内版にローマ時代のゲート跡があると表示されていましたので、それを目指して公園内を散策します。
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公園に設置されていた説明版。
これによれば、ローマ時代、サイレンセスターは3つの道が交差する交通の要衝地でした。当時の街は、城壁に囲まれており、ロンドンから伸びている道に面して街中に入る、左下イラストに示されるような高さ6mのゲートが存在していたとのことです。 -
現在残っているそのゲートの土台部分。
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街中に戻ります。
この通りは、ブランド店やヴィンテージショップ等様々なお店が並んでいます。 -
セント・ジョン教会前のマーケット広場。
これまで訪れたコッツウォルズの村の風景とはちょっと違った洗練された街並みです。
バスで巡るコッツウォルズ。。。ウィンチカムとチェルトナム編につづく。
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この旅行記へのコメント (2)
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- pedaruさん 2017/06/29 05:55:36
- コッツウォルズ
- youさん おはようございます。
ワクワクするような街歩き、コッツウォルズとはこういうところだったのですねぇ。
大勢の観光客がバスから降りてぞろぞろ歩く、こんなイメージでいましたが、なんとのどかな本物のコッツウォルズという感じでした。
誰でも描きたくなりそうな場所ですね、夢のあるスケッチが仕上がりましたね。
宿のドアを開けるのは大変な準備がいるのですね、古くて開かないドアよりはましです。
幹にしがみつく鳥、イングランドの鳥の特徴ですか?知りませんでした。
フットバス、自然と触れ合うことを大切にしている先進国の奥深さですね。
今回も行きたくなる場所を見せていただきました。ありがとうございました。
pedaru
- youさん からの返信 2017/06/30 00:03:11
- RE: コッツウォルズ
- pedaruさん こんばんは。
毎度嬉しいコメント有難うございます。
そうですね。コッツウォルズと言えば、蜂蜜色の古い建物ですが、フットパスを歩くことにより、古い建物が並ぶ村や草原や牧草地、水辺、そこに住んでる人達や羊や鳥達に出合いなど、美しい風景の変化に浸ることができました。
これまでもコッツウォルズには3回程訪れていますが、フットパスを歩く機会がありませんでした。今回は各地でコッツウォルズのフットパスを歩くことで、自然豊かな本物のコッツウォルズの醍醐味を少しは味わうことができたかな・・・と思っています。
コッツウォルズは、行けば行くほど、住みたくなる場所になってきて・・・・困ってしまいます。
you
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